幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は、東方Projectとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・遅すぎた更新
・勝手な解釈
・本当の未来的なあれ
等が含まれております。

待ってました!という方、本当にお待たせしました。


第49話「本当の第5章」

幻想天霊伝説 第49話

 

 

 

 

[惑星ギーク]

 

その音は、星の崩れる音であった。

 

ギークによる無数のエネルギー弾と桁外れのエネルギー砲、そして自分自身が星を蹴り上げたことにより、地表や地下の研究施設が形を保てなくなったのだ。

 

惑星ギークには何の愛着もないが、そこには仲間たちの亡骸がある。

 

 

幻「っ!!」

 

幻;「ウルティメイト・フリーザー」

 

ゴォォォッ!!カチカチカチッ!!

 

 

幻の神は、自身に宿ったチルノの能力を使い、一瞬にして星を氷漬けにした。それにより、地表の崩落は止まった。

 

 

幻「…。」

 

バシュッ!!

 

 

少し浮かない表情を浮かべたが、幻想郷へ向けて飛んだ。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[博麗神社]

 

幻「…。」

 

 

故郷、特に博麗神社へと帰った神は、右手を空へかざした。

 

 

パァッ!!

 

 

すると、黄金の光が幻想郷の至る所に放たれた。

 

その光とは、幻の神と一つとなり闘った幻想郷の者たちである。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[人里]

 

元の場所へ帰った者たちは始め、自分の身に何が起きたか理解出来なかったが、お互いの顔を見合わせたことにより状況を把握できた。

 

 

男a「俺たち、勝ったんだ!」

 

人々「やったーーっ!!」

 

 

人々は歓喜した。

 

 

ル「人里に戻ってるのかー?」

 

ミ「帰る手間が省けたね。」

 

リ「私たち、あんちゃんと一つになったんだよね?」

 

大「不思議な感覚だった。」

 

 

地底に避難していた者たちは、元の場所に戻されていた。

 

 

チ「…兄貴はどこ?」

 

ル「神社じゃないのかー?」

 

ミ「私屋台見てくるね。」

 

リ「どうかしたのか?」

 

チ「兄貴が、いなくなった気がする。」

 

「あたい博麗神社に行ってくる。」

 

バシュッ

 

大「待ってよチルノちゃん!」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[地底の避難所]

 

さ「私たち、勝利したのね。」

 

勇「みたいだな。」

 

燐「やったあ!」

 

 

ペットたちは喜んだ。

 

 

こ「…!お兄ちゃん!」

 

バシュッ!!

 

さ「ちょっと、こいし!」

 

 

こいしは慌てて飛び出した。何かを察知したのだろうか。

 

 

空「あれ?何してたっけ?」

 

燐「一緒に闘ってたの。」

 

空「そっか。私の勝ちだー!」

 

さ「何か違うけどまあいいわ。」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[紅魔館]

 

パ「戻ってきたのね。」

 

小「パチュリー様の活躍で勝利しましたね!」

 

パ「いや、それは言い過ぎ。」

 

「レイはどこかしら?」

 

小「そういえば…。」

 

妖精メイドa「レイさんはお庭にいました。」

 

パ「そう。」

 

フ「パチュリー!」

 

パ「どうしたの?」

 

フ「お姉様と咲夜がどこにもいないの!」

 

パ「…もしかして。」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[文々。新聞本部]

 

ここでも、妖怪たちはお祭り騒ぎだった。

 

 

天狗a「今宵は宴ぞ!」

 

天狗b「いや記事書かないと。」

 

天狗c「言ってる場合か!」

 

 

ただ一人、空気が違う者がいた。

 

 

椛「文さん、どこ?」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[白玉楼]

 

幽「やったわね!」

 

ゴ「まさか、俺もそこへ行けるとは。」

 

幽「ゴクアちゃんも幻想郷を大事に思ってるってことね。」

 

ゴ「うるせえ!」

 

「それより、魂魄はどこだ?」

 

幽「あれえ?見当たらないわね。」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[博麗神社]

 

霊「みんな、帰っていったわね。」

 

 

満足げに微笑んだ。

 

 

霊「さ、終わったことだし買い物行くわよ悟て、ん?」

 

幻「…。」

 

 

幻の神は、霊夢をじっと見つめていた。その表情は悲しげだった。

 

 

霊「あんたまさか!」

 

 

幻の神は彼女に背を向け、飛び立とうとした。

 

その時だった。

 

 

映「待ちなさい。」

 

幻「…。」

 

 

行く手を阻んだのは、閻魔大王である四季映姫だった。その隣には死神の小野塚小町もいる。

 

 

霊「あんたたち何しにきたのよ。」

 

映「その男は罪人です。突然で申し訳ありませんが連行します。」

 

霊「は?意味わかんないんだけど。」

 

映「貴女には関係ありませんので。」

 

 

小町が神に手錠をかけた。

 

 

こ「お兄ちゃん!」

 

 

突如現れたこいしは、映姫へ襲いかかった!

 

 

映「突然なんですか?」

 

ガシッ!

 

 

こいしの拳は止められた。それよりも驚いたことに、こいしの能力が映姫に通用していないではないか。

 

 

こ「お兄ちゃんは、連れて行かせない!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

霊「!!」

 

 

なんと、こいしが超サイヤ人G2へ変身したではないか!最後の覚醒の実を食べたのはこいしであったのだ。

 

 

映「しかし、」

 

こ「ふにに!」

 

映「私の敵では、ありません!」

 

こ「うわぁぁっ!」

 

 

こいしは彼方へ放り投げられてしまった。超サイヤ人G2の力も通用しないようだ。

 

 

映「修行をした甲斐がありました。」

 

小町「いやーきつかったですよね。」

 

映「貴女にしては真面目に修行を受けてましたね。」

 

 

下界の者たちの力が自分たちを超えた時、閻魔や死神はそれを超えるため修行をしなければならないというルールがあるらしい。

 

そのため映姫と小町は修行をし、映姫においては超サイヤ人G2を軽く超えてしまったのだ。

 

 

霊「…連行してどうするつもり?」

 

映「裁判の後投獄になります。」

 

「異論はありませんね?」

 

チ「兄貴!」

 

小町「おっと、もう邪魔はさせないよ。」

 

チ「放して!」

 

映「それでは、失礼します。」

 

霊「…。」

 

 

やっと異変の元凶を絶てた今、漸く平穏が戻り、悟天との生活が帰ってくる。そう思っていたのに離れ離れ?ましてや投獄?

 

閻魔大王が相手であっても、彼女は何もせずにはいられなかった。

 

 

映「変な気は起こさないでください。」

 

 

伸ばした手を押さえたが、

 

 

霊「返してよ。」

 

映「落ち着いてください。」

 

霊「悟天を…、返してよ!!

 

ヴンッ!!バチバチバチッ!!

 

映「なっ!!」

 

小町「えっ?」

 

 

映姫は、突然新たな形態へ変身した霊夢の衝撃波で吹き飛ばされた!

 

勿論これで終わる霊夢ではなく、一瞬で映姫に迫り追撃を与えようとした。しかし、

 

 

霊「!」

 

 

その手は、幻の神に止められてしまった。悲しげな表情は変わらない。

 

 

幻「…大、丈夫。」

 

霊「悟天!」

 

幻「これ、頼んだ。」

 

霊「これは…!」

 

 

手のひらサイズの複数の光を受け取った。この光とは?

 

 

映「本来であれば、公務執行妨害として貴女も連行してもいいのですが、そのお方に免じて不問にします。」

 

「ですが、そのお方は連行します。いいですね?」

 

霊「…わかったわよ。」

 

スッ

 

 

変身を解いた。

 

 

映「ご協力感謝します。」

 

霊「(「その男」から「そのお方」に呼び方が変わった。今の悟天がどういう状態かはわかっているようね。)」

 

映「行きますよ。」

 

小町「やっぱ博麗の巫女は侮れませんね。」

 

映「困ったものです。」

 

 

幻の神は連行された。

 

 

チ「なんで行かせたの!さっきの霊夢なら勝てたじゃん!」

 

霊「さっきのはたまたまよ。それに、今の悟天は非常に危険な状態よ。」

 

チ「どういうこと?」

 

霊「あんたに言ってもわからないかもしれないけど、悟天は色んな者たちを取り込み過ぎたのよ。本来は、別の者をその身に宿せる身体じゃないとやってはいけないことなのよ。巫女とかね。それを承知の上で私は悟天に託した。」

 

チ「なんで兄貴に託したの?」

 

霊「そんな力があるはずないのに、みんなの光を少しでもものにしたからよ。だから大丈夫だと思った。」

 

「結果的に、完全にものにした。でもその代わり、一つ上の存在になったことによって孫悟天という存在が無くなりかけているの。」

 

チ「そんなあ!」

 

霊「(それもあるけど、本当はみんなの光を頼りにして悟天を生き返らせたかっただけ。全部私のせいよ。)」

 

「もし失敗してあの身体から悟天が消えてしまったら、同時にあの身体もエネルギーに耐えきれず消えるわ。」

 

チ「そんなの嫌だ!」

 

霊「本当にわかってる?」

 

チ「わかってる!」

 

霊「そう。」

 

 

その晩は、幻想郷の各地で宴会が開かれたそうだったが、霊夢はどの宴会にも参加しなかった。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[にとりの研究所]

 

数日後、霊夢、パチュリー、妹紅、早苗、さとりはにとりの研究所に集まった。

 

パチュリーは紅魔館の臨時代表として、さとりは地底の代表として集まったのだ。

 

 

霊「魔理沙たちはまだ見つからないの?」

 

に「全然見当たらないね。セルにも探してもらってるんだけどまだだよ。」

 

パ「こっちもレイに探してもらってるけど、痕跡すらないわ。」

 

妹「竹林にもいないぞ。」

 

霊「魔理亜は?」

 

に「またシミュレーターに籠ったよ。」

 

さ「…。」

 

霊「ならもう確定ね。魔理沙たちはあの星いるわ。」

 

さ「何ですって!」

 

霊「悟天からこれを預かってるわ。これは魔理沙たちで間違いないわ。」

 

 

複数の光を出した。

 

 

早「こ、これは…。」

 

霊「これは魔理沙たちの魂。この光を魔理沙たちの身体に戻せば、たぶん生き返るわ。」

 

パ「そんなこと、少なくとも幻想郷では不可能な芸当よ。悟天さんは何者になってしまったの?」

 

霊「後で話すわ。」

 

「あとこの光は、並の者には扱えないわ。妹紅、あんたなら扱えるわね?」

 

妹「まあ、そうだが。わかった、貸しにしといてやる。」

 

早「え、私は」

 

霊「護衛としてレイも行かせるわ。あの星にはまだ何かあるかもしれないし。あと氷河もあるからチルノも行かせるわ。」

 

妹「やけに気が利くな。」

 

早「ハァッ⭐︎」

 

霊「何としてでも魔理沙たちに帰ってきてほしいからよ。」

 

パ「それは同感。レミィと咲夜がいないと寂しいもの。」

 

に「それじゃあ妹紅さん、これどうぞ。あとレイ君とチルノの分も。」

 

 

修理したブレスレットを渡した。

 

 

妹「ありがと。レイとチルノを見つけ次第すぐ向かう。」

 

 

妹紅は研究所から出た。

 

入れ違いになったかのように、セルが帰ってきた。

 

 

セ「先程藤原妹紅が研究所を出たが、何かあったか?」

 

に「いや、任務を与えたところだよ。」

 

セ「そうか。」

 

霊「ここからが本題よ。」

 

さ「本題?」

 

パ「嫌な予感。」

 

霊「ちょっと前に、こんな紙が神社に届いたわ。」

 

に「なに、これ。」

 

 

その紙には、要するに宣戦布告の内容が書かれていた。知らない国々の名前が連なっている。

 

その字を見たセルは目を見開いた。

 

 

霊「あんたが知ってるってことは、やっぱりあいつなのね。」

 

セ「あぁ、ドクターで間違いない。」

 

一同「!!」

 

 

ありえない。Dr.ギークは倒されたはずである。

 

 

さ「そんな、いったいどこに。と言うか、この国々は?」

 

紫「おそらく、前の闘いで霊夢の力が弱まった時、結界が破られてしまったのよ。」

 

早「わっ!ビックリした!」

 

 

急に紫が現れた。

 

前の闘いとは、霊夢が悟天キラー、霊夢キラー、そしてオンリョウキに追い詰められた時のことである。

 

 

霊「結果が破れて、交わる筈のない国と繋がったってことね。」

 

「完全に私の責任だわ。」

 

早「そんな!霊夢さんは何も」

 

パ「いつ攻めてくるのかしら?」

 

早「ハァッ⭐︎」

 

霊「日時は、一週間後になってるわね。」

 

さ「早急に戦闘準備をしなくてはいけませんね。」

 

紫「相手がわからない以上、幻想郷の人間や妖怪たちにも、説明して協力してもらった方がいいわね。」

 

霊「妖怪たちは闘うことに躊躇がなくて助かるわ。」

 

 

妖怪は元々好戦的であるため、召集にも時間はかからないだろう。

 

 

霊「あとは人間たちね。」

 

早「そこは私も頑張ります!」

 

霊「頼りにしてるわよ。」

 

セ「それにしても、この国々とドクターとはどんな関係が?」

 

に「それは調べていかないとね。」

 

 

会議は、一旦お開きになった。

 

帰りに、霊夢はにとりから手紙を渡された。

 

 

に「霊夢さん。」

 

霊「手紙?誰から?」

 

に「魔理亜ちゃんからだよ。私は読んだけど、霊夢さんにも読んでほしいみたい。」

 

霊「ありがと。」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[博麗神社]

 

霊「直接言えばいいのに、何で手紙なのかしら。」

 

 

魔理亜からの手紙を開いてみた。中々の長文である。

 

〜〜

 

 

この度は、私を信じてくれてありがとうっす。この手紙はにとりさんに渡すっすけど、その後霊夢さんにも渡してほしいっす。

 

ここに書くのは、セルさんとの闘いの後の、私が来なかった本当の歴史っす。と言っても、聞いた話っすけど。

 

 

 

 

[vsメタルクウラ軍団]

 

ー第31話よりー

 

魔「なんてザマだ霊夢!お前を殺すのは私だけだって約束したじゃないか!」

 

早「霊夢さん、もう大丈夫ですよ。」

 

魔「レイ、まだ闘えるか?」

 

レイ「はい!まだまだいけます!」

 

魔「よし!2人だとちょびっとだけ不安だったのぜ。」

 

早「これで私たち負けな」

 

レイ「これなら楽勝ですね!」

 

早「ハァッ☆」

 

霊「情けないけど、私はもう動けないわ。瞬間移動を使う体力もないの。」

 

早「手を貸してください。」

 

ギュゥンッ

 

早「これで悟天さんも一緒に瞬間移動できます!」

 

「あとは敵の弱点とかわかりませんか?」

 

霊「地下よ。光ってる所。半径200m全部よ。」

 

早「助かります!」

 

「ここは私たちで何とかしますから、早く行ってください!」

 

霊「…ありがとう。」

 

ヒュンッ!!

 

魔「みんな早く変身するのぜ。」

 

早「行きますよ!」

 

レイ「たっぷりと仕返ししてやる!」

 

早「はぁぁぁっ!!」

 

レイ「はぁっ!!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

ボゥッ!!

 

 

この時はもう咲夜さんと妖夢さんは居なかったっすから、最初に到着したのはママと早苗おばさんだけっす。

 

後から文さんたちは到着するっすけど、本当の歴史では、随分苦労した闘いだったっす。

 

 

 

 

[vs咲夜キラー&妖夢キラー]

 

ー第38話よりー

 

幻想郷に攻めてきたのは、咲夜さんと妖夢さんを模した人造人間に違いはないっす。戦闘力は霊夢さんに合わせたらしく、Dr.ギークはオリジナルと違っていても特に気にしなかったと言うことになるっす。

 

セ「お前たちの勝ちだ、降参する。」

 

妖キ「デハ、カクゴ。」

 

セ「だが、タダでは死なん。」

 

セ;「フェニックスダイナマイト」

 

ボウッ!!

 

セ「これが私の能力、〈誰の技でも習得する程度の能力〉だ。」

 

「私が使えば核は吹き飛ぶだろう。しかし、にとりを守るためなら惜しくはない。」

 

「さあ、勇気のある者だけかかってこい!」

 

 

そしてセルさんは、何とか妖夢さんの偽物を捕まえて自爆したっす。ただ、残った咲夜さんの偽物は、にとりさんごと研究所を吹き飛ばしてしまったっす…。

 

この咲夜さんの偽物を倒したのが、

 

 

咲キ「アナタハ?」

 

こ「お兄ちゃんの好きな場所を壊すなんて、許さない。」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

 

こいしさんだったっす。

 

そしてこの辺りから、悟天さんの記録が無くなるっす。みんな、悟天さんの名前を出せば思い出してくれるっすけど、逆に名前を出さないと今まで居なかったかのように生活してるっす。この謎は是非とも解いてほしいっす。

 

 

 

 

[vsオオコロウリ]

 

ー第40話よりー

 

この闘いは、実はあまり変わっていないっす。

 

私がいた世界ではアリス先生の腕が一本だったっすから、究極魔法を作り出すのに時間がかかったそうっす。

 

ただ、オオコロウリに喰われてしまうこと、究極魔法をママが代わりに使って倒すことは変わらなかったっす。

 

 

 

 

[vsメタルクウラ軍団&オンリョウキ&ギーク]

 

ー第44、45話よりー

 

ギ「見込み通りだ。此方に来い、レイ・ブラッド。」

 

レイ「また罠があるんじゃないだろうな。」

 

ギ「まさか。少し話をしたくてな。」

 

 

ギークは一行の背後に向かって歩き出した。

 

 

魔「待て!」

 

 

八卦炉を構えた瞬間!

 

 

ドカーンッ!!

 

一行「!!」

 

妹「またこいつらか!」

 

メ「…」

 

 

轟音と一緒に現れたのは、メタルクウラ軍団の残党だったっす。

 

この世界では咲夜さんと妖夢さんが倒したっすけど、私がいた世界ではママ、チルねぇちゃん、もこねぇちゃん、早苗おばさん、文さんが倒したっす。

 

紫がユニバースキングをスキマに閉じ込めて、その後バックアップと闘うことになるんすけど、

 

 

ギ「悪いが、実験の成果がわかった以上、もう邪魔はさせん。」

 

「皆殺しにしろ、オンリョウキ。」

 

早「オンリョウキ?」

 

ピリリリッ!!

 

オ「これはこれはお久しぶりデェス!」

 

魔「お前!」

 

 

簡単には時間稼ぎをさせてもらえず、オンリョウキと闘うことになったっす。

 

けど、決死の覚悟で早苗おばさんは信仰を集めて、ママは魔力を溜めて、その他の皆さんがオンリョウキと闘ったっす。けど、オンリョウキとの闘いで、文さんは戦死したっす…。

 

レイおじさんがユニバースキングに捕まった時は、もこねぇちゃんが上手いこと助け出して、この世界のようなパワーアップは防げたっすね。

 

そして、

 

 

魔「オンリョウキ、待たせたな。これが私のとっておきだぜ!」

 

魔;超魔砲「ギャラクシースパーク」

 

魔「ギャラクシー…、スパーークっ!!

 

ドオオオオッ!!

 

オ「霧雨魔理沙の攻撃など。」

 

ガシッ!!

 

オ「!」

 

妹「避けさせは、しないぞ!」

 

オ「グヒャァァァ!!」

 

 

オンリョウキを倒したのは、最後まで足止めしたもこねぇちゃんとチルねぇちゃん、レイおじさん、そしてママだったっす。

 

 

妹;「リザレクション」

 

妹「やったな。」

 

チ「やったー!」

 

魔「はぁ…、もう、限界…。」

 

「文…。」

 

 

一方で、

 

 

早「信仰は6割程度ですが、仕方ありません。行きます!!」

 

カッ!!!

 

 

信仰は早い段階で妥協して、光を自分に当てたっす。そして、早苗おばさんはとんでもなく強くなったっす。

 

 

ギ「こうなったら!」

 

ギャウッ!!

 

 

ギークはユニバースキングと一体化して、超ユニバースキングになったっす。

 

ただ、段階は踏んでないっすから、この世界ほど恐ろしいものにはならなかったみたいっすね。

 

そして、早苗おばさんは激闘の末、

 

 

早;「ミラクル・ゴッドバスター」

 

ドオォッ!!

 

ギ「ぐっ!こんなもの!」

 

早「はぁぁぁっ!!」

 

ギ「馬鹿な!私の身体が、崩れていく…!」

 

魔「はぁ…はぁ…、アリスのスターダストブレイカーみたいなやつか…!」

 

ギ「コ、」

 

「コチヤサナエーーーッ!!」

 

 

ユニバースキングとDr.ギークは倒されたっす。

 

残った方々は、惑星ギークを後にして幻想郷へ帰って、あとは同じっす。惑星ギークは放ったらかしっす。

 

 

余談っすけど、この闘いの後、悟天さんともこねぇちゃんは結婚するっす。

 

それから1年後にママも結婚して、さらに1年後に私が生まれるっす。パパが誰かはまだ内緒っす。

 

 

ここからが本題っすから、今1人かどうか確認してから読んでほしいっす。

 

私の世界では、私が生まれてから4年後、いろんな国がユニバースキングを筆頭に幻想郷へ攻め込んで来たっす。幻想郷内は戦争状態になって、平和がここから崩れたっす。私はまだ4歳だったっすけど、パパとママからの修行漬けの毎日だったっす。

 

ユニバースキングは、この時はまだ幻想郷を乗っ取らず、戦争を長引かせていたっす。ここでもこねぇちゃんの子供、つまり悟天さんとの子供が行方不明になるっす。誘拐されたと見て間違いないっす。

 

私が7歳の頃、ユニバースキング本人が本格的に攻め込んできたっす。奴は、パパとママ、チルねぇちゃん達5人組、こいしさん、その他大勢をあっという間に殺したっす。記述は残ってないっすけど、悟天さんもこの時には既に殺されていると見て間違いないっす。そしてもこねぇちゃんは捕まって幽閉されたっす。その時、私は悲しみで初めて超サイヤ人になったっす。泣き叫んで変身したのを覚えてるっす。

 

そして、天涯孤独になった私の元に、幽霊のアリス先生が現れて、私に付き添うようになったっす。ママが知らない魔法を沢山教えてくれたうえ鍛えてくれたっす。

 

9歳の時、早苗おばさんが戦死したっす。

 

10歳の時、私の面倒を最後まで見てくれたレイおじさんとフランねぇちゃんが、私の目の前で殺されたっす。怒り狂ってパワーアップした私も闘おうとしたんすけど、先生が止めたので必死に堪えたっす。

 

それから私は敵の奴隷にされたっす。1年間耐えたっすけど、先生が時は来たと言って、ユニバースキングに挑むことを許してくれたっす。

 

けど、結果は惨敗っす。そりゃそうっす。みんなが勝てなかった相手に私が敵うはずがなかったんっす。

 

その時、私の全身が光った。敵は驚いてたっすけど、先生はわかっていたようで、倒れながら光ってる私を見て「頼んだわよ、魔理亜」と呟いたっす。

 

気がつくと、この世界の白玉楼に居た、というわけっす。

 

霊夢さん、ユニバースキングはまだ生きてるっす。どうか油断しないでほしいっす。

 

追記

 

ユニバースキングの動きが早くなったようっすから、最重要事項をここに記すっす。

 

敵は、私たちをよく知ってるっす。

 

どこに誰が居て、どれほどの実力を持っているか、そして関係性まで何もかも知ってるっす。

年齢、好みの食べ物、性格まで何もかも。それもそのはずこの戦争どころか一連のDr.ギークとの闘いの黒幕は

〜〜

霊「!!」

 

 

霊夢は視線を感じ取ったため、手紙を閉じた。

 

しかし、辺りを見回しても誰もいない。

 

 

霊「紫から聞いたけど、ユニバースキングは紫のスキマにいるのよね。…まさか!」

 

「紫!いる!?」

 

紫「わかってるわよ。スキマを破られたわ…。」

 

霊「やっぱり。どうにも出来ないの?」

 

紫「完全に利用されているわ。行き来も自由にしているみたい。」

 

霊「はぁ…紫のスキマを利用されているのは厄介ね。」

 

紫「私も全力で追うわ。自分の能力を好き勝手にされるなんて屈辱ですもの。」

 

霊「ありがと。」

 

 

こうして、Dr.ギークとは別の敵の存在を知った霊夢は、闘いながらその黒幕を追うこととなった。

 

悟天、戦死した仲間たち、妹紅、チルノ、レイ、そして命の神なき今、どう戦うのか。

 

 

第5章➖真の神➖

〈完〉




というわけで、第49話でした!

長い期間、更新できず申し訳ありませんでした。

魔理亜編は、別の機会に詳しく書くことになると思います。

次回からは最終章➖私たちの国➖を連載致します!


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!

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