幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は、東方プロジェクトとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・早苗大変身!
・勝手な解釈
・どっかで見たタイトル
等が含まれております。

待ち侘びたぞ、という方はそのままお進みください。


第32話「幻想少女vsメタルクウラ軍団」

〜あらすじ〜

突如太陽系に紛れ込んだ惑星は、メタルクウラの発生源であることがにとりのおかげでわかった。

 

魔理沙をおさえて、悟天、霊夢、レイの3人で惑星へ出発して暫くすると、メタルクウラたちが襲い掛かってきた。

 

序盤は問題なかったものの、戦闘力が上がっていくメタルクウラを前に3人は押されていった。

 

悟天の提案で、合体かめはめ波を惑星へぶつけたところ、青い光が漏れた。これがメタルクウラを作っていることがわかったのだが、同時にメタルクウラは悟天が以前闘った最終形態になってしまった!

 

圧倒的数と力により、悟天は倒れ、霊夢は変身が解け、事実上敗北してしまった。

 

そんな絶体絶命のピンチに、にとりが開発した〈限界突破の木〉の実を食べ大幅に強くなった魔理沙、咲夜、妖夢、早苗が駆けつけてくれた!

 

咲夜に気を分けてもらい、悟天と霊夢は脱出も成功。

 

果たして、4人は悟天、霊夢、レイを破ったメタルクウラ軍団に勝てるのだろうか?

 

幻想天霊伝説 第32話

 

[惑星???]

 

魔「よし!咲夜、妖夢、早苗はガラクタの相手を頼むぜ!」

 

早「ハイッ!」

 

妖「なんで命令口調なんですか。」

 

咲「じゃあ半死体がリーダーをやるのかしら?」

 

妖「次半死体って言ったら斬りますよ。」

 

早「こんな時くらい頼みますよ2人とも!」

 

魔「レイは疲れてるだろうし私の護衛を頼むぜ!」

 

 

魔理沙は、レイが疲れないことを知らないだろうから仕方ない。

 

 

レイ「僕は大丈夫ですけど、わかりました!」

 

 

魔理沙は高く飛び、八卦炉を下に向け気を溜め始めた。

 

一方。

 

 

咲「アリスに教えてくださったこの技、今ここで!」

 

 

 

 

〜〜

 

ア「いい?咲夜のナイフは真っ直ぐすぎるの。」

 

咲「と言いますと?」

 

ア「霊夢や悟天さんみたいに、避けられたり弾かれたりしても不思議じゃないってこと。」

 

「気がこもっていても同じよ。」

 

咲「でも、どうすれば…。」

 

ア「だから、私が簡易魔法を教えてあげる。」

 

咲「私、魔法は使えないんですけど。」

 

ア「だから簡易魔法なの。ナイフを宙に浮かせている時点で素質はあるわよ。」

 

咲「わかりました、やってみます。」

 

〜〜

 

 

 

 

2本のナイフを手から離し、宙に浮かせ自在に操った。それだけでなく、くるくる回転し、

 

 

咲「はっ!」

 

ギュンッ!!

 

 

メタルクウラ軍団へ突撃した!

 

 

メ「ナッ!」

 

スパッスパッスパッスパッ!・・ボンッ!!

 

 

確実にチップを斬り、あっという間に4体のメタルクウラを倒した!

 

 

咲「〈立体浮遊術〉、成功ね・・ん?」

 

咲;幻世「ザ・ワールド」

 

チチチチ…

 

 

背後に迫っていた2体のそれを察知し、時を止めた。

 

 

咲「遅いわ。」

 

 

それぞれに一振りし、距離を置き、

 

 

咲「解除。」

 

スパッスパッ!・・ボンッ!!

 

 

難なく倒した。

 

 

妖「悟天さんと霊夢さんを倒した実力、試させてもらいます。」

 

ダッ!!

 

 

メタルクウラの大群へ駆け出した!

 

 

妖「はっ!」

 

ザッ!!ザッ!!ザッ!!ザッ!!ザッ!!ザッ!!ザッ!!

 

妖「?」

 

ボンッ!!

 

 

機械類に勘の鋭い妖夢は、一太刀ずつでも確実にチップを斬り裂いている。

 

 

妖「(斬った音がおかしい。それに、2人を倒したにしては手応えが…。)」

 

「数だけですね。」

 

早「え?どういうことですか?」

 

妖「今の私たちなら、怖れることは数だけです。」

 

「1体なら悟天さんや霊夢さんみたいに強くはありません!」

 

早「! それなら修行の成果をここで試せそうですね!」

 

スパッスパッ・・ボンッ!!

 

咲「油断だけは許しませんよ。」

 

 

 

 

〜〜

 

セ「東風谷早苗に教える技はそうだな、トランクスの技ならどうだ?」

 

早「トランクス??」

 

セ「下着じゃない、人物だ。貴様は何処と無くやつに似ている。」

 

「新しい世界に踏み込み、活躍する姿がな。」

 

「もっとも、トランクスはもっと過酷な人生だったが。」

 

早「わかりました!お願いします!」

 

〜〜

 

 

 

 

早「よぉし、いきます!」

 

早;「バーニングアタック」

 

 

両腕をバタバタ動かし、最後に構え、

 

 

早「バーニングアタックッ!」

 

ドォッ!!

 

 

エネルギー弾を放った!

 

 

メ「グオッ!」

 

ドカーンッ!!

 

 

1体倒した!

 

 

早「やりました!」

 

 

 

•••

 

 

 

[にとりの研究所]

 

ヒュンッ!!

 

霊「はぁ・・はぁ・・。」

 

セ「やはりやられていたか。」

 

に「霊夢さん!ひどい傷だ…。」

 

霊「神社に、戻ら、ないと。」

 

セ「そんな傷だらけの状態で戻れるのか?」

 

霊「うっさい。」

 

 

身体を重そうにしながら歩いていった。

 

 

に「道わかるのかなぁ。」

 

「ま、いっか。部下の河童に任せよう。」

 

ア「あん♡あん♡あ…」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

セ「漸くか。」

 

ア「すごい!力が漲るわ!」

 

に「時間差だね。」

 

妹「・・あれ?痛くなくなった?」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

妹「おぉぉぉっ!」

 

セ「あとは妖怪2人か。」

 

に「それぐらいなら待とっか。向こうは調子いいみたいだし。」

 

「それまで悟天君の治療をお願いしていいかな?」

 

ア「構いません。」

 

妹「しょうがない女たらしだな。」

 

ア「顔赤いわよ。」

 

妹「まさかお前に言われるとは…。」

 

ア「は?」

 

 

 

•••

 

 

 

[惑星???]

 

魔理沙はまだ溜めている。

 

 

レイ「凄いエネルギーだ…!メタルクウラをまとめて消し飛ばすつもりなのか…?」

 

魔「さっき霊夢が言ってた弱点を盗み聞きしたぜ。」

 

「この地中ほぼ全部ってな!」

 

 

聞けてるのやら聞けてないのやら。

 

 

レイ「…メタルクウラどころか、星ごと吹き飛ばすつもりみたいですね。」

 

魔「勿論、そのつもりだぜ。」

 

咲「そちらに行きました!」

 

 

メタルクウラ2体が襲い掛かってきた!

 

 

レイ「任せてください!」

 

レイ;「ダブルサンデー」

 

レイ「くらえ‼︎」

 

ドカーンッ!!

 

 

迫り来るメタルクウラを撃ち落とした!

 

不思議なことに、レイは悟天や霊夢と闘った時よりパワーアップしている。

 

 

レイ「何だかよくわからないけど、すこぶる調子がいいぞ!」

 

スパッスパッ!・・ボンッ!!

 

 

レイの真後ろでメタルクウラ2体が斬られた。

 

 

咲「余所見してはいけません。」

 

レイ「あはは…すいません。」

 

魔「できたぜ!」

 

魔;魔砲「ファイナルマスタースパーク」

 

魔「ファイナルマスター…」

 

「スパーーークッ!!」

 

ドオォォォッ!!

 

レイ「うおぉっ⁉︎」

 

 

あまりにも強い光を前に、そこに居た誰もが目を開けられなかった!

 

光が消えると、惑星の地表には見るからにデカい機械らしきものがあった。

 

 

早「掛け声とかしてくださいよー!」

 

魔「したぜ?マスタースパークって。」

 

妖「間一髪でしたね。」

 

 

どうやら3人は避けたようだ。

 

 

咲「それにしても、この大きな機械はいったい…。」

 

レイ「前に話したビッグゲテスターと似てますね。」

 

グググ

 

 

その機械はうねうねと動いている。そして一気に変形し、高さ15mの巨人の姿となった!

 

 

魔「デ、デカいのぜ!」

 

妖「こ、これは!」

 

早「勝てるかどうかふあ」

 

レイ「かなり手強そうですね…!」

 

早「ハァッ☆」

 

???「よく聞け。」

 

 

機械巨人が喋った。

 

 

ド「私はこの作品を作った科学者だ。今までお前たちに刺客を送り込んだのもこの私だ。」

 

魔「お前か!魔理亜の世界をめちゃくちゃにしたのは!」

 

ド「何を言っている?」

 

妖「未来の話ですからわかりませんって。」

 

ド「早速だが、私の改造作品であるこのファイナルクウラを、倒してみせろ!!」

 

 

その瞬間、ファイナルクウラの口からまたしても大量のメタルクウラが放出された!

 

 

レイ「…ここからが本番みたいですね。」

 

妖「好き放題言ってますね。」

 

咲「あれだけならいいのだけど、デカブツもいるわ。」

 

早「ど、どうすれば…。」

 

魔「取り敢えず私とレイはデカいのを相手するぜ。うじゃうじゃいる方を他に頼むぜ。」

 

レイ「よし、やるぞ!」

 

 

神「(早苗、聞こえるか?)」

 

早「え?」

 

妖「どうしましたか?」

 

早「あ、いえ。」

 

神「(今お前の脳内に話しかけている。ボージャックと闘った時と同じように、私たちの力も使え。)」

 

早「(急にどうしたんですか?)」

 

神「(今のお前が私たちの力を取り入れれば、凄いことになるぞ!)」

 

早「(凄いこと?)」

 

諏「(それはやってからのお楽しみだけどね。)」

 

早「(わかりました、やってみます!)」

 

神「(それじゃあー)」

 

神&諏「(受け取れ!)」

 

 

神奈子と諏訪子は神社から、己を光に変え力を送った。その力は黄金の光となって星を離れ、早苗がいる惑星へ飛んでいった。

 

 

早「皆さん、あのロボット達は私に任せてください!神奈子様と諏訪子様の力が届けばあんなの敵では」

 

ボオォッ!!ドカーンッ!!

 

 

魔理沙達の後方から、グングニル、火炎弾、大きな光弾、エネルギー弾がメタルクウラの大群へ飛んでいった!

 

 

早「ハァッ☆」

 

ジリジリッ!!

 

レミ「待たせたわね。」

 

レイ「お嬢様‼︎」

 

 

さらにパワーアップした超サイヤ人GVだ!

 

 

バチッ!バチッ!

 

ア「間に合ったわ。」

 

咲「アリスさん!」

 

バチッ!バチッ!

 

文「皆さん大丈夫ですか〜?」

 

早「文さん!」

 

バチッ!バチッ!

 

妹「獲物はまだまだ残ってるみたいだな。」

 

魔「妹紅!」

 

 

アリス、文、妹紅は超サイヤ人G2へ進化していた!

 

 

レミ「話は聞いてたわ。レイ、しくじるんじゃないわよ。」

 

レイ「はい!」

 

魔「もう一回言うのぜ。私とレイと」

 

早「私も大きい方と闘います!」

 

魔「なんか秘策があるんだな。わかったのぜ。」

 

「他はメタルクウラを頼むぜ!」

 

咲&レミ&ア&妖&妹&文「おう(はい)!!」

 

バシュッ!!

 

 

6人はメタルクウラの大群へ突撃した!

 

 

ア「行くわよ!」

 

 

 

 

〜〜

 

セ「貴様は人形を操ることができるのだったな。」

 

ア「そうよ。」

 

セ「その人形それぞれ別行動はできるのか?」

 

ア「できるけど、それは体力を使うわ。」

 

セ「別行動をしなければいいのだな。」

 

「ならばベジータの技はどうだろう?」

 

ア「ベジータ?」

 

セ「気の扱いに長けた人物だ。これで決まりだ。」

 

ア「なに勝手に決めてんのよ。」

 

〜〜

 

 

 

 

ア;「クワトロビッグバンアタック」

 

ア「はぁっ!」

 

 

人形3体と連携し、一気に4発のビッグバンアタックを放った!

 

 

メ「ナニッ!」

 

ドッカーンッ!!

 

 

5体のメタルクウラを消し飛ばした。

 

 

ア「こんなものね。」

 

妹「よっしゃやんぜ!」

 

 

 

 

〜〜

 

セ「まさか貴様も私に教えを乞うとはな。」

 

妹「さっさと教えろ。」

 

セ「それほど孫悟天が欲しいらしいな。」

 

妹「お、お前には関係ねえ!」

 

セ「それはさておき、貴様にはバーダックの技がいいだろう。」

 

妹「そいつはどんな技を使うんだ?」

 

セ「燃えたぎる闘志を力に変えて戦った人物だ。」

 

「まさに今の貴様に丁度いい。」

 

妹「わかった。」

 

〜〜

 

 

 

 

妹;「ライオットジャベリン」

 

妹「くたばれ!」

 

ボッ!!

 

メ「!!」

 

 

メタルクウラの頭を消し飛ばした!

 

 

妹「にとりから弱点は基本頭って聞いたからな。」

 

「あの女たらしめ、へへっ。」

 

 

悟天達の戦闘を観察したため見つけることができたらしい。

 

 

レミ「今の私からすれば、小粒ばかりね。」

 

レミ;神槍「スピア・ザ・グングニル」

 

レミ「ほら、かかってきなさい。」

 

 

神槍を右手に握りしめ、挑発した。

 

 

メ「オォッ!」

 

レミ「ふん。」

 

ザグッ!ザグッ!ザグッ!ザグッ!・・ボンッ!!

 

 

複数のメタルクウラを相手にしたが、難なく倒した!

 

 

レミ「もっとかかってきてもいいわよ。」

 

 

チップを破壊できていないのだから本当に惜しい。

 

 

文「取り敢えずもう一発いきます!」

 

 

 

 

〜〜

 

セ「貴様は本当にスピードだけは長けている。」

 

文「スピードだけとはなんですかだけとは!」

 

セ「褒めたつもりだったのだがな。」

 

文「それで、何を教えるんですか?」

 

セ「そんな貴様にはピッコロの技がいいだろう。」

 

文「ぴ、ぴっころ?」

 

セ「やつはスピードが自慢だった。フリーザと闘った時も、パワーで勝てないとわかった時スピードに頼った程だからな。」

 

文「よくわかんないですけどやってみます。」

 

〜〜

 

 

 

 

文;「激烈光弾」

 

文「それっ!!」

 

ボォッ!!

 

メ「グォッ!」

 

ドカーンッ!!

 

文「弾幕より楽ですね〜。なのにこのパワー、セルさんの修行は効果ありのようです!」

 

 

一方、魔理沙達は。

 

 

早「レイ君、見ててください。私があの大きいロボットを殲め」

 

レイ「いくぞ!ファイナルだか何だか知らないが倒してやる!」

 

早「ハァッ☆」

 

 

その時だった。何処から来たのか黄金の光が早苗に直撃したのだ!

 

 

早「ッ!!」

 

ビュオォォォッ!!

 

魔「なんだ!?うわっ!」

 

レイ「うぉっ!」

 

 

光が収まると同時に、早苗から放たれた突風に吹き飛ばされた!

 

 

早「・・・。」

 

 

早苗から、何かが消えた。

 

 

魔「早苗、お前…。」

 

レイ「さ、早苗さん…!」

 

早「ほうけてないで行きますよ。」

 

バシュッ!!

 

 

ファイナルクウラへ向かって飛んでいった。

 

 

フ「グオォッ!」

 

早「はっ!」

 

ドッゴォォンッ!!

 

 

ファイナルクウラの人より何倍も大きな拳と、早苗の小さな拳が勢いよくぶつかった!

 

 

フ「グォッ!」

 

早「・・・。」

 

 

しかもファイナルクウラが押し負けたのだ!

 

 

魔「早苗、どうしたんだ…。」

 

レイ「さっきの光と何か関係が…?」

 

早「レイ君、早く攻撃を。」

 

レイ「は、はい!」

 

 

無視し返された。

 

 

レイ;「バーニングアタック」

 

魔;星符「真・ドラゴンメテオ」

 

レイ「はぁっ‼︎」

 

魔「ドラゴンメテオッ!」

 

ドォッ!!ドオォォッ!!

 

フ「グァッ!」

 

 

後ろへ大きく転倒した。だが、ファイナルクウラの全身と比べると大して破損はしていない。

 

 

魔「あれでも壊れないのぜ!」

 

レイ「なんて硬さだ!」

 

ア;闇符「真・霧の倫敦人形」

 

ドドドドッ!!

 

ア「多い方は私が相手をするわ!他は大きい方をお願い!」

 

妹「でもお前!」

 

文「わかりました。死んじゃダメですよ!」

 

レミ「ふん。」

 

咲「いえ、私も闘います。」

 

妖「デカい相手は不利ですし。」

 

ア「・・ならお願い。」

 

 

咲夜、アリス、妖夢は引き続きメタルクウラ軍団の相手をすることになった。

 

 

レミ「レイ、何か策はないの?」

 

レイ「一点に集中して攻撃し続けるのはどうでしょうか。」

 

文「どこがいいでしょうか?」

 

妹「そりゃ勿論頭だ。こいつらがそうならあれもそうだろ。」

 

 

しかし、人間でいう心臓の位置が赤く光っている。

 

 

レイ「あの赤く光っている所を攻撃してみましょう。もしかしたら弱点かもしれません。」

 

魔「決まりだぜ!」

 

 

決めたのはいいが、ファイナルクウラは攻撃態勢をとっていた。

 

 

フ;「ウルトラノヴァ」

 

フ「グオォッ!!」

 

レミ「避ける方がいいわ。」

 

文「急ぎませんと!」

 

 

みんな(早苗は動ぜず)が避けようとしたその時!

 

 

亜;「ドラゴンブラスター」

 

 

斜め上から何かが飛んでき、それだけでなく、

 

 

レイ;「ファイナルフラッシュ」

 

レイ「だぁーっ‼︎‼︎」

 

 

レイの加勢もあり、ファイナルクウラの攻撃はそれ、宇宙の彼方へ飛んでいった。

 

 

魔「魔理亜!」

 

亜「来ちゃったっす!」

 

バチッ!バチッ!

 

 

なんと、魔理亜は超サイヤ人2だ!

 

 

レミ「レイ、なんで言うこと聞かなかったの?」

 

レイ「申し訳ありません。もしお嬢様に何あったらと思うと、つい…」

 

亜「ママは下がった方がいいっす。」

 

魔「なんでなのぜ?」

 

亜「その八卦炉はもう動かないっす。」

 

 

見てみると本当に壊れている。

 

 

魔「なんで知ってるのぜ?」

 

亜「未来からのお告げっす!(ドヤァ)」

 

魔「そ、そうか…。って早苗はどこだ?」

 

 

いつの間にか早苗は一人、ファイナルクウラへ向かっていた!

 

 

早;秘法「真・九字刺し」

 

フ「グァッ!」

 

 

体長60m近くある巨体を、目にも留まらぬ速さで縛った!

 

それでは終わらず、

 

 

早;「乾神招来 嵐」

 

早「そこです!」

 

 

いつもと違う低い声で叫び、右手から竜巻を放った!従来よりもパワーアップしている。

 

その神風は、心臓部をそのまま抜き取り貫いた。それは、早苗の意思に従い天高く飛び上がり、その場で止めた。

 

 

早「皆さん、今です!あれを狙ってください!」

 

レミ;「スカーレットアタック」

 

妹;「リベリオントリガー」

 

文;「爆力魔波」

 

レイ;「アトミックブラスト」

 

4人「はぁぁぁっ!!」

 

ドオォォッ!!

 

 

赤く光る心臓部へ見事命中した!

 

それとともに、早苗が作った竜巻も消えた。

 

 

妹「やったぜ!」

 

文「やりましたね!」

 

早「・・・。」

 

レイ「咲夜さん達は?」

 

亜「おじさんの言う通りっす!まだ休んじゃダメっすよ!」

 

 

攻撃に参加してないと思ったら、魔理亜はメタルクウラ軍団の相手をしている3人を手伝っていた。

 

 

文「急ぎましょう!」

 

魔「取っ組み合いくらいできるぜ!」

 

 

しかし、加勢しようとした瞬間メタルクウラ軍団は急に退却を開始した。

 

 

ア「なに!?」

 

咲「え?」

 

妖「よくわかりませんが、助かりました。・・・。」

 

 

妖夢の刀剣は、所々にヒビが入っていた。

 

 

レイ「どういうことだ…?」

 

ド「見事だ。」

 

 

ドクターの声が聞こえる。その声はこの星全域に響いている。

 

 

ド「よくぞ乗り越えた。やはり、お前たちでなければ私の研究は完成しないな。」

 

魔「何処にいるんだ!姿を見せろ!」

 

ド「近いうちに会える。」

 

ア「勿体ぶるわね。」

 

ド「霧雨魔理沙なら知っているだろう、私のとっておきを。」

 

魔「あいつのことか。」

 

ド「それを考えたら、どうだ?今のままで勝てるか?」

 

魔「・・・。」

 

ド「という訳だ。」

 

「お前たちに、6日間の猶予を与える。その間、私は最後の仕上げをするからな。」

 

妖「仕上げ?」

 

文「これは一大スクープですね!」

 

妹「6日も要らねえ。」

 

ド「それでは、また会おう。」

 

 

聞こえなくなった。

 

 

早「やはり、そうでしたか。」

 

レイ「何か知っているんですか?」

 

早「仕留め損ないました。あの機械はまだ死んでません。」

 

レイ「ということは、そいつが6日後にやってくると…」

 

早「あのドクターがどうしてくるかはわかりません。」

 

妹「出来ることなら、ここの星で今度こそ燃やさねえとな。」

 

「じゃないと幻想郷の被害はでかくなる。」

 

ア「6日もくれるなんて、ナメてるのかしら。」

 

妖「取り敢えず戻りましょう。作戦会議はその後です。」

 

魔「・・・。」

 

咲「魔理沙?」

 

魔「みんな、次の闘いは、今までで一番気を入れて欲しいのぜ。」

 

文「魔理沙さんがそこまで言うなんて珍しいですね〜。」

 

レミ「・・・。」

 

レイ「まあ、6日も鍛えればきっと大丈夫ですよ。ね?」

 

早「それフラグってやつですよー!」

 

 

神々しい雰囲気がしなくなったと思えば、早苗はいつも通りに戻っていた。

 

 

レイ「そういえば早苗さん、さっきの光は何だったんですか?」

 

早「あの光は神奈子様と諏訪子様の…、? 何でしょう?」

 

レイ「神様パワーみたいな感じですかね?」

 

早「そんなところでしょうか。」

 

魔「取り敢えず戻ろうぜ。にぃちゃんや霊夢も心配だし。」

 

妖「そうですね。」

 

妹「早く戻ろう!」

 

ア「悟天さんと聞いて張り切ってるわね。」

 

妹「うるせえ!」

 

文「これはまた記事にする必要がありそうですね〜。」

 

妹「焼いて食うぞ。」

 

文「避難だぁっ!」

 

咲「レイ、貴方は帰ってからお説教です。」

 

レイ「お、お手柔らかにお願いします…」

 

レミ「私も参加しようかしら。」

 

咲「お言葉ですがお嬢様、こればかりは私一人でしなくてはいけないので、どうかお譲りください。」

 

レミ「あらあら、仲のいいこと。」

 

 

雑談の後、ブレスレットでにとりの研究所へ戻った。

 

 

 

•••••

 

 

 

[にとりの研究所]

 

魔「にとり、戻ったのぜ!」

 

に「あ、みんなお帰り〜。」

 

咲「あの果実には驚きました。」

 

に「でしょ〜。」

 

妹「今ならお前なんか今すぐにでも燃やせるな。」

 

セ「努力ではない力で威張るのか。何とも哀れだな。」

 

妹「なんだとぉ!」

 

魔「あれ?魔理亜は何処なのぜ?」

 

 

セルの後方には、霊夢がいた。

 

 

魔「・・霊夢。」

 

霊「・・・。」

 

魔「その、怪我は大丈夫なのか?」

 

霊「仙豆食べたから。」

 

魔「そうか。にぃちゃんは?」

 

霊「・・・。」

 

 

悟天は、所々包帯を巻きベッドで横になっていた。

 

 

魔「な、なんで仙豆あげないんだ!」

 

に「それは私がストップかけたんだよね。」

 

魔「なんでお前が。」

 

に「ちょっとアクシデントが起きてさ。」

 

「覚醒の実が、誰かに奪われたんだよね。」

 

魔「なんだって!」

 

妹「マジかよ!おいセル、どういうことだ?」

 

セ「こればかりは私にもわからん。気がつくとなくなっていた。」

 

「残り2つの内1つがな。」

 

妖「敵に盗られた可能性が高いですね。」

 

レイ「敵の手に渡ったとなると、かなりマズイんじゃないですか?」

 

早「そんなあ!今すぐ取り返しに行きま」

 

文「あと1つはどうなったんですか?」

 

早「ハァッ☆」

 

に「霊夢さんにあげたよ。」

 

ア「じゃあ悟天さんにあげさせなかったのって。」

 

に「そう。聞いてたけど6日しか猶予をくれないらしいよね?その期間で悟天君を完治させることはできないの。」

 

「そして仙豆も8つしかないって霊夢さんが言ってたから、レイ君を除いて惑星に向かった8人でちょうどなんだよね。」

 

咲「霊夢の分が足りないわ。」

 

霊「それはいいの。私の責任だから。」

 

文「でも霊夢さん、もし力がなくなったら」

 

霊「私もあの果実を食べたのよ。簡単には負けないわ。」

 

魔「あの実を食べたんならまだ安心だぜ。」

 

レミ「・・・。」

 

セ「(敵が来たならわかる。なのに私ですら気づかなかった。)」

 

「(奴しか考えられないな。しかし、今は言わない方がいい。)」

 

に「そういう訳だからさ、各々味のある6日間を過ごしてね。」

 

魔「わかったのぜ!」

 

咲「承知しました。」

 

レミ「そうね。」

 

ア「勿論よ。」

 

妖「わかりました。」

 

妹「おうよ。」

 

早「わか」

 

文「わかりました〜。」

 

早「ハァッ☆」

 

レイ「承知しました!」

 

 

ベッドで寝ている悟天と見守る霊夢を残し、帰っていった。

 

その帰り道、咲夜とレイが2人きりになった時だった。

 

 

バチンッ!!

 

レイ「いてっ!」

 

 

突然ビンタされた!

 

 

咲「なんであんな危険なことをしたの?」

 

レイ「すみません…気づいたら体が動いてたんです。」

 

咲「情報通とは言え、悟天さんと霊夢に着いていくこと自体反対だったのよ!」

 

レイ「い、以後気をつけます…」

 

咲「全く…、貴方が居なくなったら悲しむがいることを忘れないことね。」

 

レイ「は、はい!」

 

 

 

•••

 

 

 

オ「ドクターはお優しいですねェ。」

 

ド「何がだ?」

 

オ「人生最期の時間を6日もお与えになるなんて。」

 

ド「戯れ、だ。」

 

「アレももうすぐ完成する頃だ。序でにプレゼントも作るとしようか。」

 

「オンリョウキよ、次は殺して構わないぞ。」

 

オ「腕がなりますねェ!」

 

 

第33話へ、続く…。




というわけで、第32話でした!

時間がかかりすぎてしまいました。深くお詫び申し上げます。

その分、9千文字超えしたのでじっくりお読みくださいませ。

レミリアの「スカーレットアタック」は、レイのビッグバンアタックを見て編み出したそうです。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!

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