幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は、東方プロジェクトとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・安定したさなンクス
・勝手な解釈
・にとりの植物論
等が含まれております。

投稿早かったなという方は、もっと褒めて☆褒めて☆


第31話「SOS!もうダメだ!」

〜あらすじ〜

夏祭りの最中に起きたメタルクウラの奇襲攻撃。それを難なく乗り越えた孫悟天と幻想少女達。

 

何の手がかりもなく3日が過ぎた頃、太陽系に1つ謎の惑星が紛れ込んでいたことが発覚したことを、にとりから伝えられた。

 

それだけでなく、その星にメタルクウラの発生源があることも確実となった。

 

にとりは悟天、霊夢、魔理沙、咲夜、レミリア、アリス、妖夢、妹紅、文、早苗、魔理亜、レイをセルの協力の下招集し、調査の計画を立てようとした。

 

だが、霊夢は悟天とレイだけで充分だと言い放ち、力で反対した魔理沙をそれを超える力で押し切り、惑星へ出発してしまった。

 

3人が出発したあと、にとりは見せたいものがあると、残りのメンバーを地下へ案内した。

 

その見せたいものとは何なのか?

 

異星での戦闘も始まったが、問題ないだろうか?

 

幻想天霊伝説 第31話

 

[にとりの研究所]

 

ア「魔理沙、大丈夫?」

 

魔「この程度、なんでもないぜ。」

 

妹「地下にこんな場所があったなんてな。」

 

に「地下じゃないと危険だからね。」

 

セ「私というものがありながらそれを言うか。」

 

に「万が一だよ。どうやら向こうの科学者は私を狙ってるみたいだし。」

 

妖「なんでわかるんですか?」

 

に「みんなメタルクウラは1体ずつだったよね?」

 

妖「私のところは複数でした。」

 

亜「1体っす。」

 

文「1体です。」

 

早「1体でした。」

 

に「私のところには3体来たんだよね。」

 

文「ゑゑゑ!」

 

セ「しかも計画的にだ。私があと一歩遅ければ、にとりは帰らぬ者となるところだったぞ。」

 

に「ほんとに助かったよ。ありがとうね!」

 

セ「ふん。」

 

妹「今デレたか?キモいな。」

 

セ「貴様は孫悟天の前ではいつもデレデレだろう。」

 

妹「はぁ!?デレてねえし!」

 

亜「なんでこんなにわかりやすいんすかねぇ。」

 

に「本題に入るよ。」

 

「この木が、〈限界突破の木〉だよ。」

 

 

目の前には、蒼く光り輝く大木があった。

 

 

魔「限界突破の、木?」

 

に「そ!個人の潜在能力を引き出す実がなる木だよ。」

 

早「でも、こんなのどうやって作ったんですか?」

 

に「果実って本来、種を残すために実を作るでしょ?」

 

「なのに余計に果肉ができる。防御の範囲を超えてね。」

 

「そして果肉には種子以上に栄養がある。そこに注目したんだよ。」

 

文「なるほど、つまりどういうことですか?」

 

ドテッ

 

に「つまり、だよ。果肉は他の生物に力を与えるためにあるってことになるんだよ。」

 

「そこで果肉を科学の力でもっと強くしようって思って、」

 

「適度な酸味や組み合わせがいい栄養素、体積を見つけて、室温調整を徹底的にしたら、ようやくできたってわけだよ。」

 

咲「この実を摂取すれば、更なる力を手に入れることができるということね。」

 

に「そそ!殆ど果物じゃなくなってるから脆い部分もあってさ、上手くいったのはたったの10個。」

 

「大事に使ってね。」

 

魔「私はドーピングみたいなことはしないぜ。」

 

早「私もです。努力してこそ本当の力なんでs」

 

セ「相変わらず馬鹿だな、霧雨魔理沙は。」

 

早「ハァッ☆」

 

セ「博麗霊夢は、本当にお前たちが邪魔だから置いて行ったと思うか?」

 

魔「お前に何がわかるんだ!霊夢はいつもそうだぜ。ちょっと強い相手が現れたらすぐ除け者にしやがって。」

 

セ「それは貴様が優勢の時か?」

 

魔「・・いや。で、でも、きっと私なんか邪魔だと思って」

 

「まだわからんか!!」

 

魔「!!」

 

セ「博麗霊夢は口では雑魚が沢山いるだけと言ったが、密かに危険性を察知している。孫悟天と一緒でもだ。」

 

「答えは単純だ。お前たちを守りきる余裕がない、そういうことだ。」

 

魔「・・なんだよ。私たちは守られる側かよ…。」

 

セ「何か違うか?」

 

魔「・・・。」

 

早「・・じゃあ、レイ君はなんでですか?」

 

咲「敵の情報を持ってるからよ。」

 

セ「ほう、十六夜咲夜はわかっていたらしいな。」

 

咲「霊夢は不器用ですから。」

 

セ「まさか、霧雨魔理亜はさておき、わかっていたのは十六夜咲夜だけではあるまいな?」

 

レミ「ま、霊夢らしいやり方よね。」

 

に「私は何となくわかってたよ。霊夢さんのことだからね。」

 

文「まさかまさか、霊夢さんはお優しい方ですから。」

 

ア&妖&妹&早「・・・。」

 

セ「まったく…。いいか、今お前たちに必要なのは力だ。プライドではない。」

 

 

一瞬静寂が訪れたが、その時は来た。

 

 

ジリリリッ!!

 

一同「!!」

 

 

警報音だ。

 

 

 

•••

 

 

 

[惑星???]

 

天「どうなってるんだ!?」

 

霊「さっきより戦闘力が上がってるじゃないの!」

 

ゲシッ!!

 

レイ「明らかに僕の知っているメタルクウラとは違う…!」

 

 

セルの予想通り、3人は優勢ではなかった。レイが知っているメタルクウラとは、戦闘力が全く違う。

 

 

ピリッ

 

レイ「まずいな…時間切れか。」

 

 

1度目の能力の時間切れだ。

 

 

天「なかなか見つからないね、発生源。」

 

霊「うじゃうじゃしてて見えないわね。」

 

天「レイくん、まだいけるね?」

 

レイ「勿論です。」

 

天「そうこなくちゃね!」

 

「だぁぁぁっ!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

霊「第2ラウンド始めるわよ!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

レイ「よし‼︎」

 

ボゥッ!!

 

 

それぞれ超サイヤ人2、超サイヤ人G2へ変身し、もう一度能力を発動した!

 

 

霊「(嫌な予感がするわ…。一応押しておこうかしら。)」

 

 

 

•••

 

 

 

[にとりの研究所]

 

に「霊夢さんからの緊急信号だ!」

 

魔「そんなわけないのぜ!」

 

に「ブレスレットの情報だと、悟天君も霊夢さんも本気で闘ってる。」

 

妖「・・まさか!」

 

妹「何かわかったのか?」

 

妖「夏祭りで闘ったあの日、最初に斬った時と後で斬った時の手応えが違った。」

 

「あの機械は、どんどん強くなるのかもしれません!」

 

ア「!」

 

妹「だとしたらやべえじゃんか!」

 

咲「・・レイ!」

 

に「ゆっくりする時間はなくなったね。」

 

「さ、助けに行きたいなら早くこの実を食べて!」

 

レミ「じゃあ私が先にいただくわ。」

 

シャクッ・・ズキズキッ!!

 

レミ「はうっ!」

 

 

全身の激痛のあまり、レミリアは倒れた。

 

 

咲「お嬢様!」

 

に「言い忘れたけど副作用がある時はあるよ。」

 

妹「えぇ…。」

 

咲「そんなこと気にしてられません!」

 

ア「ちょっと!」

 

シャクッ

 

咲「・・痛くならない・・の…?」

 

 

黙り込んだ。

 

 

早「さ、咲夜さん!」

 

に「・・・。」

 

 

次の瞬間!

 

 

「うわぁぁっ!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

 

なんと!咲夜は超サイヤ人G2に変身したのだ!

 

 

亜「成功っすね。ヒヤッとしたっすよ。」

 

に「どうやら人間は相性バッチリみたいだね。」

 

ア「私は元人間だから問題ないわね。」

 

シャクッ・・ズキズキッ!!

 

ア「あはん♡」

 

 

激痛と共に薬の効果が消された。

 

 

に「魔女だからだね。」

 

妖「ひっ・・でも、ここで退いては武士の名折れです。いただきます!」

 

シャクッ

 

妖「・・、はぁぁぁっ!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

 

一瞬反応がなかったが、成功だ。

 

 

妹「そんじゃ私も。」

 

シャクッ・・ズキッ!!

 

妹「いっ!!」

 

 

妹紅も倒れた。

 

 

に「蓬莱人だからだね。」

 

文「いっきまーす!」

 

シャクッ・・ズキズキッ!!

 

文「知って、ました…。」

 

早「食べます!」

 

魔「おい早苗!」

 

早「いいんですか?このままだと3人は、帰ってこないかもしれないんですよ!」

 

魔「・・・。」

 

早「魔理沙さん!」

 

魔「・・ちっ、後で奢ってもらうのぜ!」

 

シャクシャクッ

 

魔&早「はぁぁぁっ!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

早「信じてましたよ、魔理沙さん…!」

 

魔「へっ、これであの貧乏巫女を驚かせてやるぜ!」

 

 

これで、魔理沙、咲夜、妖夢、早苗が超サイヤ人G2に成れた!

 

 

魔「にとり、転送頼むぜ!」

 

に「ガッテンだよ!」

 

亜「わあ…。」

 

 

果たして魔理亜にはどう映ったのだろうか。

 

 

咲「アリス、貴女との修行の成果、試してきます。」

 

ア「お゛ん♡あん♡」

 

咲「聞いてないか。」

 

 

 

•••

 

 

 

[惑星???]

 

天;「セカンドストライク」

 

天「どりゃっ!波ぁっ!」

 

ドカーンッ!!

 

天「はぁ・・はぁ・・。」

 

霊「・・なかなか、見つからない、わね。」

 

 

手応えのある敵との長期戦により、悟天と霊夢は体力的に追い詰められていた。既に、100体近くのメタルクウラを撃破している。

 

レイは、能力を発動している間疲れない。疲労を描かないからだ。

 

 

レイ「ここは一旦退いた方がいいかもしれません。」

 

霊「そんなこと絶対しないわ。」

 

レイ「このまま戦い続けると全滅してしまいます!」

 

霊「私たちよ?全滅なんて有り得ないわ。」

 

レイ「現に少しずつ押されてきています。悔しいですが、今は逃げるべきです。」

 

霊「魔理沙に合わせる顔がないわ。」

 

レイ「死んでしまったら魔理沙さんとも二度と会えないかも知れない!それでも意地を張るつもりですか!」

 

霊「調子に乗るのもいい加減にしなさい!あんたに何がわかるの!」

 

 

初めてレイを怒鳴りつけた。

 

 

レイ「そんな事知るもんか!死んだら全て終わりなんですよ‼︎」

 

天「落ち着いて!撤退しないならしないで何か考えないと。」

 

 

3人は空中の高い場所で闘っていた。どうしたことか、メタルクウラは少しずつしか襲ってこない。

 

 

レイ「数体ごとにしか攻撃してこないのには、何か理由があるんでしょうか?」

 

天「・・わからない。ある程度疲弊した俺たちを一気に攻撃すればいいのになんでだ?」

 

「霊夢はどう思う?」

 

霊「ふん。」

 

天「あ、拗ねちゃった。」

 

レイ「…ここで機嫌直してくれたら毎日お賽銭入れに行くのになぁ。」

 

霊「・・・。」

 

 

一瞬反応したが、これはダメそうだ。

 

 

天「じゃあ一か八か、星に向かって合体かめはめ波だ。」

 

レイ「わかりました。やってみましょう。」

 

霊「しょうがないわね、乗ってあげる。」

 

天「よし!行くぞ!」

 

天;「超かめはめ波」

 

霊;霊気「超博麗かめはめ波」

 

レイ;「超かめはめ波」

 

天「かー…」

 

霊「めー…」

 

レイ「はー…」

 

天「めー…」

 

バチッ!バチッ!

 

「波ーーーーっ!!」

 

ドオォォッ!!

 

 

空から放たれた3本のかめはめ波は一つに重なり、地表にいたメタルクウラごと吹き飛ばした!

 

 

バチッ!バチッ!

 

霊「流石の威力ね。」

 

天「(おかしい。かめはめ波を溜めておびき寄せるつもりでもあったのに、1体も来なかった。)」

 

 

合体かめはめ波によりヒビが入った地盤から、青い光が漏れた。

 

 

レイ「何だこれは⁉︎」

 

天「この星の光じゃないね。機械だと思う。」

 

霊「1回だけ攻撃を防ぐバリアを張ってたみたいね。無傷なわけがないもの。」

 

 

そう、無傷なのだ。あれほどの攻撃を受けたにもかかわらず。

 

しかし、この機械の本領発揮はここからであった。

 

 

ピカッ!!

 

天「! なんだ!?」

 

レイ「うぉっ!」

 

霊「くっ・・あっ!」

 

 

下にいるメタルクウラが、変わっていく!

 

 

レイ「どういうことだ⁉︎メタルクウラは変身しないはずだぞ!」

 

霊「大きくなってく…!」

 

天「あの形は!」

 

 

悟天が以前闘った、最終形態に変形した!

 

 

レイ「非常にまずい状況ですよ…!」

 

天「気がないからよくわからないけど、たぶんすごくまずい…!」

 

霊「! 来るわよ!」

 

 

あんなに大人しかったメタルクウラ達が、一斉に襲い掛かってきた!

 

 

天「おりゃっ!はっ!」

 

ドゴッ!!

 

天「ごはっ!」

 

霊「悟天!」

 

バシッ!!

 

霊「痛っ!」

 

レイ「霊夢さん!くそっ!」

 

ドォッ!!

 

 

レイは近づいてきたメタルクウラを、気合砲で吹っ飛ばした。

 

 

レイ「2人とも、大丈夫ですか⁈」

 

天「はぁ・・はぁ・・なんとかね。」

 

霊「はぁ・・はぁ・・…。」

 

レイ「正面から向かっても、とても敵いそうにない…どうすれば…」

 

 

こちらのことは気にも留めず、メタルクウラたちは遠くからこちらへ向かって来る。

 

悟天と霊夢は、もう勝てないことなどとうにわかっていた。一対一なら充分勝てる相手だが、相手は1体どころか何体いるかわからない。それだけでなく、前述したが体力もない。

 

しかし霊夢は逃げない。理由はあるが話さない。万事休すとはこのことである。

 

 

ヒュンッ!!

 

霊「あ!」

 

天「しまった!」

 

レイ「!!」

 

ドゴォッ!!ドーンッ!!

 

 

3体のメタルクウラが瞬間移動で背後に回り、3人を叩き落とした!それだけではない。

 

 

メ×10;「スーパーノヴァ」

 

 

見上げると、10体のメタルクウラが攻撃の準備をしていた。これが数の力である。

 

 

レイ「あんなの食らったらひとたまりもないですよ!」

 

霊;夢境「二重大結界」

 

霊「咲夜からあんたも結界を張れるって聞いたわ。あんたも張りなさい!」

 

レイ「わかりました!」

 

レイ;「爆魔障壁」

 

天「助かるよ2人とも。」

 

ドオォォッ!!

 

 

飛んできた10発のスーパーノヴァを受け止めた!

 

 

霊「ぐっ!うっ!」

 

レイ「ぐっぐぐぐ…‼︎」

 

ピリッ

 

レイ「くそ!時間切れか!」

 

霊「そんな、こんな時に!」

 

 

最悪のタイミングで時間切れだ…。

 

爆魔障壁は消えてしまった。

 

 

ビキビキッ!!

 

霊「ゔっ・・もう、ダメ…!」

 

天「危ない!!」

 

バリンッ!!

 

レイ「しまっ…!」

 

 

結界が破れる寸前、悟天が2人を無理やり伏せさせ、両腕を広げ庇った!

 

 

天「うわぁぁぁっ!!」

 

霊「悟てーーーん!!」

 

レイ「ご、悟天さん!!」

 

ス・・

 

 

悟天が、倒されてしまった!

 

 

霊「ちょっと、しっかりしなさいよ!」

 

 

悟天は動かない。

 

どうしたことか、無数のメタルクウラは黙って見ている。

 

 

レイ「早く悟天さんを安全な場所に連れて行かないと!」

 

霊「・・無理よ。」

 

レイ「僕が奴らの足止めをします。その隙に悟天さんを!」

 

霊「後ろを見てみなさい。」

 

 

囲まれている。

 

 

霊「それだけじゃないわ。悟天のブレスレットは壊れたし、それに…」

 

ス・・

 

 

霊夢も超サイヤ人G2が解けてしまった…。

 

 

レイ「…絶体絶命という事ですか。」

 

霊「・・レイ、あんたも殴って止めるべきだったわ。」

 

 

いつの間にか呼び捨てだ。

 

霊夢は、悔しそうでもあり、絶望しているようでもある表情を浮かべ膝をついた。

 

 

レイ「ここで諦めるなんて、らしくないですよ!何とか方法を考えましょう!」

 

 

メタルクウラは笑っている。

 

 

霊「そうね。それなら私のブレスレットを悟天に渡して、あんたも逃げる。これなら完璧ね。」

 

レイ「…少し違いますね。悟天さんと帰るのは貴女です。」

 

霊「あんたまさか!」

 

レイ「そんな顔しないでくださいよ。死ぬと決まった訳じゃないんですよ?」

 

霊「ダメ!咲夜が悲しむわよ!」

 

レイ「霊夢さんを置いていったら、それこそ咲夜さんに怒られちゃいますよ。」

 

霊「・・・。」

 

 

言い返せなかった。

 

 

レイ「僕のブレスレットです。さあ、これで早く!」

 

霊「・・・、あっ!」

 

 

ブレスレットを差し伸べたレイの背後に、メタルクウラが迫ってきていた!

 

 

レイ「いいから受け取ってください!」

 

 

その時だった!

 

 

魔;恋符「マスタースパーク」

 

「マスタースパーーク!!」

 

レイ「この技は…!」

 

 

レイに迫っていたメタルクウラたちは消された!霊夢の後方で囲んでいたメタルクウラも気がつくといない。

 

 

魔「なんてザマだ霊夢!お前を殺すのは私だけだって約束したじゃないか!」

 

咲「間に合って良かった。と言っても、魔理沙が少し見物しようとか言ったから余裕はあったけれど。」

 

魔「それは言っちゃダメなのぜ!」

 

妖「悟天さん…。敵はかなり強力なようですね。」

 

早「霊夢さん、もう大丈夫ですよ。」

 

霊「・・あんた達!」

 

 

膝をつく霊夢の前に、強くなった親友達が背を向けて立った。

 

 

咲「レイ、無事でよかった。本当に…!」

 

レイ「いやぁ、すみません。もう少しであの世行きになるところでした。」

 

咲「お説教は後でするわ。レイ、まだ闘えるかしら?」

 

レイ「はい!まだまだいけます!」

 

咲「よろしい。」

 

魔「4人だとちょびっとだけ不安だったのぜ。」

 

妖「相手がこの数なので助かります。」

 

早「これで私たち負けな」

 

レイ「これなら楽勝ですね!」

 

早「ハァッ☆」

 

霊「情けないけど、私はもう動けないわ。瞬間移動を使う体力もないの。」

 

咲「手を貸して。」

 

ギュゥンッ

 

 

咲夜の手を取ると、少しだけ気が流れてきた。

 

 

咲「これで悟天さんも一緒に瞬間移動できるわ。」

 

「あとは敵の弱点とか教えてくれると嬉しいんだけど。」

 

霊「地下よ。光ってる所。半径200m全部よ。」

 

咲「助かったわ。」

 

「さあ、早く行きなさい。ここは私たちで何とかするから。」

 

霊「・・ありがとう。」

 

ヒュンッ!!

 

魔「みんな早く変身するのぜ。」

 

咲「言われなくても。」

 

妖「全て斬ります!」

 

早「行きますよ!」

 

レイ「たっぷりと仕返ししてやる!」

 

咲&妖&早「はぁぁぁっ!!」

 

レイ「はぁっ!!!」

 

ヴンッ!!バチッ!バチッ!

 

ボゥッ!!

 

 

強くなって帰ってきた魔理沙、咲夜、妖夢、早苗。

 

果たして、悟天と霊夢を破ったメタルクウラ軍団を倒すことができるのだろうか?

 

 

第32話へ、続く!!




というわけで、第31話でした!

レイの協力の下、2回連続で1週間以内の投稿に成功しました!

わからないことがあれば何でも聞いてください。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!

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