幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は東方プロジェクトとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・ガチセル
・勝手な解釈
・ぶるぁぁぁぁ!
・今回はあらすじ無し
等が含まれております。

面白い訳がないYOという方は、何を寝言言ってる!ちゃんと読めよ…。


第23話「セル激怒!こいしの仲間割れ」

簡セ「私はセル。名も知らないドクターによって造られたコピーらしい。事実、私には孫悟空とピッコロとフリーザの細胞しか混ぜられていない。オリジナルはもっと混ぜられているという。」

 

「だが、そんなことは知ったことではない。私はドクターの指示通りに動き、全て精密にこなしてきた。例え、どんなことであろうと。」

 

「だから、私の手は血で染まっている。何人同じ人物を殺し、大地を火の海に変え、滅ぼしてきたかは定かではない。なのに、滅ぼして帰ってきてもドクターは喜ばなかった。」

 

「ここもこの程度の力か、と肩を落としてドクターは言う。」

 

「私にはどういう意味かなど興味がない。自分の手の色も、ましてや命も空間もどうでもよい。」

 

「ただ、ドクターに認めてもらえれば、私はそれだけでいい。そう、それだけなのだ。」

 

 

 

セ「私はセル。名も知らないドクターによって造られたバージョンアップだ。オリジナルに混ぜられていた細胞に加え、トランクスとバーダックの細胞も混ぜられている。核にはプロテクターが張ってあり、少々のことでは壊れない。要するにプロテクターがなくならない限り私は不死身だ。」

 

「だが、私が今生きている意味がわからない。生まれて一週間すら経っていないから仕方ないのかもしれんが、私は〈オリジナルのバージョンアップ〉であって〈私〉ではなかった。」

 

「頭の中へドクターが語りかける。何故一人も殺していないのだ?、と。」

 

「ある細胞は言う。闘うのはワクワクするだろ?、と。」

 

「沢山の細胞の中のいくつかが私に言う。殺すのはいけないことだ、と。」

 

「別の細胞は言う。さっさとゴミは殺してしまいなさい、と。」

 

「頼む、誰でもいい。私を、見つけてくれ。」

 

幻想天霊伝説 第23話

 

 

勇「まさか、超化ってやつに成れただけであそこまで強くなるなんてな。鬼の私も吃驚だ。」

 

「あとは、どれほど耐えられるかだな。あれは殆ど暴走だから体力がいつまで持つか…。」

 

 

こいしは、見事な闘いぶりでセルJr.3体を圧倒していた。

 

 

こ「はぁ゛っ!」

 

セルJr.2「ギィッ!」

 

 

最後の1体が倒れたと思った矢先、3体とも立ち上がったではないか!

 

 

勇「倒れては立ち上がって、の連続だ。どうなってる?既に腕や脚は何本も折れている筈だ。」

 

 

地霊殿チームの一番の弱点は、セルJr.に対して何の知識も持っていないことだ。さらに、咲夜や妖夢のように勘が鋭い人材もいない。

 

 

勇「とにかく、今は全てこいしにかかっている。さっきの奴、セルって言ってたな。そいつが来るまで体力を温存させないと。」

 

「今のこいしならセルに勝てるかもしれない。」

 

 

勇儀はセルのパワーアップを知らない。

 

•••

 

魔;星符「メテオニックシャワー」

 

魔「くらえっ!」

 

セ「ふん。」

 

 

華麗に躱されてしまう。

 

 

魔「ちっ!ならこれはどうだ!」

 

魔;魔符「スターダストレヴァリエ」

 

魔符「ミルキーウェイ」

 

星符「ドラゴンメテオ」

 

魔「とっておきの三段弾幕をくらえぇ!」

 

 

弾幕が多すぎるため、目を開けられないほどに眩しい。

 

 

セ「!!」

 

ドドドドドドッ!!

 

 

避けようとするも、その殆どが命中した!

 

 

魔「おらおらおらおらっ!」

 

セ「ぎっ!ぐっ…」

 

セ;「パーフェクトバリアー」

 

セ「ぶるぁぁぁぁ!!」

 

魔「なっ!」

 

 

バリアーの威力は凄まじく、全ての弾幕がかき消されてしまう。

 

 

魔「やばっ!」

 

 

バリアーはどんどん広がり、魔理沙に命中した。咄嗟にガードしていなかったらどうなっていただろうか。

 

 

セ「・・・。」

 

魔「はぁ・・はぁ・・、どうだ、今のは効いただろ?」

 

セ「・・・、」

 

「ふざけるのも大概にしろっ!!」

 

魔「!!?」

 

 

まさかの台詞で怒鳴った!

 

 

魔「は?私は本気だぞ!」

 

セ「何が本気だ。あんな玩具を次から次へと使いやがって。」

 

「この私を誰だと思っている!セルだ!オリジナルを超える究極人造人間セルだ!」

 

魔「お、玩具?」

 

セ「私には大して効いていないのだ!」

 

「その証拠に、マスタースパーク以外の弾幕をいくら使っても疲れんだろう!」

 

魔「そ、それがなんだってんだよ。」

 

セ「まだわからないか。ならば教えてやろう。」

 

「これが、本気というものだ!」

 

セ;「連続ライオットジャベリン」

 

 

両の手で気をため、エネルギー弾を6連続放った!

 

 

セ「そらそらそらそらそらそら!」

 

魔「うわっ!」

 

 

3発は避けたが、残りは当たってしまった。

 

 

魔「ぐっ…ぁ…。」

 

ス・・

 

セ「立て、まだ動ける筈だ。」

 

魔「(く、くそお・・今の、速くて避けきれなかった…。)」

 

セ「まあ、私に一瞬でも本気を出させただけでも十分だ。」

 

「消えておけ。魔理沙。」

 

 

右の手のひらを魔理沙へ向け、気を集中した。

 

その時!

 

 

セ「! くっ!」

 

ドーンッ!!

 

 

セルは何かを察知し、後ろへ下がって避けた。

 

地面にめり込んでいたのは、直径50㎝ほどの陰陽玉であった。

 

 

霊「何してんのよ魔理沙。」

 

魔「す、すまねえ。」

 

霊「ま、いつものことだからいいわ。」

 

「あんたが、今回の異変の主犯かしら。」

 

セ「博麗霊夢、待っていたぞ。あとは貴様を殺せば任務完了だ。」

 

霊「質問に答えてくれないかしら。」

 

セ「これは失礼。如何にも、私がこの異変の主犯のセルだ。さあ、どうする?」

 

霊「決まってるでしょ。退治させてもらうわ。」

 

セ「殺すか?」

 

霊「・・・。」

 

セ「どうした?ドクターの話によるとこんな質問は即答だということだが。」

 

霊「あんたには関係ないわ。」

 

セ「まあよい。お前なら私を楽しませてくれるのだろう?」

 

霊「完膚なきまでに叩きのめしてやるわ。」

 

「2年ぶりに、本気を出してあげるから。」

 

魔「(霊夢が、久々に本気を…?)」

 

セ「それは頼もしい。見せておくれ、貴様の本気を。」

 

霊「・・・。」

 

ヴンッ!!

 

 

微動だにせず超化した!

 

 

霊「はぁぁぁ!」

 

セ「・・・。」

 

霊「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

セ「ふん。やはりさっき感じた気よりはさほど大きくはならないようだな。」

 

 

気は最大まで高まった。しかし、まだ準備完了ではないようだ。

 

 

霊「はっ!!」

 

セ「?」

 

 

先程の陰陽玉に加え、もう1つの玉が現れ霊夢の周りをぐるぐる回りだした!

 

 

セ「・・これが、貴様の本気か。」

 

霊「せいぜい足掻きなさい。」

 

セ「いいだろう。ならば此方も最初から本気で行かせてもらおう。」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

いよいよセルも羽を開き本気を出した!

 

 

魔「い、今のうちに、妹紅を連れて離れねえと。」

 

 

蹌踉(よろ)めきながら妹紅に近寄り、彼女を抱え立ち去った。

 

 

霊「あら、逃してくれるのね。」

 

セ「お前を倒した後でも十分だ。」

 

霊「私を、超えられるかしら?」

 

セ「超えてやるとも。」

 

「ショーの、始まりだ。」

 

•••

 

今度は打って変わって紅く激しいオーラを放ち続けている。

 

 

レミ「・・成功ね。」

 

咲「(・・ピクッ)」

 

レイ「お嬢様、その姿は一体…?」

 

レミ「貴方の血のおかげよ。でも、あまり吸わなかったからこの状態でいられるのもほんの少しだけでしょうけど。」

 

レイ「その姿なら勝てるんですか⁈」

 

レミ「ふふ。ええ、あっさりとね。」

 

簡セ「何をごちゃごちゃと。どらぁっ!」

 

 

寸前で躱した!

 

 

レミ「邪魔よ。」

 

簡セ「な」

 

ザクッ!!

 

 

千切れた自分の右手が持っていたグングニルを左手にとり、セルの上下半身を分断した!

 

 

レイ「すごい…これなら勝てる!」

 

ゴ「調子に乗るなよ!」

 

レミ「あっそ。」

 

 

紅い閃光が走ったかと思えば、レミリアを確認した時は既に目の前だった!

 

 

ゴ「は、はや」

 

レミ;夜符「クイーン・オブ・ミッドナイト」

 

レミ「眠りなさい。」

 

ゴ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 

林の奥へと吹っ飛ばした!

 

 

レイ「や、やった!」

 

レミ「! レイ!ぼーっとするな!」

 

レイ「え⁈」

 

 

レイの背後には、先程真っ二つにされた筈のセルが立っていた。

 

 

レイ「そうか、セルは再生できるんだった。」

 

簡セ「死ねぃ!」

 

レイ「しまっ…」

 

レミ「レイ!」

 

咲;傷符「インスクライブレッドソウル」

 

 

急に目の前へ現れた咲夜が、目を真っ赤にしナイフで連続斬撃をくらわせた!

 

 

簡セ「なにぃっ!」

 

ザザザザザザザザザッ!!

 

簡セ「く゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」

 

 

簡易版セルが振りかざした右の拳は細切れになり、胸部も無数の切り傷を負った。

 

だが、咲夜が動けたのもそこまで。

 

 

バタッ

 

 

咲夜は何も喋らず倒れ伏した。

 

 

シュゥゥ・・

 

 

レミリアも時間切れのようだ。

 

 

レミ「変身が解けた!レイ!貴方がやりなさい!」

 

「咲夜は私が退けるわ!」

 

レイ「ぼ、僕がですか⁈」

 

レミ「そうよ!咲夜の努力を無駄にする気!?」

 

レイ「わかりました。やってみます!」

 

 

レイはバク転で距離をとり、レミリアはセルが再生している隙に咲夜を抱え離れた。

 

 

レイ「これで終わらせる…。」

 

レイ;「超かめはめ波」

 

レイ「跡形もなく消え去れーーッ‼︎」

 

 

右腕だけで、特大のかめはめ波を打ち放った!

 

 

簡セ「ぐぬぬ…!」

 

「何故だ、脚は大して損傷していない筈なのに、何故動かん…!)」

 

 

かめはめ波はどんどん近づく。

 

 

簡セ「(まさか、17号と18号か!?)」

 

 

もう目の前だ。

 

セルは2人の人造人間の意思を感じ取り、絶望した。

 

 

簡セ「(震えて、いるな…。17号18と号にはあの少年が、あの技がどう見えるのかはわからんが。)」

 

「(最後はお前達に、邪魔されるとはな。)」

 

 

かめはめ波に飲み込まれた!

 

 

簡セ「ちくしょおおおお…………!!!!」

 

 

完全に消えた。核も何も残さず。

 

 

レイ「ふぅ…終わった…。」

 

ピリッ

 

 

レイの能力も、ここで時間切れとなった。

 

 

レミ「咲夜!起きなさい!咲夜!」

 

レイ「咲夜さん!しっかりしてください!」

 

 

咲夜からは気も血の気も感じない…。

 

•••

 

ボ「ふん、あのチビを吹っ飛ばしたくらいでいい気になるなよ。」

 

 

早苗は、ボロボロになった文を見つめて言った。

 

 

早「・・これはあなたがやったんですか?」

 

ボ「だとしたらなんだ?」

 

早「そうですね。」

 

「ここで退治させていただきます。」

 

 

そう言い放ち、一瞬にしてボージャックの目の前へ接近した!

 

 

ボ「なにっ!」

 

ドガッ!!

 

ボ「ぐあぁっ!」

 

 

彼は一瞬何をされたかわからなかった。自分の顎を摩り、空中にいることがわかり、蹴り上げられたのだと理解した。

 

 

ボ「小癪な。」

 

早「残念ですけど、容赦はしませんよ。」

 

ボ「なんだと!うおぉぉぉっ!」

 

 

気を最大まで解放した。

 

 

ボ「2度もガキにやられてたまるか!」

 

「どんな手を使ってでもお前を殺してやる!」

 

早「あぁそうですか。」

 

ボ「どこまでも、ムカつくガキだ!」

 

 

ボージャックは完全にキレた。

 

 

ボ「だぁっ!」

 

早「はっ!」

 

 

撃ち合いを始めた!

 

ガシッ!バシッ!ドゴッ!バキッ!

 

ボ「オラオラどうした!さっきの威勢はどこ行った!」

 

ビシッ!ガキッ!ゴリッ!

 

早「くっ!(やっぱりパワーは向こうが上。勝てる、かな。)」

 

「(いや)・・勝つんだ!!」

 

ビュウウッ!!

 

ボ「ぬぅっ!」

 

 

突風を放った!だが、敵は吹っ飛ばない。距離だけは取れた。

 

 

ボ「貴様、なかなかやるな。」

 

早「・・・。」

 

ボ「ここまで互角の勝負をしたのは久しぶりだ。」

 

「こんな闘いを、邪魔されたくはないよ、な!!」

 

ボッ!!

 

早「?」

 

 

いきなり、エネルギー弾を地面に落とした。

 

しかしエネルギー弾が飛んで行った先をよく見ると、倒れた文の横にアリスがいるではないか!

 

 

早「え!アリスさん!!」

 

ア「!しま」

 

ドカーンッ!!

 

•••••

 

魔「な・・あ・・。」

 

 

魔理沙は妹紅をにとりの研究所へ運び、にとりが飛ばした複数のカメラの映像を観ていた。

 

そこに映っていたのは、ブレてよく見えない霊夢とセルの戦闘であった。

 

 

魔「・・見えねえ…、私ですら。」

 

「どっちが優勢なんだ?」

 

に「あ、それはそのうちわかるよ。」

 

魔「なんでわかるんだよ。」

 

に「戦闘ステータスは随時取っているからね。」

 

魔「いつの間にそんな装置を。」

 

に「前からあったさ。最近使う機会が増えただけだよ。」

 

魔「そうか。そういえばなんで萃香がいるんだ?」

 

に「たぶんアリスが魔法で転送したんだと思う。」

 

魔「え!じゃあ萃香は既に汚されて…。」

 

に「あ、魔理沙にはまだ言ってなかったね、アリスのこと。」

 

魔「え?」

 

妹「・・また死ねなかった…。」

 

 

研究所は比較的平和なようだ。

 

•••

 

バシッ!!ヒュンッ・・

 

バキッ!!ヒュンッ

 

ゲシッ!!

 

セ「ぎぃっ!」

 

ザーッ

 

霊「・・・。」

 

コトッ

 

 

2人とも地に足をつけた。

 

 

セ「はぁ・・はぁ・・(陰陽玉が邪魔だ。あれのせいで気弾も拳もなかなか通らん)。」

 

霊「どうしたの?まさか終わりじゃないでしょうね。」

 

セ「まさかまさか、私はまだまだ余裕だとも(あれを無くさせるか、私にもっとパワーが必要だ。どうしたものか、?)。」

 

霊「なに余所見して」

 

ドォーンッ!!

 

霊「な!なにっ!?」

 

 

霊夢の目の前に何かが風とともに落下してきた!

 

 

セ「! 今だ!」

 

セ;「太陽拳」

 

セ「太陽拳!!」

 

霊「しまった!」

 

 

目をつぶっておらず、セルの不意打ちは成功した。

 

 

セ「来いっ!」

 

セ;「瞬間移動」

 

霊「くっ!」

 

 

飛んできた何かを抱え、セルは何処かへ消えてしまった。

 

そうとは気付かず、目を瞑ったまま霊夢は構えた。

 

 

霊「(さっきのは、あいつの分身ね。なんでこんな所に?)」

 

 

気でそれがセルJr.だとわかった。

 

目が見えるようになった時には、何も残っていなかった。

 

 

霊「ま、まずい!いったい何処へ…!」

 

 

額に指を当て、必死に探した。

 

 

霊「! 其処は駄目っ!!」

 

ヒュンッ!!

 

 

果たして、セルが向かった先とは…。

 

•••

 

ア「・・・あれ?私、無事なの?」

 

 

目を開けてみると、身の周りにはバリアーが張っていた。

 

 

???「間一髪っすね。間に合ってよかったっすよ先生。」

 

ア「・・え?」

 

 

そして目の前には、魔理沙にそっくりな少女が立っていた。

 

 

ボ「な、なんだと!」

 

早「魔理沙、さん?」

 

ア「先生って?」

 

???「あ、時間ないんでまた後で。先生は今のうちに文さんを助けてください。」

 

 

魔方陣を出し、再びテレポートした。

 

 

ア「そうだ、私も魔方陣を出さないと。」

 

ボ「させるか!」

 

ドゴッ!!

 

ボ「ぐおっ!」

 

早「どこ見てるんですか?あなたの相手は私です!」

 

 

腹にパンチを入れた!

 

アリスは文を連れ脱出した。

 

 

ボ「くっ・・もういい!この山ごと吹き飛ばしてやる!」

 

ボ;「ギャラクティックバスター」

 

 

持っているエネルギーを全て両手に集めた!

 

 

早「負けませんよ!」

 

早;大奇跡「真・八坂の神風」

 

 

目を閉じて、風を纏い、右手に意識を向けた!

 

今、決着がつこうとしている!

 

•••

 

こ「かぁ・・はぁ・・。」

 

セルJr.1「ギギ」

 

 

立っているセルJr.はもう1体だけだ。2体は死んでないが倒れたまま動かない。

 

 

勇「気が小さくなったと思ったら起き上がらなくなったな。」

 

「おそらく、残った気で折れた骨を治していたんだろう。」

 

 

うん、いい推理だ。

 

 

勇「とは言えこいしも随分疲れている。ここは私が相手しようか。」

 

「こいし!」

 

こ「まだだよ。1匹残ってる。」

 

勇「こいしには休憩してほしい。まだセルが残ってるだろ?そっちの相手を頼む。」

 

こ「・・わかった。」

 

勇「いい子だ。これを飲んでくれ。」

 

 

瓶を渡した。

 

 

勇「さとりがくれた元気が出る代物だ。少しは回復するだろうね。」

 

こ「お姉ちゃんが。」

 

勇「そうさ。」

 

ゴクッ

 

 

こいしの体力が少し回復した。

 

 

勇「さてと!」

 

ボゥッ!!

 

勇「さぁ、かかってきな!」

 

セルJr.1「ギギッ!」

 

 

物凄いスピードでパンチをしてきたが、ひらりと身を躱した!

 

 

セルJr.1「ギッ!」

 

勇「私は何年生きてると思ってんだい!あんたの攻撃なんて簡単に避けられるぞ!」

 

 

腹に蹴りを入れて終わらせようとした、が!!

 

 

ヒュンッ

 

勇「なにっ!」

 

 

死角に突如セルが現れた!

 

 

セ「どらぁっ!」

 

ドゴッ!ドォーンッ!!

 

「ごあっ!!」

 

 

右肘を振り降ろし、地面へ叩きつけた!

 

 

シュウ・・

 

 

一発でノックアウトした。

 

 

こ「! 勇儀お姉ちゃん!」

 

セ「先程のお返しだ。」

 

「・・この倒れたセルJr.は、お前がやったのか?」

 

こ「う゛う゛う゛う゛う゛!」

 

セ「おやおや、私の話は聞こえているかね?」

 

こ「お兄ちゃんをよくもォ!」

 

セ「お兄ちゃん?」

 

「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛! !」

 

ヴンッ!!

 

セ「なるほどなるほど。貴様で間違いないようだな。」

 

こ「コロスコロスコロス!」

 

セ「これから博麗霊夢も来るだろう。こいつには気を少し分けて、」

 

 

左腕で抱えていたセルJr.に気を分けた。

 

 

セ「残り2体に分ける余裕はない。はっ!」

 

ボッ!!・・ドカーンッ!!

 

 

粉々になるよう破壊した。

 

 

セ「これで、なにっ!」

 

 

振り向くとこいしの右手は目の前まで迫っていた!

 

 

ドゴッ!!

 

セルJr.1「ギギィッ!」

 

ドシャッ!!

 

 

さっきまでこいしと闘っていたセルJr.が庇った。そのまま飛ばされ地底の壁に激突した。

 

 

セ「あれもここまでか…。」

 

ボッ!!ドカーンッ!!

 

 

またしても分身を破壊した。

 

 

セ「お前は下がっておけ。私がさっさと終わらしてやる。」

 

セルJr.「ギギッ」

 

こ「は゛ぁ゛っ!」

 

ガシッ!!

 

こ「!!」

 

セ「ほう、なかなかのパワーだ。」

 

 

こいしのパンチを片手で受け止めた。

 

 

セ「忘れていた。今私は本気を出していたのだったな。」

 

勇「お前、どこで、そんな強く…。」

 

セ「なに、ちょっとしたパワーアップだ。どりゃっ!」

 

ドッ!

 

こ「うがっ!」

 

 

左の拳でまともにくらった。

 

 

セ「すまないな、手加減はしたのだが。」

 

こ「うぅ…。」

 

セ「私は其処の館にいる孫悟天に用がある。どけてもらえれば命だけは助けてやるぞ。私の最終目標は侵略なのだからな。」

 

こ「それは、させない…!」

 

セ「そうか、では」

 

ヒュンッ

 

セ「なっ!」

 

ドゴォ!!

 

 

セルは咄嗟にガードした!

 

 

セ「貴様もその技を使えたのか。」

 

霊「だからなによ。」

 

勇「・・霊夢!」

 

霊「あら、無様な格好ね。」

 

勇「うるせえ。」

 

こ「・・!!」

 

霊「さて、やられる準備はいいかしら?」

 

セ「ただではくたばらんぞ。」

 

「レイムーーッ!!」

 

霊「え?・・!」

 

 

セルではなく霊夢に向かって飛んできた!

 

こいしは敵ではないので慌てて陰陽玉を消した。

 

 

ゲシッ!!

 

こ「ぐっ!」

 

 

足ではらうも敵は1人ではない。

 

 

セ「どらぁっ!」

 

ドンッ!!

 

霊「うわっ!」

 

セ「待っていたぞ!陰陽玉を消す時をなぁ!」

 

バシッ!!ゴキッ!!ゲシッ!!ドゴッ!!

 

すかさずラッシュされるも霊夢はガードできない!

 

 

霊「くっ!だぁっ!!」

 

ビュウッ!!

 

セ「ぬぅ!」

 

 

気を放出しセルを吹っ飛ばした。

 

 

霊「はぁ・・はぁ・・。」

 

セ「陰陽玉がなければ大して差はないな。そこをどけ。私はお前より先に孫悟天を殺さなくてはいけない。」

 

こ「ハ゛ァ゛ッ!!」

 

ドゴッ!

 

セ「ぐっ!どりゃっ!」

 

バシッ!!

 

こ「うわっ!」

 

セ「ふん、そこをどけば今は楽だぞ。寧ろ行かせたら後で私を倒せるかもしれないのだが、どうだ?」

 

霊「駄目に決まってんでしょ。」

 

「まだ悟天に、謝ってないんだから。」

 

セ「喧嘩のことか。何故謝る。貴様は自分が悪いとは思っていないのだろう?」

 

霊「あんたには関係ないわ。」

 

セ「またそれか。」

 

霊「とにかく何としてでも、」

 

「ここは通さないわよ。」

 

 

簡易版セルを倒した紅魔一行。しかし、咲夜は無事なのか?

 

いよいよ覚醒した早苗とフルパワーボージャックの決着はつくのか?

 

謎の魔法少女は何者なのか?

 

霊夢は地霊殿を、悟天を守り抜けるのか?

 

 

第24話へ、続く…。

 

•••

 

天「・・・、ここは?パオズ山の家?」

 

チチ「あ、起きただか?」

 

 

起きてみると、実家のソファで横になっていた。




というわけで、第23話でした!

投稿が非常に遅くなり申し訳ございません。資格試験などがあったのでなかなか進まなかったのです!←言い訳

ここまででわからないことがありましたら、コメントで何でも訊いてください。これからわかること以外ならお答えいたします。

次回第24話は、「2nd STAGE」です!


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!


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