・2次創作
・咲夜兵長
・勝手な解釈
・あらすじが無☆い
等が含まれております。
やっぱり、今回もダメだったよと思う方はPodで避難だぁ!
第14話「プロジェクト 開幕」
に「皆さん、こんにちは。ご存知河城にとりです。あらすじはどうしたって?宴会は直接読んだ方がいいと思いますよ(ドヤァ)。」
「それはさておき、どうして私から始まったか、気になるでしょう?それは他でもない。この章は…、私が主役だからさ!」
デデーン!!
「いやほんとだよ!誰?嘘でぇす!って言ったのは。」
「勿論、私がサイヤパワーを手に入れて霊夢達と一緒に闘うわけじゃないさ。頭脳派だからね。私は闘う人材を育てるのが好きなんですよ。」
「というわけで、私が幻想郷の少女達を強くするから、主役になったってわけさ!よろしくね!」
妖「にとりさん、カメラに向かって1人で何してるんですか?」
呆れた顔で見ている。
に「それは言っちゃダメだよ。って妖夢じゃん!いいところに来てくれた!ほら、一緒に喋って!」
妖「ちょ、なんで私が。」
に「だって妖夢ってメタいじゃない?こういうトークは全部妖夢に任せたいくらいなんだよ。」
妖「メタい?私がですか?」
に「誰よりもメタいよ。」
自覚がなかったらしい。
妖「そうですか…。私はただ作者の」
に「そこらへんだよそこらへん!」
妖「もうわかりません。」
に「あぁ、もういいや。」
妖「ところで、強くするとは具体的にどんなことをするんですか?」
に「それはまだ妖夢にも言えないなぁ。強化対象だし。」
妖「強くなる方法を教えないのに強くなれるんですか?」
に「それがなれるんだよなぁ。」
妖「嫌な予感がします。」
に「それはそうと、あの異変からどれくらい経ったっけ?」
妖「1ヶ月くらいですかね。だんだん暑くなってきましたね。」
に「そうか、もう1ヶ月か。早いもんだね。」
妖「にとりさんが思い浮かべてるのはにとりさんが作ったゲームのことですよね?」
に「あ、バレた?宴会の2日後にリリースしたからね。」
妖「テレビゲーム、でしたよね。テレビすら幻想郷には画期的なものだったのにゲームまで作ってしまうとは。」
に「それに格闘系にしてよかったよ。ちょうど異変の後だったから人里のたくさんの人が見にきたんだよねぇ。」
妖「あんまりゲームの話ばかりしてもダメですよ。」
に「あ、そうだった。」
「超化、だっけ。文がなれるようになったからみんな追い付こうと必死なんだよね。これの名前は考えておかないといけないね。」
妖「そうですね。1ヶ月だけで超化を成し遂げた方もいますし。」
に「レミリアのことだね。流石はカリスマって感じ。」
「13日目に満月になるように計算して、自分を人間の血の中に閉じ込めて、13日目の夜で一気に気を解放したらなったもんね。」
そう、文の次に超化を成し遂げたのである。
妖「吸血鬼ならではの発想ですよね。」
に「そうだよね。じゃあ半人半霊は」
妖「ありません。」
に「だよね〜。ははは。」
妖「にしてもその人間の血って…。」
に「そこには触れないで行こう。」
妖「デスヨネ。」
に「あと、サイヤパワーを宿した人もいるよね。」
妖「フランさんとこいしさん、ですね。」
に「そうそう、悟天君と修行したからだね。こいしちゃんは最近見かけないけど。」
妖「おそらく能力を使ってるからですね。」
に「あ、だから見えなくなったんだ。」
妖「今となっては他の弟子たちにも見えてないでしょう。」
に「だろうね。」
妖「私も早く、超化できるようになりたいです。」
に「その為にも、だよ。ちょっと出てってくれる?」
妖「な、なんですか急に。」
に「もう始めるの。」
妖「始めるって何をですか?」
に「あ、アリスだ。」
妖「えっ!?」
反射でドアを見たが、
ガンッ!
妖「あっ…。」
気絶させられてしまった。
に「ごめんね、こんなことさせちゃって。」
霊「いいわよ別に。これでみんな強くなれるわけでしょ?」
に「勿論さ。」
霊「ふふ、頑張りなさいよ。準備は整ったみたいだし、私は帰るわ。」
に「ありがとね。」
研究所から出ていった。
に「さてと、やっと本題に入れそうだね。」
「それじゃあまず1人目、始めようか。」
••••••••
•••••
咲「・・・あれ?私は…。」
目を覚ますと、いつものように自分のベッドの上にいた。
咲「確か、お嬢様と一緒にティータイムを楽しみながら、面接しにくる人を待っていた筈ですが。」
他にも不審な点がある。メイド服のまま寝ていたということだ。
咲「近頃は芯のある人間が来なくなったとお嬢様が仰ってたけど、何故だろう。大丈夫な気がする。」
根拠はないが、今日面接に来る人間に少し期待していた。
咲「! 気が乱れてる。ホールだ!」
能力を使ってすぐに駆けつけた。少々遅かったのだが。
来てみると、館内はボロボロになっていた。
咲「これは…。」
美「咲夜、さん。逃げて…」
と言いかけたところに、エネルギー弾が飛んでき、美鈴に直撃した。
ドーンッ!
咲「美鈴!」
既に、息はなかった。
前方を見ると、見覚えのある影があった。
咲「あんたは!」
15号であった。
咲「どうして、あの時、壊したのに!」
15「ククク」
咲「!!」
咄嗟にナイフを投げたが避けられた。いや、15号が何かに吸い込まれた。
咲「まさか!」
吸い込まれた先へ走った。
そこには、にとりの撮影映像で見た合体13号がいた。
咲「な、なんで…。だって、あんたは霊夢や魔理沙が。」
13「ガァ!」
容赦無く襲ってきた!
咲「くっ!」
右手に握っていたナイフで首を飛ばそうとしたが、
カンッ!
咲「なっ!」
13「ククク」
ナイフの刃が折れた。
13「ガァ!」
咲「ゔっ!」
腹に強烈なパンチをうけた!そのまま縮こまってしまった。
咲「う、こんなところで…。」
改めて気を探ったところ、誰の気も感じ取れなかった。もう生きているのは、自分だけなのかもしれない。
13「ククク」
咲「お嬢、様。」
レ;神槍「スピア・ザ・グングニル」
レミリアが不意打ちをかまし、煙が上がった隙に咲夜を助け出した。
レ「大丈夫?咲夜。」
咲「お嬢様!うっ」
レ「咲夜はここで休んでなさい。」
咲「でも。」
13号は待たなかった。問答無用でレミリアに襲いかかった!
レ「ふん、はぁっ!」
攻撃を躱し、顔面に一撃を食らわしたが、全く効いていなかった。
13号はニタニタ笑っている。
咲「(何故、お嬢様は変身しないのかしら)」
13「ガァ!」
レ「ぐあっ!」
上から地面へ叩きつけた!そして、
13「死ねぇ!!」
右手から勢いよくエネルギー波を発射した。爆風で咲夜も吹き飛ばされた。
咲「うわぁっ!」
•••••
気絶してたらしく、目が覚めると13号はいなくなっていた。
だが、見たくないものは見えてしまった。
咲「お嬢、様?」
先の方に、動かなくなったレミリアが倒れていた。
ゆっくりと近づいた。
咲「お嬢、様…」
目の前まで来た。耐えきれず、目からは涙が溢れ出してしまった。
それでも呼びかける。
咲「お嬢、様…」
抱き寄せたが、やはり動かない。レミリアは白目をむいている。
咲「お嬢様、お嬢様」
強く抱きしめても、何も変わらなかった。
咲「お嬢様、お嬢様ぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
大声を出して泣いてしまった。
その声に気付いたのか、天井を壊し、13号が現れた。
13「ククク」
咲「ぁぁぁぁあああ!!」
咲夜の気が、どんどん膨れ上がってきた!
13「ナニッ!」
ピコンッ、ヴンッ!!
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
次の瞬間、瞳の色は明るくなり、髪も少し逆立ち、迸る衝撃波を放った!
13「ア…。」
咲「!!!」
13「ウッ」
ギロっと睨んだのも束の間、折れてない残りのナイフで逆襲を始めた!
咲「グッ!」
13「ガァ!」
胸部に斬りつけた。
咲「ア゛ァ!」
13「ウァ!」
怒り狂ってしまった。もはや誰にも止められない!
咲「ウッ!アァ!ダッ!ハッ!ハッ!ハァ゛ッ!」
13号がどんどん斬られていく。
咲「ギッ!ガァ!アァ゛!ハッ!」
もう、出した声と斬りつけた回数が合ってない。口以上に腕が速く動いている。
既に、13号の腕と首は無くなっている。
咲「ハァ゛ッ!ア゛ッ!ガァ゛!」
「ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」
最後に、13号の巨体を半分に斬った。
咲「はぁ・・・はぁ・・・。」
文が倒せなかった敵を、一方的に倒してしまった。
咲「・・・うぅ、お嬢、様…、みんな…」
また泣いてしまった。無理もない。一瞬にして家族を失ったのだから。
穴が開いた天井から、冷たい雨が降り注いだ。慰める者は、もういない。
咲「う・・ぐ・・。」
泣いているが、超化は暫く解けなかった。
?「はーい、これにて終了!お疲れ様〜!」
咲「・・・??」
第15話へ、続く…。
というわけで、第14話でした!
第3章が始まりましたが、そんなに長くはないです。
各話修正いたしました。読者の皆様にとっては、大きな変化があるかもしれないので、お時間があればどうか読んでくださると幸いです。
妖夢のメタさは、いつかなくなるので嫌いだった方はご安心ください。
もうお分かりかと思いますが、咲夜の変身シーンは「絶望への反抗」をイメージして書きました。
怒り狂うシーンは、また別キャラをイメージしてます(わかった方はすごい)。
ここまでのご愛読、有難う御座いました!