幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は東方プロジェクトとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・やっぱり文ロット
・勝手な解釈
・レミリアがカリスマ
・戦闘は一旦今回で終わり
等が含まれております。

構わない方々は夕食でもいかがかな?(大嘘)


第12話「決着!間一髪の大勝利」

〜あらすじ〜

男の目的は、13号のさらなるパワーアップであった。半ば強引にパーツを渡し、早々と立ち去ってしまった。

 

さらなるパワーアップを遂げた13号には、魔理沙の攻撃は何も効かなかった。パワーも上がったらしく、ガードした魔理沙にもダメージを与えた。万事休すかと思われたが、技の撃ち合いではなんとか魔理沙が押した。それが仇になった。

 

一方、椛が目を覚ました。13号の変化に気付いた文は、椛に説得され、戦場へ再び飛んでいった。

 

魔理沙は完膚なきまでに痛めつけられ、殺されようとしていた。

 

だが、突如目の前に現れた霊夢により、阻止された。

 

幻想郷No.1よ、幻想郷を救えるか!?

 

幻想天霊伝説 第12話

 

魔「・・・ぇ…?」

 

霊「それを食べれば元気になるわ。傷も癒える。」

 

 

しかし、腕が動く筈もなかった。投げた豆すら掴めていない。

 

 

霊「まったく、しょうがないわね。」

 

 

魔理沙に食べさせようとした。13号はこの機を逃さなかった。

 

 

13「そんな小娘に構ってる場合かっ!」

 

 

背後からフックをしたが、

 

ヒュンッ!

 

寸前で躱された。それだけでなく、横からキックされた!

 

 

13「ぐおっ!」

 

10mほど飛ばされた。

 

 

霊「ほら、早く。」

 

魔「ぁ…。」

 

 

霊夢は無理やり魔理沙の口の中に押し込んだ。

 

 

霊「ほら、ちゃんと噛んで。」

 

カリカリ、ゴクッ

 

魔「えっ?えっ?」

 

13「!!」

 

 

急に体中の痛みが消えた!

 

 

魔「ど、どうなってんだこれ!?」

 

 

先ほどとは打って変わってぴょんぴょん跳ねている。

 

 

霊「仙豆っていうの。師匠が作り方教えてくれてね。作るには何年も時間がかかるから、今までの異変の時はなかったの。」

 

魔「そうだったのか!やっぱ師匠はすげえぜ!」

 

13「・・・。」

 

 

こうして、魔理沙は復活した。

 

 

魔「私たち2人が揃えば、怖いもんなしだぜ!」

 

霊「魔理沙は下がってて。」

 

魔「ちょっ!またいいとこ取りか?」

 

霊「死にかけたくせによく言うわ。」

 

魔「うっ…。」

 

 

霊夢は1人、前へ出た。

 

 

13「お前1人で、だと?」

 

霊「そうよ。小手調べにね。何か不満かしら?」

 

13「小娘が1発や2発でいい気になりやがって!があっ!」

 

霊「!」

 

 

果たして、霊夢は1人で勝てるのか!?

 

•••••

 

?「ただいま戻りました。」

 

ドクター「ご苦労だった。成功したようだな。」

 

?「あなた様のことですから。失敗などないでしょう。」

 

ドクター「前から思ったのだが、」

 

?「何事でしょう?」

 

ドクター「私以外の者と話す時は、あんな喋り方なのだな。」

 

?「勿論で御座います。ドクター以外の者など、行き遅れた猿となんら変わりません。ですから、丁寧に話す必要などありません。」

 

ドクター「ククク、それは結構だ。私以外は猿、とな。」

 

?「1人で技術の融合に成功したのは、ドクターだけですから。」

 

ドクター「当たり前だ。よそ者を排除、或いは、そのよそ者に忠誠を誓い己を排除など、愚の骨頂だ。」

 

?「仰る通りで御座います。」

 

ドクター「そうだろう?さて、最後まで13号を観察するとしようか。」

 

?「わたくしはお茶を淹れてまいります。」

 

ドクター「おう、頼む。」

 

?「では。」

 

 

謎の男は退室した。

 

 

ドクター「楽しませてくれよ。私の13号よ。」

 

•••••

 

文「物凄い気ですね。私が介入していいんでしょうか…?」

 

 

先ほど出発した文は、激戦区へ向かっていた。永遠亭で休憩していたため、体力は全開であった。

 

 

文「この気は、私がさっき相手をした人造人間?なんてパワーアップをしてるんですか!」

 

 

ここで怒っても聞こえない。

 

 

文「あの時、あと少し体力が残っていれば、トドメをさしてこんなことにはならなかったのに…。」

 

 

少々罪悪感を覚えた天狗少女であった。

 

•••••

 

13「かっ!はっ!だっ!」

 

霊「!」

 

 

13号は霊夢に向かってラッシュを続けている。しかし、未だに1発も当たらない。それどころか、

 

ヒュンッ!

 

霊「はっ!」

 

13「ぎぃっ!」

 

 

躱され反撃を喰らっている。

 

 

霊「・・、あんたまさか。」

 

13「?」

 

 

お互い止まった。霊夢は続ける。

 

 

霊「あんた、私に1回パンチしてみて。」

 

13「は?」

 

霊「早くしなさい。じゃないとこっちから行くわよ。」

 

13「・・ほざけっ!」

 

霊「!!」

 

 

13号は右腕に力を入れ、全力でパンチした!が、

 

 

霊「やっぱり。あんたって防御力だけなのね。」

 

13「なん、だと?」

 

 

手で受け止めた。

 

 

霊「おかしいと思ったのよ。遅いのにどうして魔理沙が負けたんだろうってね。あんた、防御力だけは一流よ。」

 

13「・・・。」

 

霊「でもね、決着を付けることはできるわ。私が全力の攻撃をすればあんたは消える。覚悟なさい。」

 

13「・・ハハハハハ!」

 

霊「何が面白いの?」

 

13「貴様は誤解している。例えお前に効かなくても、他には効くということを忘れている。」

 

霊「は?」

 

13「例えば、この星とか、だな。」

 

霊「!まさか!」

 

13「その通り!俺はこの星を消し飛ばす技を連続で出せる。お前が止めている間にこの星は木っ端微塵だ!」

 

霊「そんなこと、させるわけ」

 

13;「アルティメットデッドリィノヴァ」

 

 

わずか数秒で作りあげてしまった。

 

 

13「さあどうする。こいつを放った後に俺を攻撃するのもいいが、この星はどうなる?」

 

霊「あんたなんて私1人でどうにでもなるわ。それは魔理沙に任せるし。」

 

13「この俺が、お前の最大パワーまで待っていると思うか?」

 

霊「ちっ!どうすれば…。」

 

魔「霊夢!私も一緒に攻撃するぜ!」

 

霊「何言ってるの!あれはどうするのよ。」

 

魔「それは…。」

 

 

ちょうどこのタイミングで、文が到着した。近づいた時に超化をといたらしいく、普通の姿だ。

 

 

文「ふぅ、間に合いましたね。」

 

霊「文!どうしてここに?」

 

文「話は聞こえてました。私があれを止めますからお2人はあの人造人間を壊してください!」

 

霊「あんたに任せられるわけないでしょ。」

 

文「だぁぁぁっ!!」

 

ヴンッ!

 

 

即座に超化した。

 

 

霊「文、その気は」

 

文「説明は後です!さあ、ぶっ壊しちゃってください!」

 

霊「・・、わかった。」

 

13「お前はさっきの。最早貴様ではこれを止めることはできんぞ!」

 

文「そうですか?やってみなくちゃわかりません!」

 

 

4人は一気に戦闘力を上げた!

 

 

霊「行くわよ魔理沙!」

 

魔「おう!霊夢!」

 

霊;霊気「博麗かめはめ波」

 

魔;魔砲「ファイナルスパーク」

 

霊「かーめーはーめー、」

 

魔「ファイナル、」

 

13「吹っ飛べ!!」

 

 

13号は、妖怪の山へ向けて投げた。そして、

 

 

霊「波ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

魔「スパーーーーク!!」

 

 

2人の攻撃は13号へ直撃した。13号は太い腕でガードしている。

 

 

文「はぁぁぁぁ!!」

 

 

文は13号の攻撃を受け止めた!

 

 

文「ぎぎぎ。」

 

13「ぐぅぅぅ!!」

 

霊「きぃっ!」

 

魔「ぐぬぬ!」

 

 

互いに一歩も譲らなかった。

 

すっかり夜になっていた。

 

•••••

 

に「な、なんて闘いだ。今までの戦闘データを遥かに超えている!」

 

 

こんな状況だというのに、カメラを使って必死にデータをとっていた。この星の命運などどうでもいいといった感じだ。

 

 

妹「おいおい、やばいじゃん!なんでデータなんてとってんだ。」

 

に「そりゃあ、生きてる限りは必死になりたいでしょ。」

 

妹「は?」

 

に「もしこれで助からなかったら、今までの研究は全部消えるでしょ。そんなこと考えても仕方ないじゃん。だから、生きてるうちに沢山とるのさ。」

 

妹「・・そうか。すまん。」

 

 

妹紅は不老不死だ。それ故わからないのかもしれない。

 

 

に「・・あっ!この反応は!」

 

妹「今度はなんだ?・・あっ!」

 

 

妹紅も何かを感じとったようだ。

 

•••••

 

霊「くっ!」

 

魔「し、しぶといな!」

 

13「その言葉、そっくりそのまま返すぞ。」

 

 

霊夢は本当の全力を出せていない。13号が待ってくれなかったからだ。

3人はまだ競り合っている。しかし、1人は違った。

 

 

文「うっ、あぁ!」

 

霊「文!」

 

13「どうやら、ここまでのようだな。」

 

 

勝利の笑みを浮かべた。

 

 

魔「くそっ!ここまでかよっ!」

 

霊「魔理沙!集中して!」

 

文「うっ!すみま、せん」

 

 

ノヴァに弾かれ、山の斜面へ飛ばされた。

 

 

魔「ち、ちくしょぉぉぉぉぉ!」

 

13「ハハハハハハ!!さらばぁ!」

 

 

万事休すと思われた。霊夢ですらそう思った。

 

しかし!

 

ドンッ!!

 

 

ノヴァは止まった!

 

 

霊「!!!」

 

魔「なんだ!」

 

?「はぁ、はぁ、どうやら間に合ったみたいだね。」

 

 

止めていたのは、我らの主人公、孫悟天であった!

 

 

13「き、貴様は!!」

 

天「みんな、待たせちゃったね。」

 

霊「悟天!」

 

魔「に、悟天!」

 

天「2人とも!これは俺に任せて!」

 

霊「わかった!」

 

魔「よっしゃあ!」

 

 

この時、13号はわずかに腕の構えが緩んだ。

 

そこへ!!

 

 

レ;神槍「スピア・ザ・グングニル」

 

 

一本の槍が、13号の腹目掛けて飛んでいった!

 

 

13「ぐおぉ!」

 

 

いとも簡単に、穴が空いた。

 

 

レ「やっと腹を見せてくれた。これであんたは終わりよ。」

 

魔「レミリア!」

 

霊「味な真似してくれるじゃないの。」

 

レ「さぁ、トドメをさしなさい!」

 

13「ば、馬鹿な…。」

 

 

構えている腕すら剥がれてきた。

 

 

天「よぉし!できるかわからないけど俺だって!(トランクス君と編み出した、あの技で!)」

 

天;「ビクトリーキャノン」

 

天「だぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

霊「波ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

魔「がぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

13「が・・そん・・ご・・・く・・ぅ・・・。」

 

 

13号は、跡形もなく消し飛んだ。

ノヴァは、星の外へ押し出された。

 

 

天「ふぅ、疲れたぁ。」

 

霊「・・・。」

 

魔「やったぜぇ!!」

 

レ「ふふ。」

 

•••••

 

に「やったぁ!」

 

妹「よっしゃあ!!」

 

妖「なんとか、勝てたみたいですね。」

 

•••••

 

咲「流石は、お嬢様です。」

 

美「あ、やったんですね。」

 

チ「わーーい!」

 

•••••

 

霊「あんた、いいタイミングで来てくれたわね。」

 

天「たまたまさ。」

 

魔「さっ!帰ろうぜ!今夜は無理そうだから明日宴会しようぜ!」

 

天「おっ、いいねえそれ!」

 

霊「ちょっと、私嫌なんだけど。」

 

魔「霊夢は片付けが嫌なだけだろ。」

 

霊「そうだけど。」

 

天「まあいいじゃないか。」

 

霊「ふんっ。」

 

 

見事、大勝利を収めた悟天たち!

 

空は、満天の星空であった。

 

第13話まで続く




というわけで、第12話でした!

やっと2章のメインが終わりましたよ〜。

11話で、技名でミスがあったので修正しました。申し訳ありません…。

究極13号のイメージは出来上がってるので、挿絵の方は気長に待ってくださると幸いです。

次回は宴会がメインになります。

何か質問があれば、ネタバレ以外なら基本お答えしますので、じゃんじゃんお願いします。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!

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