幻想天霊伝説〜都会の悟空が幻想入り〜   作:サウザンド・J

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この小説は東方プロジェクトとドラゴンボールの2次創作です。

・2次創作
・幻想郷No.6 モコウ
・文ブチギレ
・勝手な解釈
・作者が紛れてる
・今までで一番長い回
等が含まれております。

それでも構わないという方はご案な〜い致します。


第⑨話「必殺!妹紅怒りの一撃!もう1人の侵略者」

〜あらすじ〜

悟天が幻想郷へやってきて半年程経った頃、「異変」と思しき事態が起きた。それは、悟天と同じであろう方法で外来人が3人もやってきたことである。しかし、悟天とは違い暴力的であった。

 

しかもその3人とは、かつて別次元で悟空達を苦しめた人造人間13号、14号、15号であった。

 

霧の湖付近の林で15号と闘うチルノ、大妖精、ルーミア、ミスティア、リグル

 

にとりの研究所付近で14号と闘う妖夢と妹紅

 

守矢神社付近の妖怪の山の麓で13号と闘う誰か

 

それぞれで闘いが始まったのであった!

 

一方主人公の悟天は人里で団子を食べているぞ!

 

幻想天霊伝説 第⑨話

 

?「紫様ー!」

 

紫「なにようるさいわね〜。」

 

?「それが大変なんですってー!」

 

紫「藍、今昼寝中なの。邪魔しないでくれる?それに霊夢がなんとかしてくれるでしょ。」

 

藍「その霊夢がまだ気づいてないんです!しかも3箇所に現れたんですよ!」

 

紫「他の妖怪や魔理沙に任せなさないな。」

 

藍「あっ!もう1人現れました!4人とも霊夢や魔理沙でないと勝てないんですよ!孫悟天でも流石にこの数やっぱりむ」

 

紫「それを早く言いなさいよ!」

 

藍「えぇ!」

 

 

藍は逆に吃驚(びっくり)してしまった。

 

 

紫「う〜ん、悟天君が来てから周辺の妖怪や人間は強くなったものの、こんなに早く来られては…。」

 

藍「どうしますか?」

 

紫「あの4体がいなくなるまで見張るわ。もし被害が大きくなるようなら、この私がスキマで幻想郷から追放するわ。」

 

藍「(珍しく紫様がやる気だ。)」

 

•••••

 

天「今の、ものすごい光だったな。何だったんだろう。はむっ」

 

 

我等の主人公は悠長に団子を食べていた。最後の団子を食べた頃に少し変化があった。

 

 

天「んっ!3箇所でみんなの気が高まった。しかも1箇所はチルノ達だ。まずい、助けに行かないと。妖夢や妹紅や…、とかが本気で闘ってるならチルノ達に勝ち目はない!」

 

 

弟子達が心配になり、助けに行こうとした、次の瞬間!

 

 

ピカッ!!!ビリビリ!!

 

 

天「なっ、なんだ!?」

 

 

今度は人里の寺小屋の方で眩い光が放たれた。このままでは一般人のみんなが危ない。

 

 

天「くそお。・・・チルノ達を信じるしかないか。」

 

 

チルノ達が勝てることを信じ、光が見えた方へ飛んでいった。勘定はちゃんと置いていった。

 

••••••

 

その頃湖の近くの林では、

 

 

大「チルノちゃん、まずどうしたらいいの?」

 

チ「う〜んとね、そうだ!みんな!散らばって!作戦通りに!」

 

4人「わかった!」

 

言われた通りにみんな散らばった。

 

 

チ「くらえぇ!」

 

チ;氷符「アイシクルフォール」

 

チ「アイシクルぅ、フォール!」

 

15 「フン。」

 

 

15号はガードした。全く効いている様子はないが、チルノはやめなかった。

 

 

チ「負けないぞ!はぁぁぁぁ!」

 

15「ククク」

 

チ「はぁぁぁぁ!」

 

15「フン、ハァッ!」

 

 

腕を勢いよく広げ、アイシクルフォールをかき消した。

 

その時!

 

 

リ「だぁっ!」

 

ル「やぁっ!」

 

 

リグルは後ろから15号の足を回し蹴りし、バランスが崩れたところにルーミアが目に暗闇を擦りつけ、木陰に隠れ気を溜めていた大妖精とミスティアが、

 

 

大&ミ「合体かめはめ波」

 

大&ミ「波ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

枝の上から暗闇で視界を奪われた目に向けてかめはめ波を発射した!

 

 

15「グァァッ!」

 

 

命中した。4人はチルノの近くへ集まった。

 

 

大「やったね!チルノちゃん!」

 

リ「作戦成功だな!」

 

ミ「ドキドキした〜。」

 

ル「門番の仇をとったのだ!」

 

チ「はぁ、はぁ、へへっ、どんなもんだい!」

 

 

煙が晴れると、15号はまだ壊れていなかった。

しかし一部損傷しており、サングラスの右レンズは壊れ、中の機械がむき出しになり、帽子は殆ど壊れていた。

 

 

リ「お、おい、嘘だろ。」

 

ミ「まだ、倒れてないの?」

 

ル「あ、あ」

 

大「チルノちゃん!この次の作戦は?」

 

チ「・・、ない。あれで倒せると思ってたから。」

 

大「そんな…。」

 

15「ククク。」

 

 

不気味に笑うと、ボロボロの帽子を投げ捨てた。

まだ普通に動けるということが、最大の誤算である。

 

••••••

 

その時にとりの研究所付近では、

 

妖「たぁっ!」

 

妹「はぁっ!」

 

 

2人は一斉に14号目掛けて飛んでいった。

 

しかしぶつかる寸前で、

 

 

14「フンッ!」

 

妖「うっ!」

 

妹「あっ!」

 

妖夢は殴り飛ばされてしまった。

 

 

妖「(これほどパワーがあるとは…、油断した…!)」

 

 

少しくらいは我慢できると思ってしまったのである。

 

 

妹「てめぇ!」

 

妹;蓬莱「凱風快晴 ーフジヤマヴォルケイノー」

 

至近距離でスペルを使った。

 

14「グッ!」

 

妹「よっしゃいくぜっ!」

 

 

怯んだ隙を突き、ラッシュした。10何発攻撃して最後に、

 

 

妹「はっ!」

 

 

蹴り飛ばした。が、思うようには行かず、5M程度しか飛ばせなかった。

 

 

妹「へっ、随分タフじゃねえかお前。」

 

14「・・・。」

 

 

妖夢はこの黙った一瞬で斬りかかった!

 

 

妖「はぁっ!」

 

 

しかし妖夢の一太刀を手の甲で止めた!

 

 

妹「な、なんてこった。妖夢の一太刀を手の甲で止めちまうなんて。」

 

妖「くっ、まだまだ!」

 

 

何度も斬りかかったが全て止められてしまい、

 

 

14「フッ!」

 

妖「がっ!」

 

 

またしても殴り飛ばされてしまった。隙をつき、後ろに周った妹紅は頭部に蹴りをいれようとしたが、

 

 

妹「なっ!」

 

 

足を掴まれ投げられた。

 

 

妹「ぐえっ」

 

 

何本もの木にぶつかり折ってしまい、やっと止まった。

 

 

妹「げほっ、不意打ちは効かないか。」

 

妖「どうすれば…。」

 

••••••

 

各地で激戦を繰り広げる中、悟天は光が放たれた場所に到着した。多くの野次馬が囲んでいる。そこには円盤と頭が異様な形をした謎の宇宙人が横たわっていた。

 

 

村人A「こりゃなんでい?」

 

村人B「見たことねえ円盤だなぁ。」

 

村人T「うわすげw」

 

 

この時、光が放たれたから既に2分経っていた。

 

 

天「みんな、どいてどいて。」

 

村人C「あっ、悟天さんだ!」

 

女A「きゃー!悟天さんよー!」

 

 

悟天ファンを名乗る女達4,5人が集まった。

 

 

天「いや〜はははは、今それどころじゃないんだよ〜。」

 

 

流石都会育ちである。これだけの女性に囲まれても動じない。

 

 

女B「悟天様サインしてください!」

 

天「わかったわかった。ちょっと待ってね。」

 

 

サインをしようとした瞬間、宇宙人が起き上がった!

 

 

???;「デスビーム」

 

天「! 危ないっ!」

 

女B「きゃっ!」

 

 

女Bを抱き抱え、避けた。が、

 

 

村人T「ぐへっ!」

 

 

別の村人に命中した。

 

 

天「大丈夫かい?」

 

女B「はい、なんとか…。」

 

 

女は赤面している。他の村人は撃たれた村人に集まって騒いでいた。

 

 

村人D「うわぁ!血だ!」

 

 

どうやら血を見ることは珍しいようだ。いかにこの人里が平和かが窺える。

 

 

???「よく避けたな。」

 

天「・・、お前は誰だ!」

 

クウラ「俺はクウラ。地上にいる孫悟空を殺しにきたんだが、何処だ?」

 

天「何の話をしている!お父さんはここにはいないぞ!」

 

ク「?どういうことだ?それに他の奴らも見当たらないな。」

 

天「他の奴ら?」

 

ク「地獄に穴が開いたからな。地獄にいる奴ら全員で孫悟空を殺しにかかった。フリーザとセルだけ何故か残ったがな。」

 

天「地獄に穴?まさかあの時の!」

 

ク「あの時?どうやらあれからだいぶ時間が経ったようだな。俺からしたら一瞬だったが。」

 

天「思い出した。いろんな奴がやってきてたけど幾つかの気や気配が突然消えていた。ウーブ君とかにやられたのかと思ってたけど、俺と同じように別次元に飛ばされていたのか!」

 

ク「事情はよくはわからんが、お前は孫悟空の息子だな。」

 

天「その通り、俺は孫悟天。お前を倒してやる!」

 

ク「ククク、見くびってもらっては困るな。地獄とはいえ少しは上達したんだ。先に死ぬのはどっちかな?」

 

天「言ってろ。だぁぁぁぁ!」

 

 

超サイヤ人に変身した。

 

 

ク「ほう、流石は孫悟空の息子だ。そうこなくてはな。」

 

天「悪いがここで闘うには分が悪い。付いて来い!」

 

ク「・・、いいだろう。」

 

 

かくして2人は人里を離れ飛んでいった。

 

 

村人A「頑張ってくれよー!悟天さーん!」

 

村人B「本気出すと金髪になるって本当だったんだ。」

 

村人C「あの新聞も捨てたもんじゃねえな。」

 

村人T「げふっ!グッドラック…。」

 

•••••

 

ここは守矢神社付近の麓。両者は既に少しぶつかっている。

 

 

早「居ますからねっ!私やられてないですからねっ!」

 

13「何の話をしている…。」

 

早「あなたには関係ありません!覚悟!」

 

早;秘術「グレイソーマタージ」

 

早「はぁっ!」

 

 

弾幕を連続で浴びせた!が、

 

13;「アンドロイドバリアー」

 

全て防いだ。

 

 

早「なかなかやりますね。ならこれはどうですか!」

 

早;奇跡「客星の明るい夜」

 

早「くらいなさい!」

 

13「何度やっても同じだ。」

 

13;「アンドロイドバリアー」

 

またしてもバリアを張り、全ての攻撃を防いだ。バリアをといて正面を見てみたが、

 

 

13「ん?何処へ行った。」

 

早「ここですよ!」

 

 

後ろから奇襲をかけた!

 

 

13「なにっ!」

 

早「だだだだだだ!」

 

 

連続攻撃を決め、

 

 

早「はぁっ!」

 

 

吹っ飛ばした。そして、

 

 

早「トドメです!」

 

早;大奇跡「八坂の神風」

 

早「はぁぁぁぁぁ!」

 

 

最後に一撃をくらわした。

 

 

早「ふふっ、どんなもんですか。にしても壊れてないとはやりますね。」

 

13「ククク。」

 

早「?何がおかしいんですか?」

 

13「いやいや、孫悟空やその仲間達以外にもこんなに手応えのある奴がいると思うと楽しみでな。」

 

早「・・・。」

 

•••••

 

ミ「どうしよう!どうしよう!」

 

リ「どうしようって言われても。」

 

ル「!来るのだ!」

 

15;「F•Fスパークキャノン」

 

 

連続エネルギー弾が飛んできた!

 

 

大「うわっ!(ピチューン)」

 

ミ「あぁっ!」

 

リ「いっ!」

 

チ「ぐっ!ぐっ!」

 

 

大妖精は攻撃に耐えきれず消えてしまった。

ミスティアとリグルは1発でノックアウトしてしまった。

ルーミアは暗闇に隠れ、やり過ごした。

チルノは耐えきったが、今にも泣きそうである。

 

 

ル「もう、終わりなのだ…。」

 

チ「ぐすっ、まだ負けてないぞ!兄貴が言ってたんだ。最後まで諦めちゃいけないって!そして、泣いちゃ、いけないって!」

 

15「ククク」

 

 

ゆっくりと残った2人に近づいてきた。ルーミアは既に放心状態である。チルノは震えながらも構えている。

 

もう目の前まで迫ってきた。

 

 

15「ヘッ!」

 

チ「あがっ!」

 

 

蹴り飛ばされ、木にぶつかった。それでも、

 

 

チ「か、かかってこい!」

 

15「ククク」

 

 

小さな少女は諦めなかった。

 

ここで、奇跡が起きた!

 

 

?「よく頑張りましたね、あなた達。」

 

?;幻世「ザ・ワールド」

 

 

その声が聞こえた途端、15号が止まった。

 

 

チ「ぇ?ぇ?」

 

咲「ただのアホの子かと思ってたけど、よく頑張ったわね。悟天さんの修行が身にしみてる感じがするわ。」

 

チ「あっ!メイド長!」

 

咲「今は時間が止まってます。さあ、お友達を紅魔館へ運んで。」

 

ル「え?助かったのかー?」

 

チ「ルーミア、早く運ぶよ!」

 

ル「?わかったのだ。」

 

 

ルーミアは状況がわかっていない様子であったが、すぐに動いてくれた。

 

 

チ「門番は?」

 

咲「もう運びました。」

 

チ「1人で大丈夫?」

 

咲「大丈夫よ。あなた達のおかげで、もう1人で勝てるわ。」

 

チ「はぁ!お願いします!」

 

 

颯爽と運んでいった。

 

 

咲「もういいかしら。解除!」

 

15「アッ、?」

 

咲「今度の相手は私です!かかってきなさい!」

 

15「ククク」

 

•••••

 

早「・・、何を企んでいるんですか。」

 

13「さあな。だがこんなもので終わっても面白くないからな。」

 

 

途端に高く飛び、早苗に向けてエネルギー弾を連射した。

 

 

早「はっ!はっ!、そんなもの、当たりませんよ!」

 

13「それはよかったな。」

 

早「?」

 

 

下を見てやっと気づいた。倒れている椛に何発も当たっていたのだ。

 

 

椛「あっ、がはっ…。」

 

早「!椛さん!」

 

 

慌てて飛びより呼びかけた。その瞬間を13号は見逃さなかった。

 

 

13「ハハハ!バカめ!」

 

13;「S•Sデッドリィボンバー」

 

早「しまった!」

 

 

まだ避けることはできた。しかし椛を抱えたまま避けきるのは不可能だった。椛を守るため、13号の攻撃を背中で止めようとした!

 

 

早「あ゛っ、うわぁぁぁぁ!」

 

 

間一髪で止めることができた。その見返りは大きなものになってしまったが。

 

 

13「貴様も、孫悟空のように甘いな。そんな死にかけの命を助けて何になる。」

 

早「大切な、お友達です!私の数少ない、大事なお友達です!」

 

13「ふん、くだらん。そのせいで2人揃ってあの世へ行くことになるんだぞ。」

 

早「そうは、させません。あなたなんかに、誰も、殺させません!」

 

13「ふん、じゃあな。」

 

 

2人に向けてエネルギー波を発射しようとした

 

その時!

 

?;岐符「天の八衢」

 

 

ものすごいスピードで弾幕が飛んできた!

 

 

13「ぐぅっ!今度はなんだ。」

 

 

この隙に早苗は椛を抱き抱え、距離をとった。

 

 

早「あ、文さん!」

 

文「ふぅ、どうやら早苗さんは無事のようですねぇ。」

 

早「・・、でも、椛さんが…。」

 

文「え?」

 

 

ぐったりと倒れ伏した椛を見て、一瞬絶句した。

 

 

文「・・椛?」

 

椛「文さん。すみません、麓を、守れま、せんでした…。」

 

文「いいえ、あなたは充分守ってくましたよ…。」

 

椛「へへ、文さんに、褒められ、ると、がはっ、嬉しい、です。」

 

文「もう喋らなくていいです!」

 

 

椛は目から滴をこぼしていた。

 

 

椛「文さん、あとは、お願い、しますね。」

 

文「椛!!」

 

 

椛は目を閉ざしてしまった。気は無いくらい小さくなっている。

 

 

文「・・・。」

 

13「お別れの挨拶は済んだか?貴様も邪魔をするなら容赦は」

 

文「許しません、よくも、よくも…!」

 

13「?なんだ」

 

 

空は曇っていないのに雷が落ちた!

 

 

早「え?私、曇らせてないですよ?」

 

文「よくも、よくも!!」

 

 

森がざわついた。気候が明らかに変化している。

 

 

早「文さんの気が、どんどん…。」

 

文「よくも椛をっ!」

 

•••••

 

チ「あれ?ちょっと暗くなってきた。」

 

大「こんなこと、今まで一度もないのに。」

 

 

倒れた2人の前で2人は空を見上げていた。大妖精はまだ復活していない。

 

•••••

 

一方、みんなを逃し、1人で闘っていた咲夜もその変化に気づいた。

 

 

咲「こ、これは。まさか文さんの。」

 

15「キィッ!」

 

咲「くっ!」

 

 

両手にナイフを持って闘っているため、15号の手は傷だらけであった。咲夜は、至って冷静であった。

 

•••••

 

悟天は、幻想郷に一切の被害を出したくなかったので、地球の反対側まで飛んでいった。

 

不思議なことに、クウラは付いてきていた。

 

 

天「ここら辺でいいだろう。始めようぜ。」

 

ク「超サイヤ人、今度は負けないぞ!」

 

天「だぁっ!」

 

ク「かあっ!」

 

 

両者は激しくぶつかった!

 

その闘いは地球を震わせていた。

 

 

天「はっ!どりゃあっ!」

 

ク「ぐあぁっ!」

 

天「せいっ!」

 

ク「ごはっ…」

 

 

明らかに悟天が優勢だった。それもそのはず、彼は既に幼少の頃から超サイヤ人に変身できている。それからの成長も合わせると、クウラに勝ち目はなかったのだ。

 

 

ク「な、何故だ。何故、これほどの差が。」

 

天「もう終わり?それならもう地球から出てってほしいな。ここにお父さんはいないし。」

 

ク「この俺に、ぬけぬけと出ていけと?」

 

ク「ふざけるなぁっ!」

 

天「もう、うるさいなぁ。」

 

ク「こうなったら!」

 

 

そう言うと、更に高く飛び、右腕を上げ、人差し指をつきあげた。

 

 

天「何をする気だ?」

 

ク「ハッハッハ!これでこの星も終わりだっ!」

 

ク;「スーパーノヴァ」

 

 

その指から、凄まじいエネルギーが溢れ出した!

 

 

天「!」

 

ク「この星諸共、消えてなくなれっ!」

 

 

それを悟天目掛けて投げた!

 

 

天「くっ!何をしている!こんなもの、はね返すのにそんな時間はかからないぞ!」

 

ク「ククク…」

 

天「なんで、笑っている…?」

 

ク「貴様は知らんだろう!この俺が瞬間移動を使えるということを!」

 

天「!!まさかっ!」

 

 

クウラは、村人の気を探し、見つけ出した。

 

 

ク「ハッハッハ!!さらばだっ!」

 

天「考えたなっ!ちくしょおぉぉぉぉ!!」

 

 

クウラは一瞬で消えた。

 

 

天「うわっ、くっ!はぁっ!」

 

 

一気にはね返し、幻想郷まで急いで飛んだ。

 

 

天「人里のみんなが危ない!間に合ってくれぇ!」

 

•••••

 

妹「ダメだ。正面からじゃ攻撃が効かねえ。しかも不意打ちも効かねえ。どうすりゃいいんだ。」

 

 

ここでは、見合った時間が他より遥かに長かった。14号はそうでもないが、2人の集中力はきれかかっていた。

痺れを切らし、妖夢は正面から突っ込んだ!

 

 

妖「だぁっ!」

 

 

左腕で斬りかかった!が、

 

ガシッ!

 

右腕でしっかりと掴まれてしまった!

 

 

妖「くっ、くそお!」

 

14「フン…。」

 

 

睨み合ったまま止まっている。しかし力はお互い抜いていない。

 

 

妖「ぐぐぐ。」

 

14「クゥ…」

 

妖「負けて、たまるかぁっ!」

 

14「!」

 

 

残っていた右腕の楼観剣で一気に14号の右手を斬った!

 

 

14「ガアッ!エ゛ィッ!」

 

妖「ぐあっ!」

 

 

14号も負けじと左の拳で殴り飛ばした。妖夢は岩場にぶつけられた。岩も大破した。

 

 

妹「大丈夫か妖夢!」

 

妖「はは、3発でノックアウトとは…、防御の修行をサボってしまったせいですね…。」

 

妹「その分、攻撃で成果が出てるじゃないか。あんな堅いやつの右手を斬っちまうなんてよ。」

 

妖「えへへ。」

 

妹「ん?なんだ?」

 

妖「これは、文さんの気?」

 

14「グゥゥゥ…」

 

妹「喋ってる暇はなさそうだな。まさかこんな所でお披露目することになるとはな!」

 

妖「妹紅さん、いったい何を。」

 

•••

 

咲夜と15号は見合っていた。そして構え、

 

 

咲「はぁっ!」

 

15「ハアッ!」

 

 

お互いぶつかり、突き抜けた!

 

咲夜は突き抜けたまま構えている。

15号は振り返り、不気味な笑みを浮かべながら歩いてきた。

 

 

15「ククク」

 

咲「・・・。」

 

15「ククク、ク、ク…ク…」

 

 

歩いて来る途中、15号の頭は綺麗に斬り落とされ、自身の手の上に落ちた。

 

ドカーン!!

 

そして、爆破した。

咲夜、美鈴、リグル、ミスティア、ルーミア、大妖精、そしてチルノの7人が手にした見事な勝利である。

 

空の夕日は紅に染まろうとしていた。

 

 

咲「ふぅ、後日あの5人にはお礼をしましょうか。文さんが気になりますが、闘いはもう疲れましたし、お嬢様のディナーの準備でもしましょうか。」

 

 

こうして、超戦士は自分の帰る場所へ帰って行った。

 

•••

 

妹紅は腕を交差し、自身を灼熱の炎に包んだ!

そして、肘を曲げ、両腕を左右に広げ、構えた!

 

 

妹「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

妖「妹紅さんの気が、上がっていく!」

 

妹;「フェニックスダイナマイト」

 

 

【挿絵表示】

 

 

妹「フェニックス、ダイナマイト!!」

 

 

炎を纏ったまま、14号に突撃した。

 

 

14「ガッ!」

 

 

右腕で殴ろうとしたが、その腕の先には手がない。

 

 

妹「もらったぁ!」

 

 

14号にしっかりとしがみつき、あっという間に、

 

ドッカーン!!!

 

14号諸共粉々に吹き飛んだ!

 

 

妖「!!妹紅さん!そんな、自爆だなんて…。」

 

 

泣きそうになっていた。すると、破片と肉片の集まりから、肉片だけが光り集まった。

 

 

妹;「リザレクション」

 

 

そして、光の中から先ほどと同じ構えの状態で、生きている妹紅が現れた。

 

 

妹「くぅ…、効いたぜ。」

 

妖「妹紅さん!ど、どうして?」

 

妹「あれ?知らなかったっけ?私は不老不死なんだよな。だから捨て身にしてもこの通り。体力は減るけどな。」

 

妖「よ、よかった…。死んだままだったらどうしようかと。」

 

妹「おいおい、泣きそうになるなよ。文の方が気になるが、もう私は疲れた。今夜はにとりに泊めてもらおうぜ。」

 

妖「そうですね!・・あれ?アリスさんは?」

 

妹「ん?そういやいなくなったな。まあいっか。」

 

妖「あの人なら大丈夫ですね。」

 

妹「そんじゃ、帰るぞ。」

 

妖「はいっ!」

 

 

かくして、ここでも幻想少女は勝利を収めることができた。

 

不死鳥の勇者と、銀の勇者は、肩を並べ、林の中を歩いていった。

 

•••••

 

13「なんだ、なんだというんだ。小娘風情が。」

 

文「う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!」

 

早「あ、文さん!」

 

《xbig》文「があぁぁっ!!!」

 

 

猛獣の様な叫びを上げた直後、気は迸り、髪が少し逆立ち、虹彩は真っ赤に染まった!

 

 

文「早苗さん、椛を早く、永遠亭へ。」

 

早「文さんは、1人で大丈夫なんですか?」

 

文「私の理性が残ってるうちに、とっととつれていけっ!」

 

早「は、はい。」

 

 

文は今まで、なんだかんだ敬語で喋っていたが、その敬語はなくなっていた。

 

 

文「お前・・、覚悟、できてんだろうなぁっ!!」

 

13「あ・・、あ・・。」

 

 

13号は、あまりにもの気迫で、震えてしまった。

 

 

果たして、文はこのまま勝ち抜くことができるのか?

 

悟天は間に合うのだろうか?

 

 

第10話へ・・・、続くっ!!!!




というわけで第⑨話でした!

やっと投稿できましたよはぁい。

戦闘描写って難しいですなw 時間がかかってしまいました。

タイトルでピンときた方とはゆっくり話がしたいですなw

今回の文の「よくも」でわかった方も流石です!

今のところ、少なくともクウラは超17号編の地球から時空を超えた設定にしています。

クウラは始めから最終形態です。

ここまでのご愛読、有難う御座いましタァ!

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