私の名前はヨシカゲ・キラ 目指すものは心の平穏   作:ドリーム

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話の展開にすごく困った…でも頑張って続けます!!


ヨシカゲ・キラは覇王が嫌い その②

 

ボグォォォォォォォンッッッ!!!

 

「…やってしまったな。だがああいう奴はしつこいからな。始末できてよかったというところか」

 

キラークイーンを引っ込め、時計を見る。この裏路地に逃げ込んで1分経った。もうじき覇王がここに追いついて来る。その前に逃げなければな。

 

「全く…あの女に関わるとろくなことはない…幸いここには監視カメラはない。キラークイーン!飛ぶぞ!」

 

キラークイーンの脚力を使い壁を超えて建物の上に着陸する。

 

「さて、このまま帰るとしよう」

 

これで今夜も安心して熟睡できる。この吉良吉影に二度目の失敗はない。

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

 

 

〜翌日の学院 昼休み〜

 

うーん。やはり『ミッドジェルマン』のサンドイッチはうまい。なんども食べていられる味だ…しかし管理局による警備が強まって、最近は迂闊に動けないせいで『彼女』がいない…爪の伸びる前に警備が解除されればいいのだが…

 

「…まだ時間があるな…手洗いにでも行くか…」

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

〜男子トイレ前〜

 

「ふぅ…これでしっかり授業に集中できる。もうすぐ中間テストだからなぁ…しっかり勉強しないとね」

 

もうそろそろ授業が始まるな。急ぐとしよう。

 

 

 

 

 

 

「ーーーーいいや、てめえは授業に出る必要はねえぜ?()()()()()()()

 

ビュオッ!!

 

「なにッ!!?き、キラークイーン!!」

 

飛んでくる何かをキラークイーンで受け止める!!ズシリとした衝撃がキラークイーンを通して私の腕に響く…しかし…

 

…スタンド…スタンドと言ったのか…()()()()()()()()()()()

 

()()()()()はトイレの個室からキィィ…という音を立てながら現れた!!

 

しかし…その姿は!!

 

「ーーーーバカな!キラークイーンは確かに貴様を()()()()()()だ!!なぜ生きているッ!!?」

「その答えは単純だぜガキ…俺もお前と同じスタンド使いで、お前が昨日殺したのは俺のスタンド能力で作った影武者だ。まあ、難点として、作った影武者はみんな狂ったキチガイになってしまうことだな」

 

そこには…昨日確かに殺したのははずの男が立っていた!!

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

スタンド名-バーサーク・バーサーカー

 

本体-エイギス・カタルスファ(元ストライクアーツ有段者)

 

破壊力-B

スピード-A(影武者の時はD)

射程距離-A

持続力-A

精密動作性-E

成長性-D

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

〜三人称視点〜

 

男…エイギスとキラは対峙する。

キラは冷静になろうと思い、相手から情報を聞き出すことから開始した。

 

「影武者…それが貴様の能力か…」

「そうだ…だが、もともとお前が狙いだったわけじゃねえぜ?ほんとの狙いは覇王を名乗るあのクソガキだった。この能力で痛めつけた後に、じっくり辱めてやろうと思ったんだがな…」

 

そこまでいうと男はキラに目を向ける。

 

「たまたまそこにお前がいた…身につけたばかりのスタンドをちょいと試したくなったのと、覇王への見せしめにぶっ殺してやろうかと思ったのに…」

 

ゾォォォ

 

そんな音を立ててエイギスの背後から黒い靄がでる。

キラには確信できた。溢れるスタンドエネルギーを…荒々しいエネルギーを!!

それこそエイギスがスタンド使いである証明!

 

スタンド!!

 

「まさかお前も俺と同じ能力を持ってるとは…おどろいたぜ…同時にワクワクしたぜ!!身につけたばかりではあっても!俺の力がどこまで通じるのか試したくなったぜ!!」

 

黒い人型の靄は素早い拳をキラに向けるッ!!

しかし!!

 

「キラークイーン!!」

 

ズギュンッ!!ガシィッ!!!

 

「へえ…早いしおまけに…力強え…それがお前のスタンドってやつか…」

「このヨシカゲ・キラ…貴様のように戦いを好む奴らとは相入れないと確信できたよ…どいつもこいつも強くなりたいだとかワクワクするとか…戦いを嫌う私とは対極に存在し、理解できないことがわかった」

 

キラはエイギスのスタンド、『B(バーサーク)・B(バーサーカー)』の腕を払い、距離を取る。

 

エイギスはすでに戦闘態勢に入りつつ、ニヤリと笑みを浮かべ、キラに問いかける。

 

「ならどうしてスタンドを出した?スタンド使いにとってスタンドを出すということは戦うってことだぜ?」

「私は心の平穏を願って生きている。そのためには私の正体を知ったものは生かしておけない…スタンド使いなら尚更ね…私が戦う時は!私の正体を知ったものとのみの戦いだ」

 

「それに」と一言呟くと、キラはあの構えに入る。

 

「キラークイーンは先ほど貴様のスタンドの腕に触れた。起爆する!!」

 

カチッ

 

キラは躊躇なくスイッチを押した。

 

 

ボグォォォォォォォンッッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーーなんだとぉぉぉぉぉ!!!?」

「あぶねえあぶねえ…昨日戦わなければ死んでたぜ」

 

しかし爆発の中から出てきたのは()()()()()()()!!

 

「忘れたか?俺の『B(バーサーク)・B(バーサーカー)』の能力を…影武者ってのは切り捨てるものだ。切り捨てた奴の痛みが俺自身に返ってくると思うか?」

 

キラは見た!エイギスのスタンドには腕がなくなっていた!

 

キラークイーンで触れた方の腕がなくなっていたのだ!!

 

「まさか…」

「さっき殴りかかった時…『B(バーサーク)・B(バーサーカー)』は殴りかかった腕だけ影武者として機能してた。だからスピードも人並みに遅かったし、お前の能力が発動したのももう俺の腕ではない影武者に発動した!!影武者のダメージは絶対俺には帰ってこない。せいぜい爆風で髪型が変なふうになったってくらいか?」

「く…影武者…そういうことか…だがそれがどうしたというんだ?授業開始まで残り2分。走れば十分間に合う。貴様を始末してもな。キラークイーン!!」

 

キラはキラークイーンを出し、ラッシュを畳み掛ける。

 

「おおっと!その手には触れたくねえな!『B(バーサーク)・B(バーサーカー)!!』」

 

ドゴォ!!ブシャァァァァァァ

 

すると『B(バーサーク)・B(バーサーカー)』は近くの便器を破壊し噴水のように水しぶきを上げさせる!

 

「く!前が!」

「がら空きだぜェェェェ!!突きだせ『B(バーサーク)・B(バーサーカー)!!』」

 

ドドドドッ!!

 

「ウグアァ…」

 

キラは鋭い『B(バーサーク)・B(バーサーカー)』の拳でキラークイーンごと壁に激突する!!

 

「ごは…な、なんて災難だ…このヨシカゲ・キラが…こ、こんな目に…」

 

(つ、強い!!)

 

 

 

←To Be Continued

 

 




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