私の名前はヨシカゲ・キラ 目指すものは心の平穏 作:ドリーム
長い時間かかって結局こんな感じかよと思われると思いますがそこはもう…許してください。
『ーーー次のニュースです。先週から行方不明の◯◯学院に通うクレイバ・インレルトさんですが、未だ発見されず、最後の目撃されているにも学院の昇降口にある監視カメラの映像のみで、それ以外の手がかりはまだ見つかっておりません。ミッドチルダでは最近こういった少年少女の行方が分からなくなったという事件が増えています。情報では今年に入ってすでに300件以上の捜索届けが出されているとのことです』
『いやぁ…ミッドチルダも物騒になり来ましたね。もうすぐ『インターミドルチャンピオンシップ』もあって人がたくさん集まろうっていうのにね〜』
『そうですね。なぜ少年達は忽然と姿を消したのでしょうか?まるで手がかりがごとこの世から消えたような…あ、ゴホン。し、失礼しました。では次のニュースです。もうすぐ始める『インターミドルチャンピオンシップ』ですがーーー』
心地よい、まるで赤ん坊のように起床し、朝食の準備をする。卵を割り、ボールに入れ、かき混ぜる。その間にフライパンに火であってつつ油を引く。そこにウインナーを入れ、火が通ったと思ったらさらに先ほどかき混ぜた卵を投入し炒める。塩胡椒をまき、皿に盛り付ける。次に食パンをトースターに入れ、焼く。焼いている間にコーヒーを入れ、冷蔵庫からマーガリンを取り出す。パンが焼き終わるとその熱々のパンにマーガリンを塗り込む。マーガリンはパンの表面の熱さでじゅわぁという感じに溶け出し、良い香りを漂わせる。そのパンを皿におき、椅子に座って時計を見る。
(7:30…まだ全然時間があるな)
テレビをつけ、パンにかじりつきながらニュースを見る。やっていたのはここ最近ミッドチルダで起こっている行方不明者達の話だ。出された名前や顔がどこが見覚えがある。
「…すこし、ハッチャケ過ぎたか…ほとんど私が始末したやつじゃないか…」
中には先週始末したスタンド使い…インレルトの姿があった。
スタンド使い…私以外にもいたことも驚きだが、重要なのはそこではない。
「矢」とは、文字通り弓で打ち込む武器である。しかしその「矢」ただの矢ではない。その矢じりで傷つけた者をスタンド使いにしてしまう矢なのだ。
以前私が住んでいた杜王町にもその矢があった。
いや、そもそも矢の一本は私の家にあった。私の『キラークイーン』も父が持ち帰って来たその「矢」によって発現したものだ。
「もし「矢」があるなら絶対に破壊しなければいけない。このままスタンド使いが増えればいつか
私は朝食を終え、準備を整えそのまま学院へ出かけた。
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〜学院〜
「聞いた?」
「うん、インレルト君でしょ?行方不明なんだって」
「最近増えてるらしいよ!そういうの」
「こわ〜い!!」
さすがにニュースで取り上げられればこう噂は広がるな。だが幸い今はまだ
「はーい。みんな席につけーー」
担任の教師の声でみんなすぐに席に戻る。中には机で寝そべっているもの。終わっていない課題をやっているもの。本を読んで話を聞いていないもの。様々だ。
「聞いたと思うけど、クレイバ・インレルト君がここ最近登校してないのは彼の行方が分からなくなっているからだ。だが未だ手がかりが見つかっていない。もし何か知っているなら君たちの方からも何か教えて欲しい」
まあ学校も対策は取るか…しかし参ったな…こうもおおごとになるともう迂闊に行動できないぞ…
「それじゃあ、授業はちゃんとやれよー!解散」
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〜放課後〜
今日も何事もなく、目立たず、真面目に1日を送れたな。本当なら今から新しい『彼女』見つけに行くが…今日はやめておこう…二の舞はごめんだ。
「お待ちしてました…ヨシカゲさん」
「また君か…覇王イングヴァルト…」
「そう呼んでいただけるのは光栄です。今日こそ決闘していただきたく参上しました」
「断る。私は戦いが嫌いだと…何度言えばわかるのかね。争いなど…勝っても負けても待ってるのは不幸だ」
最近帰り道に必ず出会うこの女…『自称』覇王イングヴァルト…本名はアインハルト・ストラトス…同じ学院かと思ったが別の学院の中等部の生徒だった。予想通り、彼女は変身魔法で15、6歳に化けている。調べたらすぐにわかったよ。
しかい面倒なのにつけられた…ここで始末してもいいが…ここまで決闘にこだわり自称覇王を名乗るほどだ…体術も魔法も一流に近いんだろう…いくら
「そもそもなぜそんなに私にこだわる?君に何かした覚えも、された覚えもない。君は覇王として上を目指しているんだろう?それなら格闘者でもない私に構っている時間などないんじゃないのかね?」
「それは…貴方の拳g「見つけたぜガキィィィィィィ!!!!」!?」
「なんだ?誰だ」
後ろを向くとそこには、腕にギブスをはめ、顔が殴られたかのように腫れ上がった男が立っていた。男は覇王をじっと睨み、私のことは眼中にないようだった。
「てめえのせいで…てめえのせいで!!俺はもうストライアーツができねえんだよぉぉぉぉぉ!!どう責任とってくれるんだ!?ええ?」
「……戦う前に私は確認したはずです。たとえ怪我をしてもそれは貴方の責任であって私は責任をおわないt「んなことはどうでもいいんだよッッッ!!!」っく」
なるほど…そういうことか。ならこれは私には関係ないな。このまま帰らせて「おい待てよそこ奴!!」…チッ
「俺のこんな無様な姿を見たんだ…ただで返すと思うかよ?痛ぶって俺のことが怖くてしょうがないってくらいにしてやるぜェェェェ!!」
「待ってください!その人は関係ない!!」
「死ねガキィィィィィィィィィィィィ!!!!」
無茶苦茶な奴だ…
私は裏路地の方へ走る。
「待てやゴルラァァァァァァ!!!」
うるさいハエみたいな奴だな。
まあここは入り組んでいる。あの覇王が来るまでせいぜい3分はあるだろう。
「行き止まりだなぁ…逃げられなくて残念だったな!!!?俺の黒歴史に立ち会ったてめえの『運命』恨めェェェェぇぇ!!!」
全く
「いいだろう…いたぶられて赤っ恥をかくのがどちらか…命を運ぶと書いて運命。よく言ったものだ…」
奴の振りかぶった拳を
「キラークイーン」
ジャキッッッ
切り裂く
「え?……お、俺の腕どうなって…」
「ほら…落し物だ…ちゃんと持ってろよ」
落ちた奴の腕を奴へ放り投げる。腕が奴の頭に直撃した瞬間、
「木っ端微塵に消し飛ばしてやる」
カチッ
ボグォォォォォォォンッッッ!!!!!!
「あの世に運ばれたには君の命の方だったな…忠告しとくが知らない小道で目を覚したら振り返らないのが身のためだ…ってもう聞こえないか…ククク」
理不尽男
爆死
←To Be Continued
頑張って続けようと思うので、どうか宜しく願いします。