本編へ行ってらっしゃい。
数日が過ぎ、家の者の影や気配はなかった……だが、この日は大雨だった。
「なぁ、キンジ時間大丈夫か?」
「え?……あ!!」
時計の針は、7時40分だった。
「っていう、お前はどうするんだよ」
「車があるからな」
「さいですか……じゃ、先に行ってるぞ」
そういって、キンジは先に寮を出て行った。
「さて、俺も行くかな……」
傘をさして、駐車場へ……なぜか、先に出て行ったキンジが居た。
「お前……バスは?」
「乗れなかった……」
「そっか……乗ってけ」
「恩にきるよ」
車を走らせて、強襲科の体育館を過ぎたあたりでキンジの携帯が振るえた。
「電話か?」
「あぁ……げっ、アリアだ」
「早く出ないと、どやされるぞ?」
「そ、そうだな……もしもし?」
『キンジ。今、どこ』
「強襲科を過ぎたとこ」
『過ぎた?誰かと一緒なの?』
「あ、あぁ」
『誰なの?』
「甩だけど?」
『ちょっと、代わりなさい』
「甩、アリアが代われって」
「……わかった、なにか御用ですか?」
『あんた、武偵ランクいくつ』
「……お教え出来ません」
『まさか、Eじゃないわよね?』
「はぁ……
『は?あんた、化け物?』
「いえ、規格外です」
『そう……あんたに命令するわ』
「……主からですか?」
『メヌ?ええ、そうよ』
「畏まりました。ご命令は」
『私のパーティで、事件解決』
「御意」
電話を切って、キンジを強襲科に降ろし俺はある場所に向かった。
「あれ?ハミルトンは?」
「は、はみ?誰だそいつ?」
(あいつ……偽名、使ってたわねそう言えば)
「百地甩は、どうしたの?」
「何故フルネームなんだよ……はぁ、寄るとこがあるって」
「そう……」
「それで、事件は?」
「ええ……」
この後は、原作と同じなのでカットで。
キンジ達が、現場に到着して数分後にハミルトンはついた。だが、武偵ではなく『死神』として。
爆弾解体中に、後方から爆発音が聞こえた。
「今度は、なに!」
アリアは、イラつきながら音がした方向を見た。そこには、白い仮面……というより骸骨の仮面をつけ、黒のコートを着た人間が素手で車を、破壊していた。
「な、なに……あれ……」
「なんでだ……」
バスの屋根から、キンジの呟きが聞こえた。
「キンジ!あいつの事、知ってるの?」
「いや……知らないが、だけど」
「なによ!はっきりいいなさい!」
「あいつ……なんで、それを……」
「だから!なんなの!あれは!」
「秋水……遠山家の奥義……」
「え?なんで、あんたの家の奥義を使ってるのよ!」
「知るかよ!むしろ、俺が聞きたいよ!」
「まぁ、いいわ……」
2人が、話てる間何台もの車が破壊されていった。
「……」
「……化け物だな……」
キンジは、思わずそう呟いていた。
「誰が、化け物だ」
すると、今まで戦っていた奴が後ろに居た。
「え?」
「ッ!死神!なんでここに居るのよ!」
「いやいや、誰も殺ってないから」
心外だ、という声で反論してきたが、キンジは疑問をぶつけてみた。
「な、なぁ、なんで俺の家の奥義……使ってるんだ」
「あぁ、それはいづれわかるさ」
「は?」
という声は、虚しく誰の耳に届かなかった。
すみません、プロットとかやってないので暫く投稿が遅れます。すみません。プロットが、出来次第投稿する予定です。
2017/2/4/15:30改編