R18要素はもう少しだけ待ってください
では、本編をどうぞ
side明久
一回戦を終えて教室に戻ってみると
「マジできったねぇ机だな!これで食い物扱っていいのかよ!」
耳にいきなり罵声が飛び込んできた。
よくみてみるとクロスで隠したみかん箱を晒している。
『確かに酷いな……』
『食べ物を扱ってるのに……』
周りからの呟きも聞こえてくる。これは、早く何とかしないと。
雄二の方を見てみると秀吉に指示をだしている。
あ、こっちに気づいたみたいだ。
「お、帰ってきたか明久」
「ちょうど今帰ってきたところ。なにがあったの?」
「うちの三年生が、営業妨害をしかけてきやがった」
うわー、よりによって三年生か、しかもすごく雑魚っぽいよ
そういって雄二は、クレーマーに近づいていった。
どうやら、モヒカンと坊主の二人組らしい
「責任者でてこいよゴフゥ!」
「私が代表の坂本ですが何かご不満でもございましたか?」
うん、丁寧な対応だよ。その前に殴り飛ばさなきゃ
「…………今連れが殴り飛ばされたんだが……」
「それが私の『パンチから始まる交渉術』ですが?」
どこの肉体言語だろう?交渉術ではないと思うけど
「…………それは交渉術じゃない、変わって」
「お、おう」
何だろういやなよかんしかしない
志弦は、坊主頭の方へ向かっていくとその背後に素早く回り足下を刈り、強烈なボディブローを決め意識を奪った。あれは……手加減してくれなきゃ普通に死んでたよね。(ちなみにだいたい15秒位の出来事)
その後、モヒカンの方に向き
「…………それで、望みはなに?……」
「志弦、それは交渉じゃなくて脅迫だよ!」
モヒカンが生まれたての子鹿みたいに足を震わせてるよ
あんなえげつないコンボを目の前で見せられたらそうなるよね。
「イ、イヤー ナニモアリマセンコノママカエラセテモライマス」
「…………毎度ありがとうございました、またのご来店をお待ちしてます」ニコッ
モヒカンが坊主を担いで逃げていった
ご愁傷様……て、言うか自業自得かな?
このあと、秀吉がテーブルを持ってきてくれて評判は、そこまでおちることはなかったけれど、
僕と雄二て、テーブル泥ぼ……調達をして先生方との追いかけっこをしたのは、まあ、気にしないようにしよう。
とりあえず二回戦が始まるみたいだから志弦と二人で特設ステージに向かうことにした。
「あ、志弦」
「なに、あーちゃん?」
「次の対戦相手って……わかる?」
「知らないけど……」
「けど?」
「私とあーちゃんなら絶対負けないから関係ない」
「…………そうだね」
ほんとに、頼りになるよ志弦は