バカと一途の純愛者   作:魔剣姫の従僕

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episode4 ~ケイケンシャノヨユウ~

~試験召喚訓練~

 

side雄二

         

今の時間は、体育なのはずだったが

ババア

学園長と鉄人の許可をもらい、志弦の

召喚訓練になっている。

しかし、あのババアがそんなことを認める

なんて、あいつはいったい何者なんだ。

 

side明久

 

鉄人「では、志弦の訓練相手として……島田」

島田「あ、はい」

鉄人「志弦もいいか?」

志弦は、首を横に振る。

そして、姫路さんを指差し

志弦「二人で……かかってきて」

そして僕以外の人の動きが止まる。

『姫路さん相手って……』

『かなり無謀だよな……』

『誰か止めろよ……』

ヒソヒソ声が聞こえる。

まぁ、普通の反応だよな……

秀吉「明久よ、止めたほうが良いのではないか?」

康太「コクコク」

明久「べつに、大丈夫だよ」

点数では、まけても運動能力では負けないからな。

それに、

明久(志弦は、僕の前では勝つのが

   当然だと思っているからな)

雄二たちが、不思議な顔をしている。

side姫路

 

志弦さんが、私を選んだのはびっくりしたけど

ここで私が勝てば、明久くんも……

 

姫路「よろしくお願いします」

島田「私もね」

志弦「コクン」  サモン

姫路&島田「  召喚  」

 

side志弦

 

絶対勝つ。

勝たなきゃ

ワタシハマケナイ、

ワタシハマケラレナイ、

ワタシハあーちゃんノモノ

カッテニキズツクノハ、ユルサレナイ

ワタシハムキズデ、

アイテモムキズデタオス。

自己暗示終了。

 

志弦「 試 験 召 喚 獣 」

    サモン

志弦「 召 喚 」

 

side明久

 

志弦の召喚獣が……あれ?

何で出てこないんだろう。

 

志弦「 モード シフト 」

 

志弦の一声のあと、ようやく出てきた。

その召喚獣は、フリフリのエプロンドレスに

ロングスカート、ヘッドドレスを装着した。

 

  メイドだった。

 

『…………』

 

全員が絶句しているが、素早く立て直した鉄人が

開始の宣言をした。

 

その瞬間、スカートの裾を翻して、

太もものホルスターから、ナイフを取り出し、

二人の召喚獣の首に突き付ける。

 

気を持ち直した二人が、志弦の召喚獣を振り払い、

戦闘態勢に入ろうとする。

しかし、二人の召喚獣は動きを止めた。

 

島田「動けない、なんで!?」

姫路「ワイヤーみたいてすが、切れないです」

 

その隙をつき、志弦の勝利となった。

 

ーーー

 

志弦「あーちゃん」

明久「志弦?どうしたの」

志弦「一緒に帰ろ」

明久「いいけど、志弦はの家はどこ?」

志弦「こっち」

 

連れてこられた家は、物凄く……見覚えがある

というより僕の部屋だった。

 

志弦「不束者ですがよろしくお願いします」

 

明久「なんで、こんな事に……」

これから僕は寝られるのかな。

明日からが不安になった。

 

 


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