バカと一途の純愛者   作:魔剣姫の従僕

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episode3~マショウノミワク

体育の時間

side明久

 

今日の体育は、バスケのようだ。

まぁ、その前に言っておくべきことがある。

 

明久「志弦」

志弦「なに?あーちゃん」

明久「体育の時間は、全力を出すなよ」

志弦「わかった、全力は出さない」

明久「……結構手を抜いてくれ、頼むから」

志弦「じゃあ、30%でがんばる」

 

そのくらいなら、大丈夫だよね。

モンダイナイヨネ

 

まぁ、同じチームだから何かあったら

フォローすればいいよね。

一つは解決した。

 

次の問題は……。

 

   『おぉーお、大きい』

 

志弦の胸をガン見してる奴らだな。

まぁ、制服の上からだとわかりづらいが

志弦は、胸がおおきめだ。

それが体操服でわかりやすく強調されて

いるからさらに目を引いている

志弦のお母さんも、そうだから

激しく遺伝だろう。

 

島田「なんで、あんな大きいのが隠れてたのよ……」

姫路「しかも、あんなに細いのに……」

 

何故か姫路さんたちも見ているし

当の本人は、気にしてないし。

(まぁ、こんな程度で気にしてたら

    あっちの仕事はできないからなぁ)

というより無意識的に誘惑してるな。

そのポーズはだめでしょ、ムッツリーニが鼻血

の出し過ぎで気絶してるし……って、

明久「ムッツリーニ!?こんな所で死ぬなー」

康太「明……久……」ガクリ

ヤバい、この出血量は……

明久「ムッツリーーーーニ!!?」

秀吉「明久よ、これは本格的にまずいぞ」

雄二「あぁ、俺は先生を呼んでくる」

明久「雄二!!頼む、

   志弦命令だ!体育を中止にしろ。」

志弦「イエッサー」

そう言って、チャーム(悩殺ポーズ)をして

男子をほとんど全滅って、おい。

明久「これ以上、犠牲者ださないで」

僕は耐性があったから大丈夫だっただけで、

女子二人にもかけられるってどういうこと!?

志弦「母様が、そういう趣味の人にも効くようにって」

明久「どれだけすごいの、静音さん!!」

志弦「ノーマルな人を一瞬でおとすくらい」

もう、ほとんど理解できない領域だよ!

 

とりあえず運ぶのは志弦も手伝ってくれたのは

ありがたかったのだが

明久「もう、あんな事はしないでね」

そういうと、耳元で

志弦「それは、約束をしないしできない

   けれどあーちゃんに最初をあげたいな」

と言われたのは困った。

仕事だと思っていても僕は割り切れないし

なんで、志弦がそんなことをするのか

分からないけれど、僕の大切で大好きな

幼なじみがどんどん離れて行く気がした。

 

side志弦

 

あーちゃんが側にいるだけで、

      私はどんどん壊れていく。

あーちゃんと話すだけで、

      私を抑えられなくなる。

あーちゃんにふれると、

      もっとほしくなる。

やっぱり、私はあーちゃんが好きだと

さらに自覚し離れにくくなる。

 

ダイスキダヨあーちゃん

ずっと側にいたいくらい

ずっとふれていたいくらい

私のすべてを捧げても足りないくらい

アイシテル

 

 


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