バカと一途の純愛者   作:魔剣姫の従僕

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episode1 ~サイカイトキョウガク~

あの夢を久しぶりにみた。

 

忘れるわけがない、

 

あれが私と、あーちゃんの大切な契約であり約束だから。

 

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side 明久

 

「全員話を聞け」

鉄人が「吉井何か言ったか」西村先生がなにやら

話をするみたいだ。

 

明久「ヒソヒソ何の話かな」

雄二「ヒソヒソまた何かやらかしたのか、明久」

明久「違うに決まってるじゃないか」

鉄人「本当にその話にして欲しいか」

二人「すいませんでした!!」

 

鉄人「仕切り直すが、今日から転校生がやって『先生~女子でしたか』ああそうだ『よし』……かなり不安になってきた」

 

転校生かぁ~一体どんな子なんかだろう

 

鉄人「じゃあ、入ってこい」

 

  「はい」

 

あれ、今の声って…

 

  「あっ、」

 

 

目があった、やっぱり思った通りだった。

 

二年前に会ったときと変わらない抑揚のない無機質な声。

 

昔、出会ったときと変わらない光の少ない黒目。

 

志弦が、帰ってきた。

           マスター

  「お久しぶりです。ご主人様」

 

爆弾発言と共に。

 

  『マスター!?!?』

 

side 志弦

 

間違えてしまった。

二週間前の仕事をまだ体が覚えていたようだ。

 

  『吉井を捕まえて尋問する』

 

志弦「させません」

 

とりあえずあーちゃんを捕まえようとする人たちに対する

殺気抑えながら威嚇しておいた。

……危なかった。マタヤッテシマウトコロダッタ。

 

姫路「明久くん!!」 島田「アキ!!」

 

二人「その人(娘)は誰ですか(なのよ)!?」

 

志弦「なかなか会えない、仲のよい幼なじみ。」

明久「そんなところだよねぇ……。」

 

なぜか、あーちゃんがへこんでいますがそれより、

この状況であーちゃんを守る最善の一手を探さなくては。

 

  『幼なじみだとーー!?!?』

 

うるさいですから静かにして欲しいと思います。

あと先生、「なんだ」早く進めてください。

鉄人「あぁ、分かった。それと……」

何でしょうか

鉄人「お前はいつになったら吉井から離れるんだ」

離れませんよ。なにがあっても一生離れません。クスクス

 

このときFクラスの全員が恐怖を覚えた。

 

鉄人「とりあえず、自己紹介を始めろ」

 

志弦「月夜志弦です」

 

  『それだけ……?』

 

鉄人「な、なにか質問はあるか?」

 

  『前はどの学校に通っていたんですか』

 

明久「志弦は、学校に通ったことがないんだよな」

 

志弦「コクン」

 

  「あのー趣味はー」

  『お見合いかー!!』

 

志弦「特にない」

  『淡々と返されたー!?』

 

  『学校に通ってなかったのならなにを

   してたんですか』

 

志弦「親の仕事の手伝い」

明久「もしかして人を「大丈夫、あーちゃん

   との制約はきっちりと守ってる」ホッ」

 

   『????』

 

こうして波乱のHRの幕が閉じた。




前回感想ありがとうございました。
今回これが初めての作品なのでみなさまの意見を
聞いてこれからも精進していきたいと思います。

そして、前回から時間が空いてとてもすいませんでした。
学業が疎かにならない程度に更新していきたいと思います。

ちなみに設定に関して意見をいただきましたが
あそこの内容は7話位で全部ばれるように作るつもりでいます。
うちの明久は口が軽いんです(笑)
しかしとても嬉しかったのでこれからも批評してくださるとありがたいです。

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