トウホウ・クロウサギ   作:ダラ毛虫

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烏瑠さんいつも誤字報告ありがとうございます




さて、今回


現人神は、成した!




アキノカミ妹の時の話です

完璧にKENZENなので運営様にも許してもらえると思いますが良く考えたらリアル知り合いに身バレしてんだった俺ナニ書いてんだやべぇ社会的に死ぬけど深夜テンションでそのままダンクシュートだ!



P.S.
久しぶりにfgo起動したら引き継ぎコード無くしてニューゲーム頑張るアテクシ
清姫可愛いよ清姫



トウホウ・カゼホウリ

 

 変な夢を見た。

 

 

 可笑しな、有り得ない、(早苗)ではない『私』(サナエ)の記憶。

 

 

 

 遥かな昔の、諏訪の国での出来事。

 

 

 

 

 

 

 

「具合はどうだ、サナエ」

「コクト様。ご足労をおかけし、申し訳ありません」

「無理をするな。起きなくて良い。……私が側に居るだけで、今のお前には負担だろう」

 布団に横たわる、『サナエ』と呼ばれた私。

 諏訪の国に数多居る、洩矢神(諏訪子)様の娘。

 因幡乃黒兎(コクトさん)のお世話を任されていた女性。

 

 

 そう……任されていた。

 既に『サナエ』の肉体は、その役目に耐えうる強度を保っていない。

 

「コクト様のお姿を拝見できたおかげで、元気が出てきました」

「……まったく……」

 見え透いた嘘だ。

 とっくに限界だ。

 

 祟り神の王の血を受けた半神といえども、厄を撒き散らす厄災の黒兎に侍り続けることは、命を削る。

 

 鮮やかな緑色だった髪は、色素が抜け落ち新雪よりも白く。

 頬は()け、体は(やつ)れ、生気は最早、灯火の様。

 

 

 それでも『サナエ』に後悔は無かった。

 

 

 常人よりも遥かに永いはずの寿命が、百年も経たずに尽きようとしている、この瞬間にも、悔いは無い。

 

 

「私は私の思う様に、満足の行く生涯を過ごしました」

 

 自分の人生に、恥じることは何も無いと。

 

「どうか、コクト様の生涯もまた、満足の行くものであることを、祈らせていただきます」

 

 最期の瞬間まで、彼女は笑って逝った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「へー、血と名前の縁かな?」

「縁、ですか?」

 うんそう、と頷く諏訪子様。

 

 それはつまり、遠い親戚で同じ名前だから、私、東風谷早苗が、サナエさんの記憶を夢に見た、ということだろうか?

 

「時間が経てば記憶は薄れていく。

 それは本人もそれ以外も、世界に対しても同じだ。

 なのに、サナエの夢を早苗が見たってことは……ふむ……」

 すみません諏訪子様、名前を呼び分けてもらわないとややこしいです。

 そしてそれ以前に、何を仰っているのか、さっぱり分かりません。

 

「やっぱり、この幻想郷って場所が関係してるのかな?

 早苗がコクトと会ったことで、間接的にサナエとの繋がりが濃くなった可能性も……」

 

 ふぅん……と天井を仰ぎ考え込んでしまった諏訪子様。

 

 

 神々と付き合っていれば分かるが、人間とは時間の尺度が違う方々は、こうなると長い。

 時として、数日、数週間、飲まず食わず不眠不休で思索に耽ることすらある。

 

 

 

「……書き置きは残して行きましたし、大丈夫、ですよね?」

 

 そんな訳で、悩める諏訪子様は置いといて、私、東風谷早苗、現在絶賛外出中。

 

 特に行き先は決めていないものの、あんな夢を見てしまうと、とにかく外を散策して考えを纏めたくなる。

 何となく、ぼんやりと色々なモノを眺めながら漂った方が、良い考えが浮かぶ気がするから。

 

「…………きっと、彼女(サナエさん)が私に知って欲しいと思ったから、なんでしょうけれど……」

 この直感が、多分正解。

 

 あの人(サナエさん)は、自分の人生を私に知って欲しかった。

 何かをして欲しかった。

 このままだと、私はその何かをしようとしなかった。

 

 だから、自分の最期を私に見せた。

 

「と、なると、どうしてあの夢を見せたいと思ったのか、がとっかかりでしょうか?」

 

 ぬぬぬぬ、と唸りつつ、妖怪の山上空を巡航飛行。

 

 

 

 不意に、意識が斜め下に引っ張られた。

 

 何だろうと思う前に、そちらへ視線を向ける。

 

「…………何をしているんですか、あの神様」

 

 そうして見つけたのは、首から下をすっぽりと落ち葉に埋めて、すやすやと眠る静葉さん。

 

 

 すぐ傍に降りても、目を覚まさない。

 

 寝顔を覗き込んでも、まだ起きない。

 

 さらりとした髪を撫でても、眠ったまま。

 

 

 軽く頬に触れると、ようやく、瞼を開いて、私を見てくれた。

 

 

「……さなえ……?」

 

 

 ぼんやりとした、眠たげな、まるで童女の様な、無垢な瞳が、私を貫く。

 

 脳髄に電流が迸る。

 

 

 

 理解した。

 

 理解した。

 

 理解した。

 

 

 

 彼女(わたし)は。

 

 (サナエ)は。

 

 この魂(私たち)は。

 

 

 

 触れたかった。

 

 寄り添いたかった。

 

 共に在りたかった。

 

 

 

 優しくて、独りでも平気な顔をしていて、だけど寂しげな貴女。

 

 

 貴女に触れたかった。

 

 貴女を抱き締めたかった。

 

 大好きだと。

 

 愛していると。

 

 貴女は、愛されているのだと。

 

 伝えたかった。

 

 伝えたかった。

 

 伝えたくて伝えたくて伝えたくて、でも叶わず逝って。

 

 重荷には成れないと諦めて。

 

 

 

 コクトさん(因幡乃黒兎)を諦めてしまった彼女(サナエ)は、静葉さんに対し踏み込みきれない私を、焦れったく思ったのだろう。

 

 何してるんだと、背中を押したくて、仕方が無かったのだろう。

 

 

 

 決意より早く、体が動いた。

 

 ぐいと押された様に、上体が傾く。

 

 

「……え? へ!? さ、早苗っ!?!」

 

 始めは軽く。

 掠める様に。

 唇に触れる。

 

 

 当然、驚かれたけど、拒絶はされていない。

 

 だったら、もう一度。

 

 

「ちょっ!?! 待っーー!? ん、んん!?!」

 

 舌で唇を開き、歯列をなぞる。

 

 嫌なら、拒否するなら、いっそ噛みきってと。

 

「ふわ……!? ん!? あっ!?!」

 

 歯が緩んだ隙間から、舌を絡める。

 

 彼女の舌を絡めとる。

 

 上顎を。

 舌下を。

 頬の内側を。

 

 舐めとり、味わい、(ねぶ)り尽くす。

 

 

 彼女が身悶えする度に、身体を覆っていた落ち葉が、はらはらと崩れる。

 かさかさと音が鳴る。

 

 それにすら悦びを覚えるのだから、ああ本当に、私は全く、彼女にイカれている。

 

 

 弱々しく私の胸に添えられた白魚の様な指先。

 

「お嫌でしたら、もっと強く押し退けてくれないと、分かりませんよ?」

 

 唇を離して、告げる。

 

 私から垂れ落ちた唾液が、半開きになった彼女の口に飲まれる様が、酷く淫靡だ。

 

 

 堪らない。

 

 

「自分じゃあ、歯止めなんて、利きませんからね?」

 

 三度目の口付けは、古い言葉の『口吸い』そのままに。

 

 舌を、唾を、叶うなら貴女の全てを、吸い上げる。

 飲み込む。

 甘い。

 甘露という言葉を体感した。

 

 私から溢れた唾液を、今度は彼女が、こくりと飲み込む。

 

 

 

 完全に理性が焼ききられたのを感じながら、私は遂に、彼女の服の下へと手を滑り込ませーー……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………早苗」

 

 やってしまった。

 

「……私ね、ああいうことは、『合意の上』でのことだと思うの」

「はい」

 

 正座する私に、背を向けて座る静葉さん。

 

 完全に顔をそむけられて表情が分からない。

 

 

 お互いに、服はもう着ている。

 

 なお、下着は着けていなーー……。

「早苗?」

「はい」

 後ろめたい時って心が読まれた気になるのは何故だろう。

 

 

 やってしまった。

 

 やり過ぎた。

 

 

 

 

 むしろヤったと言うべきかーー……。

「早苗?」

「はい」

 言い訳も申し開きも御座いません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………私のこと……好き……?」

「愛しています」

 

 あ、これ勝ちましたね。

 





紅葉神、逃げ切れなかった


最中の描写?
そりゃもうネチョネチョのヌチャヌチャのデレンデレンの百合の花が百花繚乱万紅千紫で椿がポトリよ







懲りずにFateネタ




【黒兎オルタ:ルーラー】

彼女の娘は。
人を救おうとした。
だが拒絶された。
人ならざる者も救おうとした。
それも拒絶された。
ならば。
人も。
人ならざる者も。
あの娘無しに生きられない。
そんな世に。
するしかない。
厄に塗れ。
厄に沈み。
厄に溺れ。
救いを乞え。
あの娘を求めろ。
其は厄災。
其は不吉。
其は不運。
其は不退転。
歩き回り叫ぶ。
不退転の災厄である。





彼女は世界を許せない。
許すつもりは欠片も毛頭も微塵も無い。
決して。絶対に。断固として。赦さない。
故に、其は裁定者(ルーラー)





救いを希い泥打ち祈れ(アンラマンユ)

ランク:EX 種別:対世宝具 属性:クイック

 死に瀕し。(D e a d l y. )死に損ない。(D e a d l y. )死を思い。(D e a d l y. )救いを(こいねが)(ぬた)打ち回り。
 只管(ひたすら)に。直向(ひたむ)きに。敬虔に。
 無私無欲無我夢中に(己の全てを擲って)
 全てを糧とし捧げ奉じ献じ殉じ奉り(其の全身全霊魂魄心身一切合切を贄として)
 どうかどうかどうか、あの娘を救いたまえ。( All I hope you is prayer. )



「祈る以外……赦さない」




敵全体に小ダメージ
敵全体の防御力・弱体耐性ダウン(1ターン)
敵全体に小ダメージ
敵全体の防御力・弱体耐性ダウン(1ターン)
敵全体に小ダメージ
敵全体の防御力・弱体耐性ダウン(1ターン)
敵全体に大ダメージ
敵全体に確率で呪い付与(3ターン)

※特殊処理として、ダメージごとに無敵、回避、ガッツ等を1回消費

訳:ターン無敵または回避以外は殺す




保有スキル

○厄移し:EX 初期チャージタイム7
 敵単体の攻撃力・防御力ダウン(1ターン)、自身の攻撃力・防御力アップ(1ターン)

○厄撒き:A 初期チャージタイム7
 味方単体にターゲット集中状態(1ターン)・防御力大ダウン(1ターン)・ガッツ(1回)付与

○厄災:A+→A++ 初期チャージタイム10
 敵味方全体の防御力・弱体耐性ダウン(5ターン)
 敵味方全体に呪い付与(5ターン)
 
 強化クエストクリア:自身のスター集中度・クリティカル威力アップ(1ターン)



クラススキル等
○対魔力:EX 自身の弱体耐性をアップ
○女神の神核:ー このスキルは失われている
○厄を弾く程度の能力:A+ 自身の弱体耐性アップ、敵全体のクリティカル発生率ダウン









其は、混沌の悪性にして断罪の裁きを定める、人類悪(ビースト)にすら至り得る独善(エゴイズム)



( ・∇・)<女神の神核&酒要素は厄に呑まれますた

おう頑張れよ、マスターぐだ
絆5になったら厄神様の筆頭信者に任命されるぞ





水着(雛様に叱られた後バージョン)になったらアルターエゴ化もワンチャン(小声

次の番外編(予定未定)の希望は?

  • 厄を引き出す程度の紫娘
  • 厄を咲かせる程度の幽香娘
  • 厄を吹かせる程度の文娘
  • きゅっとしてボジュワァのフラン娘
  • 続・悪神EX

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