所長「前回のあらすじよ。『とある島に古き神がいる』という噂がガリアで広まっている事をしっまネロ皇帝が、その真偽を確かめるためローマに帰る途中でその島への寄り道することになり、カルデアからの補給を受けてから黒髭の船でその島に向かったわ。そしてその島に居たステンノとはいったい……………(すっとぼけ)」
立香side
「あら、今回の
そう言って僕達を出迎えたのは紫色の髪と瞳をし、いかにも神々しそうな変な輪っかを背中に装備したロリっ娘だった。
「「か"わ"い"い"な"ス"テ"ン"ノ"ち"ゃ"ん"」」
そして何故か馬鹿二人が発狂した。
あのさぁ、同じタイミングで同じ台詞言うとかお前ら打ち合わせでもしてたんですかね。
「………………貴方達二人と私会ったことがあったかしら?」
「会ったことは無いけど知ってる。あ、妹(メデューサ)さんには色々とお世話になりました」
「拙者も知ってるだけでござる。あ、
拙者も妹(エウリュアレ)さんには色々とお世話になったでござる」
確かステンノと言えばギリシャ神話のゴルゴン三姉妹の長女だった筈だ。つまり赤ジャンヌと黒髭はエウリュアレとメデューサからステンノの事を聞いたのだろう。
「あ、一応マシュとマスターもメデューサには既にあってるぞ」
「え?そうなんですか?……………………すいません、覚えが有りません。」
「冬木のシャドウサーヴァントのライダーはメデューサだぞ。」
「ファッ!?」
「!?………えと、あの冬木の方が三女でこちらの方が長女なんですよね?」
「そうだよ。」
「えと、その……見た目が……どうみても冬木の方が上のようにおもえるのですが。」
うん、僕も驚いている。だってどうみても一番末のメデューサの方が見た目がステンノよりずっと大人だったのだから。
「あら、貴方達はメデューサの知り合いなのね」
「知り合い?……うん、まぁ知り合いか」
「それなら貴方達にお宝をあげるわ」
「あっ(察し)………ふ~ん」
「この海岸線にそって歩けば洞窟があるわ。その洞窟の中にお宝を隠してあるわ。えぇ、それは凄いお宝よ」
………………赤ジャンヌのリアクションの時点で嫌な予感しかしない。そもそもステンノって一応ゴルゴン三姉妹だから属性的に絶対トラップ仕掛けてある(確信)。
「なに!?それは真か!?こうしてはおれん、女神の宝物なぞめったに手に入らん。急ぐぞ立香殿!」
「アッハイ」
ネロ皇帝ェ………。
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言われた通りに海岸線を歩いたら確かに洞窟が有った。そして洞窟に入ってしばらくしたら
『不味い、嵌められた!周囲に大量のエネミー反応だ!』
「やっぱり?知ってた」
案の定罠が仕掛けられていた。ただ思った以上に楽な罠だ。ただの骸骨兵が大量に居るだけだし、早いとこ蹴散らして進もう。
「さて、じゃぁ戦闘を開始するよ、マシュ、ネロ皇帝。」
「はい!マシュ・キリエライト戦闘に入ります!」
「余の道を塞ぐとは、覚悟は出来ておるのだろうな?」
「じゃけん俺ルーンカード作成してるから頑張って」
まぁ骸骨兵位赤ジャンヌ居なくても余裕か。だって一発殴れば倒せるんだし。
適当に一番近い骸骨兵から懐に潜り込んで掌打。破壊。一応残心しながら直ぐ隣で剣を振り上げてる獲物に蹴り。破壊。掌打で倒して崩れた敵の後から槍を持った敵が突いてきたから右手で槍の柄を掴んでその槍を奪い、横凪ぎに振り回す。これで5体位は一気に倒せた。
少し余裕が出来たからチラリとマシュとネロ皇帝の様子を見れば二人とも順調に倒してる。この様子なら3分位で全滅させられそうだ。
そして僕がマシュとネロ皇帝の方を見ているのを隙と捉えたのか3体の敵が同時に襲いかかってきた。いや、骸骨にそんな知恵有るのかな?まぁどうせ槍を横凪ぎに振るって3体倒すついでに飛来してきた矢を5本叩き落とせば良いだけだ。
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結局2分で骸骨は殲滅できた。その後も何度か骸骨の集団が襲ってきたが、特にこれといった事もなく普通に殲滅した。
そして恐らく最奥に到着したが、宝箱や、宝に見える物など何も無く、代わりにキメラが居た。
「………………宝などどこにも無いではないか!?」
ネロ皇帝の叫びが虚しく響くが、何となくそんなことだろうとは思っていた。多分あれだろ、帰ったら「あら、洞穴での冒険が貴方達にとっては何にも変えがたい宝じゃない」とか言われるんだろう。
「はぁ、マシュ」
「はい、先輩」
こちらの事などお構い無に飛びかかってきたキメラをマシュが盾でガードしながら思いっきり体制を崩させた。その隙に僕が懐に潜り込んで
「『劣化
赤ジャンヌに教えてもらった技を叩き込んだ。あくまでも劣化だから全ての衝撃を内部に通す事は出来ず、キメラ自身も後方に飛んだせいか、結構な手応えを感じたがキメラはまだ生きていた。むしろ今の攻撃で怒ったのか、目を赤く光らせ、大きな声で吠えたてた。
「GAAAaaaaaa!!」
今度はキメラが口から球体状のブレス攻撃をしてきた。まぁ弾速が遅いから普通に避けられるが。むしろブレス攻撃の隙が非常に大きいのでその間に5m程の距離をネロ皇帝が詰めてしてライオンの方の首を切り落とした。
どうやらキメラはライオンの方の脳がメインだったのか、首を切り落としたらビクンビクンと痙攣しながら首から鮮血を噴き出し絶命した。
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「ふふ、どうだったかしら、お宝は?」
「あら小鹿じゃない。また会ったわね」
「ふむ、彼がご主人なのだな!では早速ニンジンを貰わなくてワン」
……………………何か増えるぅぅぅ!?
戻ってきたらステンノの後ろにエリザベートと見知らぬ狐耳と尻尾、更にメイド服を着た言動からして変な女の人が居た。
「あのさぁ、何回も出てきて恥ずかしく無いんですか?」
「は?」
「あ"?こっちはアルトリアで既にお腹一杯なんだよ。お前この上でハロウィンやったらもう許さねぇからなオイ」
赤ジャンヌがエリザベートに喧嘩売ってる。いや確かに僕達は3度も別な特異点で
「アルトリア?誰よそれ」
「ーーーーーーーーーーー」
「ファッ!?」
ん?サーヴァントの皆が突然空を見上げ始めた。とりあえず僕も空を見上げたら、何か黒い点みたいなのが有った。その黒い点は段々と大きくなり、ついでに何か聞こえ始めた。
「アルトリアとは最も優れたヒロインの事です!!」
「あっ(察し)」
「自分から死にに来たのかな?師匠、槍。」
「世紀末槍投げ大会の開始でござるか?」
「そうだよ。」
未だに黒い点にしか見えないがあれ十中八九ヒロインXだな。にしても敵はヒロインXだけなのかな?もしそうなら返り討ちにできるけど。て言うより既に赤ジャンヌとスカサハ師匠が槍投げの体制。しかも師匠に関しては真名解放してるし。これでヒロインXも倒したな(確信)。
8:00に投稿できなかったけど3日以内だからセーフ(滝汗)
いや、本当に待たせてすいません。
復刻イベントでロマンとダヴィンチちゃんが会話してる…………( ;∀;)
ヒロインXに果たして明日は有るのか。