ジャンヌSide in
説明回をした日から三日たったカルデア。
現在トレーニングルームにて修行中である。
『魔術回路っていうのは内臓と同じで、体の器官と言っても差し支えないわ。本来なら魔術回路を開く行為が必要なのだけれど何故か貴女の場合既に開いてるからそこはカットね。魔術を使うにはまず個人個人に合った魔力のイメージを持たなきゃいけないの。』
『つまりイメージするのは常に最強の自分だな、よし解った』
『そんな事一言も言ってないわよ!?』
せっかく魔術回路有るんだし魔術使いたいよね!って事で俺の中に所長という、魔術の名門の所のお嬢さんという先生にピッタリな存在が居るので、所長に教えて貰いながら魔術を使える様に模索中である。
正直魔力のイメージと言われても困る。とりあえずNARUTOのチャクラ的なイメージで良いだろ(適当)。
「はぁぁぁぁ………大!!炎!!上ォォォォ!!」
「君は本当にバカだな」
イケメン軋間みたいに炎だそうとしたら服だけ燃えました(半ギレ)
しかもマシュとマスターに足腰のトレーニングさせて、その監督をランスロットにお願いしてたからマスターとランスロットに全裸を見られた。マスターは直ぐに鼻血出して気絶して、ランスロットはマシュが目潰ししてたが。マスターはともかくランスロットにとって1、2秒なんてガン見してるのと変わらないから絶対に全身くまなく見られた。すぐさまランスロットはボッコボコにしたけど、普通に恥ずかしい、マシュに聞いたら顔真っ赤だったらしいし、そんな恥じるようなの俺のキャラじゃ無いんだよぉぉぉ!ラッキースケベされるヒロインの気持ちとか知りたく無かったぞ畜生めェェェェェ!!しかも気絶したマスターを医務室に運んだらダヴィンチからドラえもんみたいな事言われた。
くっそ、絶対にイケメン軋間みたいに炎出して見返してやる!!
ジャンヌSide out
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立香Side in
僕は2日前からジャンヌの顔を直視出来なくなっていた。
というのも、3日前に事故でジャンヌの裸を見てしまったため、何となく気まずいのだ。
「これが腕ひしぎ十字固め。」
「成る程、そうやって腕の間節をキメるんですね」
「痛い!痛い!………でもこれはこれで色々挟まれてて良いかも………」
「ジャンヌさん、折れるとどうなるか見たいので折って貰って良いですか?(ニッコリ)」
「アッハイ」
「すいません!ごめんなさいギブです!ギブ!ギブ!あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ランスロットさん羨ましいな、僕も挟んでっていやいや、落ち着け僕!あれは間節技だから、腕折られてるからな僕!僕は腕折られて喜ぶドMじゃ無いから!至ってノーマルだから!
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今日も過酷なトレーニングが終わり、就寝の時間になった。
「何時までもこんなんじゃ駄目だよなぁ……解ってはいるんだけどなぁ」
言っては悪いがきっと裸を見たのがマシュだったらここまで悩まなかっただろう。多分お互い謝って明日には多少ギクシャクしながらも顔は会わせられただろう。
では何故ジャンヌ相手だとここまで引きずるのか。
…………………いや、実は理解している。きっと惚れた弱みという奴だろう。
それは一目惚れだった。冬木で目を覚ましたあの時、近寄るガイコツを凪ぎ払っていた彼女を見て僕は恋を抱いたのだ。ただその後の言動できっとこんな奴に惚れたのは勘違いだと思っていたけど、やっぱり心の奥底では、彼女が好きだったのだ。
はぁ、これ以上考えたらもっと顔を会わせづらくなるだけだ、早いところ寝よう。
僕はまだ知らなかったのだ。明日巻き起こる騒動を
今更ですが、このジャンヌの見た目は白ジャンヌの、服を赤くして髪をオルタみたいにバッサリカットしたのをイメージしてもらえれば大丈夫です。