怨霊の話   作:林屋まつり

22 / 53
二十二話

 

 芳佳は目を覚ます。いつもより、少し早い時間。

 今日は一人で寝た。リーネと一緒がよかった。けど、今日は早起きのために一人で寝た。自分の都合でリーネにまで早起きを強いるのは申し訳ない。…………というのが、半分。

「う、…………んん」

 眠い。けど、起き上がる。

「朝食、作らないと」

 意識して声に出す。昨日の夜、うとうとしていたら夕食のお手伝い、出来なかった。

 豊浦は大丈夫と言っていた。けど、甘えてばかりもいられないし、自分同様疲れていたはずのリーネやサーニャも夕食のお手伝いをしていた。だから、朝食は自分が作らないと、と。拳を握る。

 眠気を振り払うように布団から出る。着替えて台所に向かう。

「うん、……まだ、誰もいないね」

 しん、と静まり返った台所。朝の冷たい空気と相まって、自然、芳佳は背筋を正す。

 最近、ほとんど豊浦に食事の用意をしてもらっていた。だから、…………ふと、

「ありがとう、っていうのかな」

 そんな思い。そんな言葉を込めて、芳佳は調理に取り掛かった。

 

「あれ? おはよう。……早いんだね。芳佳君」

「あ、おはようっ、豊浦さんっ」

 朝食を作っている最中、ひょい、と顔を出したのは豊浦。朝食を作りに来たらしい。

 いつもこんなに早いんだ、と。今日は意識して早く起きたけど、いつもならまだ寝ている時間。

「朝、早いんだね」

「そうだよ。僕は山家だからね。あんまりゆっくり寝ていられなくて、自然、朝は早くなるんだ。

 代わりに夜も早いけどね」

「早寝早起き?」

 問いに、豊浦は苦笑。「灯がなくて」

「…………あの、豊浦さん。

 山で暮らすの、大変じゃない? 私たちの所で暮らすのも、いいと思うよ」

 もし、……叶うなら。…………一つ屋根の下なんて言わなくても、いつでも会えるところにいて欲しいな、と。そんな願い。

 豊浦は、嬉しそうに微笑んで芳佳を撫でる。

「心配してくれてありがとう。

 けど、大丈夫だよ。山は山でいいところもたくさんあるからね」

「あ、そう、……ですか」

「里の生活も楽しそうだけどね。…………ああ、芳佳君は欧州か。

 里の、それも異国の生活なんて考えたこともなかったな。…………そうだね。もしそうなったら、芳佳君にはいろいろお世話になるかもしれないね」

「う、……うんっ、大丈夫っ、任せてっ」

 頼ってもらえる。そう思うと嬉しくて芳佳は胸を張る。豊浦は芳佳を撫でて、ふと、台所を覗き込む。

「朝食は、……ああ、作ってる最中なんだね。

 もう少しゆっくり寝ててもよかったのに」

「豊浦さんこそ、今日はゆっくり休んでて、朝食はもうすぐできるからっ」

 両手を使って台所に入ろうとする豊浦を押し返す。朝食は自分で作ると決めたから。

「と、……おっ、っと。……芳佳君は変なところで強引だね。ああ、わかったよ」

 押し出して、一息。ふと、……一緒に作っても、よかったかな。なんて思ったけど。

 首を横に振る。今日の朝食は自分で作るんだ、と。思い直して調理に戻った。

 

「はい、朝ごはんです。今日はおにぎりとお浸しと、卵焼きとお味噌汁、沢庵です」

「しなびた野菜」

「沢庵ですっ」

 ペリーヌの言葉を勢いで訂正。エーリカが首をかしげて「今日は宮藤が作ったんだ」

「はいっ」

「芳佳君は早起きだったね。驚いたよ」

「昨日の夜から今日は早起きするって言ってたもんね。

 芳佳ちゃん、……そんなに豊浦さんに手料理食べて欲しかったの?」

 おっとりと首をかしげるリーネ。対し、

「そ、そういう事じゃないよっ!

 え、ええと、ほらっ、最近豊浦さんにご飯作ってもらってばっかりだから、たまには私が作ろうって思っただけなのっ」

「気にしなくてもいいのに、……けど、ありがと芳佳君」

 わたわたと手を振る芳佳を撫でる豊浦。芳佳は小さくなって、小さく頷く。

「それより朝ごはーんっ、お腹すいたーっ」

「っと、そうね。それじゃあ、いただきます」

 いただきます、と声が重なる。

「ん、美味いな」

「塩加減もばっちりじゃん。

 宮藤、気合入ってるねー」

「そう、……えへへ」

 エーリカに褒められて嬉しそうな芳佳。

「何かあったの?」

「うん、…………何があったっていうわけじゃない、けど。」

 心境の変化。……たぶん。

「ありがとう、かな? こうやってみんなで朝ご飯を食べられて、嬉しいから」

 笑顔で言われて、エーリカは口を噤み、……不意に視線を逸らす。

「ま、……えーと、ありがと。

 朝ご飯、美味しい」

「芳佳ありがとーっ」

 ぽつぽつと呟くエーリカの側、笑顔でルッキーニ。芳佳は「どういたしまして」と笑顔で応じた。

 

 場所は縁側。ウィッチたちは座布団に並んで座る。

「なんで、廊下ですの?」

 てっきり居間かと思っていたペリーヌは首をかしげる。対して豊浦は何か準備をしながら、

「ペリーヌ君。扶桑皇国では廊下で勉強をするんだよ」

「…………え?」

 扶桑皇国の奇習に目を見張るペリーヌ。そして、その視線は側へ。

「み、宮藤さん。……勉学に必要なものがありましたら、い、言ってくださいね。

 その、子供たちが使っていた机とかでしたら、お譲りしますわ」

「普通にやってますっ」

「ああ、うん、昔の話だよ。

 右大臣っていう役職についていた人の私塾なんだけど。受講生があまりにも多すぎてね、仕切りとか全部取っ払って、廊下にまで人を座らせて授業をしていたんだ。

 僕も行ってみたけど、楽しかったよ。狭かったけど席順とか全部無視して思い思いの場所で勉強するのはね」

「そうですわね。それも、いいかもしれませんわね」

 孤児たちに勉強を教えるペリーヌは頷く、それも楽しそう、と。…………ふと、空を見上げた。

 蒼天に温かい日差し。……例えば、

 例えば、芝生の上で思い思い座って、本だけを手にもって勉強というのもいいかもしれない。歴史や文学をいつもと違う場所で勉強したら、いつもとは違う印象を持つかもしれない。

 そうやって感性を育てていく。それはきっと子供たちの糧になるから。

「いい先生だったよ。道真君っていうんだけど、頭もよくてね。それに、話も上手だった。授業の合間に業平君、っていう、友達と遊んだ話とかいろんな話をしていてね。

 その業平君も旅行好きでね。たまに彼も遊びに来てした旅行の話とか面白かったよ。失敗談とか、馬鹿話とか」

 懐かしそうに語る豊浦。…………ふと、芳佳はこんなことを思った。

 彼の表情を見て、きっと、その人たちは、……………………首を横に振る。

「そ、そうだよねっ、授業だけだと疲れるし、息抜きは大切だよねっ」

「それをさぼる理由にしてはいけないわよ?」

「…………はい」

 横目でミーナに睨まれて芳佳は小さくなる。

「……馬鹿話とか、そういうお話はあんまりありませんわね」

 難しそうに呟くペリーヌに、シャーリーは重々しく頷く。

「大丈夫だ。馬鹿話のネタには事欠かないぞ。私たちはなっ」

「…………わ、わたくしは関係ありませんわよ、ね?」

 恐る恐る問いかけるペリーヌ。シャーリーは重々しく彼女の肩を叩く。頷く。

「わたくし、何かやりましてっ?」

「よし、それじゃあ豊浦、始めてくれ」

「ちょっ、話をそらさないでくださいませんかっ!」

「おいツンツン眼鏡。明日はまた鉄蛇と戦うんだ。

 お前の馬鹿話を追及している暇はないぞ」

「ぐぬぬ」

 にやー、とエイラに横目で笑われてペリーヌは座りなおす。

 ともかく、豊浦の準備はできたらしい。最後に袋から。

「はい、お菓子だよー」

「なぜ?」

 

 かりこりと金平糖を齧りながら芳佳はそれを見る。

「紙芝居」

「え?」

 そんな形で一枚目。そこには表題が書かれている。まずは、

「蛇と雷についてだね。扶桑皇国の古代史だからあまりなじみのない事かもしれないけど」

「この国に資料があるのね? 雷撃を操る蛇について」

 ミーナが身を乗り出して問う。もし、あったとすれば。

 それは、自分たちが戦っている鉄蛇の特徴と一致する。古代史に記されたネウロイ。それは一級の資料になる。何より古代からネウロイが存在しているという証明になるのなら、ネウロイの調査方法を抜本的に見直す契機になるかもしれない。

「あるよ。その本は手元にないけどね。書紀、っていう本を探してみるといいね。

 雄略帝紀、つまり、第二十一代の帝の時代。ここになると正確に何年、かは分からなくなるくらい昔だね。参考にだけど、千三百年前から、ざっと十代くらい昔かな」

「なるほど、……古代史ね」

 正確な年代さえ分からないほど古い時代。古代。

「その時代にね。帝が三諸岳の神を見たいって言ったんだ。それで、部下が神を捕まえてきた」

「え? 捕まえられるのか?」

 意外そうなエイラの言葉に豊浦は微笑。「そう伝えられている、ね。それに扶桑皇国の神は異国とは違うからそういう事もあるんだよ」

「ふーん?」

 思い出すのは竈神の仮面。つくづく変な国だな、と思う。

「で、その神なんだけど」

 豊浦は紙をめくる。その神の特徴。

「雷のような音を響かせ、瞳を輝かせる、蛇、と記されているんだ。

 恐ろしくなって帝は家臣に神を放すように命じて、命を果たして戻ってきた家臣に、雷、の名を与えたそうだよ。前に、木気の見立てって言ったけど、その大元はここにあるかもしれないね」

「雷光、と雷鳴、ですわね」

 ペリーヌの言葉に頷く。

「それでね。その神を見つけた場所は三諸岳。今は、三輪山っていう山なんだ。扶桑皇国の山だけど、芳佳君は知っているかな?」

「え、ええと、すごく古い神社がある、っていう事だけなら」

 自信なさそうに芳佳。「神社?」と、ミーナは首をかしげる。

「神域、神様を祀っている場所だよ。……さて、どうしてそんなところにいたか、だけど」

 紙をめくる。それは奇麗な円錐形の「山?」

 かりかりと金平糖を齧りながらエーリカ。

「そう、三輪山だよ。円錐形の山。これがとぐろを巻いている蛇、とされたんだ」

「山自体が蛇という事か。……この国の見立ては面白いな」

 ふむ、とトゥルーデは頷き、…………山、と鉄蛇の特徴。「火山弾か」

「へえ」「トゥルーデ?」

「いや、あの鉄蛇は通常のネウロイとは違い炎の砲弾を吐いていた。

 鉄蛇が山の特徴を持っているとしたら、あれは火山弾の事ではないかと思ったんだ」

「なるほど、雷撃も古代史に記されたとおりだし、その可能性はあるわね」

「そう、その通りなんだ。

 それで、僕は、……ええと、ネウロイ、だっけ? その硬さは知らないけど、みんなは鉄蛇の事を随分と硬いって言ってたよね?」

 問いに、頷く。

「山からは鉱物資源が取れるし、当然。岩も多く転がってる。堅牢、あるいは不動、……も、山の特徴だね」

「そうね」

 火炎の砲撃と、雷撃。そして、ネウロイとしては異常ともいえる硬度。……確かに、豊浦の語る蛇の見立て、その特徴と一致する。

 なら、

「他にもあるのね?」

 ここまでは今まで見てきたとおりだ。なら、……豊浦は紙をめくる。

「河川」

「そ、川の流れそのものだね。あるいは、川。

 君たちが警戒するのは、この特性かな?」

「ええ、そうね」

「水上移動が可能なネウロイ。ですわね」

 ペリーヌの言葉に頷く。鉄蛇が扶桑皇国の見立て通りの能力を持つとすれば、水上を進める可能性は十分にある。

「やっぱり、海に近寄らせるのは危ないか。

 あそこまで硬いと艦砲じゃあダメージ与えられないだろ」

「どうだろうな。いや、近寄らせるのは危険だが。……ただ、艦砲でも衝撃は伝わる。小口径の銃撃を行う私たち以上にな。

 本体やコアの破壊は出来なくても吹き飛ばせるだろうな」

「ん、……そうだな。それじゃあ、方針を変える必要はないか。

 となると、やっぱりまた変な攻撃するかもしれない、だなー」

「今度は水を吐き出すかもな」

 トゥルーデの言葉にシャーリーは溜息。「もう、なんでもありだな」

「水圧次第じゃあ十分に危険な能力よ。

 油断は禁物ね」

「それより、雷撃みたいに周りに展開するのが怖いです。

 ただでさえ硬いのに、その上水の防壁なんてやられたら、対装甲ライフルでも、傷つけるのは難しいです」

 現状、銃撃の主力はリーネの対装甲ライフルだが、それでも突破は難しくなる。ましてや、

「私の攻撃は、当たらなくなります」

 ロケット弾を使うサーニャなら、なおさら。

 むう、と押し黙るウィッチたち。そんな中、おずおずと芳佳が挙手。

「あの、それなら艦砲で、穴をあけてもらえば、いけないでしょうか?

 水なら、ネウロイの装甲とも違いますし」

「そうね。向こうも防御を固めたら艦砲による砲撃を依頼しましょう。

 その時は合図を送るわ」

 ミーナの言葉に皆が頷く。豊浦は紙をめくる。そこには蛇と、死んだらしい蛇、それが円で繋がれている。

「あとは、再生、無限の象徴だね。脱皮による生命の更新」

「脱皮かあ、……あんなのがまた蘇るとか回復するとか、勘弁してよー」

 エーリカがうんざりと溜息。ただでさえ硬いのに、さらに回復までしたら非常に困る。

「脱皮は蛇としてもとてもエネルギーを使うらしいよ。簡単には出来ないんじゃないかな?」

「んー、コア壊してもそれが出来るかは分からないけど、やっぱり倒した後も警戒した方がよかったか?」

 前回の交戦ではコアを破壊し、本体が砕けたらすぐに《大和》に帰投した。

 通常のネウロイが相手なら問題はないが、それで終わったと思ったら再生して武装解除したところを襲撃された、となっては目も当てられない。

 といっても、

「えー、撃破したら休みたいー」

 ルッキーニが肩を落とす。我侭とはわかっていても、鉄蛇との戦闘はかなり激しくなる。休めるのなら早めに休みたい。

「艦船からでもその兆候は見えるだろうし、一旦は《大和》に帰投。

 しばらくはそこで休んで、一時間くらい復活が確認できなかったら交戦終了、でいいんじゃないかな?」

「そうね。……ただ、撃破後も扶桑海軍に、ストライカーユニットを積んだまま監視は続けてもらいましょう」

 それで有事の際はすぐに飛び出せる。

「それと、たぶんみんなも気にしている、毒、だね」

「言っておくけど、あんなバカでかいのに噛みつかれたら毒以前に死ぬぞ。絶対」

 エイラの言葉に皆が頷く。何せスケールが違う。通常の蛇なら腕を噛まれても牙の痕がのこるくらいだろうが、鉄蛇に腕を噛まれたら間違いなくそこから先は残らない。

 腕を食いちぎられるところを想像し、エイラは眉根を寄せる。

「うん、そうだね。

 それに、銃撃を加えて傷つけても、そこから毒が噴出した。なんてことはなかったみたいだね?」

「ええ、それに、毒を吐いた様子もなかったわ。

 今のところ、鉄蛇は毒を持っている感じはしないわね」

「うん、そうみたいだね。扶桑皇国の話にも、蛇の毒についての記載は見当たらないんだ。

 だから、今のところあんまり気にしなくていいと思うんだ。それに、扶桑皇国で毒蛇といえばマムシが有名だけど、これは毒を吐いたなんて話もないからね。

 あと、前に話したと思うけど、陰陽の領分では蛇は、木気、なんだ。木の形をとる蛇もいるかもしれないね。…………ええと、その、ネウロイって単一素材なのかな? 僕、そっちは全然知らないけど」

 単一素材、という言葉の選択にミーナは苦笑。トゥルーデは頷く。

「そうだ。今までの鉄蛇は、……まあ、実際に鉄かは分からないが、金属質の外観は私たちの知るネウロイと一致している。

 他の素材のネウロイは見たことがないな。……もっとも、それを言えば火を吐くネウロイも前代未聞だ。ミーナ、火炎放射器も用意してもらおう」

「そうね」

「もー、ネウロイと戦ってる気がしなくなってきたよー」

 エーリカがぐったりと肩を落とす。ペリーヌは苦笑。「何をいまさら」

「さて、こちらからいえることはこのくらいかな。

 何か質問はあるかい?」

 豊浦の問いには否定。ミーナとトゥルーデは立ち上がる。

「とりあえず、火炎放射器と、周囲に水を展開する可能性を考慮して徹甲弾の準備ね。

 それと、榴弾。炸裂弾も持ってきてもらいましょう。あと、焼夷弾ね」

「お、また迫撃砲の準備かっ?」

「楽しそうだな、リベリアン」

 妙にわくわくと応じるシャーリーにトゥルーデは胡散臭そうな視線。

「やっぱり何も考えず撃ちまくるって楽しいよなー」

「それか」

 らしいな、と溜息。

 で、

「ルッキーニ君?」

「うう、…………むつかしいよー」

 ルッキーニはふらふらしている。豊浦は困ったように微笑み。

「そうだね。ルッキーニ君。

 ウィッチとしての戦い方、シャーリー君たちと話し合ってみるといいよ」

 概要より、具体的な戦い方を話した方がわかりやすいだろう。そして、ここから先は豊浦ではない、ウィッチたちの領分だ。

「そうだな。……えーと、扶桑皇国海軍との連携は誰がやる?」

「私と、……そうね。ペリーヌさん。お願い。他は交戦プランの叩き台を作っておいてね。

 必要なものがあったら都度でいいから教えて、向こうの準備もあるのだし、早めがいいわ」

 ミーナの言葉に、「「「はいっ」」」と、声が重なった。

 

「…………それで、焼夷弾か。……なあ、ミーナ。お前は何と戦っているんだ?」

「こっちが聞きたいわ。美緒。私たち、ネウロイと戦っているの?」

「……………………知らん」

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。