Four worlds with each season Ver.Woman   作:@1319

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この作品は女性主人公の作品で同じタイトルの男性主人公版を投稿しますので気になる方は見てみてください!(現在非公開)

この作品は時間ができたら書いていく形にします。


チュートリアル
ハジマリ


 8月31日

 

 この日地球とよく似た世界に大きな変化が現れた。その変化にある少女たちは気が付いた。これはその始まりの物語。

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 まず先に変化に気が付いた少女はさくらという、高校2年生の少女。その少女は学生生活の中で最高の休みである夏季休暇の最後の日を普段より遅くから始まる。そんな中、今日という日を思い出して声が出る。

「あー、今日ってナツ休み最後の日なのよね……。ってことは明日から学校か~」

 夏休みが終わることを憂鬱に感じながら、さくらは少し遅めの朝食を食べるためにリビングに向かった。

 

 リビングに向かうと窓から外の景色が見える。それを横目にさくらは朝食を作りにキッチンへと歩みを進める。先ほど見えた景色は、まぶしい太陽の光と青空、そしていつも見ている家の庭に植えてある桜の木が咲いているということだった。

「あれ……? 何もおかしいところはないわよね?いつもと同じはず……」

 朝食の準備をし、違和感を感じる目の前に広がっている光景を受け入れようとするさくらは現実を、事実を認識することにした。したのだが……、それでも感じている違和感はぬぐい切れなかった。

 

 それもそのはず、今朝起きた時にはしっかりと意味が分かっていた単語が、今のさくらをつなぎとめているのだから。今は春の季節だ。それは今の景色を見ればわかること。だがそれではさくらの言ったことに矛盾が生じる。

「今日は、ナツ休みの最後の日だったはずよね? カレンダーも8月31日だし。ってナツ休みってなんだっけ?今は長期休校だよね。あれ? ナツってなんだっけ?」

 さくらは自分が朝しっかりと理解していた単語に疑問を持ち始めた。寝ぼけていたから生まれた単語なのかと思ったが、それにしてもどこか懐かしさを感じる単語にますます疑問を感じる。いったいどこから生まれた単語なのか……と。

 

 そう思ったさくらは、次第にその単語を繰り返し発声する。

「なつ、ナツ……。なんか暑そうなかんじ……? 暑い? なんで私はそう思ったんだろ?」

 繰り返しているとその言葉からイメージが伝わって来た。今のさくらには疑問が増えるばかりだった。考えても考えても一向に答えは出ない。思考を張り巡らせている間にトーストが焼けたことを知らせる音が鳴った。目玉焼きは少々焦げてしまっていたようだ。

 

 できた朝食を食べていてもいまだ思考は止まらない。止めてはならない気がしていた。

「私は何かを知っている? ナツも知っている……。でも今の私の記憶にはない」

 一瞬、記憶喪失なのかと考えもしたがそれにしても部分的すぎるとすぐに考えを捨てる。もっと他に何かがあると思ったから。

 

 いまいち食の進まないさくらは、料理が冷めていくことを気にせずに次々と関係のありそうなことを思い出していこうとする。

「今は春のはず。桜も咲いているし気温だって寒すぎず暑すぎない……。過ごしやすいキセツ。え……? キセツってなに?」

 考えていたさくらからまたもや覚えのない単語。どこまで行っても答えの出そうにない事に、いまだ思考を止められずにいた。むしろ、謎が深まりそうな思考の旅をまだ続けているさくらには、今のこの状況下ではここでお手上げのようだ。

 

 食事の手が止まっていることに気が付いたさくらは、慌てて食卓の上にあるトーストと目玉焼きをたいらげ自分の部屋へと戻る。自分の部屋のほうが、考えがまとまると考えたからだ。

「なんでこんな違和感を感じるんだろ……?」

 朝起きてからずっとこの違和感をぬぐえないままもう一度外を見る。ふと、休みも終わりという状況で今回の休みの思い出を振り返ってみた。

 

 思い出されるのは宿題を片付けたこと、家でグータラしていたこと。そして……、

「やっぱ、みんなといった海は最高におもしろかったな~。ナンパがめんどくさかったけど……。うん……? 海? って……あ! 思い出した。"ナツ"は夏だったんだ!」

 友人と一緒に言った思い出の旅行。海水浴を思い出したさくらは、そこから次第に夏のことを思い出していく。先ほどまで連想してはわからない単語が増えていたのに、急に思い出した。

 

 思い出したさくらにはもう先ほどの疑問はなくなっていた。しかし、それと同時に思ってしまうことがある。

「なんで気が付かなかったんだろ……? 夏は暑い。そして暑いから海とかに行って暑さをしのいでいった? でも、なんで桜が咲いてるんだろ?もう春の季節は終わったのに!」

 それは、なぜ終わったはずの春がもう一度来ているのかということ。そして自分が夏を覚えていなかったことだ。そのことに気が付いた瞬間にさくらのドアが白く輝き始めた。

 

 輝き始めた窓を中心としてだんだんとその光は、さくらの部屋を包み込む。そして、まぶしさからさくらは目を閉じた。この後自分がどうなるのかなんてこの時のさくらは何の予想もすることができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 光が弱まり、目を開けるとそこには今まで見ていたものとは全く違うものだらけだった。自分の部屋なんかじゃない。目の前に広がったのはどこか機械じみた研究所のような部屋だった。

「え? え!? ちょっとここどこー!?」

 さくらは状況を把握できずに今起きたことに驚くことしかできなかった。そんなさくらを少し落ち着かせるかのように、今度はさくらの隣に自分が見たような光が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 時は少し遡りもう一人の少女がこの異変に気が付いたところとなる。さくらよりも遅い時間に起床したある少女は明日、提出する宿題を終わらせるように起床後すぐに机に向かった。

「まったく……。先生たち、宿題を出す量が多すぎるっての……」

 昼ということで少し汗をかいた少女の名前は(ほたる)。遊ぶことに集中していたため、夏休みの宿題が終わっていないのだ。それにしても、今日はなんだかいつもより暑い気がする。最近は夏も終わりかけてきたため、気温が落ち着きを見せ始めていたのだが、これでは夏が逆戻りしたような感じがする。

 

 あらかた宿題の終わりが見え始め、息抜きとして蛍はテレビをつけた。ちょうどやっていたのは好きなバラエティー番組だった。その番組に目を通していると、あることに目が行った。

「はぁ!? 今日は40度もあんのかよ……。昨日は25度くらいだったのに……」

 男勝りな口調で蛍は自分の住んでいるところの気温を見る。今までも気温が変化してしまうことはよくあったが、ここまでではなかった。これに目が行ってしまうと単純に学校に行くときの気温が気になってくる。今日ほど暑かったら学校に行くまでに汗をかきそうだ。

 

 携帯を取り出した蛍は、スポーツのことをよく調べているのが分かる予測変換から、明日の天気を調べた。

「うゎー。やっぱ明日もかぁー。おれ汗っかきなのに……」

 そんな中、蛍は信じられない情報を目にする。それは昨日の気温が今日の数値と変わらないということ。今までの記憶との相違点を見てしまった。

 

 そのことに気が付いた蛍は当然そのサイトを疑う。しかしそのサイトは公式のものでミスであっても昨日のうちに変更していると判断しその選択肢を切り落とした。

「となるとおれの記憶違いってこと? でもそうとは思えないけど……」

 不思議な記憶の違和感を感じ始めた蛍はどうもその感覚をスルーすることができなかった。確かに昨日は過ごしやすい気温だった。なのに1日でここまで気温が変わることも記憶と違う過去のデータが出てくることもおかしい。

 

 考えることを得意としない蛍は、疑問が消えない気持ち悪さから思考を止めなかった。いくら苦手でも、ここまでの違和感を放っておくことはできなかったから。

「絶対におかしい。おれにはなんとなくわかる。だけどどうしてこうなったんだろう? まさか! 何者かの策略とか!?」

 しかし、考えつくのが真っ当なものである、というわけではなかった。若干非日常に興味のある蛍はそんなことを目を輝かせながら考えていた。しかし、それが間違いではないことに気が付くのはもう少し後の話だ。

 

 いまだ、そのことを疑わない蛍は、今の異変よりもそのあとの妄想の旅へと向かっていた。

「それで、急にほかのところに呼び出されて急にこの異変に気が付いたお前に世界を救ってほしいとか言われるんだろうな~。おれそういうの大好きだからあったらうれしいなぁー」

 本当に楽しみにしている。まるで子供のように熱くなった自分の頭で考える。

 

 しかし、そのあとにだんだん冷静になってきた頭で自分の考えを否定し始める。

「って、そんなことないか……。暑くなってきたしアイスでも食べよう」

 冷静になった蛍は、室温が今朝から上がる一方だったため、蒸し暑かった。汗をかいた蛍は冷蔵庫にアイスを食べに行こうと自分の部屋を出た。

 

 すると自分は部屋を出たはずなのに一瞬の白い光が見えたと思ったら次に蛍が目を開けると普段は絶対に見ない機械の並んだ部屋にいた。そこには一人の少女が戸惑った表情で蛍のことを見ていた。

 

 

 

 

 

 アイスを食べに行こうと思ったのに急に知らないところにいた蛍は、目の前に見える少女と同じような表情で互いの顔を見合わせた。

「え……? え? いったい何が起きたのー!?」

 わけのわからなくなった蛍はとにかく今はただ叫ぶ事だけしかできなかった。落ち着くにはもう少し時間がかかりそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 そんな2人が移動している間にまた1人、この世界の違和感に気が付いた少女がいた。名前を紅葉(もみじ)という。

「なんかいつもと違う気がするわね。まぁ、そのうちわかるでしょう」

 夏休みに入ったといっても起きる時間と寝る時間を変えない紅葉は最後の日もいつもと変わらない時間に起床する。何かを感じながらもすぐに気が付くと思い思考をいったん区切り朝食をとることにした。

 

 いつも朝は昨日の夜ご飯の残りを食べている。ご飯と料理を温めてテーブルに並べる。紅葉はいただきますといってできている料理を食べ始める。そんな中、朝の疑問点について考えることにした。

「何かがおかしいわ……。でもいったい何がおかしいというのかしら?」

 違和感を感じながらも、それがどこなのかいまいちよくわかっていない紅葉は、ふと外に目がいく。今までは見ることのなかった、赤い何かが視界に入ったのだ。

 

 紅葉はその赤い何かを目で追う。その形は手のひらのような形の葉っぱだった。……そう、ただの葉っぱ。

「え……? なんでそれが今の時期にあるの?」

 それを見た紅葉は驚愕する。いくらなんでも8月にそれが見えるのはおかしい。自分の名前と同じ紅葉が家の木を色を赤くしていることは。

 

 今まで感じたことのない違和感の正体と恐怖を感じた紅葉は、逃げるかのようにその思考を続ける。

「今あの紅葉がなっているのはおかしいはず。あれは秋になるものだから。私の名前も秋に生まれたからつけられたんだもの」

 紅葉に対する思いれは普通の人よりも大きいため何としてでも、この現象が起きた理由を突き止めようとする。その思いが通じこの違和感をしっかり違和感と感じていた。

 

 朝食どころではなくなってしまった紅葉は食事をとることをやめ自分の部屋へと向かった。自身のプライベート空間のほうが考えがまとまりやすいからだ。

「いったい何が起こったのかしら?今は間違いなく8月で、夏休み最後の日よね?」

 今までの少女たちとは違って今までの季節を理解しているような紅葉は、自分の部屋の本を見てこの現象について調べることにした。

 

 

 

 

 

 数時間続けて調べ続けていた紅葉はある1つの答えにたどり着いた。それは今までのデータも今の状況と変わらないということ。8月に紅葉があるのは当たり前でむしろ1年中ずっと紅葉があるなんてことが書かれていた。そのことから自分、あるいは自分以外のすべての記憶やデータが書き換えられているということだった。

「本来なら自分を疑うんだろうけど、それでも1人を変えるより世界そのものを変えるといったほうが簡単のはずよね。それに私はそんなことをされるようなことをした覚えはないはずなのだけれど……」

 自分の記憶よりも世界がおかしいと判断し始める紅葉には、しっかりとした理由があった。今まで読んできた小説や参考書の書かれていることが全く別のものになっているのだ。図鑑に至っては、記憶の4分の1くらいの厚さしかない。

 

 それに気が付いた紅葉はそこからとあることに気が付いた。もしかしたら何者かは人の記憶及び認識を変える何かを使えるということ。

「面白そうね。一体どのような方法を使ってこのような状況を作ったのかしら? 気になるわ」

 そう微笑みながら外の景色を見ていた紅葉の耳に、何かが現れるような音が聞こた。そして、音のしたほうを見る。そこには白いゲートのような、この世界に生まれて初めて見るようなものがあった。

 

 先ほどから不思議なことが起こり、興味を持ち始めた紅葉はその好奇心から両手を伸ばしゲートをくぐろうとした。

「一体この先のはどんなものが見れるのかしら。少しは期待させてもらうわよ」

 そう言葉を呟き紅葉はゲートの中へと歩みを進めた。少しまぶしくなり目をつぶるが、そんなことを気にせずにどんどんと前に進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゲートをくぐり切ったと感じた紅葉はその場で目を開く。そこにあったのは見たこともない……。いや、漫画などの世界でしか見ることのできないと思っていた機械の数々が並んだ未来的な場所に来ていた。

「これは面白いわ! いったい何が起きているというの!」

 未知に遭遇した紅葉はその場にいる困惑している少女とあぐらをかいてぶすっ垂れている少女に気が付かずにきらきらと輝いた眼でその場をじっくりと見て回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 3人が同じ場所に移動したとき、また1人の少女が目を覚ます。

「はぁ~~、また寝落ちしちゃってた……。フレンドの人たちに謝っておかなきゃ……」

 机の上にあるパソコンに顔をつけて眠っていた少女(ゆき)は、やっていたゲームの画面を開きフレンドの人たちにメールを送り謝罪する。目の下に少しクマのできた少女はあまり健康な暮らしをしていないようだった。

 

 起きてすぐにゲームを再開する。基本的に彼女がプレイするのがFPS。常軌を逸してうまいわけではないがちょっとした大会に出ると準決勝くらいまでは進出できる程の力量は持っていた。

「はぁ~、なんか今日寒くない? 昨日まで結構過ごしやすかったのに……」

 かじかむ手を吐息で温めてからマウスを握る。途端に先ほどまでやる気のない、だらけたような目が真剣な目になる。

 

 対戦が終わりほっと息を吐く。勝敗は一応勝利という形になった。ゲームが終わると先ほど感じた以上の寒さを雪は感じた。

「寒いよ……。一体どうなってるの?」

 現在の寒さをおかしく感じた雪は部屋にあるエアコンをつけて暖をとる。この時期に暖房を使うことになるとは思ってもみなかった。さすがにおかしいと感じた雪が次にとった行動は机から離れ窓から外を見ることだった。

 

 少しずつ暖かくなってきた部屋で窓を見てみるとすでに曇っていたため、仕方なく窓を開けることにした。するとそこには普通なら信じることのできないことが起こっていた。

「なんで雪が降ってるの? 今は確かナツよね?」

 今の時期に雪が降っているのは明らかにおかしいと感じた雪は、この状況をとてつもない超常現象だと思っていた。どんなに考えても答えの出ない問題を目の当たりにして、現実逃避のごとくゲームを再開する雪。

 

 こんなことを経験した記憶はない。むしろなんで寒くなってしまったのか、どうせなら暑くもなく寒くもない春か秋にしてほしいと雪は思っていた。

「まぁ、それでもゲームをやることには変わらないけどね。はい、連続キル達成」

 どんどんゲームを続けていく雪。するとゲームの中に変な裂け目のようなものを見つけた。普段よく使っているマップにこんなところはなかったはずだと思った雪はその場所に向かってみる。

 

 そんな行動を不審に思ったのか、仲間から何をしているかと聞かれる。雪はみんなに報告をしてそれでも進むことをやめなかった。

「ほかの人には見えてない? じゃあいったいこれは……?」

 何かわからないものがあるこのマップに少しの違和感を感じる雪は、この裂け目がシステム上に出来たモノではないことを察した。それはほかのプレイヤーの反応からわかることだ。あとは自分のパソコンがおかしいと考えるが、それもどうやら違うみたいだ。はっきりと裂け目は見える。ディスプレイにも問題はない。

 

 もう何が何だか分からなくなった雪はとにかくその裂け目にあたってみることにした。表示できていないだけなら何も問題はないはずと思い、思い切って進んでいく。

「問題はないはずだよね? 急にパソコン壊れたりなんてしないよね?」

 動いている最中少し不安になるがそれでも進むことはやめなかった。結果、裂け目に触れた瞬間パソコンの画面は白く輝く。エラーとも出ないその現象に雪は戸惑いを隠せない。

 

 キーボードを何回か打ち込み反応があるかどうかを確かめるがモニターが見えないため判断できない。再起動しようと電源のスイッチを押すがそれでも白い光は消えなかった。

「一体どうなってるの? 朝からずっとわからないことだらけよ……」

 雪はそう言いながらパソコンの画面に触れた。すると光は強くなり次第に雪のことを包み込もうとする。何が何だか分からなくなった雪はとりあえずパソコンから手を離すがそれでも光は止まらなかった。

 

 まぶしさのあまり目を強くつぶる雪。何もわからない恐怖心からか腕で顔を覆っていた。

「なんなの何なの何なの!? 何が起きてるっていうのよー!?」

 そう叫びながら、今起きている現象を頑張って理解しようとするが、突然すぎることの連続で頭の処理が追い付かない。しかしそんな雪のことなど気にもせず光は、どんどんと雪の体を包み込み続け、全身が白い光で覆われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すると雪は少しの浮遊感を感じそれが終わるのを体感したら、そこからようやく目を開く。そこにはゲームをする雪にとって宝の山ともいえるマシンの数々が置いてあった。

「何ここ!? なんでこんなところにあたしがいるの!? で、この機械は何!?」

 ここにきてようやくわからないことが口から出る。普段よりも高いテンションで次々にわからないことを誰に聞くでもなく訊ねるがもちろん答えは返ってこない。

 

 ようやく落ち着けた雪を出迎えたのは、この部屋にいる別の3人の驚いたような視線だった。ほかの人がいることを理解した雪は顔を赤くしてその場にうずくまった。

 

 

 

 

 

 今日は何もわからない事ばかりで困惑しているが、これからこの4人の少女は信じられない事実を伝えられる。今はそんな彼女らのささやかな休息の時間だった。

 




はい。読んでもらいありがとうございます。これからどんなことが起きるのかはこれからのお楽しみにということで。

それでは男性バージョンもよろしければ覗いていってください!

2017/02/03 挿絵を追加しました。友人に描いてもらいました!

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