麻帆良某所
「む!カルデアめ!また!戦力を増やしたカ!」
立香達を監視している者が声をあげた。
「落ち着け!超鈴音。指揮官である貴様が冷静さを切らしてどうする。」
青髪のワカメヘアーの青年が彼女を諭した。
「アア、すまんナ。ゾォルケンさん。」
彼女は自らを諭してくれた青年に謝った。指揮官である彼女が冷静でなければいけないのだ。彼女が召喚した英霊達はそれぞれ天才と呼ばれたもの達のため(一部は違うが)反りが合わないのだ。彼女が荒ぶっても何も好転しないのだ。彼女はこの青年に感謝をしている。魔術師でありながら神秘を世界に公開しようとしている自分に協力してくれているからだ。
「ゾォルケンさん。ワタシはアイツラを押さえてくるヨ!」
「ああ。行ってくるといいよ。」
彼女は英霊達の元へ行った。青年は一人になると、歪んだ笑顔を浮かべた。
「待っていろ!カルデアのマスター!ロンドンでの苦渋と冠位時間神殿での借を返してやる!私は決して!貴様らが望む!素材の!塊では!ない!私は!誇り高き!魔神柱バルバトスだぁ!」
彼の見つめる場所には科学で造られた自らの名前を冠する全身装甲の機械で出来た鎧が存在していた。
「ハッハッハ!この!
そして某所
ピキーン
『どうしたんですか?先輩?』
いや何か良さそうなイベントが起きそうだと感じたから。
『そうですか。』
別の時間軸
「・・・」ニヤァ
何かを感じ、無言で口を歪ませた少女がいた。それを見ていた二人が、
「大変です!所長、先輩が!」
「何をやらかすつもりかしら?」
「・・・」
彼女は答えず、無言で何かを考えている。あれは、
「編成を考えていますよ!」
「あの子。何処にレイシフトするつもりかしら?」
彼女は決まったのか立ち上がり、医務室に向かった。そして、ポニーテールおじさんの襟元を掴み、
「探せ!」
「いきなり何を!」
「うだうだ言ってないで探せって言っているだろう?」
「はいぃ!ただいま!」
ポニーテールおじさんを脅して目的の場所を探させていた。
「・・・」ニヤァ
そして戻って
ビクッ
「何だ?この寒気は!尋常な物じゃない!念のため、機体を強化するか。」
そうして彼は天才英霊達に頼み魔改造してもらったのだ。彼の機体はアダマンタイト製で
この先出るかは気分次第。