不死者と英霊達のネギま録   作:羽撃鬼

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次に行きたいので学祭まで巻きます。


第22話 破壊されていく学園長の陰謀

無事転入を終え、テストも終わった。テストの時学園長が試練とふざけたことを言っていたので、まだする必要が無いことを言いつつ、なに自分達の目的のために一般人を巻き込むのか?と、他の魔法先生の前で言ってやると冷や汗かきながら黙った。他の魔法先生からも学園長はそんなことしないよね?という視線により渋々だったが、まずそんなことよりも修学旅行だ。

 

 

「アランくん!修学旅行何処にした?」

 

「えっとハワイかな?」

 

 

聞かれるように修学旅行は投票で決まる。この投票内容は魔法先生達が見るので、私はハワイと書き理由は魔法を使った文字で精霊魔術師と魔術師及び陰陽師の中の悪さについて書いた。もし、一般人に何かあったとき責任取れるのか?とも書き、精霊魔術師達が一定の勢力を築いているハワイの方が安全だと書いておいた。ただでさえ魔術師や陰陽師の総本山にいるんだ少しでも怒らせないようにしないと。戦争中に失礼な態度をとって賠償金を払わせられたようだし。

 

 

 

学園長室修学旅行開票時

 

 

「む~。」

 

「どうしました?学園長。」

 

 

唸っている学園長に対して魔法先生の一人が話しかけた。

 

 

「これなんじゃがアランくんが出した内容なのじゃが。」

 

「えっと、どれどれ。これは!」

 

「アランくんに婿殿へ親書を届けさせるために京都にしようと思うんじゃが・・・」

 

「素晴らしい!」

 

「え?」

 

「皆さん!アランくんが!素晴らしいことを書いてあります!」

 

 

魔法先生は他の魔法先生のもとへ行き、アランが書いた投票を見せた。すると、

 

 

「ほうほう!素晴らしいな!」

 

「一般人を魔法に近づけないように始めから気を配っている!」

 

「この頭の回転力素晴らしい!さすが英雄の息子だ!」

 

「この内容には大賛成だ!」

 

 

と大絶賛された。学園長と高畑教諭以外に、そしてこの話はここにいない魔法先生や魔法生徒達のもとへと拡散していった。学園長と高畑教諭は修学旅行は京都にすることができない状況にアハハハと笑うばかりになった。

 

 

そうして私達は修学旅行はハワイになったのだ。修学旅行中は何のトラブルも無く平和そのものだった。よかったと言えば裏の関係者の龍宮さんと桜咲さんと世間話する程度仲良くなったことだ。

 

 

 

学園長の陰謀ではアラン達が行く筈だった京都では一人の少年が待ち受けていた。

 

 

千の呪文の男(サウザンドマスター)の息子はいつ京都に来るのだろうか。ん?連絡かな?」

 

 

何時まで経っても来ない英雄の息子に思いを馳せていたが仲間からの連絡が来た。

 

 

「え?京都じゃなくてハワイ?つまりここには来ないと?はぁ。帰還するか。」

 


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