では、どうぞ
「はぁぁぁぁ!」
「うおぉぉぉ!」
お互いの全力で攻撃を放つ!
そのままやつと斬りあいになった!袈裟、逆袈裟、時には突きを放ち放たれながら、お互い攻撃はやめない!
そして再びつばぜり合いになる!
「くくく」
「何がおかしい!」
なに笑ってんだこいつ!
「いやぁ、楽しい…楽しくてな!」
その瞬間、奴は一気に力を込め俺を吹っ飛ばした!さっきも思ったが、なんてパワーだよ、たく!
俺はどうにか体勢を整えて着地し、ブレードを大剣に変え突っ込んでくる奴に斬撃を飛ばす!
「いい密度の魔力だ!」
奴はそれを真っ正面から受け止めた!だが計算どうりだ!放った瞬間、俺は横から回り込むように奴の背後をとった!
「何!?」
よし、とった!と思った瞬間。
「なんてな」
奴は斬撃を防ぎながらカラスのように黒い羽を刃物のようにしてきた!って何!?俺はそんな攻撃を防げずもろにくらってしまった!くそ痛ぇ……!
「幹部ともなると、このようなことも出来るのだよ」
斬撃を防ぎきり、こちらに振り返りながら奴はそう言う。
マジかよ。堕天使幹部恐るべし……。こんな状況なのに、なんでこんな余裕こいてんだ?
「まぁ、いいまだ遊べるのだろう?リッパー」
結構斬られたが、光がこもってなくて助かったな。
俺は立ち上がりながら大剣をブレードに変える。さて、どうするかね。そんなこと考えてるうちに、奴は光の槍を飛ばしてくる!俺はブレードを周囲に展開し撃ち出すことで迎え撃つが、やはり奴のほうが火力、量共に上か!
だったらと、俺はブレードを両手に装備し、その弾幕を突っ切っていく!するとやつも突っ込んできた!あのまま撃ち込んでくれば勝てるものをなんでだ?
ガキィィン!
何回目かのつばぜり合いになるが
「貴様、何故近接戦闘に変えたか疑問だろ?」
こいつヒトの思ってることがわかるのか?
「俺はな、強いやつと戦うことに誇りを持っている。その相手が全力で戦うことのできる距離で戦うことにな!」
成る程ね。
「それでも、俺はあんたに負けるわけにはいかないんだよ!俺には帰りたい場所がある!」
俺の脳裏にはグレモリー家が浮かぶ。
「帰りを待っているヒトがいる!」
俺の父さん、母さん、そして兄さんの顔が浮かぶ……何故だろう体の底から力がみなぎる!そして少しずつ奴を押し返していく!
「何!?」
「そして何よりも!俺には守りたいヒトがいる!」
その瞬間セラの顔が浮かぶ…そうか俺は………。
「だから俺はあんたを殺す!」
そのまま奴を押し返し体勢を崩させる!この隙は見逃さない!
一気に袈裟斬り、逆袈裟斬り、水平斬りを連続で、何度も放ち、コカビエルを滅多斬りにしていく!
「ぐぁぁぁ!」
やつが叫びながら更に体勢を崩した!そこに兜割りのように垂直に振り下ろすが……。
「なめるなぁ!」
奴は光の槍を頭上でクロスするように構えこの一撃を防ぐ!くそ!これで決められないのはキツイ!と思った矢先、腹部に衝撃が走った!なんだと思うと、奴が膝蹴りを俺に決めていた!そういうことか、くそ!
俺が怯んだ隙に、奴は光の槍を逆袈裟のように振り上げてきた!俺はバク転のようにして避け、距離をとるが左目に激痛がッ!てことは……。
「今のを避けるか……だが左目はいただいたぞ」
だよな掠めたか。だが、まだだ。痛みに耐えながら構え直すと、
「まだやるか。まぁいい」
奴はそのまま俺との距離を一瞬で詰め、突きを放ってくる!俺はブレードを大剣にして防ぐが、吹っ飛ばされ、地面に倒れ込む。そして、
「これで終わりだ。リッパー」
「ふふふ」
「何を笑っている?」
「いや、正々堂々の精神だの誇りもいいが、殺し合いにそんなものは要らんだろ?」
「何を言って…」
奴が言い終わるよりも速く俺は首を傾ける。そして、地面からブレードを飛び出させた!
「何!?」
咄嗟に奴は避けようとするが、
「ぐぁぁぁ…ぁぁぁ」
避けきれず、奴の右目を掠めていった!
「おのれ…おのれ…おのれぇぇぇ!」
一矢むくいたぞコカビエル……。
「死ねぇぇぇぇ!」
その時、どこからか紅の球体が飛んできた。奴はそれを避け、俺からも離れると、その球体が来た方向を見るた。そこには、
「………」
無言でコカビエルのことを睨む兄さんがいた。
「遅いぜ……たく」
疲れた、今回は本当に疲れた。オリ主のキャラが変わってきてるきがする
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします