グレモリー家の次男   作:EGO

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本日二話目、どうぞ


life02 朗報と戦いだぜ

あれから籠手や脚甲、軽鎧(ライト・アーマー)をつけフェニックスの涙を一つ持たされ、準備が整い眷属全員が集合した。後は出撃の合図があるはずなのだがなかなか来ないな。

「シドウ!」

「マ、マスター!?何してるんですか!?」

本来こっちに来ないはずのセラが来た。皆の手前マスター呼びだけどさ。

「アジュカちゃんから連絡があったの。イッセーちゃんは生きてる可能性が高いって!」

………そうか、生きてるのか!

「よかった………ホントによかった」

「なに泣いてるんですか~、リッパ~」

小柄な金髪少女がそう言ってくるが、俺は泣いてねぇ!

「あん?泣いてねぇよ!"ルテア"さんよ!」

「そ~なの?」

「いや!泣いてたね!俺はこの目でバッチリ見たぞ!」

「うるせぇぞ……"レン"」

黒髪の青年、レンを睨んでいると白髪ダンディーな男性が怒気を込めながら言ってきた。

「その辺にしておけ二人とも。マスターが睨んでるぞ」

「「は~い(は、はい!)"アシャ"さ~ん(さん!)」」

てなわけでおふざけはこの辺にしておいて、いつまでもいるセラに一言言っておこう。

「マスター、いつまでいるつもりですか?」

「あれ、言ってなかった?私も出陣するのよ☆」

『!?』

「マ、マスター!?なにを言ってるかわかってますか!?」

俺たちの思っていることを代弁してくれたこいつは黒髪を肩まで伸ばした少女、"ユリヤ"だ。

「まあまあ大丈夫よ☆だって皆が守ってくれるでしょ☆」

『まぁそうですけど』

「とゆーわけで………GO☆」

『え?』

セラの声と共に俺たちは転移の光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい到着。という訳で物申す。

「セラ………何すんのさ!」

「シドウ、素が出てるわよ☆」

「出てるわよ☆じゃないわ!マジかマジなのか!」

「マジよマジなのよ☆」

俺とセラが口論していると、緑髪の優しい雰囲気を放つ男性が言ってきた。

「はぁ、シドウ諦めましょう。こうなったマスターは止まりません」

「だかな、キアガラよ」

「あ、あの~」

「お前はちょっと甘くないか?」

「そうですか?」

「あ、あの!」

「なんだレン!うるさいぞ!」

「攻撃来ます!」

「「うん?」」

俺とキアガラはそれを聞いて豪獣鬼(バンダースナッチ)を見た。その瞬間あいつがまさに火を吹いた。

ゴゥゥゥゥン!

まっすぐこっちに飛んでくるが

ドゴォン!

俺たちに当たる前に巨大な獣によって打ち消された。

『まったく、若造どもが』

「ベヒーモスか、すまんね」

『やれやれ、ではマスター指示を』

「ええ☆それじゃあ私とベヒーモス、ルテア、アシャを中心に豪獣鬼(バンダースナッチ)をそれ以外ゼイメファちゃんを中心には取り巻きをお願いね☆」

『ハッ!』

そんじゃいきますか!

「大怪獣対レヴィアタンなのよ!零と雫の霧雪(セルシウム・クロス・トリガー)!!」

パキン!

セラの攻撃で体の半分が凍りつき身動きが取れなくなっている豪獣鬼(バンダースナッチ)。あっちは任せますか。

「シドウくん!行きますよ!」

「あいよ!ゼイメファさん!」

金髪をユリヤよりも長くしている女性、ゼイメファの指示のもと、アンチモンスターを狩っていく!

ブレードで一つ二つと斬って上から飛んで来る奴はブレードを飛ばし撃ち落としていく。

すると敵を大剣で蹴散らしながらレンが俺の後ろに来る。

「シドウさん!どっちが多く殺れるか……」

「勝負しないぞ。そういうのは今度な」

「ですよね!逆にOKされたらキレてましたよ!」

「俺たちはレヴィアタン眷属だ。遊びならよそでやるよ!」

そう言いながら正面のモンスターを斬る。

結果的にレンに背中を任せることになっちまったな。

「とりあえず背中は任せた」

「はい!行くぜ!龍の手(トゥワイス・クリティカル)禁手化(バランスブレイク)!」

すると俺の背後から光が発生する!

そうレンは神器(セイクリッド・ギア)を持っている!それが龍の手(トゥワイス・クリティカル)だ!まぁイッセーの下位互換なのだがな。

禁手(バランスブレイカー)名も無き龍の突撃鎧(アンノーンドラゴン・アサルトアーマー)だ!行くぜ!行くぜ!行くぜ!」

そう言うと敵の群れに突っ込んでいく!あいつも騎士(ナイト)だからな速いしその分突撃の衝撃もすごい!

事実敵の群れに穴が空いていた。俺はそこにブレードを六十本作りすぐさま飛ばしてさらに穴を広げる。ところで……。

「背中を任せるっていったよな!?」

「どけどけどけぇぇぇ!俺は急にとまれねぇぇぇぇ!!」

「もういいよ!くそ!」

「だったら私が着きますよ。まったく若者は……」

「キアガラすまねぇな」

「私に神器(セイクリッド・ギア)はありませんが私の魔法体術、見せてあげましょう!」

キアガラは兵士(ポーン)だが今はプロモーションで女王(クイーン)になっている。それのおかげでステータスが全体的に向上しているわけだが。

ドン!グシャ!

手足に特殊な魔方陣を展開して敵を殴ったり蹴ったりしていく。相変わらず強いな。

「親譲りってやつか?」

「かもですね!」

そう言いながら俺とキアガラは次々とモンスターを倒していく!

「私も頑張らなくてはね!」

ドドドドォォォォン!

そこに我らが女王(クイーン)ゼイメファの援護攻撃が降り注ぐ!

端から見ると俺やキアガラを巻き込んでいるように見えるかもしれないが俺たちは無傷だぜ。絶妙なコントロールで俺たちの回りだけを攻撃してくれている。

流石だぜ!我らが女王(クイーン)

ドォォォォン!

今度は俺たちを振動が襲う!

「何事だ!」

俺が訊くと無線から声が聞こえてきた。

『は~い、こちらルテアで~す。こっちは終わったよ~』

「了解だ。そんじゃこっちも一気に片付けるかね」

「それもそうですね。シドウ様」

「ユリヤ、いつの間に後ろに?」

「今です。とりあえず譲渡しまーす!」

『トランスファー!!』

音声と共に俺の魔力が高まる!

ユリアは僧侶(ビショップ)神器(セイクリッド・ギア)龍の送り手(トゥワイス・ギフト・セェンダー)という龍の手(トゥワイス・クリティカル)の亜種を持っている。効果は単純だ。力を誰かに譲渡する事!その分自分の消耗がすごいらしいがな。

「サンキューユリア、それとどうにかしてお前の兄さんを止めてくれ」

「オラオラオラァァァァ!」

「すいません……」

ちなみにレンの妹だ。

そんな会話をしながら次々と敵を蹴散らしていき俺たちは豪獣鬼(バンダースナッチ)とアンチモンスターを殲滅したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はオリキャラたくさん出してみました!
疲れた、名前考えるのに疲れた!
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします

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