では、どうぞ
俺、シドウ・グレモリーは急いでいた。セラのいるところに敵幹部がいると報告が来たため、そこに増援として行くためだが、
「ここから先にはいかせん!」
なんて言いつつ前に堕天使が五人か。邪魔だな。
右手にブレードを発生させ、すれ違いざまに斬り、突き進む!
1人2人と斬り,最後の3人は大剣でまとめてっと、一人避けたか、だったら!
俺は俺の周囲に三本ブレードを展開し、放つ!
「何!?」
驚くわな、ここで初披露だし。そのブレードは、ジグザグに飛び全弾(?)直撃する!断末魔もあげさせずにやっちまったが今は止まれない!
そのまま飛びこと数分。
ポイントについたが、そこには今にも殺されそうなセラが!やらせるわけねぇだろがっ!
そこで一気に速度を上げ、そのまま奴が振り下ろした槍をブレードで防ぐ!
「セラ……。待たせたな」
「シドウ?」
俺にちゃん付けしないくらい余裕ないのか。
「貴様は!?」
と言いながら、一旦奴は距離をとる。
「『貴様は』って言ったな?そうだな俺は……」
「
「あら?知ってた?」
「紅の髪にそのブレード……わからん奴はいない」
「まぁ、そんな事はどうでもいい。随分こいつを可愛がってくれたらしいな」
自分でも分かるぐらい殺気出てるな。兄さんに私情でなんて考えてたのに俺もまだまだあまいな。
「いい殺気だな、貴様なら楽しめそうだ」
「俺もイラついてるんだ、いいぜ遊んでやるよ」
「なめるなよ!ガキが!」
と言いながら突っ込んでくる!それに対して俺も突っ込んでいき、
ガキィィン!
お互いの武器がぶつかりそのままつばぜり合いになる!
なんつーばか力だよ!
「どうしたリッパー、その程度か?」
うるさいやつだな。こちとらセラが近すぎて全力で行けねぇってのに!
すると突然奴が距離をとる。
「どうした、ビビってんのか?」
「いや、貴様がどうすれば本気になるかと思ってな」
こいつなに考えてんだ?勝つよりも戦いそのものを大事にしてるのか?
「貴様、その女を見て殺気が高まったな?ならばその女を殺せば本気になるか?」
なにいってんだこいつ。セラを殺す?そんな事……。
「………やらせるわけねぇだろ」
自分でもヤバいと思うぐらい低い声でそう言い放つ。それと同時にブレードを大剣に変え、奴に突っ込んでいく!それを奴は笑みを浮かべながら受け止めるが、そのまま俺は押していく、今はこいつとセラを離さなくては!
「いいぞ、もっと!もっとだ!」
そのまま押していき、だいぶセラとの距離を稼げたところで、奴との距離をとる。
「成る程、あの女がいたから本気になれなかったと?」
「だったらなんだ」
「いや、これで貴様と本気で戦えると思ってな」
こいつ…戦闘狂ってやつなのか?まぁ、それはいい。
「これで俺は本気でいける」
「ならば、こちらも本気でいこう」
………しばしの沈黙そして、
「はぁぁぁぁ!」
「うぉぉぉぉ!」
お互いの全力で攻撃を放つ!
次回が本格的な戦闘になると思います
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします