グレモリー家の次男   作:EGO

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本日は二話いけたらいいかなと思います
では、一話目どうぞ


学園祭のライオンハート
life01 色々と準備だぜ


学園祭を間近にしてレイヴェルさんが転校してきた。イッセーの話では大丈夫そうで安心だしてるんだが、今俺は

「であるからですね…」

「いやしかし…」

「そこは…」

職員会議に出てる。この駒王学園やたらと外国人生徒が多いから余計に細かいところまでやらされるんだよな。

あ、アザぜルが俺の方に来た

「会議中だぞ。何してるんだよ」

「体調悪いから抜ける(棒)」

「なっ!テメェ!」

「そんじゃ、任せた」

あーあ、行っちゃたよ。しゃーない頑張りますかね。

 

 

 

 

 

 

明くる日のこと、リアスとイッセーがシトリー領の病院に出掛けてしまった。事前に俺は理由を聞いていたが、また俺のいない間に面倒事があったようだ。

その面倒事ってのが今度リアスとゲームをするサイラオーグについてだ。

まず、俺や兄さん、リアスが持っている"滅び"はグレモリー家ではなくバアル家の特色なのだ。だが俺たちの母親つまりヴェネラナ・グレモリーはバアル家の生まれ、だから俺たちは滅びを持ってる。

その次にその滅びをバアル家の長男が継いでいなかったもっと言うと魔力がまったくない事がわかった。そのせいでその子とその子の母親は蔑まれた。それをグレモリー家でどうにかしようとしたが駄目だったらしい。その後その親子はバアル領の奥地に移り住んだらしい。

それでも頑張っていたようだがある時その母親がある病気にかかってしまった。意識を失い少しずつ体が衰弱していく厄介な病気に。それでもその子は止まらず、ついにバアル家次期当主にまでなった。そうその子というのがサイラオーグ・バアルなのだ。

だがそこで新たな問題が起こってしまった。

簡単な事だ。それをよしとしない連中がサイラオーグの母親"ミスラ・バアル"を狙うかもしれない。だからソーナのつてでシトリー領の病院に移動させたそうだ。

でそこにリアスとイッセーは向かったと。

ホントに大変な時にいないな俺……

そう思いながらリアスたちの帰りを待っているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日俺はリアスたちの修行場に来ていた。二時間程前まではリアスたちが使ってたしな。明日は予定があるから早めに終わらせたらしい。

皆がいない間にリアスに言って借りた。

俺は目を閉じ集中する。

ブゥゥン…

右手にブレードを出し、その後左手にナイフを出そうとするが

ブゥゥン…

駄目か、ブレードになっちまう。加減がザックリしすぎなのか、もっと緻密に加減していかなければ…もうひとつの課題は出来たんだがこっちがな、そろそろ寝るかな

俺が時間を確認して戻ろうとしたとき誰かが転移してくる。

「シドウさんさん、いいですか」

「ん?木場か、どうした今日は終わりじゃなかったのか」

「はいそうなんですが、手合わせ出来ませんか?試したい事があるので」

「別にいいが、誰にも言うなよ。後が面倒だ」

「はい」

そう面倒なのだ。俺は一応レヴィアタン眷属だからな、変にゲームに関われんしリアスがうるさそうだしな。

木場が聖魔剣を構えた。それに応じて俺も構える。

フッ!

俺と木場が同時に動き出す。

キン!キン!

接近しては斬りを繰り返していくが急に木場が止まった

なんだ?聖魔剣を聖剣に変えたが何かする気か

「いきます!禁手化《バランス・ブレイク》!」

「試したいことってそれか!」

「はい!」

すると木場が展開した聖剣され、同時に甲冑姿の何かが出てきた。兜が何となく龍みたいだな。その騎士が展開された聖剣を持ち構えた。

「これが聖剣創造《ブレード・ブラックスミス》の亜種禁手《バランス・ブレイカー》、双覇の龍騎士団《グローリィ・ドラグ・トルーパー》です」

ほぇ~禁手《バランス・ブレイカー》を二つね。恐ろしいなまったく

俺はブレードを握り直す。その瞬間騎士団が突っ込んでくる。

ガシャン!ガシャン!

俺は全てをすれ違いざまに斬っていく。出てきたもの全てを斬り終えてから俺が言う

「まだ、技術の反映は出来てないな」

「わかりますか」

「ああ、まだまだ単純な動きしかできてない。だがうまくやれば使えるだろ」

「うまくですか?」

「まぁ、自分で考えな」

俺はそう言いながら帰りの準備をしていく。

つってもブレード消して服の汚れ払うだけだけどな

「そうだ、木場」

「はい?」

「さっきも言ったが誰にも言うなよ、今日のこと」

「……わかってます」

「ならいいが」

それだけ言って俺は転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日リアスたちはゲーム前のインタビューを受けにいっている。俺も客席にいるんだが

『今回もリアス姫の胸をつつくのでしょうか?』

という質問がイッセーにとんだのだが

「えーとですね、ぶ、ぶ、ぶちょ、じゃなくて」

あ、これはヤバくね

『ぶちゅう!それってつまり吸うんですか!?』

その時やたらフラッシュがたかれた。

明日の冥界の朝刊が楽しみだなまったく

その後は大きな問題もなくインタビューは進んでいった

 

その日の夜、俺が寝ようと部屋を目指していたら

〔イッセー出入り禁止〕

と書いてある紙が"イッセーの部屋"のドアに貼ってあった。何したんだよあいつ

 

 

次の日の朝、明らかにリアスの機嫌が悪い

「イッセーなにがあった?」

「俺もわかりません」

イッセーに聞いたのだがわからないらしい。なら俺もわからんな

 

 

その日の放課後、アザぜルを中心としたゲーム前のミーティングが行われた。リアスの機嫌はいまだに悪い

「ミーティング前に一つ言っておくことがある。ちょいと厄介な事があってな」

「どういうことですか?」

木場が訊くとアザぜルは続ける

「英雄派の連中が禁手《バランス・ブレイカー》について研究し結果を出したことはしってるな」

なかなかの荒業をするんだっけな

「あいつらはそれを色々な場所に流し始めているとのことだ」

それってかなりヤバイのでは

俺と同じ事を考えたのかみんな表情が固いな

アザぜルはそれを見て更に続ける

「それがどういう結果を生むか。わかるだろ」

「悪魔が全員いい奴でもないからな。理不尽な思いしてる眷属も多いだろ」

俺の言葉にアザぜルが続く

「そんな奴らが圧倒的な力を手に入れればどうなるか」

皆黙り込んじまったな。

「使う、だろうな。復讐や報復に」

俺が言うと

「怖い、ですね」

イッセーが呟き、アザぜルが頷く

「確かに怖いことだ。これから起きていくことは英雄派にとってはひとつの成果なんだろうな。いつ暴動が起きてもおかしくない」

「してやられたな。人間のおそろしさってやつを改めて思い知ったぜ」

俺が返すがどうなるのかね。これから

にしても空気が重い。アザぜルに目で合図し話を戻す

「とりあえず今はサイラオーグとのゲームだろ」

「そうだな、リッパー。そんじゃ話を戻すぜ」

その後ようやくゲームのミーティングになり、話が続いていく。

「とりあえず、今日のところはここまでだな」

アザぜルの一言で解散となり、俺たち教師組は仕事に戻るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の無理矢理感がすごい気がする
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします

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