グレモリー家の次男   作:EGO

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今日は自分の都合でこの話しか更新できないかもしれません
とりあえず、どうぞ


life13 増援到着だぜ

色々起きてイッセーから凄まじいオーラを感じた瞬間、英雄派の連中は曹操のそばに移動してくれた。

その時イッセーが叫んだ!

「モードチェンジ!『龍牙の僧侶(ウェルシュ・ブラスター・ビショップ)』!」

するとイッセーの鎧の肩から背中にかけて何かが、あれはキャノン砲か。そこにとんでもない量のオーラが溜まっていく。

「あれは、マズいな…」

曹操が呟くが確かヤバイな。あれは

『BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!』

「吹き飛べぇぇぇぇぇ!ドラゴンブラスター!」

ズバァァァァァ!

イッセーが撃ちだしたオーラは真っ直ぐに英雄派に向かう。

スゲェエネルギー量だな!

「おもしれぇ!受けてやるぜ!」

ヘラクレスが前に出てくるが無理だろあれは……

「受けるな!避けろ!」

曹操が槍の石突きでヘラクレスを吹っ飛ばし、その曹操と他のメンバーも素早く避けていく。

そのまま飛んでいったイッセーの一撃は…

ドォォォォォォォォォン!

この疑似京都全体を震わせる程の衝撃を生んだ!

今の一撃で当たった場所は消滅し、このフィールドにまでダメージを与えたようで、空間が歪みだした。

あれは僧侶(ビショップ)の魔法強化能力か、にしても

「町を丸ごと吹っ飛ばしやがったのか!」

ヘラクレスが驚愕の声を出していた。俺もそう思ったよ

「曹操ぉぉぉぉぉお!」

イッセーが叫び、背中のキャノンをパージしていていた

「モードチェンジ!『龍星の騎士(ウェルシュ・ソニックブースト・ナイト)』!」

そのままイッセーは叫ぶと曹操に向かっていく。だがまだ遅いな

「装甲パージ!」

イッセーがそう叫ぶとどんどん装甲がパージされていく

かなり速くなったが、イッセー付いていけてるのか?

ドン!

イッセーが曹操に体当たりをかました!

やっぱり付いていけてないな、まだ

あれは騎士(ナイト)の速さ強化か

イッセーが曹操に張り付いたまま何か喋った後、曹操がイッセーを槍で貫こうとした!

「モードチェンジ!『龍剛の戦車(ウェルシュ・ドラゴニック・ルーク)』!」

イッセーが再び叫ぶと今度は装甲が厚くなり、腕何て特に太くなってるな。そしてそのまま太くなった腕で曹操を殴り飛ばした!

今度は戦車(ルーク)の防御強化そして攻撃力強化か

「はぁはぁ」

イッセーは肩で息をしてるな。連発はまだ無理か

「にしても、ルール無視もいいとこだな。イリーガル・ムーブってやつみたいだ」

「何ですか、イリーガル・ムーブって?」

俺の呟きにイッセーが反応する

「不正な手…つまりズルだ」

「なるほど、ん?なんだ、ドライグ」

イッセーとドライグが話始めたな

「トリアンナか。いいね。」

トリアンナってのは確かポセイドンの三叉の矛だったな

「そんじゃこれは『赤龍帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トリアンナ)』だな」

イッセーにしてはいいセンスだな

「攻撃力だけならヴァーリ並みかな?だがそれは予想以上に消耗が激しいとみる。あと十分戦えるかな?」

曹操が分析してるがイッセーの様子じゃそれが正解っぽいな

「それにしても楽しい。やはり伝説のドラゴンと戦うのは最高だな」

曹操の奴まだまだ余裕そうだな

「あんた、このまま全勢力とやるつもりか?いや無理だろな。その兵力じゃやりあえない。そうだろ?」

俺が何となく挑発してみたが

「確かにそうだ。だからこの組織にいるんだ。不意討ちによる一転突破がしやすいからね」

なるほどね、不意討ちによる一転突破か。確かに色々な勢力とやりあうつもりならそれが一番だがな

バジッ!バチッ!

今のはなんの音だ?その音が出た方向、つまり上を見ると……穴が出来始めていた!

これはヤバイな、かなりヤバイ!来ちゃうよ!グレートレッドが!

「どうやら、始まったようだ」

曹操が楽しそうに言うがやっぱり!

「もしかしたら赤龍帝。キミのパワーが一役かったのかもしれないな」

曹操はイッセーに皮肉げに言った。

それもありそうで怖いが…

「ゲオルグ!龍喰者(ドラゴンイーター)の準備にとりかかって…」

曹操がそこまで言って言葉を止めた。上空の穴に疑問の目を向けているが…

「グレートレッドではない?…あれは、それにこの闘気

!」

確かにスゲェ闘気をビシビシと感じるが…ようやく来たか!

オォォォオオオォォォン!

上空の穴から出てきたのは体が長細いドラゴン

西海龍星(ミスチバス・ドラゴン)玉龍(ウーロン)か!」

来た来た増援だよ!やっとだよ!五大龍王の一角"ウーロン"!だがあいつだけじゃないぜ!

「大きな"妖"と"覇"の気の流れがこの都の気をうねらせておったわ」

ウーロンの背から飛び降りた小柄な男性が言う

「久しい限りじゃい。聖槍のくそ坊主。でかくなったのぉ~」

曹操はそれを聞いて目を細めて笑った

「これはこれは。闘戦勝仏殿。あなたが来られるとは」

「坊主、悪戯がすぎるぜ。せっかく天帝の使者としてやってたのに邪魔とはのぉ。神格化した英雄もいれば異形たちの"毒"になるやつもおる。のぅ、曹操」

「毒、ですか。あなたに称されるなら自慢できるものだ」

曹操が敬意を払ってるな。相手が相手だから仕方ないか

「シドウさん、あのじいさんは?」

イッセーが聞いてきた。そういえば説明してなかったな

「ヴァーリチームに美猴っていたろ孫悟空の」

「はい」

「それの先々先々代?てか初代だ」

「てことはあのじいさんが西遊記の!」

「そゆこと」

と、初代孫悟空が気づいたな

「赤龍帝の坊や。よー頑張ったのぉ。あとは儂とウーロンに任せい。ウーロンお前は九尾を頼むぜぃ」

初代孫悟空の発言にとうのウーロンは

『龍使いが荒いぜまったく!ただですら入るのに白龍皇の仲間の魔女っ子の力を借りたのによ!つーか!ヴリトラじゃねぇか!どれくらいぶりだ?』

うるさいやつだ

『変わらずだな』

ドライグがそう言うってことはそうなんだろな

「あとで色々と食わせてやる」

初代はそう言って煙管を吹かした

『あとでたらふく食わせてもらうぞ!オラオラオラ!オイラは強ェェェぞ!』

文句たれながらもやってくれるあたり流石だな

「手っ取り早く曹操の子孫にお仕置きせんとなぁ」

初代が言った瞬間ジークフリートが飛び出した!

「お猿の大将!あの孫悟空なら相手にとって不足は」

「伸びよ、棒よ」

ドンッ!

初代の呟きと共に持ってやがる!伸びた棒がジークフリートを吹っ飛ばした。

ドォォォン!

ジークフリートを一発で瓦礫の中にか、もう俺らやることないなこれは

「儂にとっては不足じゃったようだの。若い魔剣使い」

いやはや強いなまったく。そこにウーロンの悲鳴が聞こえる

『この狐強ぇぞ!おい!』

尻尾に捕まってるのか。そしてうるさい。

「気張れい。」

嘆息しながら初代が言うが

『オイラは龍王の中じゃ一番の若手なんだぞ!まだピチピチでい!』

「よく言うわな。その若手がいの一番に引退なんぞしおってからに。若さで乗り切れぃ。」

『………わかったよ、がんばりたい!』

いいのかそれで。でもいいコンビだな。

そこでゲオルグが八坂姫の拘束をとき初代に手を向けた、目的を初代迎撃に変えたな

「捕縛する霧よ!」

初代を霧が包むが

「天道、雷鳴をもって龍のアギトへと括り通す。地へ這え」

トン。

初代が呪文と思われる言葉を呟き棒で地面を叩くと、霧が霧散した。次元が違うなホント

「まだまだあまいのぅ。そこの赤龍帝のように対話したらどうじゃ?」

イッセーを誉めたな今。イッセーもなんか嬉しそうだし

「槍よ!」

今度は初代に聖槍が伸びてくるが、初代は指先だけでそれを止めた!

「鋭さはよし。じゃがそれだけじゃな」

曹操もそれを聞いて少し動揺してるな。

「曹操ここまでにしよう。このままだと負ける」

ジークフリートが瓦礫から出てきて曹操に言う

「退却だな。確かにこれ以上は」

曹操の一言に英雄派は反応して集合する

「ここまでにしておくよ。では再び見えよう」

逃がすかよ!俺はブレードを展開しようとするがイッセーがオーラを溜めて籠手にキャノンを作ってるな

「いいぜ、坊や。手伝ってやるわい」

初代がイッセーの鎧を軽く叩く。するとイッセーからオーラが噴き出てきた。でもあれなら行けそうだな。邪魔せんでおこう。

「こいつは京都の土産だ!」

イッセーの籠手のキャノンからオーラの弾丸を飛ばす

「しゃらくさい!」

ヘラクレスが前に出て盾に魔女なろうとするが

「曲がれぇぇ!」

イッセーの叫びと共にオーラの弾丸がヘラクレスを避けるように曲がり曹操の顔面に当たった

「目が…赤龍帝ぇぇぇ!」

曹操が怒りに任せてこちらに槍を向けて何か唱え始める

「槍よ!神を射貫く真なる聖槍よ!我が内に眠る覇王の理想を吸いあげ…」

「曹操ストップだ!『覇輝(トゥルース・イデア)』を見せるのは早い!」

ジークフリートの言葉に曹操はある程度落ち着いたようだな。そのままジークフリートが続ける

「退却だよ。外も限界だろう」

曹操が左目でイッセーを捉える。右目を駄目にしたな。

「わかっているさ。初代殿、そして赤龍帝…否、兵藤一誠。ここいらで退却させてもらうよ。」

俺は空気だな。いいけどさ…

曹操は続ける

「兵藤一誠、強くなれ。ヴァーリよりも。そうしたら、この槍の真の力を見せてあげるよ」

それだけを言い残して奴らは、英雄派は消えた。

あいつらは強い。そして曹操、あいつはそれ以上に不気味な感じがした

 

 

 

 

 




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