グレモリー家の次男   作:EGO

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本日五話目、どうぞ


life10 開幕の一撃は必要だぜ?

あれからアンチモンスターを蹴散らしながら進んでいき二条城に到着したのだが、俺たちが最初っぽいな

「とりあえず安全確保だな、ロスヴァイセ大丈夫か?」

「おげぇぇぇぇ…」

「大丈夫ですか?」

「駄目そうです」

ロスヴァイセは吐いて匙はその介抱、木場が報告と言う何かスゴい状況になってるな。

「あ!シドウさん!」

「シドウ先生!居たわよ~皆!」

ちょうどイッセーとイリナたちが来たか

「大丈夫そうだな」

「はい!」

「イリナさんとゼノヴィアさんが守ってくれました」

「回復役がいて助かったわ!」

「まったくだ」

とりあえず皆怪我はなさそうだな、ロスヴァイセは吐いてるが

ゴゴゴゴゴ……

何か門が勝手に開いたんだが…木場も苦笑してるし

「あちらもお待ちのようですね」

「なめてくれやがって」

「まったくだな、演出も行き届いてるし」

俺の皮肉に二人は息を吐いた。

全員に目で合図を送り、開いた門を潜っていった

 

 

 

「そう言えば、私が倒した刺客が曹操は本丸御殿にいるって言ってたわ」

イリナが情報をくれる

「そうか、助かる」

"曹操"てのは英雄派を仕切っている男だ。聞いてわかるとうり三国志の英雄の子孫だ。それで最強の神滅具(ロンギヌス)の『黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)』を持っているという面倒な奴だ。

そのまましばらく進んでいきようやく本丸御殿に到着、奴らの気配を探ろうとした瞬間

「彼らを倒したのか、俺たちの中でも下位から中堅だったのだが、彼らを倒すとはやはり恐ろしい限りだ」

その声を合図に数名の人影が現れる、全員制服を着てるな

「母上!」

九重姫がある人を見て声を出したてことはあのヒトが八坂姫か、なんか目に光がないな…操られてるのか?

「貴様ら母上に何をした!」

「言ったでしょう?実験に付き合って貰うだけですよ。小さな姫様」

曹操がそう言うと持っている槍の石突きで地面を叩くと

「うあああああ!」

八坂姫が苦しみ始めた!そして体が金色の光を放ちながら少しずつ大きくなっていく!そして

オォォォォン!

デカい九尾の狐になったのか?フェンリル並か?尻尾の分こっちがデカく思えるな

「テメェ!何を考えてる!」

俺が曹操に問い詰めるが

「京都は街自体が大きな力場になっている。ここは限りなく近く遠い次元の狭間にありそこに京都の力が流れ込んでいる。そして九尾の狐は妖怪で最高クラスの存在。龍王クラスとさえ言われている。京都と九尾の狐は切っても切れないもので繋がっている。だからここで行う意味がある」

そこで曹操は一呼吸おく

「今言った二つを使い赤龍神帝(グレートレッド)を呼び寄せる。ということだよ」

イッセーたちは驚いた顔をしているが俺は顔だけ平静を装い話を続ける

「そんなことして何になる?無害な龍相手にここまでして」

「確かに無害ではあるが、俺たちのボスが邪魔でしょうがないと言うのでね」

………オーフィスか。だがグレートレッドに退かれたらどうなるかわからん。

「殺すのか?いや、テメェらじゃ無理だろ」

「確かに無理だ。だがなにか情報がほしいのさ、龍喰者(ドラゴンイーター)がどこまで効くか知りたいしね」

「ドラゴンイーターだと?なんだそりゃ」

「さぁ、何でしょうね?」

何かよくわからん単語が出てきたが

「とにかくテメェらを止める」

俺の言葉を聞いてゼノヴィアが改修されたデュランダルを構えるそして

ズシュゥゥゥゥ!

鞘がずれて刀身が露出しオーラが集まっていく、

「シドウ先生の言うとうりだ。何かする前に止めるのがいいだろう」

ゼノヴィアの言葉に木場がうなずき

「それは僕もかな」

「ああ!」

「同じく!」

イッセーとイリナも同意した

「グレモリー眷属に関わるとこんなのばっかだな」

嘆息しながら匙が言うが

「これも(だち)と学園の皆のためだ!」

やる気は十分そうだな

匙の体に黒い蛇が這い回り足元からも黒い大蛇が出てくる

そこで匙の左目が赤くなり、蛇の目のようになっていった。いいオーラだ。

「ヴリトラ、力を貸してくれ」

匙の声に先程の大蛇が答える

『我が分身よ。獲物はどれだ?どうせなら、目の前の者全てを燃やし尽くしてしまうか?』

こわっ。まぁ仕方ないのか?

とりあえずイッセー越しに指示を飛ばそうとしたら

ズォォオオオオン!

ゼノヴィアのデュランダルからスゲェ量のオーラが出てるな横にいる俺らの身にもなってほしいが今は言ってられない

「初手だ。食らっておけ!」

そのままゼノヴィアは攻撃を繰り出した。

サッバァァァァアアア

凄まじい衝撃と揺れでふらつくがどうにか耐えきる。

煙が晴れた瞬間………眼前には吹き飛んだ景色が!

「ふー」

ゼノヴィアは肩で息してるな。キツそうだ。

「ゼノヴィア飛ばしすぎだ、考えろ」

「開幕の一撃は必要だと思うが」

「もういいや」

今度しっかり話そう

「目標はロキ戦であなたがやったものかイッセーのドラゴンショットなのだが難しいものだ」

「にしてもそれは?」

「これはデュランダルとエクスかリバーが同化したものだ」

「「え?」」

俺とイッセーは聞いてないぞ。イッセーはともかく俺はなんでだ!

「簡単に説明するとデュランダルのオーラをエクスカリバーで制御して、二つの聖剣の相乗効果ももたらしているらしいです」

「なるほどな。二つで一つの聖剣ってわけか」

「私はこれをエクス・デュランダルと名付けよう」

無難な名前だな。それはともかく

「奴らも結構やるな」

ゴッ!

建造物跡の地面から腕が突き出てきてそこから奴らが姿を現わす。

地面から出てきた奴らを薄く霧が覆っている。あれで防いだのか…

戦いはこっからって感じだな

 

 

 




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