あの後俺たちはホテルに戻り、イッセーたちには観光を続けて貰ったがおそらくそれどころではなかっただろう。
就寝時間ギリギリに俺、アザゼル、リアス眷属、ソーナ眷属、イリナ、そしてセラはイッセーの部屋に集まっていた。これからのことを話し合うためだ。
……にしても狭いな。八畳の部屋に十人だから仕方ないが、ロスヴァイセ大丈夫なのか?顔色悪いぞ…
そこでアザゼルが口を開く
「作戦を伝える。現在は二条城と京都駅に非常警戒態勢を敷いた。今もこの地区のスタッフ総動員で怪しい輩を探してる。京都の妖怪にも協力して貰ってな。今のところ英雄派は動きを見せていないが、二条城に不穏な気が流れていることが計測できている。」
木場がアザゼルに訊く。
「不穏な気、ですか?」
「ああ、京都ってのは古来、陰陽道、風水に基づいて創られた術式都市だ。それゆえ、いわゆるパワースポットが多い。それらから二条城に気が流れているんだよ」
「ど、どうなるんですか?」
匙がビビりながらも訊いてくる
「とりあえず、ろくでもないことが起こるだろうな…奴らはもう実験を始めてるのかもしれん」
「ああ、リッパーの言うとうりだ。それを踏まえて作戦を伝える」
皆がうなずいたことを確認しアザゼルは続ける。
「まず、シトリー眷属はホテルの防衛だ。強固な結界を張っているが念のためな」
「「「「「はい!」」」」」
ソーナ眷属の返事を確認してアザゼルはリアス眷属とイリナに視線をずらし続ける
「お前らはいつも悪いがオフェンスだ。このあ二条城に向かって貰う。だが忘れるな。最優先は八坂の姫を救出することだ。それができたらソッコー逃げろ。」
「戦力足りるんですか?俺たちだけで」
イッセーからの質問に
「安心しろ、助っ人を呼んである。それにリッパーも行かせるからな」
「そういうこった。」
「は、はぁ」
とにかくわかってくれたかな?問題は
「残念だが今回、フェニックスの涙は三つしか支給されなかった」
アザゼルが言ったことだ少なすぎる。
「す、少なくないですか!?一応対テロリストなんですし!」
匙が言うことももっともなんだが
「最近
俺が一応返しておく、俺はゲームに参加はできないから何とも言えないがな(魔王はゲームに参加できない。魔王眷属が眷属を持てば出れるがその気はないのでね)
それからも確認事項を言っていき
セラが京都の外を固め、俺たちが奴らを叩くことになっていることを伝えたところで俺が
「それと今、グレモリー領で暴動が起きてるらしくリアスたちは頼れないからそのつもりで」
「ちょ!シドウさん!結構大事なことじゃないですか!?」
まぁ、そうなるよね。でも
「まぁ、母さんにリアスそしてグレイフィア義姉さんが出たらしいから大丈夫だろ」
「亜麻髪の
「なんか物騒な単語が並んでいるような気が!?」
俺とセラの言葉にイッセーが反応したが
「イッセー、グレモリー家の女は強いってことだ、大変だなお前も」
アザゼルがイッセーの肩に手を置きうんうん頷いてた。
そのイッセーはよくわかってない感じだがな
「とにかく、作戦は以上だ。相互連絡をおこたるなよ。俺も上空で待機しておく。いいか?死ぬなよ!」
「「「「「はい!」」」」」
全員の返事が聞けたところで会議は終わった
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