「やれやれだな…さぁ来な」
ブレードを構えて俺がそう言うとこの気持ち悪い何かが口を開けた。すると
ビィィィィ!
「ッ!?」
急にビームいや、今のは光か!とりあえず何か吐いてきたな。俺は避けたが
ドォォォン!
当たった近くの店が吹き飛んだ!なるほど火力だけなら中級堕天使並って感じか。もう一発撃ってくるが…
「ふん!」
ブレードの一閃で縦に斬る!ビームの軌道が二方向に逸れ俺は無傷だ。にしても例のロンギヌスのせいなのか人がいないな、転移させられたか?アザゼルにくわしく聞いときゃよかったな。それにしても数が多いな、
ゾクッ!
何だ今の…ヤバそうだ、イッセーたちの方か、だがあっちはアザゼルに任せてるしな。
とりあえず俺はブレードを十五本程を展開し撃っていく
「ぎゃ!」
「ごぎゃ!」
「ぐにゅ!」
なんて変な声を発っしながら当たったやつから消えていく…ホントに英雄派の奴みたいだな。これで全部かなんか一本で五体ぐらいを消してたのか?
「流石だ。裏切り者」
なんか言われたが今の声は…
「お前はあの時の炎使いか」
「ああ、俺さ…あんたを殺しに来た」
前に会ったときよりプレッシャーがスゴいが
「は!殺しに来た?殺れるもんなら殺ってみな!」
とりあえず挑発してみると
「その減らず口がいつまで続くかな?…禁手化《バランス・ブレイク》!」
どうりでスゴいと思うわけだ…やっぱり至ったのか
炎使いの両手の炎が全身を包み込みそして右腕の炎が剣を作り出し左腕の炎が盾を作り出した
「俺の
「ああ、俺を真似たな」
「そのとうりだ、あの時あんたに倒されて思ったよ…あんたのような触れた者をこがす盾が欲しいとあんたのような触れずに相手が斬れる剣が欲しいと…」
俺は同時には使ってないのだがな。そこで俺が聞く
「それで、どうする?」
「この力で遊ばせて貰う!」
あっちが構えたな
「OK…いざ参る!」
俺は正眼に構えて答える
フッ!
俺が一気に距離を詰めて背後から一撃いれようとするが
「おら!」
と言いながら奴は剣を大きく振ってくる。俺はそれをブレードで受け止める
ッアチ!
流石
「あんたのデータは見たぞ、どうやら滅びの力は妹君にも負けるようだな。だからこうやってつばぜり合いになるのだ」
よく知ってんな。確かに俺の滅びは兄さんやリアスと比べると弱いが。俺は奴の剣を押し返す
「チッ!」
体制が崩れたらそのまま袈裟懸けに斬るが奴は後ろに飛んで直撃は避けたな。だがよく見ると少し炎が斬れて血が出てるな
「確かに弱いがこういう時に便利だぜ、こういう力比べからの攻撃ならな、元より遠距離は捨ててるんだ。近距離に特化させるさ」
「なるほど、面白いぞ」
再びお互い構えたところで
「あ~もう!うるさいれすよ!人が気持ちよく寝てるのに!」
ロスヴァイセが起きたのか……忘れてた。
「ええい!邪魔をするな!」
奴が明らかに俺からロスヴァイセに狙いを変えるが急に俺たちを地震が襲う!そして、
『ゴォォォォォ!』
今度は何だよ!たく!ってなにあれ!十メートルくらいの巨人か!
「何だあれは、とにかく今は引いた方がよさそうだな」
向こうにも想定外なのね…奴は走り出すが逃がすかよ!俺も走り出そうとするが
「あ~まってくらさい!」
ロスヴァイセに止められた。
「だぁぁぁ!もう!」
流石に酔ってる仲間を置いていけないのでおぶっていく。おかげでスタート遅れたし、スピードが出んぞくそ!
奴に遅れること数十秒…途中でロスヴァイセが吐きそうになったりスゲェ揺れに襲われたりしたが無視して突っ切ってきた。
にしてもタイミング悪かったかな?イッセーたちが崩れたら橋の向こうにいて敵がこっちにいて殺気を飛ばしてくる。それに気付いたのかロスヴァイセが
「なんれすか?やるんれすか?いいれすよ!元オーディンのクソジジイの付き人ヴァルキリーの力、見せてやろうじゃないれすか!」
何かやる気だな、助かるけど…まず降りろ!
「全属性、全精霊、全神霊を用いたフルバーストをくらえぇぇぇぇ!」
ズドドドドドォォォォォン!
何か大変なことになってんな…俺の背中に乗りっぱなしだけど、逆に考えてなにか来たら俺がロスヴァイセごと逃げ回ればいいのか。
だが相手には大してダメージがない感じだな、よく見ると霧に包まれてるな。すると敵の青年が
「アザゼル総督!そしてシドウ・グレモリー!」
俺とアザゼルに何か用なのか?にしても楽しそうな声だな。
「我々は今夜この京都の力場と九尾の御大将を使い二条城で大きな実験を行う!ぜひともこの祭りに参加してくれ!」
その宣言と共に霧が濃くなってきた。どうやらここまでのようだ。とりあえず俺たちは元の空間に戻されるので武装を解除したのだった。
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