では一話目、どうぞ
次の日、俺、アザゼル、ロスヴァイセは調査に参加して嵐山方面を調べていたんだが
「見つからんねぇもんだな」
「まぁそう言うなリッパー」
「そうです!探し物は"根気"が大事です」
「確かに"婚期"は大事だな」
「うぅ、それを言わないでくださいよ!どうせ私は彼氏いない歴=年齢のヴァルキリーですよ!」
何にも見つからんからロスヴァイセをイジッていた
「まあまあ落ち着けって、あそこ湯豆腐屋で休憩にしようぜ」
「確かに少し休むか。ロスヴァイセ行くぞ」
俺が声を掛けるが
「私なんて…私なんて…」
これはしばらくしょげてそうだな
それからしばらく湯豆腐屋に居たんだが
「あれ?シドウ先生?」
「ん?一誠かそういやお前の班は嵐山観光だったな」
イッセーたちと九重姫が来た。そのままイッセーが質問してくる
「はい、ところでなんでここに?」
「それは「調査の休憩中だ。イッセー」
「アザゼル被せるなよ!まぁとりあえずそういうこった」
「なるほど、それはともかくアザゼル先生!昼酒はいかんでしょ!」
「そうです!さっきから言ってるのにこの人は!」
「こいつ言っても止めんのよね」
「お前らそう言うなよ。"シドウ"はともかくロスヴァイセはこういう時に要領よくやらないと彼氏できんぞ」
生徒の前で酒は飲んでも"シドウ"呼びしてくれるあたり一応切り替えはできるんだよな。
にしてもそんな事言ったら…
「アザゼル先生まで!それは今関係ないでしょう!こうなったら私が飲みます!」
ロスヴァイセか自棄になって酒を飲んじゃったよ。
にしてもいい飲みっぷりだな
「ぷは~…だいたいれすね。あなたがたはふだんからたいどがわるいんれすよ」
「ま、まさか…」
「一杯で酔ったのか?」
俺とアザゼルは(多分イッセーたちも)驚いていたが、更にロスヴァイセは飲んでいく。
目が座っている…大丈夫なのか?
なんて思った瞬間ロスヴァイセが俺たちに絡んでくる
「わらしはよっぱらっていやしないですよ。だいたいれすね………」
うわ、めんど。
俺がそう思っているとは知らずにロスヴァイセは続ける
「わらしはおーでぃんのくそじじいのかいごヴァルキリーなんてよばれてたんれすよ!そのせいでかれしはできないし、かれしはできないし、かれしはできないんれすよぉぉぉぉぉ!うわぁぁぁぁん!」
ストレス溜まってんなロスヴァイセ、号泣じゃないか。
「話なら俺たちが聞いてやるよ、なぁシドウ」
「しゃーないな。話してみ」
「ほんとうれすか!いがいにいいところあるんれすね。てーいんさーんじゅっぽんついかで!」
まだ飲む気なのか、ロスヴァイセ意外に酒癖悪いな
「一誠たちは行け。ここは俺とアザゼルがどうにかすっから」
俺がため息混じりに言うと
「は、はい!」
そそくさとイッセーたちは行ったのだった。
「しどうせんせぇーきいてます?やっぱりひゃっきんショップはサイコー!アハハハハ!」
………もうやだこいつ
それからしばらくロスヴァイセに付き合ったのだが
「zzz…zzz…」
「やっと潰れたか」
「だな」
ようやく酔い潰れた。これでしばらくは安心か?
そのとき俺たちを霧が覆った。なんか気持ち悪いな。
アザゼルも真剣な顔してるし
「アザゼル、なんだこれ」
「……絶霧《ディメンション・ロスト》だ」
なんか嫌な間が合ったんだが答えてくれた。ん?それって
「神滅具《ロンギヌス》じゃないかよ!」
「ああ」
ちなみに、神滅具《ロンギヌス》ってのは簡単に言うと神器《センクリッド・ギア》の上位互換だ。その名のとうり極めると神を殺せる
「ヤバそうだな。アザゼル、お前はイッセーの方行け」
「あん?いいのか?お前はどうs…なるほど、ロスヴァイセか」
「ああ、一応着いとくよ」
「そんじゃ頼むぜ。また後でな」
「またな」
そう言うとアザゼルは飛んで行った。
さて、どうするかね…
「ひゃっきんサイコー…zzz」
ロスヴァイセは寝言言ってるし
「ぎゃ!」
「ぐぎょ!」
「ごぎゃ!」
なんかいるし…てっ何あれ?なんとなく英雄派の使い捨て兵士に似てるな…てことは敵か敵意満々だしな
「やれやれだな…さぁ来な」
俺はそう言いながらブレードを構えた
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