では本日二話目、どうぞ。
life01 修学旅行開始だぜ
ロスヴァイセがリアスの眷属になってから時間が流れ今俺は、
「シドウ!今度京都に行くんでしょ!」
「ああ、その筈だが、どうしたんだ急に」
セラと久しぶりに話をしている(リアスたちはグレモリー家に帰っている)
「うん!実はね、妖怪と協力関係を築くことになったのよ☆」
「…………で?」
「私も京都に行くのよ!」
「ああ、なるほどな」
「うん☆」
「………それで?」
「時間があれば"デート"しない?」
それは願ったり叶ったりだが。
「時間あるのか?俺は一応教師なんだが…」
「会議の前か、終わった後なら大丈夫☆」
「そっちはな、俺がどうするか聞いたんだか…」
「変装すれば?」
「どうやって?」
「これを使うのよ☆」
まさかそれって、
「あの時の任務で使ったものの色違いよ☆」
「今度は何色だよ。青か?」
「ううん!今度は白よ☆けど目の色は変わらないし時間で戻るから大丈夫☆」
まったく、こいつは言い出したら止まらないからな。
「りょーかいだ!ソーナにはどう説明する?」
「……どうしよう?」
はぁ、まったく、無計画な奴だ。今までのは思い付きで言っていたのか?にしては準備がいいんだよな。
「また、セラのワガママって言っとくよ」
「うん、お願いね☆」
しれっとセラを生け贄にしたんだが気付いてないのか?
とりあえず、セラとの話はここでやめ、お互いの職場に戻っていったのだった。
そして修学旅行当日になった。
今イッセーたちはリアスと話しているところだ。俺は早めに通行証(これで京都の寺などに入れる)を貰って、新幹線に乗り込んだのだが、
「いや~楽しみだぜ!京都!芸者に舞妓が待ってるぜ!」
「アザゼル先生!自重してください!」
もう恒例行事になってきているアザゼルとロスヴァイセの会話が、俺の前の席で繰り広げられていた。まったく元気だな二人とも。
その後、無事時間通りに新幹線は出発。駒王学園の修学旅行が始まった!
その新幹線でイッセーとよくつるんでる二人がじゃれあっていた。どうしたんだ急に、男同士で気持ち悪い……。
無事京都に到着。
そして俺たちは集合場所の"京都サーゼクスホテル"に向かうのだが…
「うぉぉぉ!おっぱい!」
なんか痴漢がいるな。まったくどこにでもいるんだな、ああいうのは。
そして集合した後部屋の鍵を渡していくのだが、
「イッセーはこっちだ」
「何で俺だけ?」
「いいから!」
イッセーには別の部屋の鍵を渡してから行かせる。まぁ仕方ないね、悪魔だしね。"話し合いの場所"は大事だし。イッセーには犠牲になってもらったのだ!
その後各班自由時間となったのだが俺は、
「シドウ待ってたのよ☆」
「へいへい」
セラと合流していた。まさか到着後すぐに呼ばれるとはな。俺は例の染色剤で髪を染め上げ、髪の色を白に染める。
それから俺とセラは色々な寺や名所を回っていったのだが、突然俺たちのケータイに着信が入った。イッセーから?まさか、緊急事態か!
「どうした!イッセー!」
「どうしたの!」
「「なに!(なんですって!)」」
妖怪に襲われったってなんだよ!セラの方もヤバそうだ!
「セラどうやら」
「デートはここまでね」
「だな」
まったくイベントが尽きないな。
「じゃ、また後でな!この調子じゃ"仕事"で会いそうだ!」
「出来ればそうならないことを祈るけど…」
そう言ってから俺たちは別れたのだった。
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