グレモリー家の次男   作:EGO

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本日は三話ほどを予定しています
では、一話目どうぞ


life09 仲間増えたぜ

ロキとの戦いから何日か過ぎ、もうすぐイッセーたちは修学旅行だ。まぁ俺も行くんだけどな。

この話はここまでだ。その理由は、オーディン様が一つの大問題を残していってくれたせいなのだが、それは……。

「オーディン様酷い!私を置いていくなんて!」

ロスヴァイセである。オーディン様が帰ったらまだいたんだ。いやぁ驚いたね、普通、付き人置いてくかよ。最初は迎えに来るかなって思ってたが連絡すらきてないぞ。オーディン様ボケてんじゃないか?

「リストラ!リストラですよね!これは!あんなに頑張ったのに!」

おうおうキレてんな。オーディン様、次会ったとき殺されるぞ。

「大丈夫よ、ここで働けるようにしておいたから…」

「本当ですか!」

リストラを知ったその瞬間に次の職が決まるとはラッキーだな。

「ええ、希望通り女性"教諭"でいいのね」

「はい!一応向こうの学校は飛び級で卒業しているので」

なるほど俺やアザゼルと同じって訳か。

「けど大丈夫かしら?かといって今更帰れないし、やっと安定した生活が出来ると思ったのに!」

まぁ、急に職が変われば不安だらけだよな。

「そこでこのプラン」

リアスが書類を出した。何だあれ?

「うそ!保険金がこんなに…」

「そうなの!他にも…」

「すごいです!悪魔ってこんなにもらえるんですか!」

……買収してる!俺の妹が、ロスヴァイセを買収している!これが悪魔の本能と言うやつなのか!

「それにグレモリー家だと…」

「さすが魔王輩出した家です!」

「グレモリー家は優秀な人材を募集しているのよ!」

そこでリアスが"紅の駒"を取り出したあれは『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』か、人間などを悪魔に転生させるためのものだ、アジュカ様が造ったらしいな。悪魔にも使える便利なものだ。一応チェスの駒を真似て造られたらしい。

「そんなわけでロスヴァイセ、私の眷属にならない?」

おおう、マジか、目の前でリアス"最後の"眷属が生まれそうだ

「……もしかしたら運命なのかもしれませんね」

ロスヴァイセがそう言うが、

「だが、リアスいけるのか?確か転生させるのって主の技量によるんだろ?ロスヴァイセは結構やるぞ?」

「大丈夫ですわ、兄様。主の成長がこれにも影響することが先日わかったところですから」

「ならいいが」

俺の心配をよそにリ、アスがロスヴァイセに最後の駒を渡す。するとその駒はロスヴァイセに吸い込まれるように入っていった。ホントに大丈夫だったようだ。

「改めて、悪魔に転生したロスヴァイセです。よろしくお願いします」

なんか、目に光が無い気がするのだが、

「私、リアス・グレモリーの最後の眷属は"戦車"《ルーク》のロスヴァイセよ!」

あんだけやって笑顔の妹に恐怖を抱いたよ。悪魔としては優秀だなまったく。

「ま、私も破れかぶれだったしな」

ゼノヴィアがそんな事言っていた。理由はどうであれ、悪魔になったんだな。

「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」

とりあえず大丈夫そうだな。

「オーディン様?次にお会いしたら覚悟しておいてくださいね?」

女って怖いな。今日はつくづくそう思ったよ。俺もセラ怒らせないようにしよう。

 

 

その後、もう一つ問題が発生した。

いや俺には直接関係ないのだが、簡単に言うと、朱乃副部長がイッセーに不意打ちに"キス"したのだ。

なんか昔を思い出したな。イッセーはリアスたち女性陣に殺気を飛ばされ、男性(俺、木場、ギャスパー)に助けを求めてくるが、

木場は肩をすくめ、ギャスパーは段ボールに逃げ込み、俺は

「…………」

「ちょっ!シドウさん!?」

無視が一番だと判断した!なんやかんやでこいつら仲いいようたから、大丈夫だろう。

その後はリアスと朱乃副部長が喧嘩を始めてしまい、イッセーはオロオロしていた。イッセー頑張れよ!

 




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