グレモリー家の次男   作:EGO

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本日三話目、どうぞ


life06 作戦開始するぜ

朱乃副部長の話を聞いてから少し日にちが経ち、決戦当日となった。と言っても今は部活動なのだがな。まぁ、今は学園祭の出し物決めをしている。それにしても、

「おっぱいメイド喫茶希望です!」

「却下だ」

「シドウ先生!即答しないでくださいよ!」

「そんなもん学校が許すと思うか?」

「うっ!それは…」

「まったく、リアスも大変だな……」

「ふふ、けどイッセーといると楽しいのよ、兄様」

「部長、俺、うれしいです!」

イッセー泣きそうになってんぞ。

「少し甘すぎないか?なぁ?木場よ」

「えっ!こっちに振らないでくださいよ!」

備えといてくれよ。それにしても、こいつらホントに元気だな。

「シドウ先生、どうかされましたか?」

「いや、アーシア。若いっていいなぁと思っただけだよ」

「?」

よくわかってない感じかな?一応俺、何百歳なんだぜ?

キーンコーンカーンコーン………。

部活終了のチャイムか。するとアザゼルが、

「黄昏か………」

なんて呟いた。もうすぐ夜になる。そしたら決戦が始まるのか……。

神々の黄昏(ラグナロク)にはまだ早い!お前ら気張って行くぞ!」

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

それから数時間後。

俺、リアスたち、バラキエル(アザゼルは会合に参加)は都内のとある高級ホテルの屋上にいる。よく見ると上空に元龍王にして最上級悪魔"タンニーン"がいるな。増援で来るなんて言っていたな。

少し離れたところにヴァーリチームもいる。全員いるようだ。それにしても、

「そろそろか…」

俺が呟いた瞬間、強い気配を感じた。

「小細工なしか、恐れ入る」

ヴァーリが言うがまったくだ。正面から来るのか。

そしてロキ、フェンリルの両方が現れた。

「よし、作戦開始だ!」

バラキエルが言った瞬間、俺たち、ヴァーリチーム、タンニーン、そしてロキたちが転移の光に包まれた。そのとき、ロキが不敵に笑っていたのを俺たちは確認した。

 

 

光が止み、到着したのは岩肌剥き出しの採石場跡地だ。ここで俺たちは奴らと戦うことになる訳なのだが、

「逃げないのね」

リアスがロキに言うと、

「逃げる必要も無かったしな。君たちを倒してからまた、戻ればいいだけだ」

ロキがそう返してくる。ずいぶん余裕だな、あいつ。

「貴殿は危険な考えにとらわれているな」

バラキエルが言うが、

「危険なのはそちらだろう?他の神話勢力との協力などと」

「話し合いは不毛か」

バラキエルが手に雷光を纏わせ翼を展開する。それと同時にイッセーとヴァーリは禁手化し、ロキの元に突っ込み攻撃していくが、どれも大してダメージにはなっていないようだ。

「こちらからも行くか…」

ロキが構えフェンリルも構えた。来るな、その瞬間俺は手を挙げる。

「にゃん♪」

黒歌がふざけてるのか真剣なのかは別として、魔法の鎖を展開した!

「グレイプニル対策はとうの昔からやっている!」

ロキがそう言って笑っているが、鎖はフェンリルを締め上げていった!上手くいったか?

「フェンリル捕縛完了だ!」

俺がそう言う。あとは油断しなければ狩れるはずだ、だが

「スペックは落ちるが…」

なんかロキが不吉極まりないことを言った。

するとロキの両サイドの空間が歪みだした。そして、

「スコル!ハティ!」

新たに二体のフェンリルが現れた!

 

 

 

 

 




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