では、どうぞ
俺たちがオーディン様のボディーガードとしてうごいてから早くも数日が経ち、今はオーディンの空飛ぶ馬車でリアスたちと移動してる(俺とバラキエル、リアスの"騎士"木場祐斗は外で警戒してる)。
「アザゼル、次はどこじゃ!この間のヤマトナデシコは良かったのう!」
「そうだろ!そうだろ!わかってるじゃないか!」
外にも聞こえる大ボリュームで喋るツートップ。もうやだあいつら!
それにしても、皆疲れてるだろうな~。まぁ、俺もキツいものがあるけどさ。いちいち俺も行く先々の店に入れるのはやめてほしい。無駄に疲れるから。すると
ヒヒィィィィン!
何だ馬がうるさいな。
「何だ!?」
「何か嫌な予感がするな…」
木場とバラキエルがそんな事を言っているが、確かに嫌な予感がするぜ。アザゼルは馬車から飛び出し、戦闘態勢をとる。見ると、前方に男性がいた。誰だあれ?
「はじめまして、諸君!私は北欧の悪神!"ロキ"だ!」
うるさいのが増えたな………。
「これは、これはロキ殿。どんなご用時で?」
アザゼルがそんな事言うと、何か笑えるな。
「いや、なに。オーディン様が他の神話の者といることがひどく苦痛でね。邪魔をしに来ただけさ」
なるほどね。そこにロスヴァイセも飛び出してきた。
「ロキ様!これは明らかな越権行為です!そのようなことは…」
「ヴァルキリーが口を出すな!私はオーディン様に用があるのだ!」
やれやれ。こういうのは解決してから来てほしいぜ。この感じじゃ、禍の団とは繋がってない感じかな?とオーディン様も出てきたな。
「オーディン様!このままこのようなことを続けるおつもりですか!」
「そうじゃよ、お主らよりもこやつらといる方が楽しいのでな」
「認識した。では、ここで黄昏を行おうではないか…!」
その瞬間、ロキをオーラが襲う!
「先手必勝だと思ったんだがな。やはりダメか」
リアスの"騎士"ゼノヴィアか。いい攻撃だったが、神にダメージは通せんない。すると、ロキはオーラを溜め始めた!あれはヤバイな!その瞬間、
「だったら俺が!」
イッセーが突っ込んでいった!
「神を相手にするには早いな!」
ロキがそう言い終わるとオーラを飛ばす!
『BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!BOOST!』
イッセーもそれに対してオーラを飛ばした!?マジか!神と勝負するのか!
ロキの波動とイッセーの魔力弾がぶつかるが、相殺しきれたのか?いや、ロキの手から少し煙が出てようだ。つまり、イッセーのが通ったのか?
「手を抜いた訳ではないのだが、うれしくなるぞ。ふはははは!」
なに笑ってんだかね、そこにリアスたちも出てくるが、
「悪魔に堕天使に天使、随分と警戒していたようだな!」
ロキがそう言うが、
「お主が来たんじゃ、正解だったわい!」
オーディンが返す。その通りかもな!
「ならば、呼ぶとしよう、わが息子よ!」
その声と共に空間に穴ができ、そこから十メートルぐらいの狼が出てきた。あれはヤバイ奴だろ!だいたい察しはつくが、一応確認しておくか。
「おい!アザゼル!あれってまさか……」
「ああ、あれは
アザゼルが絞り出すように答えてくれる…
「だよな!」
俺はそう返すが、できれば外れてほしかった!フェンリルって、神をも殺せる最悪最大の魔物だ。うん、ヤバイわ。
「北欧のもの以外に使いたくはないが、北欧以外の血を覚えさせるのも良いか」
何か嫌な予感がするな。
「"魔王"の血統なら尚更だ…」
ロキはそう言いながら、リアスに目を向ける。くそ!そっちかよ!その瞬間フェンリルが動き出した!てか速っ!
俺は、自分どうこうを考えるよりも早く動いていたが、フェンリルが早すぎる!するとイッセーがフェンリルよりも早くリアスの元につき、フェンリルを殴り飛ばした!流石赤龍帝だ!だがイッセーが血を吐いた!よく見ると腹部に深い傷がつけられていた。やっぱ斬られてたか。イッセーを助けようと皆動いているが。
「一瞬とはいえ、フェンリルに反応したな。危険な芽は摘んでおくか!」
殺らせるかよ!俺はロキに突っ込みブレードで斬りかかるが、ロキはオーラを纏った手刀で防ぐ!
「お前も魔王の血統か、まぁいい!」
俺には興味無しってことか!あっちの準備は出来たよつだな!俺は確認したその瞬間に、ロキから距離を取った!その瞬間、光の槍と雷光がロキを襲いかかったが、やつは北欧の魔方陣を展開して、全て防ぎきって見せた!アザゼルとバラキエルの一撃を完全防御か。流石神様だ、強い!
「だったら私が!」
ロスヴァイセも仕掛けるが、やはり防がれていた。するとロキとフェンリルの殺気が高まっていく!今度こそヤバイなその瞬間、俺たちの視界に"白い閃光"が映った。
本日はここまでです!
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