グレモリー家の次男   作:EGO

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早速、どうぞ


life03 護衛するぜ

テロリストとの戦いからまた日にちが経ち、イッセーと朱乃副部長とのデート当日。

先にイッセーが出発し、少し遅れて朱乃副部長も出発した。家から一緒に行けばいいのに。それにしても、

「尾行なら辞めとけよ、お前ら」

「「「「!?」」」」

抜き足で出ていこうとするリアスたちは、分かりやすく反応した。

 

 

その後、何だかんだで行っちまったリアス一行。

まったく、デートぐらいさせてやれよ。そういえば俺、まともにセラとデートしてない気がするな。そのうち行くか、無理かもしれないが。

 

 

数時間後…。

イッセーと朱乃副部長、リアス一行が一緒に帰って来た…え?なんで?すると…。

「久しぶりだな、"リッパー"」

「あんたは!?…………誰だっけ?」

ズコ

何人かコケた。まぁ、冗談だからさ、そんな顔すんなよ、みんな……。

「兄様、ふざけないでください」

「悪い悪い。なんか皆してどんよりしてるからさ」

にしてもなんで、こんな暗いんだよ、こいつら。

「とりあえず、戦争の時に以来か?"バラキエル"」

「ああ、そのはずだ」

「とりあえず、移動するか」

「そうじゃな」

俺の背後におっさんが!いつの間に!?つーかこいつは!

「来日したぞい!」

オーディン様じゃないかよ!そう言えば、セラが北欧神話の勢力とそのうちなんかする的なこと言ってたような気がするが、まぁいいか。

 

 

兵藤家最上階にあるVIPルームに移動した俺たち。

それにしても……

「…………」

「…………」

バラキエルと朱乃副部長が"親子"とは思わなかった。言われてみればオーラが似てるかも?お互い一切喋らないけど何かあったのか?まぁ、後でリアスか誰かに聞くかな…するとオーディン様が、

「『禁手化(バランス・ブレイク)』は特異な現象では、なかったのかの?なぁ?アザゼル?」

そんな事を言うがアザゼルが、

「あいつらは『|禁手化《バランス・ブレイク』に至る簡単な方法を見つけたらしいな…まぁ、単純に"強い奴と戦わせる"だけだ、それで百人に一人なればいいとか思ってんだろうよ…」

なるほどね…当たって砕けろってことか…てことはこの間逃げた奴はまさか…また来たらその時考えるか、その後アザゼルとオーディンが出掛けるらしいので何故か俺も巻き込まれた…あと一人自分から、

「オーディン様、勝手なさらないでください!あぁもう!私も行きます!」

何て言った奴がいた。どうにもオーディン様の付き人、てかボディーガード?の戦乙女(ヴァルキリー)"ロスヴァイセ"と言うらしい。にしてもこいつ、今から行く場所わかってんのか?

 

 

次の日もオーディン様の観光(?)に付き合わされた。今更だが、自由な主神様だ。それと、俺はこの爺さんのボディーガードとして活動していかなければならないらしい。

旧魔王派に潜入していた頃とは違う意味でストレス溜まりまくっている。とりあえず今日の仕事はここまでだな。

 

 

 

 

 




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