グレモリー家の次男   作:EGO

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土日は早めに投稿するようにしていきます


Returnlife 帰宅だぜ

どうも、シドウだ。

先日ようやく旧魔王派との決着がつき、その後、病院に運ばれ、すぐに退院。

ようやく家に帰ってこれたんだが、帰宅早々に、

「シドウ…説明を」ゴゴゴ

母さんがめっちゃ恐いんだけど、俺、大丈夫かな?兄さん、ちゃんと説明したんだよな……?

 

 

それから親子の家族会議(父さんも途中で参加)を無事終了させ、話題は次期当主についてになった。

「シドウが生きて帰って来たわけだが…」

父さんが言い終わる前に言っとくか。

「先に言いますが、当主にはなりませんよ」

「…シドウ、それは何故?」

「一応、"元"テロリストみたいなもんですし…」

まぁ、"旧魔王派の俺"はあの戦いで死んだ扱いだがな。

「それに、今まで次期当主として頑張ってきたリアスに申し訳ないですし。セ……レヴィアタン様に"頼まれた事"があるので」

「頼まれた事、かい」

「はい、"眷属"にならないかと」

これは昔から言われてたが、伸ばして貰っていたんだ。

「そうか、それでどうするんだ。その話は?」

「身勝手ながら魔王様の眷属になろうかと」

「まぁ、お前が決めたことなら止めわせんが。なぁ、ヴェネラナ」

「えぇ」

父さん、母さんは納得してくれたようだ。

「とりあえず話は終わりだ、改めて…」

「「お帰り(なさい)シドウ」」

「だだいま、父さん、母さん」

ガッ!グググググッ!

いだだだだだ!母さんが急にアイアンくローを!

「父"様"、母"様"でしょう?シドウ、どうやら任務中に色々と忘れているようですね」

「ごめんなさい!これから気を付けます!」

そこでようやく離してくれた。

「…はぁ、とりあえず、詳しくは明日ですね」

「はい…」

明日が恐いのだがすると"父様"が

「大変だな、シドウ」

やれやれだ。けど何か嬉しいな。やっと帰ってこれた気がする。

 

 

その後、解放された俺は一人屋敷を歩いていた。すると、近くの部屋から話し声が聞こえた。あの部屋は確か赤龍帝の部屋だったはずだ。入ってみるかね。

入ってもらうと、丁度転移の光が消えたところだった。おや、グレイフィア義姉さんと、誰だあの子?

「お帰りなさいませ、シドウ様」

「あ、はい。ただいま帰りました」

「ほら、"ミリキャス"挨拶なさい」

「はい!"お母様"ミリキャス・グレモリーです!」

ベシ!

「あた」

「人の前ではそう呼ぶなと言ったはずです」

「ぶー、はーい」

元気な男の子だな。にしてもお母様か………。

「グレイフィア義姉さん、もしかして」

「グレイフィアで構いませんよ。私は"今は"メイドですから。そして質問の答えは"はい"です」

そっか、この子がね。とりあえず、こっちも名乗るか。

「シドウ・グレモリーだ!よろしくな、ミリキャス!」

「はい!兄様!」

兄様か…。

「兄様なんて固い固い、おじちゃんでいいよ」

「いえ、それはちょっと……」

あらそう、まぁいいけど。

「シドウ様どうされますか」

「どうするとは」

「今、お嬢様が体育祭に参加されていますので」

なるほど、見に行くかな…

「行きます。妹が"人"として頑張っているところも見たいので」

そんじゃ行くかね。

 

その後無事転移した俺は、リアスの体育祭を、兄さんと共に応援するのだった。

 

更に何日か経ち。俺は今、駒王学園旧校舎のある部屋に来ていた。そこにはリアスとその眷属、そして、

「お久しぶりです、シドウ"様"」

ソーナとその眷属がいる。にしても"様"ね。

「昔みたいに、兄さん呼びでもいいんだぞ?」

「いえ、それは」

まあいいか、じゃあ、とりあえず。

「シドウ・グレモリーだ!よろしく頼むぜ!」

自己紹介したんだが、アザゼルが。

「お前があの紅髪の斬り裂き魔(クリムゾン・リッパー)か」

懐かしいなその二つ名、すると

「なんすか、その物騒極まりない二つ名は!」

まぁ、そうなるよね。とりあえず、

「気にすんな、赤龍帝!これからは"教師"と"生徒"だがな」

「「「「「え?」」」」」

俺の発言に、何人かの生徒が驚いていた。

「改めてやるか。明日からここで働く"レヴィアタン眷属"のシドウ・グレモリーだ!よろしく頼むぜ!」

「「「「「えぇぇぇぇ!!!」」」」」

いいリアクションだな。これから楽しくなりそうだ!

 

 

 

 

 

 




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