グレモリー家の次男   作:EGO

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本日ラストです
では、どうぞ


mission03 任務完了だぜ…

ジャックside

 

………俺、どうなったんだ?…ッ!!いてて、いや、痛みがあるってことはまだ生きてんのか。瓦礫に埋まっているみたいだな。上から赤龍帝の気配はするが、少しずつ弱くなっているようだ。それにしても…

 

 

とある国の隅っこに♪

おっぱい大好きドラゴン住んでいる♪

お天気の日はおっぱい探してお散歩だ♪

 

 

なんだこれは……

 

その歌を何回か聞いた後、更に赤龍帝の気配が小さくなった。このまましばらく埋まっておこう。

 

ジャックside out

 

サーゼクスside

 

クルゼレイを片付け、一度別れたアザゼル、そして途中で合流したタイニーンと共に、アジュカにシドウの腕輪の反応が弱まったと聞きそのポイントに向かっていた。そのポイントには、どうやらリアスもいるようだ。あそこか……ん?あれは…。

 

サーゼクスside out

 

イッセーside

 

俺、兵藤一誠はよくわからないが、シャルバって野郎を倒したらしい。あいつが消したと言っていたアーシアは、ヴァーリに助けられ、無事で一安心してたんだが、

「グレート・レッド、久しい」

誰だあの女の子は?

「兵藤一誠、彼いや、今は彼女か。とにかく、あれが禍の団(カオス・ブリゲード)のトップ…オーフィスだ」

ヴァーリがそう言う。あれが敵の親玉なのか、するとそこに二つの人影と、大きな影が一つ。あれは一人はアザゼル先生で、もう一人は、

「お兄様!?」

部長がそう言うが、サーゼクス様じゃないですか!何でこんなところに?そしてもう一つは

「兵藤一誠、覇龍(ジャガーノート・ドライブ)になったと聞いたときは、流石に心配したぞ!」

タイニーンのおっさんか!おっさんもみた感じ怪我してなさそうだ!俺が安心していると、先生が

「よぉ、お前ら無事そうだな。それに久しぶりだなヴァーリ」

ヴァーリは答えないが先生は続ける。

「まぁいい、オーフィス。これで旧魔王派は終わりだ」

「それもまた一つの結末」

なんか気にしてない感じだな。

「オーフィス、これで大きな組織は"英雄派"だけだ」

サーゼクス様がそう言うが、

「我は帰る」

「そんじゃ俺らも撤収するかね」

オーフィスとヴァーリと一緒にいる孫悟空(本物だぜ、何代目かは覚えてないけど…)こと美猴がそう言うと、

ヒュッ!

オーフィスはいつの間にか消え。

ヴァーリの方は木場とゼノヴィアと話していたイケメン、確か"アーサー"が剣で空間に裂け目を作りそこに潜り込んでいく。

「兵藤一誠」

ヴァーリが話しかけてきた。

「なんだよ」

「強くなれよ」

「たりめぇよ」

そうやってヴァーリたちが消えていった。

あいつらがいなくなって、気を抜いた瞬間、

ドン!

なんだ!何の音だ!見てみると、瓦礫の山から右腕が生えていた!まさか、まだ旧魔王派が!?

なんて考えているとその腕の主が瓦礫の山から出てくる。あいつは確か、コカビエルから俺を助けてくれたヒトだ!相変わらずローブにフードで顔がわからないけど、多分間違いない。

ザッ!

木場とゼノヴィアが俺の前に出て、構えた。確かに俺は戦えない。

俺たちが戦闘態勢になると、その横を通って、サーゼクス様が前に出た!まさか魔王様自身で戦うのか!

俺たちが警戒していると、サーゼクス様は戦う素振りを見せずに近づいて行った。俺含め、みんな反応に困ってるけど、そしたら例のフードの男がサーゼクス様に膝まずいた。え?なんで?

俺たちが疑問符を浮かべていると、

「今まで、ご苦労だった」

サーゼクス様がそう言った。

「ありがとうございます!」

フードの男が答えた。え?え?どゆこと?

俺たちが余計にわからなくなっていると、サーゼクス様が俺たちを手招きしてきていた。なんだ?とりあえず行ってみると、

「彼が今まで旧魔王派の情報を流してくれていたんだ」

サーゼクス様はその男性を紹介してくれた。それじゃ、俺たちが色々対策できたのはこの人のおかげなのか!

「さて、では、腕輪を…」

すると、フードの男性が左腕を差し出し、腕についている腕輪に、サーゼクス様が魔力を送った。すると、

パリン……。

音をたてながら腕輪が砕け散った。

「よし、今までご苦労だった。"シドウ"」

へー"シドウ"さんか。一瞬イリナが反応したど、まぁ、苗字と同じだからな。仕方ない。

「え?」

何故か部長が驚いてるけど、なんで?

するとそのシドウさんがフードをとる。そこには、

年は二十五歳くらいに見える、紅髪の男性、顔は整っており、間違いなく、イケメンの部類に入るだろう。けど、見覚えがある顔だ。

「ほぉ、こいつがね」

アザゼル先生は何か気付いたようだ。え?誰だ?

すると、部長が今にも泣きそうになっていた!?な、なんで!?すると…

「シドウ"お兄様"…」

部長がそう言うが………え?

「よ!久しぶりでいいのか?まぁいいや、リアス…立派になったな」

シドウさんが軽くそう返した。ってことは、

この人が行方不明になったと言っていた部長のお兄様なのかぁぁぁ!

あぁ、もうダメ。そこで俺は意識が遠くなっていった。

 

イッセーside out

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです、ようやく原作チームと合流させられた…
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします

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