グレモリー家の次男   作:EGO

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もうちょい行きますよ
では、どうぞ


mission03 報告するぜ

ジャックside

 

その後も、転移を繰り返し、無事帰投することが出来た。さて、なんて報告しようかな?

「ジャック、お前が撤退したということは、カテレアはやられたか。くわしく報告しろ」

「了解です。"シャルバ"様」

到着早々、俺にそう聞いてきたこいつはシャルバ・ベルゼブブ。聞いてわかるとおり、昔のベルゼブブ様の子孫だ。

俺はあの場で起きたことを、アザゼルの擬似的な禁手(バランス・ブレイカー)の力、そして一応聖剣使いと聖魔剣使いの事を報告した。

「なるほど、お前はカテレアを"見捨てた"と」

言い方は悪いが、確かに見てただけだけどな。

「カテレア様とアザゼルの戦いは私ごときでは…」

「言い訳は良い、で、どうする…」

「カテレア様の仇はわた……」

「カテレアの仇は俺がとる」

俺の言葉を遮るように言い放った奴がいた。

「"クルゼレイ"か…」

クルゼレイ・アスモデウス。もう言わなくてもわかるだろ?

「クルゼレイ様、しかし!」

「戦いを見ていることしか出来なかったお前に、"蛇"を使ったところでアザゼルには勝てん!」

いいぞ、いい感じになってきた!

「クルゼレイ落ち着け。だが、それもそうだな。まぁ、いい。ジャック、次の作戦では"死ぬまで"戦え!いいな!」

「わかりました。失礼します」

とりあえず部屋を出る。ちょろいもんだな、まったく。

自分の部屋に戻りたいが嫌な予感がするな、兄さんへの連絡は次の作戦とやらが決まってからにするか。

 

ジャックside out

 

サーゼクスside

 

あの戦いの後、正式に三竦みで和平が結ばれた。それにしても、あの時カテレアと共にいた剣士、あの剣、そしてあの腕輪、彼はシドウだったのか。まさか、あそこまで深く潜っていたなんて。

「シドウちゃん、あそこまで上手く潜入したなんてね。びっくりしちゃった。私たちを見ても、眉一つ動かさなかったわ」

「ああ、送ってくる情報は少なかったが、その分正確だったのはそのおかげだろう。シドウも頑張っているんだ。おかげで敵が分かったよ」

禍の団(カオス・ブリゲード)ね」

「あぁ、とりあえず、タイミングを見てシドウを戻らせよう。このまま行けば、リアスたちと戦うことになるかもしれない」

「そうね、そうしましょう」

シドウそれまで無事でいてくれ。

 

サーゼクスside out

 

ジャックside

 

あれから何時間か過ぎ俺は部屋でのんびりしていた。兄さんもセラも変わってなくて安心したな~。

あの調子なら大丈夫そうだ。とりあえず今日は疲れた、寝よう。

 

ジャックside out




次回は話が飛んで六巻になります。と言うか主人公が関わらない話は、今更ながらごっそりカットしていきます。
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