グレモリー家の次男   作:EGO

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言うことがない…
では、どうぞ


mission02 行動開始だぜ

ジャックside

 

あの通信から少したちやっと破棄ができたぜ。後は。

ん?兄さんから通信か。

〈ことを起こすなら一時間で終わらせてくれ〉

一時間か。いけるか?まぁ、やるだけやるけどな。

〈了解〉

 

ジャックside out

 

イッセーside

 

どうも、兵藤一誠です。みんなからはイッセーと呼ばれています。

俺は誰に言ってんだ?じゃなくて、今は緊急事態なんだ!今俺たちは"駒王学園"という、俺たちが通っている学校近くの公園にいるんだけど、それはさっき堕天使幹部の"コカビエル"がここを管轄している悪魔、部長こと"リアス・グレモリー"(俺のご主人様だ!)先輩に宣戦布告したことが原因なんだ。

それで俺たちは、そのコカビエルを倒すために動くわけなんだが、あいにく俺たちは全員揃っていない。けど"あいつ"を信じるしかない!そんな事を考えていると"ソーナ・シトリー"生徒会長(このヒトも悪魔なんだ)が、

「今、私の下僕たちが学校を中心に結界を張っていますが、万が一、全力でコカビエルが動けばこの町が壊滅します」

マジかよ!会長の言葉で心配しかなくなってしまった。

けど、1時間耐えれば魔王様の加勢があるそうだ.。そうなればきっと勝てる!

………そう言えば、コカビエルはさっき部長を見て、兄君"たち"を思い出すって言ったんだよな。

「イッセー、どうかしたの?」

「いえ、その、コカビエルがさっき部長のことを見て、兄君"たち"を思い出すって、言っていたなと思いまして」

今訊くことではないとは思うがつい訊いてしまった。

今まで聞いた限りだと、確か部長のお兄様はサーゼクス・ルシファー様つまり魔王様だけのはず。

「……そうね今のうちに教えておくわね、私にはねもう一人お兄様が"いた"の」

部長はそう言った。ん?待てよ、いたってことは、まさか!?

俺が訊いてはいけないことを訊いたのではと心配していると、部長は続けた。

「"いた"と言っても今は"行方不明"で、もしかしたら生きてるかもしれないわ」

「部長、その、すいません」

「いえ、いいのよ」

「ちなみにコカビエルの右目を潰したのはその方です」

なんて生徒会長が追加情報をくれた。

「マジっすか!?幹部の片目潰すって、失礼ですけど、バケモンじゃないですか!?」

「けど、その時にお兄様も左目を……」

若干声のトーンを落として部長は言った。なるほど、刺し違え覚悟だったのか。

「さぁ、話は終わりよ。私の下僕悪魔たち!これは死戦よ!けれど死ぬことは許されないわ!」

「「「「はい!」」」」

俺たちは返事をするのだった、"木場"早く帰ってこいよ!

 

イッセーside out

 

ジャックside

 

あれからコカビエルのいる駒王学園に着いたのだが、結界が邪魔で入れん。どうするかな?てか、結界を張ってる悪魔の一人に、また懐かしい魔力の波動を感じる。

なんか、運命とかそんなものを感じてしまうなぁ。まぁいい、どうやって入るかな~?

俺が悩んでいると、そこに昼間見た聖剣使いの片割れが現れた。あれ?もう一人は?

俺が首をかしげていると、結界を張る悪魔と何かを話し込んでいるようだ。あれは中に入るつもりか?だったら便乗するかね。

そんなわけで、あの聖剣使いを入れるため、悪魔たちが一瞬結界を解いた隙に、俺も入りこむのだった。

 

ジャックside out

 

 

 

 




今回はここまでです。
誤字脱字、アドバイス、感想などよろしくお願いします。

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