「ふぁ~ああぁ…」
三門市立第三中学校に向かう回収車両の格納庫の中で、清治は大きなあくびをした。隣に立っている
回収車両の目的は、第三中学に現れたネイバーの回収である。
清治の見つけた『ノイズ』を解析することによって、ある程度イレギュラーゲートをコントロールすることができるようになったボーダー。しかし、件の現場に発生したゲートは、それとはまったく異なるノイズの乗ったゲートだった。
今までのノイズのパターンを解析してようやくイレギュラーゲートをコントロールする可能性が見えたのだが、そのパターンとは明らかに異なるタイプのゲートが現れると打つ手がない。
結果として警戒区域の外、しかも基地からかなり離れた場所にある第三中学でゲートが開いてしまったのは痛恨の極みだった。
基地を出発する前に回収班は、現着した嵐山隊の報告を確認していた。
嵐山隊は、隊長の嵐山 准が率いる部隊で、実力もさることながら、ボーダーの広報部隊としても有名だ。そのため、テレビなどにも出演するアイドル部隊であり、三門市の有名人たちである。
彼らの報告によると、彼らが到着する前に現場にいたC級隊員が1人でネイバーを撃破したという。対象はモールモッド2体である。
多少のざわめきが起こったが、C級隊員が訓練以外でトリガーを使ったという事実は重く見られた。何らかの処分は免れ得ないことだろう。
ところで、水戸は先ほどから清治が熱心にタブレット端末を見ていることが気になった。水戸も開発部所属のエンジニアなのだが、清治が例の『ノイズ』を発見するまでは、彼のことは自分の胸を触って来る、いわゆる『女の敵』としか思っていなかった。
だが、開発室長の鬼怒田は、他の人間が何を言おうがずっとログをチェックし続けて粘り強く問題点を拾い上げた清治の功績は小さくはなく、普段から手柄に繋がりにくい作業を敬遠する傾向にある他のエンジニアに対して厳しい口調でその点を質している。
そんな清治が今、熱心にチェックしているものが何なのだろうか。技術者として単純に興味があるのだ。ひょっとしたら、今回のコントロールできなかったイレギュラーゲートについて何か調べているのかもしれない。
マナー違反ではあるとは思ったが、水戸はこっそりと清治の端末の画面を覗き見た。そして絶句した。
端末に映っていたのは、とある動画だった。春の暖かい時期なのであろう。桜が咲き誇る場所で数人の男女が花見に興じている。
ふと男性たちが、手元からハムスターを取り出した。喜んでハムスターと遊びはじめる女性たち。この動画は、ハムスターに夢中になっている女性たちのスカートの中を盗撮するというシチュエーションのアダルトビデオだったのだ。
画面を見つめる清治を、言葉もなく見つめる水戸。しかし、清治がつぶやいた言葉にさらに驚くことになる。
「お姉ちゃんが邪魔でハムスターが見えんやんけ!」
思わず水戸は
「見てたのそっち!?」
とツッコミを入れてしまった。
「うわ。水戸ちゃん見とったんかいや。いや、最初はお姉ちゃんを見よったんぢゃが、なんか段々ハムスターのが気になって。あれね。ハムスターかわいいね」
水戸は清治という人間が良く分からない。そして今、ますます分からなくなってしまった。
水戸が離れたのを確認すると、清治は息抜きに見ていたいかがわしい動画の裏のデータを見始めた。言うまでもなく第三中学に出現したゲートのログである。
清治は今回のゲートの出現について、開発室の人間の中でも最も忸怩たる思いを抱えている。それは、以前までのログのおかげである程度ゲートがコントロールできるという功績と言えば功績を立てたこととは全く関係がなかった。
開発室の中にはその件について清治をからかう人間もいたが、清治は笑ってそれを聞き流していた。聞き流しながら別のことを考えていたのだ。
清治は、今回のゲートの出現についてある疑義を持っていた。それは敵の意図だ。おそらく今までのゲートはこちらに対する小手調べに過ぎなかったのだ。
その根拠になりえるかどうかはわからないが、今回イレギュラーゲートから出現したのはモールモッドが2体。これまでイレギュラーゲートから出て来たのはほとんどがバムスターで、それも1体だけだ。
捕獲用のバムスターでなく、戦闘用のトリオン兵であるモールモッドが、しかも2体出現した。これに敵の意図があるとすれば、これまでとは違いトリオン能力の高い人間の捕獲やトリオン器官の採取ではないだろう。それはおそらくこちらに対する明確な破壊工作である。
しかも、探知されるのを見越して別なタイプのゲートを開いたのではないかと思われる節がある。だとしたら、敵は清治が考えている以上に狡猾だと言えた。
この推論に達した時、清治は以前迅が言っていたことを思い出した。
『ゲートの件は解決できても、その後のもっと大変なことですごくマズイことになるんだ』
このゲートは、もしかしたら彼が言っていた『その後のもっと大変なこと』につながる出来事なのではないだろうか。
最近、上層部ではそう遠くない将来に以前の大侵攻と同規模かそれ以上の侵攻があるのではないかと言われている。おそらくは迅のサイドエフェクトでそのようなものが見えているのだろう。
――― 何か面倒なことになりそうぢゃのぉ…
そんなことを考えながら清治が屁をここうとして、隣に女性がいるのでそれを止めた時、回収車両は現場に到着したのだった。
回収班の班長、
「おお… こりゃ見事な切り身ぢゃの」
これでもかというほどに見事に真っ二つにされたモールモッドを見て、清治は思わず言葉を吐き出す。
くだらないことを言いながら、清治は全く別のことを考えている。戦闘用のトリオン兵であるモールモッドをC級隊員が単独で倒すということなど可能なのだろうか。
訓練生であるC級隊員が接するネイバーと言えば、本物のネイバーではなく訓練用に調整されたタイプのものだけのはずだ。
その戦闘力がモールモッドに近いということはない。強いて言えば装甲が実戦のそれよりも堅めに調整されているといった程度だ。スピードとパワーでは実際のモールモッドには及ばない。
ポイントが3,000を超える隊員はモールモッドタイプ、それも比較的実戦で戦う相手に近い戦闘力を持った訓練用ネイバーと訓練で戦うことがある。
だが、清治が事前に確認したところ、3,000ポイントを超える隊員の中に三雲という姓の隊員はいなかった。
経験したことのないタイプのネイバーを相手に、3,000ポイントに届かない隊員がぶっつけ本番でこれほど見事に切り裂くことができるだろうか。切断面を見る限りただの一太刀、それも訓練用のレイガストでだ。
――― ありえんな。コウくらいの使い手でもなけりゃ、こうはいかんはずじゃ
切り裂かれたモールモッドを検束用のバンドで縛る作業をしながら、清治はつらつらと考えていた。先日の警戒区域ギリギリの場所に現れたバムスターが撃破された時と同様、普通に考えていたのでは解決できないタイプの出来事がここでも起こっている。
もう1つ解せないことは、嵐山隊の報告だ。彼らの報告では自分たちが現着した時にはケリがついていたということ、ケリをつけたのは三雲隊員であること、彼がC級隊員であり、隊務規定に触れる行為であったということ、それでも彼がそうしなければ被害は甚大であったことが予想されるということだった。
――― じゅんじゅんが本当に三雲とやらがやったと信じているとは思えんが、ね…
清治が言う『じゅんじゅん』とは、嵐山隊を率いる嵐山 准のことだ。
三門市きっての有名人と言っても過言ではない彼は、その端正なルックスと引き締まった体つき、さらに爽やかで裏表の無い性格という、清治から言わせれば『完璧超人』である。
強いて言うならば彼には妹と弟がおり、その2人をこちらがドン引きするほど溺愛している。それは何ら秘密でもなんでもなく、言ってしまえば三門市民全員が知っていることだ。
それでも彼の人気が高いのは、彼のルックスが良いからだろうと清治は考えている。所詮は顔なのだ(つД’)
外見的な特徴や本人の人となりはさておき、嵐山は本人が超一級の戦闘員だ。
今でこそ隊のエースは一番若い隊員である木虎 藍であるが、それまでは彼がエース兼隊長として隊を引っ張ってきた。
エースの座こそ木虎に譲ったものの、その実力は彼女に劣るものではない。清治の目からすれば、まだまだ経験の浅い彼女を本当の意味で引っ張っていけるのは、ボーダー広しとはいえおそらく彼以外の人間にはできないだろうと思う。
その木虎だが、トリオン量が平均程度と決して多くはないものの、入隊当初から注目される存在だった。
その戦闘力は極めて高く、中学生にしてA級隊員というのはそのことを如実に証明していると言える。三雲は、そんな木虎と同じ年だ。
入隊直後から注目されていた彼女とは違い、三雲の名前を清治が聞いたのはごく最近だ。
訓練用のトリガーを使ってモールモッドを一刀両断とばかりに切り裂くことができるような人物の名前が、噂にも上らないなどということがあるだろうか。
答えは『否』だ。清治は自分自身が身につまされて知っている。噂というものがどれほどの速度で尾ひれをつけながら周囲に伝播していくのかということを。
さて、これまで知りもしなかった訓練生が2体のモールモッドを退治したという今回の出来事。一体どのように考えれば良いのだろうか。
いずれにしても、清治は一度嵐山に話を聞いてみる必要があると考えた。それも、できるだけ早く。
「検束完了。持ち上げOKぢゃ」
クレーンを操作する水戸に合図すると、清治はその場から離れる。
移動した先には、今クレーンで釣り上げられたモールモッドとは別個体のそれが転がっていた。清治は苦笑しながら
「こりゃ素手でも普通に運べそうじゃわい」
言いつつ、クレーンの旋回範囲に足を踏み入れないように注意しながらモールモッドの残骸を運び始めた。
回収車両のスペースが手狭になってしまったため、清治は他の2人と別れて徒歩で基地に向かっていた。左頬にはばっちりて手形が残っている。水戸の胸を触って報復を受けたのである。
途中取り出したのは携帯端末だ。最近少なくなりつつあるガラケー、しかもモデルとしてはかなり古いものだ。
清治に限らず、ボーダーの隊員には基本的に最新型のスマートフォンタイプの端末が支給されている。エンジニアやオペレーターの場合は、さらに別個にタブレット端末が配布されている場合もある。
清治が取り出した前時代的なガラケーは言うまでもなく清治の個人端末だ。そして、実はこの個人端末には見た目ではわからない仕掛けがなされているのだ。
一言で言ってしまえば秘密通信用の端末だ。いったん通信ネットワークに載ると、まずは端末の個体識別データを全て消去する。
どこの基地局から通信網に入ったかということも含め、清治が個人端末を使ったとされる痕跡のすべてをすぐに消し去ってしまうのだ。
そして通信している間中、ほとんど1秒以下の単位で通信拠点を変更する。もちろん基地局変更の際の使用痕跡はすべて消去する。
こうすることによって、清治は個人端末を使用している間中、どこの誰と通話しているのかということを周囲から傍受しにくくしているのだ。もちろん完璧に防げるわけではないのだが。
通信相手は嵐山である。彼もまたボーダーに支給されたものとは別に個人の端末を持っている。
秘密めかした仕掛けがあるわけではないそれは、単に親しい人や家族と連絡をとるためにボーダーの連絡用とは別に用意したものだ。忙しい彼にとってそれは普通のことだ。
「やっほーじゅんじゅん。今大丈夫?」
『ムサさん。こっちにそれで連絡してくるなんて珍しいな』
清治にとっても嵐山にとっても、お互いが気やすい友人である。
「なあじゅんじゅん。単刀直入に聞くが、おめぇさんは三雲くんとやらの申告を真に受けているのかね?」
『そうだけど?』
然もあろうという回答を聞いて清治は苦笑する。
「じゅんじゅんは優しいな…」
清治はポツリとつぶやいた。
今の嵐山の返事から、清治は彼が三雲の申告を信じているわけではないということを確信した。嵐山は良い人ではあるがお人よしではない。まして歴戦の戦士だ。
戦場に残った戦闘の痕跡を見れば、その戦果をもたらした人間がどのような者であるかなどすぐにわかるし、彼の実力と経験からすれば、戦闘がどのような経緯を辿ったかということまでおおよそわかるであろう。
わかった上で嵐山は、あえて三雲が言うことを信じることにしたのである。
『ムサさんは違うと思ってるのかい?』
何食わぬ口調で嵐山が清治に反問する。
「思うどころか確信しちょるよ。さっきまでC級のここ1年ばかりの訓練ログを見よったんぢゃが、彼は逆の意味で目立つ存在ぢゃね」
清治が見てきたのは、三雲がこれまでの訓練でどのような成績を上げていたかの記録とその際の動画だった。
入隊時の体験訓練の『時間切れ』に始まり、地形踏破訓練、隠密行動訓練、探知追跡訓練と一通りの訓練のログを全てチェックしたが、そのどれもが下から数えた方が早い順位だ。
個人ランク戦はあまり行っていないが、ほとんどで負け越している。どちらかと言えば落ちこぼれと言って良いかもしれない。
「能ある鷹は爪を隠すなんて言葉があるが、ありゃぁ隠す爪なんぞなぁよ。どっちかっつ~と、爪も牙も嘴も無い人畜無害な動物っちゅ~感じぢゃ。何をどうしたってモールモッドを倒せるレベルぢゃなぁ」
『…』
さすがの嵐山も電話の向こうで絶句している。
確かに彼も、三雲がモールモッド2体を苦もなく倒すレベルの人間だとは思っていなかった。もしそのような実力の持ち主なら、訓練を担当する嵐山が彼のことを知らないはずはない。
三雲の言葉を信じることにしたのは、他でもない妹と弟を助けてくれという恩があったからである。
倒したかどうかは別としても、彼がいなければ2人をはじめ、多くの生徒や教師が犠牲になったことは間違いない。そんな彼に対するせめてもの礼のつもりだったのだ。
ところが、具体的な彼の成績を耳にして今更ながら驚いた。嵐山からすれば、おそらく三雲はC級でも中位程度の実力はあるだろうと思っていたのである。
『それで、ムサさんはその内容を知ってどうするんだ?』
嵐山の声に少し剣が立つ。どうやら彼は、何がどうあっても三雲を擁護するつもりのようだ。
「なんもせんよ面倒くさい。それに、わしが何か言うても誰も信じちゃくれんよ。イレギュラーゲートの件でようわかった」
電話口の向こうで嵐山が息を吐くのが分かった。ホッとしたのだろう。清治は苦笑するしかない。
「それに成績が悪ぅても、三雲くんの訓練に臨む態度は真摯なもんぢゃ。全隊員が見習うべきかもしれんよ。そんな彼が無意味な嘘をついたり、悪意を持って報告しないなんてことはせんじゃろうて。彼なりの理由っちゅ~もんがあるんぢゃろう」
かと言って、この件をそのまま放置するつもりも無いことを清治は嵐山に伝えた。
これからは彼を注意深く見守り、もしボーダーひいてはこちらの世界に対して良くない行いをするようであれば、その時は何の躊躇も呵責もなく排除すると。
『ムサさんは優しいな…』
穏やかな声で嵐山がそう言う。
「面倒ごとに関わり合いになりとうなぁだけぢゃ。ところで、切り身になったモールモッドのへりに刺身になったやつがおったけど、アレも三雲くんがやったんかね」
『切り身』に『刺身』という、実に彼らしい表現が嵐山は気に入ったようだ。陽気な笑い声を挙げたあと、それをやったのは自分の隊の木虎であると言った。
「ああ。あいごんか。どうせじゅんじゅんが煽ったんぢゃろ」
『人聞きが悪いことを言うんだな。単に三雲くんが見事な切り身にしてたから、木虎にできるかって聞いただけだよ』
彼は、ほぼ一撃でモールモッドの急所を破壊した三雲の手腕を褒め、木虎に同じようにできるかと聞いたという。
「ほんで、ムキになったあいごんが転がっちょるやつを刺身にしたんか。どうせなら全部切っといてくれりゃ、運ぶのがもっと楽じゃったんぢゃがね」
嵐山は笑って
『伝えておくよ』
と言った。
嵐山との通話を終えたあと、清治は手近にあった自動販売機でコーラを買った。本当ならビールを買いたいところなのだが、近くにはビールを売っている自販機はなかった。最近ではすっかり見かけなくなってきている。
「やれやれ… 思いのほか遠いのぉ」
清治は、先ほどから全然近づいて来る様子のない基地を見ながらため息をついた。彼が思っていたよりも第三中学と基地の間の道のりは込み入っているのだ。
「こんなことなら、歩いて帰るとか言わにゃぁ良かった… 今更後悔しても後のカーニバルぢゃ…」
コーラを飲みながら一息ついていた清治の耳に、今日二度目に耳にする警報が鳴り響くのが聞こえた。
『緊急警報! ゲートが市街地に発生します。市民の皆様は直ちに避難してください。繰り返します…』
見上げる先にゲートが開き、中から見たことのないネイバーが現れる。
「何じゃあの失敗したたい焼きみたいなのは!?」
言いつつ清治は、走り出しながらタブレット端末を開く。先ほど開いたゲートのノイズは、どうやら第三中学に開いたものと同じもののようだ。急いで個人端末ではない方の端末で開発室に連絡する。
「ポンさんビンゴぢゃ! コントロールできんタイプのゲートのノイズとほぼ一致しちょる! わしゃ今から現場に向かう!」
『待て! 現場付近には木虎がいる! ネイバーの対処はあいつに任せて、お前はゲート発生の原因を調査しろ!!」
「了解!」
清治は、空を飛ぶネイバーの進行方向とは反対側に走りつつ木虎に連絡を入れる。その間にも、新型のネイバーは町を爆撃しながら遊弋する。
「あいごん聞こえるか? わしも現場付近におる。爆撃の方はわしがどうにかするけぇ、何としてもあれを落としてくれ!」
『武蔵丸さん!? 了解!』
走りながら清治はイーグレットを取り出す。そして、上空を旋回しつつ市街地に落とされる爆弾を打ち落としつつ、先ほど新型が現れた付近に到着した。
したは良いが、爆撃を防ぐのに手いっぱいで周囲を調査するどころではない。
「あいごんまだかいな…」
サイドエフェクトを使用しつつの狙撃は、清治に信じられないほどの負担を強いる。これ以上は持たないと清治が思った時、新型が徐々に高度を下げはじめた。
「やったか… さすがはあいごん…」
そうつぶやいて気を失った清治は、そのあと起こったできごとを知ることはなかった。
意識を取り戻した清治は鈴鳴支部のリビングのソファに横になっていることに気が付いた。今が心配そうにのぞきこんでいる。
そんな今の胸に手を伸ばし、したたかにひっぱたかれた清治は、鬼怒田から本部の会議室に出頭するようにと連絡があったと伝えられた。
「やれやれ…」
心配げに自分を見る鈴鳴支部の面々に大丈夫と言いつつ、清治は本部へと向かうのだった。
水戸さんと山田さんは一発予定のオリキャラですが、話の流れによってはまた出番があるかもです。