この素晴らしい占星術師に祝福を!   作:Dekoi

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今回の話もグダグダの上、非常に変な話になっております。
ご了承くださいませ。

今回の話は以前から言ってたものですが、お題から全力で離れていった感じが否定できない物になってしまっています。
許してください!何でもしますから!

作者もこの話を書いていて、大変不安になる出来ですが、それでも読んでいただけると幸いです。
また、できるだけR-15の範囲には収めているつもりですが、R-18の表現などがあった場合、修正もしくは削除する可能性があります。
ご了承ください。



最後に一言だけ言わせてください。

逆レは死んだ!もういない!


IFルート? 『発情』

また意識が、持ってかれそうになった。

 

下腹部からの強烈な熱が体中を燃やさんと云わんばかりに広まっていき、俺の脳すらも焼き焦がしてしまったのかもしれない。そう思ってしまうほど、今の俺は正常でない。

 

これまではまだ、耐えきれた。どれだけ己の中で欲が燃え上がろうと自制はできたし、サキュバスサービスを何度も使えば抑えきれていた。どれだけ性欲に蝕まれようと、己の体を触り解消することはなかった。

 

しかし、この前ふとした拍子に取得してしまったスキルのせいで、その箍も外れてしまった。それも、『子孕む雌山羊(Shub-Niggurath)』。いつの間にか必要ポイントが、他のスキルよりも格段に少なくなっていたために、ついうっかり取得してしまった。アホか俺は。

 

最初に使った時は、闇があるところに移動できるワープ系のスキルだと思った。思っていた効果と違い拍子抜けではあったが、必要ポイントの少なさを考えれば、まだ使えるスキルだと思えた。夜とか障害物が多い地形での闘争などに使えそうだと思えた。

 

 

 

違った。

 

 

 

このスキルの本当の効果は手っ取り早く言うなら『発情』だ。確か、この名前の元になった神格は豊穣神であり、また千匹の黒山羊を産んだ多産の神でもあったはずだ。となると、その発情は子を孕むまで続くということになるだろう。それに、千匹も孕んだ神だ、孕みやすくなる効果もあると推定される。あくまで推定ではあるが、そう外れたものではないとは思いたい。

 

 

……だからだろうか、俺の胎が、欲しているのだ、子の在り処を。

 

俺が禁じていた自己の体を使った性欲の解消も、何度も何度も、行っても胎の熱は引かなかった。

いや、むしろ燃え上がった。その情欲が、快楽が、俺が男であったことを融かし消してしまうように。

 

精を注いでもらえ。

 

子を孕め。

 

墜ちろと。

 

 

脳が段々と汚染される感覚に、嫌悪感が生じるはずなのに、だんだんとそれもいいかと受け入れている自分がいて驚く。いや、すでに俺はそれを受け入れてしまっているはずだ。そうでなければ、なぜ俺は男の顔を思い浮かべているのだ?そこまで堕ちきってしまっている自分に呆れてしまう。

 

とはいっても、そう精を注いでもらうようなことはしたくない。そもそも、そんな相手がいない。元男であった秘密を守るために、そこまで親密にしていなかった成果がここで発揮されるのも、なんか納得がいかないがいいだろう。

 

身近な男なんぞ、お爺ちゃんに、お兄ちゃんは流石に論外。もはや家族としてしか見れない。

ミツルギも、なんかナルシストっぽくて嫌だ。あいつとヤルくらいだったらそこらの冒険者を路地裏に誘った方がましだ。

そうなると後は…………カズマくらいだろう、か……?

 

 

 

 

 

 

 

カズ、マ…………?やめろ!やめてくれ!カズマは、カズマだけは巻き込ませたくな――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

「お、やっと目を覚ましたか。まったく、ギルドにフラフラで来たと思ったら、俺の目の前で倒れたから驚いたぞ」

 

……気が付いたら、カズマにおぶさっていた。

 

「しっかし珍しいな。いつもは健康とかには気を使いそうなお前なのに、今日は顔真っ赤で熱出してって、風邪でも引いたんじゃないか?」

 

顔が、心臓が、肢体が、脳が、胎が、私の体の全てが、熱い。

 

この声の人に、私の全てを捧げろと耳元で囁かれる。

 

「とりあえず、アクアに後で診せるからな。今アイツはちょっとバイトに出かけているから、それまでは屋敷で休んでおけよ」

「…………すまないな、面倒を掛けた」

「気にすんな。むしろ、いつもは俺たちが迷惑かけているんだ、これくらいはやらせてくれ。ま、元男とはいえ今は可愛い女の子なんだ、むしろ背中に小さいながらも柔らかいものが触れていて役得だからな!」

 

…………前だったら、恥ずかしがるんだろうが、今の私にはその言葉は反則だぞ?今ので一気に体の熱が高まった気がするぞ。後、その発言で街の住人の目が厳しくなったんだが……ま、いっか。

 

「まあ、そんなことだから気にすんなって。っと、着いたな。それじゃ、一旦客間まで連れて行くから、あと少しだけ大人しくしておけよー」

「……ああ、任せろ。客間までは大人しくしておく」

「まあ、病人が暴れるようなことはしないか。とはいえ、体調が悪くなったら言ってくれよ?急いでアクアの所に連れて行くからな」

 

…………ああ大丈夫だ。客間、まではだがな。それに、ちょうどアクアだけでなくめぐみんもダクネスも出払っているんだ。ここで逃すような真似はしたくない。

 

その後、無事に客間まで私を背負って、丁寧にベッドヘ寝かせてくれた。本当、こういったところは良い奴なんだけどな。そういったところを見ないやつが居るからよく鬼畜変態だなんて言われているのかね。ま、日常があれだから仕方ないがな。

 

っと、カズマが部屋を出そうか。逃がさないため、服の裾を掴んでおく。ついでに、何か言いたげな顔をしておけば、必ず聞こうとするし。

 

「それじゃ、俺はいったん部屋に戻って……ん、何だ?」

「…………その、な、ちょっと頼みたいことがあるから、もっと近くに来てくれないか?」

「おう、いいがどんなことなんだ?」

「何、簡単なことなんだが、それをするにはカズマの助けが必要だからな。もっと近くに来てくれ」

 

心配そうな顔をしたカズマには大変申し訳ないが、私はもう、抑えきれなくなっているんだよ。近づいてきたカズマの腕を強引に引っ張ってベッドに倒れこませる。

 

「おっとっと、急に引っ張るな…………っ!?!?」

 

倒れたことに文句を言うために上げた顔に、逃げられないように首の後ろに手を回し、唇を奪う。

驚いて眼を開かせて、身じろぎをしない隙に舌と唾液をねじりこませる。ただ一心不乱に、カズマの舌を、歯を、喉を、口内全てを荒らしまわる。カズマの唾液と、体温が俺をまた興奮させてくる。脳が、だんだんと溶けていく感覚が気持ちいい。

もっと、もっともっと、もっともっともっと!

 

「……ぷはぁ、お、おま、お前、何しているんっ!?」

 

不覚にも肩を掴まれ、口から引きはがされてしまったが、いいか。本番はこれからだ。

 

カズマが私を見たときに、『子孕む雌山羊(Shub-Niggurath)』の機能の一つを発動させる。俺すらも発情してしまうほどの豊穣・多産であった神なのだ、相手を発情させることなど容易いのだ。

 

カズマも思わず私を押し倒してくれた。見事に発情したらしく、息を荒げ、眼を充血して私の服を、力強く引きちぎり、剥ぎ取ってくれている。さあ、もっと、遠慮せずに私を犯してくれ。さあ、さあ!

 

 

 

…………どうした?何をそこまで耐えようとしているのだ?もう発情の効果が切れてしまったのだろうか?それならば、もう一度だ。今度は自重しないで、俺が耐えきれなかったほどの催淫を。

 

…………ほら、襲えよ。私は逃げもしない、抵抗だってしない。お前が好みそうな豊満な肉体ではないが、多少の肉は付いているのだ。元男ではあるが、今は女性の肉体なのだ。いつもサキュバスサービスで済ませているが、本物の女の体なのだぞ?なぜ、手を止めて襲おうとしないのだ?

 

「…………ユタカ、本当にそれでいいのかよ。本当に、このままでいいって言えるのかよ!」

「……何をいまさら言うんだ。私がこうして誘ったんだ、カズマは気にせずに、目の前の御馳走を貪ればいいんだよ。私のことなんて気にしないで、襲えばいいんだよ?」

 

そうだ、私の胎がお前を求めているのだ、早く襲って、お前の精を出してくれればいいのだぞ?だから、私のことなんて気にしないで犯せば―――

 

 

 

 

え?

 

 

「な、なな、ななな、何で普通に抱き締めているんだよ!?そこは、俺を犯すんじゃねえのか!?」

「……ふざけるなよ、この馬鹿野郎。そもそもこれくらいなんざ、サキュバスサービスでいつも見ているから平気なんだよ!」

 

え、えー…………俺が、せっかく全力で落としにかかったというのに、いつも見ているからって理由で耐えられてしまうものなのかよ。サキュバススゲーな、おい。お前らのせいで俺の誘惑が無効化されちまったじゃないか、どうしてくれんだ。というかどうやってみているんだよ。前侵入したサキュバス、捕まっていたじゃねーか。

 

「というか、だ。なんでユタカがこんなことしているんだ?普通、元男なら男相手には嫌悪するだろ?なのに、なんで俺にスキルか何かをしてまでこうするんだろうか、って思ったら手が止まってな。本当、どうしたんだ?何かあるのなら相談くらいはさせてくれよ、いつも世話になっている分は変えさせてくれよ」

 

きゅ、急に一気にしゃべるな、どれをどう受け止めれるかで思考が巡らせない。というか、股間のブツを俺に当ててるんじゃねえよ!

 

「おっ?これはお前がスキル使ったせいでこうなってんだろ。ほら、どうにかしてくれよ。ほら。ほーら。ほーーら」

 

だから当てるなあああああああああっ!!

 

 

 

 

 

「で、そうなっちまったのは『子孕む雌山羊(Shub-Niggurath)』ってスキルのせいであって、いつもは抑えていた性欲とかがそれと混ざり合ってしまって、つい俺を襲ってしまった、ということでいいんだな?」

 

黙っていたら股間でこすりつけられたため、結局話してしまった。やっぱりカズマは鬼畜変態のクズマで間違いない。抱きしめたまま離さないあたり、それにもっと酷いあだ名を付けてもいいかもしれない。……下着が濡れていたことは気付かれなかっただろうか。

 

「おい、何考えているかぐらいはもう察しがついているぞ」

 

だからそのブツを俺に近づけんじゃねえよ!

 

「まあ、いいや。とりあえず襲った理由は分かった。で、それでなんで俺を襲ったんだ?男ならいくらでもいるだろ、特に身近な宿屋のお兄さんとかじゃなくて、なんで俺なんだ?」

 

…………おおよその理由は付くが、とてもカズマに言える内容なだけに言いたくない。ここは沈黙を選択だ。撤退だ。防御だ。

 

「おい、何で俺の胸に顔をうずめているんだ。早く説明しないつもりなら……俺にだって手はいくらでもあるんだぞ?」

 

はっ、俺の鉄壁な防御をそう簡単に崩せると思っているのか?また発情しそうではあるが、今度は顔を完璧にガードしきって……おい、何か尻の方に変な感触が、って揉むんじゃねえよ!?やっ、ほ、本気で、やめろ!なんか、変な感じがして力が抜けてくるから!

 

「分かった!言うから揉むのは止めろ!」

「だったら早く言えよ、ほら。言わないとまた揉み始めるぞー?」

 

ちくしょう、このクズマが。

 

「……あー、その、だな。あくまでこれは俺もおおよその推定でしかないから、外れている可能性が高いからな?それだけは分かっておけよ?……えっとだな……その、あっ、えー……ズマ……きだから」

「え?何だって?」

「だ、だから、あの、…ズマが、…きだからだよ!」

「あー、真面目に声が小さすぎて、何言ってるか分からない。もっと大きな声で話してくれ」

 

 

 

「~~~~~っ!!だから!カズマのことが、好きだからなんだよ!」

 

 

 

「で、なんで俺が好きだからそうなったのかを詳しく説明してくれ」

「人がせっかく告白しているんだから動揺ぐらいしろよ!ていうか、後は大体察してくれ!いつものお前の鋭い洞察力はどこ行きやがった!」

 

いつも俺は鈍感系じゃないからな、とか言ってたカズマはどこ行ったんだよ!

 

「いや、前々からなんとなくではあるが気づいてはいたし。というか、それだけじゃお前は分かっても俺はわからん。早く詳しく説明してくれ」

「……そ、それで、スキルの影響と俺の願望が混じって、その、お前とエッチなことをして、子供ができるように発情したというか……」

 

どんな羞恥プレイだ。ダクネスあたりには好評かもしれんが、俺がやったって何の得もないだろうが。

 

「ほうほう、それで?」

「そのにやけ面は何だ、後、いい加減尻から手を離せ!……それでも、カズマが傷つけたくないから、俺が誘った形にしておけば大丈夫かなー、って」

「ん?なんでそこで俺が傷つかないようにって出てくるんだ?」

 

……え、おまえ周囲にいる女の子のこと、気づいていないのか?

 

「……だって、カズマにはパーティーの女の子がいるだろ。それで、関係のない俺が告白してギクシャクさせちゃうのも……」

「あいつらが俺に好意とか持っているわけないだろ。お前、どんな目玉してるんだ?羨ましいな、俺の腐りきったのと交換してくれないか?」

「…………え、本当に気付いていないのか?」

 

アクアはともかく、めぐみんとダクネスはお前の事を良い目で見てはいたぞ?少なくとも、パーティーを解散しようとはしないくらいには好いていたはずだ。

 

「……まあ、気づいていないならいいか。それで、俺が襲い掛からせたって感じにした理由だ。まあ、要は性欲が高まりすぎて逆レしたってことだ。逆レって感じではないが、それでも怖い思いをさせてすまなかったな。今度は無理にでも抑えて、カズマだけは襲わないようにはするよ」

「……ユタカ、それってどういう意味だ……?」

「どういう意味も何も、さっき言っただろうが。俺の体の疼きは、子を孕むまでずっとである可能性が高いって。だから、いざとなったらそこら辺の奴を誘ってヤッテもらうさ」

 

…………

 

「……流石に子どもが出来たら、今の場所では暮らせないんじゃないか?」

「ああ、心配はしなくてもいい。宿屋の人たちは、子を孕んだからって追い出すような人たちじゃないし、もし追い出されても、稼いだ金は貯めてあるから一人でも暮らせるさ」

 

…………いやだ

 

「一人でも、って……」

「元の世界では一人で生活していたし、ここでも大衆浴場やギルドみたいにある程度の施設はあるんだ。そこも頼ったりしつつなら平気さ」

 

…………いやだ、いやだ

 

「…………それで、お前は幸せになれるのか?」

「さあ?少なくとも今よりは幸せではないだろうね。それでも、この疼きはもう抑えきれるものじゃないんだ。一度でも、子を作らないと何とかできないしな。こうしてお前を襲ったのがいい例だ。ほら、いい加減離せ。もう十分尻の触感やらなんやら楽しんだだろう?」

 

…………カズマ達から、離れたくない。

 

「……おい、いい加減離してくれよ。こっちは襲いたいのを限界まで我慢しているんだ。カズマだって、さっきまでは怖い思いをしただろう。俺だってお前が嫌な思いをするのは嫌なんだ」

 

…………ずっとこのままが良い。ずっと、カズマを感じていたい。離さないで、欲しい……

 

「お、やっと尻から手、どけてくれたか。まったく、って俺が言っちゃ駄目だが、すまなかったな。それじゃ、また…………おい、なんでまた背中に腕回してんだ?もう十分役得ではあっただろ――――――――」

 

え、カズマの顔が近い?なんか後頭部を勢いよく押されて近づいていってるんだが、なんか口内に変なぬるぬるとしたもの…………

 

「…………――――――――っっ!?!?」

 

え、なんで!?さっきまで怖い思いさせたのに、なんでこうなっているんだ!?あ、カズマの舌、気持ちいい……もっとして……じゃねえ!

 

「ぷはぁ……はぁ……はぁ……い、一体、何をしているんだ!さっきまで、俺が襲い掛かったのに、なんでカズマまでやってくるんだよ!?」

 

 

 

「だったら、何でさっきから泣き笑いのままなんだよ」

 

 

 

「…………は?」

「お前こそ気づいていなかったのか?さっきから話している間、お前ずっと泣いていたぞ。大方、俺に振られたと思い込んでもう無理なんだ、って諦めて泣いていたんだろ?」

「ち、ちが……」

「いいや、違わない。俺は鈍感系主人公なんかじゃない。こういった機敏は詳しいんだよ!決めれるところで決めて、華麗に女の子に惚れてもらえる主人公様だ!こんなチャンスを逃すような男じゃないんだよ」

「だ、だが、俺は、元は男だぞ!そんな、気色悪い奴なんだぞ!俺は―――」

「ユタカが元男なんだろうが、合法ロリだろうが俺は気にしない!そもそも、お前が元男と言っても、俺はお前が男の時の姿なんぞ知らないからな、ただの可愛い女の子にしか見えないぞ?」

 

……え、今俺のこと、可愛い女の子って……いや、その前に

 

「それ以前に、俺はお前に逆レしかけた最低な奴なんだぞ!そんな危なっかしい奴、捨てちまえよ!」

「可愛い女の子とか、美人なお姉さんの逆レとか、ご褒美以外の何物でないだろうが!!」

 

…………え、えー……ほ、他の、反論は

 

「そもそもだ、なんでそこまで否定しようとするんだ?ユタカは俺のことが好き、俺はユタカのことを好きになれるんだ。良いことづくめだろ?」

「それはそうだが…………お前、こんな奴が恋人とかになるんだぞ?いいのか?」

「恋人ができる時点で幸せもんだろ」

 

「……パーティーメンバーにはどう説明するんだよ」

「あいつらには、ユタカが恋人になったってことだけを報告すれば十分だろ。むしろ、俺に恋人ができた方が、あいつらは喜ぶかもしれないし」

 

「……うちの宿屋の人たちは、俺には結構過保護なんだがどうするんだ?」

「あー……まあ、半殺しくらいなら頑張る。いざとなったらアクアにお願いして……いや、なんか嫌な予感がするから回復だけさせて、後は説得とか交えつつだな」

 

「……俺は、こういっては何だが面倒な性格しているんだぞ?」

「お前、俺のパーティーメンバー見て言えるのか?」

 

「……構ってくれないと、泣くぞ」

「全力で構い倒すから安心してくれ」

 

「…………ちょっと胸、貸してくれ。嬉しくて泣きそうだから、そんな汚い顔、見せたくない」

「いやだ。ユタカの貴重な顔なんだ、ちゃんと見せてくれ」

 

「…………鬼畜。変態。大好き。外道。愛してる。」

「嬉しいが、三つほど変なのが混ざっているぞ」

 

「…………冗談だ、カズマ、大好きだ」

「……ああ、俺も大好きだぞ」

 

 

 

 

 

「ところでユタカ、いつまで抱き着いているんだ?」

「…………気が済むまで。それに、カズマもなんだかんだで抑えきれなくなってきているだろ?」

 

実際、俺らがくっついている間もカズマのブツはずっと反り立ったままでいる。そこまで発情の効果って持つものだったのだろうか?

 

「いや、これはユタカがずっとくっついているからそれで興奮してきているはずだ。もうあのスキルの効果時間は過ぎているだろうし、こんな煽情的な姿でいるんだぞ?それで立たない方がおかしいだろ」

 

……………………

 

「~~~~~~~っ!?!?」

「おい、何恥ずかしがっているんだ。そもそも最初はお前からだろうが。だから、こうした責任はちゃんと取ってほしいなー?」

「えっ、あ、あの、その……わ、わかった。分かったから、また押し付けるようとするな!」

 

……ところで、どうやって収めればいいのだろうか。男の時の経験なんぞ、自分の手だけの経験しかない。そういったものでは手だけでなく、胸や口、それに……あ、アソコとかでやればいいのだが……流石に膜は破ってないから、どれだけ痛むかが心配だ。

 

「……あー、そうだよな。女の子の方の経験はなさそうだもんな」

「い、いや、ちゃんと……ないな。自分で処理したことしかない。サキュバスの夢での経験ぐらいしかない……カズマ、どうしようか……」

「いや、どうしようってお前……まあ、そこらへんは今から教えていけばいいか。それじゃ、今着ている服……いや、着たままのもいいか。それじゃ、俺からも教えていくからちゃんとできるようにしておけよー?夢である程度予習しているなら、それも実践していけるようにしていこうな」

 

な、なんか非常に恥ずかしくなってきたが、元は俺が原因だ。ちゃんと頷いておく。

 

「……あ、それと俺、知っていると思うが初めてだから加減できないからなー?泣いても聞かないかもしれないから諦めろよー」

「…………その、カズマだったら、どんなに激しくても、平気、だぞ?だから、遠慮せずにしてくれ。俺も、カズマが喜んでくれた方が、嬉しいからな」

「……あ、すまん、今ので完全に加減できなくなった」

「!?」

 

 

このあと、滅茶苦茶セッ〇スして幸せになった

 

 

 




「…………五回連続で、ヤルとか、猿か。流石に、想定外だ」

「……すまん、思った以上にユタカが喘ぐ姿が可愛くて、つい……」

「~~~~~っ!!」

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