NEW GAME! LEVEL UP!!   作:naogran

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27話「僥倖あり過ぎるだろお前・・・」

ある日のイーグルジャンプ。優斗のスマホにメールが受信された。

 

優斗「ん?」

 

LINEを見ると。

 

優斗「えいすけか。」

 

LINEの相手は、「栗谷えいすけ」からだった。

 

優斗「フフッ。」

 

りん「あら優斗君?嬉しい事あったの?」

 

優斗「ええ。えいすけが旅館を誘ってくれたんです。」

 

りん「えいすけ君って確か、優斗君と美佳さんの結婚式に来てた?」

 

優斗「はい。今度旅館行こうぜってメールが来たんです。」

 

 

 

 

 

 

後日。優斗と大輝が東京駅で待っていた。

 

大輝「まさかえいちゃんが俺達を飲み会に誘ってくれるなんてな。」

 

優斗「そうだよな。殆ど会ってねえからな。」

 

???「おーい!お2人さん!」

 

優斗「来たか。」

 

 

 

 

そこに4人の男女が来た。

 

 

 

 

優斗「ようえいすけ!」

 

えいすけ「おっす優斗!久し振りだなぁ!」

 

大輝「えいすけ久し振り!」

 

えいすけ「よう大輝!久々〜!!」

 

テンションMAXの2人がはしゃぐ。

 

優斗「昔から変わんねえなぁ・・・」

 

???「本当よね。優斗久し振り。」

 

優斗「そうだな。みさと。」

 

野々崎みさとも居た。

 

大輝「おっすいおり!」

 

いおり「大輝、お久し振りです。」

 

そして、大空いおりも居た。

 

優斗「こずえ、また会ったな。」

 

こずえ「あの時以来ね。」

 

そしてこずえも来ていた。

 

大輝「おおこずえ!お前大きくなったな!」

 

こずえ「何よその子供扱いは。」

 

大輝「いやいや冗談冗談。どうだ足は?」

 

こずえ「前より歩けるようになったわ。」

 

大輝「そうか。」

 

えいすけ「この面子が揃うと、学生時代を思い出すな〜。」

 

いおり「確かにそうですね。」

 

みさと「あの頃に戻りたい気分〜。」

 

えいすけ「よっしゃ!これで全員と言う事で、行くか!」

 

大輝「おう!」

 

優斗「まずは、こずえをえいすけの車に乗せるか。」

 

 

 

 

駐車場。

 

こずえをえいすけのNOAHに乗せるみさと。

 

みさと「こずえ、大丈夫?」

 

こずえ「大丈夫よ。」

 

そして車椅子を後ろに乗せる。

 

みさと「じゃあ、それぞれ乗りましょ。」

 

えいすけのNOAHにいおりとこずえが乗り、優斗のCX-3に大輝とみさとが乗る。

 

優斗「おいえいすけ、準備良いか?」

 

えいすけ「何時でもOKだ!」

 

優斗「じゃあ行くか!」

 

2台の車が走り、旅館へ向かった。

 

 

 

 

 

 

旅館に到着した。この旅館は車椅子対応のバリアフリーの旅館である。

 

客室。

 

優斗「さてと、今からどうする?」

 

えいすけ「温泉入るか?」

 

大輝「だな。早く入りてえよ・・・」

 

みさと「もう?早いわね。」

 

いおり「こずえはどうします?」

 

こずえ「私も入りたい!」

 

優斗「じゃあ入るか。外はもう夕方だし。」

 

 

 

 

 

 

女子露天風呂。

 

みさと「はぁ〜良い湯ね〜。」

 

こずえ「露天風呂久し振り〜。」

 

いおり「景色が綺麗です〜。」

 

みさと「こずえはどう?ファッションデザイナーの仕事は。」

 

こずえ「絶好調よ!もう以来殺到よ!いおりは?」

 

いおり「私も絶好調です!ドラマとかバラエティの出演が以前より多くなってます!」

 

こずえ「みさとはどう?」

 

みさと「私は・・・まぁまぁかな?」

 

こずえ「どうして?」

 

みさと「いや、仕事は順調よ?けど私・・・ちょっと・・・」

 

こずえ「あ、もしかして・・・好きな人が居るとか?」

 

みさと「うっ!」

 

こずえ「やっぱり〜!そうじゃないかな〜って思ってたのよ〜。」

 

みさと「・・・でも話す機会があんまり無くて・・・」

 

いおり「みさとは昔からそうでしたのよね〜。」

 

みさと「・・・」

 

 

 

 

 

 

男子露天風呂。

 

大輝「ひょえ〜風呂気持ち良い〜!」

 

えいすけ「あ〜生き返る〜!」

 

優斗「テンション高えなお前ら・・・昔と変わんねえな・・・」

 

大輝「なぁえいすけ、PECO買ったか?」

 

えいすけ「買った買った!めっちゃ面白えぜ!」

 

優斗「良かったな。写真家の方はどうだ?」

 

えいすけ「良い写真が沢山撮れたんだ。お陰でうちの写真展が繁盛さ。」

 

大輝「良かったな。今度遊びに行っても良いか?」

 

えいすけ「おう!何時でも来い!」

 

 

 

 

 

 

6人が風呂から上がった。優斗は何時ものパジャマを着てる。6人は自販機で飲み物を買って部屋に戻った。優斗はポカリスウェット、いおりは麦茶、こずえはカフェオレ、大輝とえいすけとみさとはビールを飲んでる。

 

優斗「こうして集まると、中学時代を思い出すなぁ。」

 

えいすけ「分かる分かる。あの頃は色々やったもんだな〜。」

 

大輝「俺が転校して、えいすけが俺を見て気に入ったよな?」

 

えいすけ「そうそう。大輝を見た瞬間面白そうな奴だな〜って。」

 

いおり「そしてすぐに大輝に近寄ったんですよね。」

 

みさと「えいすけの好奇心旺盛な所は相変わらずよね〜。」

 

優斗「でもえいすけのその性格のお陰で、こずえは救われたんだよな。」

 

こずえ「本当にあの時はありがとう。えいすけ。」

 

えいすけ「いえいえとんでもない。」

 

大輝「そう言えばこずえは、小学校時代虐められていたっけ?俺あんまりお前達の小学時代の事知らないからな。」

 

こずえ「ええ。大輝も知ってるでしょ?私生まれ付き足が不自由だって。」

 

大輝「ああそれは知ってる。」

 

こずえ「小学1年の頃だったね。それが理由で3人の同級生の女子に虐められてた時に、えいすけが真横から私を助けたのよね。」

 

えいすけ「ああ。真横から現れてそのままこずえを押して去って行ったなぁ。」

 

大輝「何でそのまま去って行ったんだ?」

 

えいすけ「答えは簡単。ナンパだ。」

 

大輝「ナンパ?」

 

えいすけ「ああ。俺昔から可愛い女の子を見付けるとナンパしたくなるんだよなぁ。でもあの時はナンパせずにそのままこずえを助けたんだよなぁ。」

 

優斗「えいすけ、お前今でもナンパしてんのか?」

 

えいすけ「いやもうやってない。これ以上やってたらナンパ依存症になっちまう。」

 

するとえいすけが、旅行バッグからニンテンドースイッチを出した。

 

えいすけ「優斗、大輝、ニンテンドースイッチ持って来たか?」

 

優斗「ああ。」

 

大輝「勿の論!」

 

ニンテンドースイッチ3台。

 

えいすけ「折角だから、皆でマリオカートやんね?」

 

こずえ「やりたいやりたい!」

 

いおり「私も久し振りにやりたいです!」

 

みさと「私もやるわ。」

 

えいすけ「じゃあやるか!」

 

 

 

 

 

 

6人でマリオカート8デラックスをプレイする。優斗のニンテンドースイッチは優斗と大輝ペア。大輝のニンテンドースイッチはえいすけとみさとペア。えいすけのニンテンドースイッチはいおりとこずえペア。

 

優斗はルイージ。大輝はキングテレサ。えいすけはクッパ。みさとはデイジー。いおりはロゼッタ。こずえはマリオ。

 

6人でグランプリをプレイ。コースはスペシャルカップで200cc。

 

えいすけ「あそうだ。俺この前宝くじ当選したんだ。」

 

全員「え?」

 

大輝「あのぉえいすけ君?もう1回言ってくれますかね?」

 

えいすけ「宝くじ当選したんだ。」

 

優斗「またかよ!?」

 

こずえ「何を当選したの?」

 

えいすけ「ロト6だったな。1億当選。」

 

大輝「僥倖あり過ぎるだろお前・・・」

 

優斗「お前って昔からそうだよな?よう宝くじ当たるよな。それで当選した1億はどうした?」

 

えいすけ「半分は実家に送った。」

 

大輝「実家の写真館に送ったか。」

 

みさと「貯金は今どれくらい?」

 

えいすけ「それは言えねえな。機密事項だ。」

 

 

 

 

 

 

スペシャルカップグランプリ。結果は、1位ルイージ。2位デイジー。3位クッパ。4位ロゼッタ。5位マリオ。6位キングテレサ。

 

優斗「よっしゃ勝った。」

 

みさと「ああもおもう少しだったのに〜。」

 

大輝「ちくしょー!」

 

 

 

 

 

 

そして翌日。6人が旅行を終えて帰る。

 

優斗「今日までサンキューな。えいすけ。」

 

えいすけ「どういたしましてだ。今度また誘ってやるよ。」

 

大輝「サンキューえいすけ!」

 

えいすけ「どうせなら優斗、今度美佳先輩と奈々ちゃんも連れて来いよ。」

 

優斗「あ〜、聞いてみるわ。」

 

みさと「今度紹介してよ!優斗と先輩の子供を!」

 

こずえ「私も優斗の家族見たい!」

 

優斗「テンション高えな2人は・・・」

 

こうして優斗と大輝は、親友達と楽しい旅行を楽しんだのだった。

 

「END」




         キャスト

      相葉優斗:石井マーク

      秋山大輝:下野紘

    栗谷えいすけ:鈴木達央
    野々崎みさと:鬼頭明里
     大空いおり:茜屋日海夏
     美作こずえ:上坂すみれ

      遠山りん:茅野愛衣

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