NEW GAME! LEVEL UP!!   作:naogran

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季節は春。桜が舞い散るこの日に1人の少女が歩いてた。

青葉『春です!高校を卒業して今日から社会人!』

少女の名は『涼風青葉』。高校を卒業してスーツを身に纏い、満員電車に乗る。そして駅に到着して降りて駅から出る。

青葉『就職先は、なんとゲーム会社!』

就職先はゲーム会社の『EAGLE JAMP』。会社前に到着して挨拶の練習をする。

青葉「涼風青葉です。宜しくお願いします。涼風青葉です。宜しくお願いします。」

顔を下に向けてぶつぶつと練習する。

青葉「(今日から大人の仲間入りです!)よし!!」

練習を終えて入ろうとするが。

青葉(って!本当に入って良いのかな!?)

オドオドして青葉が戸惑う。すると後ろから。

???「こら!」

青葉「ええ!?」

後ろから声を掛けられてびっくりした。

???「なーんて。ここは会社だから子供は入っちゃダメよ?」

優しい雰囲気を持った女性が優しく注意して、会社に入ろうとすると。

青葉「ご、ごめんなさい・・・って!違いますーーー!!」

女性の腕を掴んで止める。

青葉「今日からイーグルジャンプで働かせていただく涼風青葉です!宜しくお願いします!」

???「あら!新入社員さんだったのね。ごめんなさい私ったら・・・」

青葉「わ、私こそごめんなさい・・・涼風青葉です・・・入社するって聞いてますか?」

???「涼風・・・あ!聞いてます!一緒のチームだわ!私はADの遠山りんです。宜しくね。」

女性の名は遠山りん。EAGLE JAMPでADを担当している。

青葉(目の前にプロが!!)

プロが目の前に居る事に青葉が感動する。すると。

???「りんさんおはようございます。」

青葉「?」

後ろからボディバッグを背負ってる1人の男性が声を掛けた。

りん「あら優斗君!おはよう。」

優斗「ん?君は?」

青葉「あ!新入社員の涼風青葉です!宜しくお願いします!」

優斗「ああ!君が新入社員の涼風さんか。上司から聞いてるよ。俺は相葉優斗。りんさんの後輩で、VFXを担当をしてるんだ。宜しくね。」

男性の名は『相葉優斗』。りんの後輩社員でVFXを担当している。

青葉「こ、こちらこそ!」

挨拶を済ませてエレベーターのボタンを押す。

青葉「あ、あのぉ、ADって大変ですよね?テレビで良く観ますけど、色々細かい仕事が多くて、忙しそうなイメージだし。」

りん「ああ・・・私のADはアシスタントディレクターじゃなくて、アートディレクターよ?」

青葉「ん?相葉さん、ADはアートディレクターなんですか?」

優斗「大体ADはアシスタントディレクターの頭文字を取った奴だけど、アートディレクターも頭文字を取ったらADってなるからね。」

りん「だから、全てのグラフィックを管理するのが仕事なの。」

すると青葉はショックしてその場で土下座をした。

青葉「申し訳ありませんでしたーーー!!!」

りん「ええ!?い、良いのよ!?」

優斗「涼風さん大丈夫!?」


1期編
1話「なんだかホントに入社した気分です!」


そして会社内に入った青葉は感動した。りんが社員証をタッチしてドアを開ける。

 

優斗「涼風さん入ろうか。」

 

青葉「あ、はい!」

 

 

 

 

 

 

オフィスに入る。

 

りん「ここがあなたの席よ。」

 

青葉に席を案内する。

 

りん「そうだ!何か飲む?」

 

青葉「あ、それじゃあ、オレンジ・・・(いけない!今日から社会人なんだ!)コーヒーブラックで!!」

 

りん「え・・・?」

 

優斗「じゃあ俺は仕事に入るから、分からなくなったら俺か誰かに相談してね。」

 

青葉「はい!」

 

 

 

 

 

 

その後席に座って落ち着きを取り戻した。

 

青葉「ふぅ・・・優しそうな人達で良かったぁ・・・これで私も!今日から働くんだ!」

 

???「うぅ・・・・疲れた・・・・」

 

青葉「ひぃ!?」

 

誰かの唸り声が聞こえて恐怖心が増した。

 

???「うぅ・・・もう嫌だ・・・」

 

後ろに振り向くとそこには。

 

青葉「きゃあああああ!!」

 

女性の足が転がってた。キーボードを持って少しずつ近付く。

 

青葉「お・・・お化け・・・?」

 

だがそこに居たのは、青のシートの上で寝てる金髪の女性だった。そして青葉は更に驚く。

 

青葉「おパンツーー!?」

 

その女性の下着が丸出しになってる事に驚く。すると女性は青葉の声で起きた。

 

???「ええ?」

 

すると青葉が女性を見てドキドキしてしまった。女性は青葉の顔をじっくり見る。

 

???「中学生?何で子供が居るの?」

 

青葉「子供じゃないです!!」

 

りん「あら起きたの?」

 

ブラックコーヒーを持って来たりん。

 

???「りん、この子誰?」

 

りん「今日から入社した涼風青葉さんよ。あ、これ私のだけど飲む?」

 

???「サンキュー。へぇ、何処の班に?う!?ゲホッゲホッ!!」

 

ブラックコーヒーを飲んでむせる。

 

???「これ砂糖入ってないじゃん!」

 

りん「ああ、逆だったわね。ごめんなさい。」

 

優斗「りんさんちょっと天然ですね。」

 

りん「あはは。」

 

青葉「相葉さん?」

 

優斗「俺ここのデスクで仕事してるんだ。あそれと、俺の事は名前で呼んでも構わないよ?」

 

青葉「はい、優斗さん。」

 

???「お?新しい後輩さん?」

 

ここにもう1人の男性が居た。

 

優斗「ああ、涼風青葉さんだ。涼風さん、此奴は秋山大輝。俺の同期でCG担当だ。」

 

大輝「秋山大輝だ。宜しくな。名前で呼んでも構わねえぞ。」

 

男性の名は秋山大輝。りんの後輩で優斗と同期でCGを担当している。

 

青葉「はい、宜しくお願いします。」

 

???「交換!ませてるなぁ。ブラック飲むの?」

 

青葉「大人ですから!これくらい余裕です!」

 

ブラックコーヒーをを飲む。

 

青葉「ゲホッ!ゲホッ!」

 

???「飲めないのかよ!!」

 

優斗「涼風さん無理しなくて良いよ!?」

 

???「っで、歳は幾つなの?」

 

青葉「18です!」

 

???「へぇ〜!高卒で来たの?珍しい!でも高校生には見えないな。あははは!」

 

青葉「あなたこそお幾つなんですか?」

 

???「幾つに見える?」

 

優斗・大輝(出たよその質問。)

 

青葉「(ど、どうしよう・・・適当な事言えないし・・・)ん?あれは・・・フェアリーズストーリーのポスター!」

 

大人気ゲーム『フェアリーズストーリー』のポスターを見付けた。

 

???「ああ知ってるんだ!私が初めて携わったゲームなんだ。」

 

優斗「そうそう。俺も制作に加わったゲームでもあるんだ。」

 

大輝「と言っても2からだけどね。」

 

青葉「ええ!?小学校の頃に凄いハマったんですよ!それでここの会社を知って・・・ま、まま・・・まさか!三十・・・!?」

 

???「そんなに行ってないわい!!25だよ。私も高卒で入ったんだよ。」

 

怒って膨れっ面になる。

 

青葉「ああ、あの・・・ごめんなさい・・・」

 

りん「良いのよ気にしなくて。因みに、私は幾つに見えるかな?」

 

青葉「23?」

 

???「同い年だよ!」

 

りん「良い子ね。」

 

優斗「涼風さん面白い冗談言うね。」

 

青葉「優斗さんと大輝さんは幾つなんですか?」

 

優斗「俺は22歳で2人の後輩。それと俺も高卒で入ったんだ。」

 

大輝「俺も22歳だ。」

 

青葉「そうなんですか!で、でも感動です!子供の頃好きだったゲームを作っていた人達が目の前に居るなんて!私、特にキャラクターのデザインが好きで。」

 

りん「あら。ならここに居る八神コウがフェアリーズストーリーのキャラデザだったのよ?」

 

青葉「わぁ・・・八神先生だったんですか!?」

 

コウ「急に態度変わったな。」

 

女性の名は「八神コウ」。フェアリーズストーリーのキャラデザを担当した人物。

 

りん「因みに今日から八神が涼風さんの上司だから、2人共仲良くね。」

 

青葉「が、頑張りま、す!」

 

コウ「あ、噛んだ。」

 

青葉「い、いい今のは無しです!!」

 

3人はちょっと笑う。

 

 

 

 

 

 

青葉『早々にチームの皆さんに挨拶を済ませて、そのまま仕事。今年の新入社員は私だけっぽい。何だか心細いなぁ。』

 

今年の新入社員は青葉だけだった。後ろで作業してる女性を見る。すぐに前に振り向く。

 

青葉「(ダメダメ!ネガティブよ青葉!まずはお隣さんから仲良くしなくっちゃ!)あのぉー・・・」

 

隣に声を掛けるが、飾りを見て気不味そうになった。

 

青葉「ダメだ・・・」

 

すると後ろの女性が急に立ち上がり、ライトセーバーを持って振り回す。更に様々なポーズをする。

 

???「このポーズで良いかな?」

 

青葉(何なのこの会社・・・)

 

すると誰かが出社して来た。

 

青葉(あの席の人は、休みなのかな?)

 

???「おはようございます。」

 

青葉「あ!おはようございます!」

 

1人の女性が出社した。青葉が挨拶すると、女性は挨拶を返さずそのまま席に座る。

 

青葉「あ、あのー!今日から入社した涼風青葉です!」

 

???「滝本ひふみ。宜しく。」

 

女性の名は『滝本ひふみ』。

 

青葉「滝本さんもキャラ班なんですか?」

 

するとひふみは、不機嫌そうな顔で青葉を見る。

 

青葉「ご、ごめんなさい・・・(どうしよう・・・誰とも仲良くなれそうにもない・・・)」

 

猫「ニャー。」

 

青葉「あ!え?何で会社に猫が?」

 

 

 

 

 

 

1匹の猫が社内を歩き回ってる。すぐに青葉が猫を捕まえる。

 

猫「ニャー。」

 

青葉「えへへ、可愛い。」

 

???「あー居た居た。こんな所まで遊びに来てたのか。」

 

すると猫が女性の方へ歩く。

 

???「新人の涼風青葉君だね。うちの子が失礼した。」

 

青葉「あ、いえ・・・」

 

すると女性は徐々に青葉に近付く。

 

???「可愛いね。」

 

青葉「え?」

 

???「私は、このチームが作っているゲームのディレクター葉月しずくだ。」

 

青葉「はい!宜しくお願いします!」

 

女性の名は『葉月しずく』。ディレクターを担当している。

 

青葉「あ、その猫ちゃんは?」

 

しずく「名前はもずく。たまに連れて来るんだよ。毎日留守番させとくと、退屈してイタズラするからね。」

 

???「葉月さん!探しましたよ?」

 

後ろに肌が茶色の女性が立っていた。

 

しずく「おやぁ?うみこ君何か用かい?」

 

うみこ「打ち合わせの時間、もう過ぎてるんですけど。」

 

しずく「ああいけないいけない。まっ怒らないでおくれよ。顔にシワが出来てしまうよ?」

 

するとうみこが怒って拳銃の銃口をしずくの下に向けて連射する。

 

しずく「うわわわわわ!!ごごごごめんごめん!」

 

うみこ「さぁ、行きますよ。皆待ってます。」

 

しずく「それじゃあ涼風君、お仕事頑張ってね。」

 

青葉「は、はぁ・・・」

 

しずくは打ち合わせへ向かう。

 

青葉(ディレクターってあんまり偉くないのかな?)

 

 

 

 

 

 

その頃。

 

大輝「ふぁぁ・・・・あぁ眠気が・・・」

 

優斗「大輝、お前本当よく寝るよなぁ。仕事中は我慢したらどうだ?」

 

大輝「仕方無えよ・・・最近疲れてるからな・・・でも下手したらぎっくり腰になるかも・・・」

 

優斗「爺ちゃんかお前は。」

 

大輝「だったら俺がお前の祖父になるか?」

 

優斗「いらん。」

 

 

 

 

 

 

その後青葉はテキストを見ながら仕事をする。すると。

 

青葉(ん?社内メッセ?)

 

突然の社内メッセ。メッセージを確認すると。

 

ひふみ『さっきはごめんね!私喋るのが苦手で(○>〰<○)』私もキャラ班だから、分からない事があったら何でも聞いてね!後ひふみで良いよ( ^ω^)』

 

それはひふみからの社内メッセだった。

 

青葉(ひふみ先輩・・・!)

 

コウ「おーい新人ちゃん!」

 

青葉「あ!は、はい!」

 

コウに呼ばれた。

 

コウ「3Dの経験は?」

 

青葉「あー、絵以外は何も分からないんですけど・・・」

 

コウ「OK!大丈夫!ではまず、この参考書の第1章をやるように。」

 

参考書を受け取る。

 

青葉「はい!」

 

コウ「じゃあ、宜しく。」

 

青葉「え?あれ?それだけ・・・?」

 

早速参考書を見るが。

 

青葉(どうしよう・・・早速分からない・・・でも誰に質問すれば・・・あ!)

 

するとひふみから来た社内メッセを思い出した。

 

青葉「あのーひふみ先輩、早速質問しても良いですか?」

 

だがひふみからの反応は無い。

 

青葉「あのー、ひふみ先輩ー?」

 

だがまたしても反応は無い。

 

青葉「あれー?」

 

するとひふみに社内メッセが来た。内容は『うしろ!うしろ!』。後ろを見ると青葉が涙を流して質問して来た。

 

青葉「あのー、えっと・・・えっと・・・」

 

2人の間に凄く気不味い雰囲気が増した。

 

コウ「ぷはははは!!彼奴ら何やってんだ?」

 

優斗「コウさんあんたは・・・」

 

ひふみ「何か・・・分からない事があるの・・・?」

 

青葉「え?あ、はい・・・でも良く考えたら分かりました!」

 

すぐに席に座った。すると。

 

青葉「ん?また社内メッセが来てる。」

 

コウ『ひふみんへの質問はメッセの方が良いと思うよ!』

 

それはコウからの社内メッセだった。

 

青葉「八神さん・・・よし!」

 

すぐにメッセージを入力してひふみへ送信する。

 

青葉『先程はご無礼しました。質問の件なのですが、参考書に選択したオブジェクト以外を非表示に出来るって書いてあるんですけど、そのツールボックスが見付からず、何処にありますか?』

 

するとひふみが青葉に社内メッセを送る。

 

ひふみ『そんな事しなくてもショートカットのCtrl+Hで出来るよー(` ゚Д゚)』

 

青葉『確かに解決しました。感謝です。ありがとうございました。』

 

ひふみ『いえいえ〜(※>ω<※)でもそんなに硬い文章じゃなくて良いよ!スマイル!スマイル!ヽ(※>∀<※)/』

 

青葉『え?でも私、新人ですし・・・』

 

ひふみ『大丈夫だよ!皆結構ラフだから問題無いと思うよ(>ω・)』

 

青葉『えっと、じゃあ・・・ありがとうございますー(>Д<)ー!!!・・・みたいな?(汗)』

 

ひふみ『good(人´3`※)』

 

そんなこんなで社内メッセでひふみと会話成功。

 

青葉(私・・・私・・・何だかイケる気がしてきた!!)

 

その頃コウは仕事をしてる。すると社内メッセが来た。

 

コウ「ん?青葉からメッセが来てるやんけ。」

 

青葉『参考書の指示があった項目を進めてます。よゆーデス(※`ω´)b』

 

コウ「影響されんの早!!」

 

上機嫌の青葉にまた社内メッセが来た。

 

コウ『ご苦労様です。ちょっと席まで来てくれるかな?メッセの使い方も含めて教える事があります。』

 

青葉「す、すみませんでした!!!」

 

コウ「少しは弁えような?」

 

優斗(涼風さんって影響されやすいのかな?)

 

 

 

 

 

 

その後も着々と仕事する。すると1人の女性が時間を確認する。午後12時1分になってる。そこで社内メッセで、青葉の隣の女性に送る。

 

???『ゆん、先輩として涼風さんをお昼に誘った方が良いんじゃない?』

 

ゆん『お昼は良えけど、はじめが誘えば良えやん?』

 

はじめ『ゆんが誘ってよ!』

 

ゆん『先輩の癖に意気地無しやなー(◯´艸`)』

 

少々はじめがゆんに対して怒ってるが、勇気を出して青葉を誘う。

 

はじめ「涼風さんお昼行こうか?」

 

青葉「うわっ!!」

 

ゆん「うちもうちもー。」

 

青葉「あ!あの、ひふみ先輩は?」

 

ゆん「あー、ひふみ先輩は何時もお昼取らへんから、今日は行きますか?」

 

ひふみ「あ、ご、ごめん・・・」

 

青葉「ああ、気を遣わせちゃってごめんなさい。でも、今度は是非!」

 

すると青葉がひふみに向かって笑顔になる。

 

ひふみ「青葉・・・ちゃん・・・や。やっぱり行く!」

 

だがもう3人は居なかった。

 

コウ「青葉ー!一緒にお昼ー!って居ない?」

 

するとひふみが落ち込んだ。

 

コウ「ど、どうしたの?」

 

優斗「おい大輝、そろそろ飯行くぞ。」

 

大輝「おう。」

 

優斗と大輝は社内のカフェへ向かう。

 

 

 

 

 

 

その頃青葉はゆんとはじめと一緒にお昼へ行ってる。

 

ゆん「挨拶遅れちゃってごめんな。うちはキャラ班の飯島ゆん。こっちとは同期。」

 

はじめ「私はモーション班の篠田はじめ!宜しく!・・・お願いします・・・駄目だ!後輩って初めてなんだよ!それに初対面だし~!」

 

飯島ゆんと篠田はじめ。この2人は同期。

 

青葉「気にしなくて良いですよ先輩なんですから。篠田先輩。」

 

はじめ「うは!?先輩!?何だか体が痒くなるからはじめで良いよ・・・」

 

青葉「じゃあはじめさんで!私も青葉で良いですよ!」

 

はじめ「宜しく!青葉・・・さん・・・いや可笑しいか・・・アハハ!」

 

ゆん「さっきも社内メッセで青葉ちゃんの事誘え誘えってうるさかったんやで。」

 

はじめ「ちょっ!!そう言う事言わないでよ!」

 

ゆん「良えやん。初めての後輩で緊張しとるんやろ?」

 

はじめ「それはゆんも同じだろ~!」

 

ゆん「え!?」

 

青葉「え?」

 

ゆん「さっき、青葉ちゃんがひふみ先輩と絡んでた時もずっと気になってたっぽいもんな〜。」

 

はじめ「そう言う事言わないでったら!!」

 

凄く仲が良いこの2人。その後3人でお昼を食べる。

 

青葉(良かった!皆良い人そうで!)

 

 

 

 

 

 

その後お昼を終えて、仕事に戻る。

 

青葉「さぁ!どんどん進めるぞー!」

 

参考書を見て頑張る。しかし。

 

青葉「その前に、ちょっとお手洗いへ・・・」

 

もずくは餌を食べてる。餌を食べ終えて寝る。

 

 

 

 

 

 

コウ「トイレ~トイレ~トイレにいっトイレ♪、え?」

 

トイレに向かう途中、目の前に座って泣いてる青葉を発見した。

 

青葉「や、八神さん・・・!」

 

コウ「な、何してるの・・・?」

 

青葉「お手洗いに行ったら社員証が無くて外から扉が開かなくて・・・」

 

コウ「あ~・・・ここトイレがオフィスの外にあるからな~。社員証が無いとオフィスの出入り以外にも出勤記録も取れないんだよ。それを忘れるなんて事務も適当だよな~。」

 

オフィスに戻れた。

 

りん「あ、コウちゃん。青葉ちゃんの社員証用の写真もう撮ってくれた?」

 

コウ「ほへ?」

 

りん「もう!朝頼んでおいたはずでしょ!」

 

コウ「あ!・・・今から撮って来ま~す。」

 

青葉を連れて行く。

 

りん「全く。」

 

優斗「相変わらずコウさんって天然ですね。」

 

りん「そうなのよ。」

 

大輝「でも、何処か可愛い一面ありますよね。」

 

 

 

 

 

 

カメラを持って青葉を被写体にする。

 

コウ「ほら、そこの壁際に立って。」

 

青葉「は、はい!」

 

コウ「・・・ねぇ、一応服装は自由なんだけどさ・・・何で学生服なの?」

 

青葉「やだなぁ~。学生服じゃなくてスーツですよこれ。社会人の基本じゃないですか。」

 

コウ(見えねぇ・・・)

 

スーツには見えないスーツ。

 

コウ「じゃあせめてスーツの正しい着方くらい覚えようぜ?」

 

ネクタイを外して第1ボタンを外す。

 

コウ「(うわ!童顔だからスーツが似合わない・・・)いや。良いや。」

 

青葉「今聞こえましたよ心の声!」

 

 

 

 

 

 

コウ「じゃあ気を取り直してっと・・・」

 

早速撮影を開始するが。

 

コウ「照明が足りない。はじめー。照明貸してよ。」

 

はじめ「え?私ライト何て持ってないですよ?」

 

コウ「あるじゃん!光る剣。」

 

はじめが持ってるライトセーバーを照明代わりにして撮影開始。

 

コウ「おお!!良い感じ良い感じ!」

 

 

 

 

 

 

数枚撮って撮影終了。

 

コウ「じゃあ完成を待つべし!」

 

カメラを持ってオフィスを出る。

 

はじめ「そっか、入れなくなっちゃったんだ。」

 

青葉「はい。もうどうしたら良いか分からなくて泣きそうでした。」

 

ゆん「大変やったね。おやつでも食べてリラックスしよ。」

 

するとゆんがテーブルを用意してティータイムの準備をした。

 

青葉「うわぁー凄ーい!」

 

社内メッセを入力。

 

青葉『ひふみ先輩もおやつ食べますか?』

 

ひふみ『食べるー!\( ^ω^ )/今日はお菓子持って来たよ!(`ω´ )』

 

お菓子を取り出す。

 

ひふみ「これ。」

 

3人「おおおお!!!」

 

優斗「お!ティータイムかぁ。」

 

ゆん「優斗さんと大輝さんもどうです?」

 

優斗「ああ。邪魔するよ。」

 

大輝「お邪魔しまーす!」

 

 

 

 

 

 

6人でティータイムをする。

 

ゆん「青葉ちゃんは3Dの勉強中やったっけ?」

 

青葉「はい。早く覚えて働きたいと思っています。」

 

優斗「大丈夫。涼風さんならすぐに出来るよ。」

 

大輝「そうそう!青葉ちゃんの実力なら如何なる時でも力を発揮出来そうな感じがするぜ!」

 

優斗「お前何言ってんだ?」

 

青葉「あはは、今作ってるゲームって何時発売何ですか?」

 

ゆん「何時発売やったっけ?」

 

はじめ「半年後だよ。噂では、そろそろ恐ろしく忙しい時期が来るんだって〜。」

 

青葉「えー?」

 

ひふみ「あるよ・・・家に・・・帰れなく・・・なるよ・・・」

 

3人が怯える。

 

はじめ(その喋り方・・・洒落になってないから・・・)

 

優斗「俺達もその経験者だからな。」

 

大輝「あの時は本当に帰って寝たいぐらいだったな・・・」

 

青葉「でも、八神さんはもう泊まってましたよね?リーダーだから?」

 

はじめ「あの人は会社に住んでるって言った方が正しいんじゃないかな?凄いよ?数人分の仕事こなしてるし。まあ!性格はあれだけど!あははははは!!」

 

青葉「・・・」

 

大輝「はじめちゃ〜ん、後ろ後ろ〜。」

 

はじめ「何です大輝さ・・・ん?」

 

 

 

 

 

 

その後はじめはコウから成敗を喰らった。

 

コウ「青葉お待たせー。はい社員証。」

 

自分用の社員証を受け取る。

 

青葉「なんだかホントに入社した気分です!」

 

コウ「いや、とっくに入社してるから・・・休憩も大事だけど、まだ終業前なんだからさっさと仕事再開してね。」

 

ゆん・はじめ「はーい。」

 

優斗「大輝、そろそろ再開するぞ。」

 

大輝「おいっす〜。」

 

コウ「それで、青葉はどれくらい進んだ?」

 

青葉「あ・・・はい。ここまで!」

 

今やってるページを見せる。

 

コウ「お~早いじゃん。それじゃもうちょっとしたら仕事振るから宜しく。細かい所は実践で覚えて行こう。」

 

青葉「はい!」

 

 

 

 

 

 

それぞれ戻って仕事を再開。

 

りん「青葉ちゃんの様子はどう?」

 

コウ「割と物分かりが良くて助かってるよ。期待出来るかも。」

 

大輝「物覚えが早いんですね。」

 

その頃青葉は社員証を眺めてた。

 

青葉「頑張るぞー!・・・その前にちょっとお手洗い。」

 

またトイレに向かう。社員証を忘れて行ってしまった。

 

 

 

 

それから数分後。

 

優斗「おっと、トイレ行くか。」

 

トイレに向かう優斗が青葉のデスクを見た。

 

優斗「ん?」

 

青葉のデスクに置いてある青葉の社員証を見付けた。

 

優斗(涼風さんの社員証?まさか。)

 

 

 

 

 

 

オフィスから出ると、座って落ち込んでる青葉を発見した。

 

優斗「す、涼風さん?」

 

青葉「うぅ・・・優斗さん・・・」

 

優斗「やっぱり・・・これ、忘れてたよ?」

 

社員証を青葉に渡す。

 

青葉「ありがとうございます・・・」

 

優斗「まあ、誰にだって忘れ物くらいあるよ。俺だって最初トイレから戻る時社員証無くて入れなかった事があるよ。」

 

青葉「へぇ〜、優斗さんも意外な一面もあるんですね。」

 

優斗「まあね。でもりんさんが来てくれたお陰で助かった。あの頃の俺が恥ずかしいな・・・忘れちゃいけないから首に下げたおいた方が良いよ。」

 

青葉「はい。」

 

社員証を首に下げる。

 

優斗「おっと!トイレ行かなきゃ。じゃあね涼風さん。」

 

青葉「はい!あ、私の事は青葉と呼んで下さい。」

 

優斗「そう?じゃあ改めて青葉さん、今後とも宜しくね。」

 

青葉「はい!」

 

優斗「じゃあね。」

 

トイレに直行する優斗と、オフィスに入る青葉。

 

 

 

 

 

 

時間が過ぎて夜の9時になった。全員が退勤する。優斗が鍵を閉める。

 

コウ「お疲れ様〜。」

 

大輝「あ〜肩が凝った〜!」

 

はじめ「八神さん今日は泊まりじゃないんですね。」

 

コウ「も〜毎日泊まってたら持たないよ~。りんにも怒られるし・・・」

 

ゆん「遠山さんも怒ったりするんですか?」

 

コウ「たま〜によく怒るよ?」

 

はじめ「どっちなんですか?」

 

優斗「因みに最初大輝はよくりんさんに怒られまくってたな〜。」

 

大輝「おいそれ言うなよ〜!」

 

全員が笑う。青葉は自分の社員証を見てる。

 

コウ「初日はどうだった?何か質問とかある?」

 

青葉「は、はい。あの・・・大事な事を聞き忘れてたんですけど・・・」

 

コウ「ああ。何でも聞きなよ?」

 

青葉「私達のチームが作ってる新しいゲーム・・・何て言うタイトル何ですか?」

 

コウ「あ・・・聞いてなかったの?」

 

ゆん「ああ、そう言えば・・・」

 

はじめ「私達も言ってなかったっけ?」

 

大輝「言うの忘れてたな。」

 

優斗「青葉さんが聞いたら驚くタイトルだな。」

 

するとコウから驚きの言葉を言った。

 

コウ「フェアリーズストーリーの3作目だよ!」

 

すると青葉が驚いて言葉も出なかった。

 

青葉「わ・・・私あのゲームでキャラクターデザイナーになりたいって思ったんです!私頑張ります!宜しくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

それぞれが帰宅した。青葉は部屋のベッドに飛び込んだ。

 

青葉「あ〜疲れた〜。・・・フェアリーズストーリー、3・・・」

 

フェアリーズストーリー3を制作する事に喜びを隠せない青葉はベッドでゴロゴロ転がる。すると青葉のスマホに着信音が鳴った。

 

青葉「あ、ねねっちからだ。」

 

ねねっちとは、本名『桜ねね』で、青葉の幼馴染みの女の子である。電話に出る。

 

ねね『あおっち!ねえねえ聞いた!?ムーンレンジャー映画化決定だって!!』

 

青葉「え?何それ?知らないよ。」

 

ねね『人気のアニメだよ。昔から応援してた甲斐があったってもんですよ!上映されたら一緒に行こ!』

 

青葉「良いけど私今日は疲れてるから。切るよ。おやすみ~。」

 

ねね『ああ!!ちょっと待って~!』

 

青葉「何?」

 

ねね『ええだって、会社初日大変だったろうしまた家でお仕事の話させるのもなって・・・』

 

青葉「そんな事ないよ・・・ねぇねぇ聞いて!こっちも凄い事あったんだよ!八神コウさんって知ってるでしょ?その人と仕事する事になったの!」

 

ねね『え!?凄~い!』

 

青葉「私頑張るよ。頑張って私も早く仕事が出来るようになる!新しいゲームを作る為に!」

 

こうして涼風青葉は、フェアリーズストーリー3の制作を頑張る為努力するのであった。

 

「END」




         キャスト

      涼風青葉:高田憂希

      相葉優斗:石井マーク

      秋山大輝:下野紘

      八神コウ:日笠陽子
      遠山りん:茅野愛衣
     滝本ひふみ:山口愛
     篠田はじめ:戸田めぐみ
      飯島ゆん:竹尾歩美
       桜ねね:朝比奈丸佳
    阿波根うみこ:森永千才
     葉月しずく:喜多村英梨

ねね「あおっち!ゲーム会社ってやっぱり忙しい所なの?」

青葉「どうかなねねっち?でも会社に泊まってる人は居たよ?」

ねね「パンツ1丁で寝ている人と遭遇しちゃったりして!」

青葉「え!?」

ねね「なーんてそんな大人居る訳ないか!」

青葉「近い!!」

次回「これが大人の飲み会・・・」

作者「顔文字作るの大変でした(笑)」

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