東方紅転録   作:百合好きなmerrick

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そして、今回は紅魔館の住人達のお遊びの話。
次回やるとしたら、100人だけど、まだまだ先の話だね()
100人記念のはまだ決めれてないので、何か案がある方は教えてください。お願いします()


番外編 9.5「吸血鬼達の双六大会」

side Renata Scarlet

 

──紅魔館(レミリアの部屋)

 

「さ、始めましょうか。第一回、紅魔館双六大会を」

「レナ、司会進行は私がやるって言ったでしょ。じゃ、改めてまして。第一回、紅魔館双六大会を始めるわよ。あ、それと、私は司会進行をやるって言ったけど、参加もするからね」

 

特に何のイベントもない日だったけど、お姉様の気まぐれで双六大会をすることになった。

参加者は私、お姉様、フラン、美鈴、パチュリー、小悪魔、咲夜の七人だ。門は妖精メイド達に任してある。

 

「レミィ、貴女のことだから、優勝者には何かあるのよね?」

「えぇ、勿論よ。優勝者した人には、最下位、要するに一番最後までゴール出来なかった人に何か一つだけ命令出来るわ。断ることは出来ないわよ。私でもね」

「ふーん、レミリアお姉様、どんな命令でもいいの? 例えば、お姉様なら、一日中、何でも言う事を聞いてもらうとか」

「フラン、そこでどうして私の名前が出てきたんですか?」

「気にしない、気にしない。別に悪意とかは全くないから」

「はいはい、二人とも、ルール説明の途中で違う話をしないの。

で、さっきの続きだけど、一つだけだから、今、フランが言った、『一日中、何でも言う事を聞く』とかは無理よ。あくまでも一つだけだから。それだと、命令出来る数が増えちゃうでしょ? だから、命令される側が実行できる範囲で、あくまでも一つだけ命令するのよ。それと、危険な命令も駄目よ。私達姉妹なら、腕の一本くらいなら、多分、大丈夫だけど」

 

いや、痛いのは変わらないので、危険と変わらないと思うんですが。......まぁ、いいか。

とにかく、誰かに命令って言われても、お姉様とフラン以外思い付かないし、出来れば一位を取らずに、最下位にならないように頑張らないと。

 

「じゃ、順番を決めるわよ。みんな、この十面ダイスを振ってちょうだい。大きい出目の人からスタートよ。あ、双六は六面ダイスでやるからね。で、私の出目は......8ね」

「ん、あ、10だ」

「フランはこういう時いつも一番ですよね......私は4でした」

「コロコロっと、やったー! 私は9ですよー!」

「美鈴、うるさいわよ。私は4、レナと同じ出目ね」

「レナとパチュリーは後でもう一度振ってちょうだい。それにしても、出目高い人多いわねぇ」

「そうですね。お嬢様、私は7でした」

「あ......1でした......」

 

この後、連続で私は4を出し、パチュリーは5を出したので、順番はフラン、美鈴、お姉様、咲夜、パチュリー、私、小悪魔となった。

そして、双六大会が始まった──

 

 

 

──双六大会開始

 

「じゃ、私からねー。コロコロー、あ、6出た」

「また最大値ですね。止まったマスは......姉妹にデコピン? ......お姉様、誰がこれを痛っ! ふ、フラン、話している最中にしないで下さい!」

「え? いいじゃん。このマスに書かれていた命令に従っただけだよ?」

「これを作ったのは私とパチュリーよ。このマスを作った理由はレナにこれをや痛っ! ちょ、ちょっとフラン! デコピンはさっきしたでしょ!?」

「姉妹にって書かれてるから、お姉様達にするのが普通じゃない?」

「そうね。フランの言う通りよ。はぁ、だから、やめなさいって言ったのに......」

「うー、パチェに裏切られたわ......」

「いや、元から味方じゃないでしょ。これを一緒にやってる時点で」

 

それにしても、私にするだけの為にこれを作ったのね......。何か恨まれるようなことでもしたのかな?

 

「では、次は私ですね! 出目は4です! どんなマスかな〜......って、え? 何も無し?」

「はい、次の方ー、って私か」

「え!? 酷くないですか!? それに、自分の順番を忘れないで下さいよ!」

「だって何も無いじゃない。それと、思い出したんだから、いいでしょ?」

「美鈴、諦めなさい。それと、レミィに言っても無駄よ」

 

まぁ、お姉様だしねぇ。それにしても、美鈴可哀想に。何も無いマスって地味に嫌だもんね。

 

「出目は......6! ふふふ、レナ、フラン。覚悟しなさい!」

「お、お姉様! 私はまだ何も痛っ! うー......フランよりも痛いです......」

「痛っ、お姉様、強すぎない?」

「フランのはさっきの仕返し。レナのは特に何もないわ」

「うー......お姉様、ひどいです」

 

お姉様とフランに仕返しするためにも、6を出さないと。

そう心に決めた瞬間だった。

 

「次は私ですね。私は3です」

「マスの効果は…...『五マス進む』ね。何気に一番良いマスね」

「あ、咲夜に抜かされちゃった」

「まぁ、ゴールするまで分かりませんけどね」

 

「次は私ね。出目は2。マスの効果は『三マス進む』ね」

「パチュリーも良いマスに止まったわね」

「ま、私の方が進んでるけどね」

「さっき咲夜に追い抜かされましたけどね。あ、次は私ですね」

 

「出目は5です。あ、『二マス戻る』ですか......」

「結果的に、三マス進んだことになるのね。まぁ、普通に三マス進んだ方が良かったみたいだけど」

「うー......まぁ、切り替えて次から頑張ります」

「お姉様、頑張っても意味無いよ。双六は運だから」

「うっ、言い返す言葉もないです......」

 

「最後は私ですね! 行っきますよー! えいっ! あ、4でした......」

「美鈴と同じマスね。まぁ、頑張るとこうなるって事ね」

「お姉様、こっちを見て言わないで下さい」

 

 

 

「これで一周したわね。さ、日が昇る前に終わらせたいから、ここからは急いでやるわよ」

「お姉様、レミリアお姉様っていつも自分勝手だよね」

「フラン、お姉様に聞こえますよ。そう言うことはお姉様がいない時に言って下さい」

「レナ、フラン。そう言うことは私がいない時でも言わないでくれる? 後で憶えておきなさい」

「ごめん、私憶えられそうにないから、お姉様憶えてて」

「私は憶えたくないので無理ですよ」

「あんた達、その話は後でにしなさい。次はフラン、貴女の番よ」

「はーい、じゃ、振るよー」

 

 

 

──ここからはダイジェストでお送りします──

 

二週目 フラン

 

「あ、また6だ」

「また最大値ですか......マスの効果って、え? 『誰か好きな人にこちょこちょ』? ......お姉様、何か私に恨みでもあるんですか?」

「え? 恨みなんて何もないわよ。ただ、可愛い妹を弄りたいだけ。それに、フランが誰を選ぶかなんてまだ分からないでしょ?」

「そうだよ、お姉様。私はまだお姉様に決めたなんて言ってないよ」

「うっ、それもひゃっ!? きゃははは! お、おねえひゃま! ふりゃん! やっぱり、私じゃないきゃははは!」

 

「パチュリー様、止めなくてもいいんですか? あのままだと、笑い死にしそうですが」

「大丈夫よ。いつものことだから」

「はぁ、それならいいのですが」

「コロコロっと、出目は5ですね。あ、また何も無いマスだ......」

「そして、貴女は勝手に進めないの。まぁ、もう振ったなら仕方ないから、仕方ないけど」

「くっ、これでは何も起きずに終わってしまいます......」

「私も5を出さないようにしないと......」

「何も無くても、最下位じゃなかったらいいじゃない。あぁ、そう言えば、小悪魔も同じマスだったわね」

 

三週目 パチュリー

 

「出目は3、マスの効果は『特技を披露』ね。はい、私の特技は魔法ね。誰か受けてみる?」

「パチェ、私を見て言わないで......出来れば攻撃以外の魔法にしてくれない?」

「じゃあ、これね。雨を降らす魔法」

 

そう言って、パチュリーはお姉様の真上に雨雲を作った。

 

「ちょ、ちょっと! それも吸血鬼からしたら攻撃魔法だってば! だ、誰か助けギャー!!」

「あ、あれはやばいですかね?」

「あれは止めた方がいいのでしょうか......?」

「ん、パチュリーも死ぬまではやらないだろうし、レミリアお姉様は放っておいていいと思うよ。次はお姉様、振っちゃって」

「フラン、絶対お姉様にデコピンされたこと根に持ってますよね? まぁ、私もフランにされたことは根に持っているんですけどね。

ダイスは4。マスの効果は『誰か好きな人にこちょこちょ』......さっきフランが止まったマスですね。では、フラン、こっちに来てください。勿論、何をするかは分かりますよね?」

「......お姉様、提案なんだけどさ、レミリアお姉様にそれしない? 私にするのはまた今度ってことで」

「勿論、無理です。さ、覚悟して下さい!」

 

そう言って、私はフランにこちょこちょし始めた。

 

「ひゃっ! きゃははは! お、お姉様! ごめん! 私がわるかきゃははは!」

「え? 何を言ったか聞こえませんよ? なんて言いました?」

「きゃははは!ご、ごめんなさい! 私が悪かったから! きゃははは! もうやめてって!きゃははは!」

 

「美鈴さん、これは止めた方がいいのでしょうか?」

「いえ、やめた方がいいですよ。止めると、レナ様に怒られるどころか、フラン様にも何故か怒られますから」

「......不思議な姉妹なんですね。お嬢様達は」

「えぇ、全くです。数百年一緒に居ますが、私にもお嬢様達の考えることは少し分かりません」

「パチュリー様も、まだやってますね......流石にこっちは止めましょうか......」

「小悪魔さんも大変なんですね」

 

五週目 咲夜

 

「ふむ、出目は6ですね。ふむ、マスの効果は『一回休む』ですか......」

「そう言えば、咲夜は最近、少し頑張り過ぎてるし、休んでもいいのよ?」

「確かに、レミリアお姉様の言う通り、休んだ方がいいよ? 私よりもお姉様に料理を教えてもらってること多いでしょ? あまり仕事に夢中になったら駄目だよ。お姉様も大変だろうし」

「フラン様、少し私怨が混ざっている気がしますが?」

「気のせいだよ。ねぇねぇ、お姉様も大変でしょ? お姉様も休んでいいんだよ? 美鈴もいるし、料理を教えるのは美鈴に任せればいいから」

「フラン、それは出来ませんよ。美鈴は門番の仕事もありますし、私は暇なので、これくらいはしないと駄目ですから」

「ふーん......それなら、別にいいよ。......私が優勝すればいいだけだし」

「? フラン、何か言いました?」

「ん、気のせいじゃないかな? さ、どんどん次の人振っちゃってー」

 

七週目 美鈴

 

「ふぅ......次こそは! えいっ! ......ダイスは5、マスの効果は、『二マス進む』! お嬢様! 見てください! ようやく効果ありのマスに止まれましたよ!」

「そ、そう。良かったわね」

「お姉様、美鈴、嬉しそうだね。普通のことなのに」

「はい、そうですね。まぁ、今までずっと効果あるマスに止まりませんでしたからね。よっぽど嬉しいんでしょう」

「それにしても、少し喜びすぎですけどね。美鈴さんは」

 

七週目 レナ

 

「ほいっと、あ、1ですね」

「何気に初めて出たわね。1は」

「お嬢様、私が一番最初に出しましたよ......」

「あぁ、そう言えばそうだったわね。まぁ、あれは順番決めだから少し違うけど」

「あ、マスの効果は『六マス進む』ですね」

「結構進むわねぇ。まぁ、貴女は遅い方だから、順番に変わりないけど」

「今はぶっちぎりで私が一番だもんねー」

 

ちなみに、今の順番は一位から、フラン、咲夜、パチュリー、お姉様、美鈴、私、小悪魔だ。

 

「フランが一位になるなら、最下位は絶対に嫌ですね」

「ちょっと、お姉様? それどういうこと?」

「さぁ? どういうことでしょうか?」

「むー......まぁ、いいや。お姉様かレミリアお姉様が最下位になったらいいなー」

「さらっと私も入れないでくれない?」

 

八週目 小悪魔

 

「さぁ! 最下位を脱出しますよ! ほいっ......やったー! 6だー!」

「フラグ回収しませんでしたか......あれ? でも何も無いマスなので、最下位のままですね。私よりも三マス後ろですし」

「あっ......次の番には最下位を脱出してみせます!」

「意外と負けず嫌いな子を召喚したのねぇ、私って。まぁ、そっちの方がいいけど」

「咲夜も一生懸命、仕事に取り組んでくれるから嬉しいわ」

「......私も従者とか欲しいなぁ」

「フラン、私を見て言わないで下さい」

 

九週目 レミリア

 

「そろそろフランがゴールしそうねぇ。まぁ、ぴったりゴールしないと駄目っていうルールなんだけどね」

「レミリアお姉様、それは初めて聞いたけど?」

「あれ? 言ってなかったかしら?」

「初めてお聞きしました」

「そうね。レミィ、ルール説明の時に言ってないからそれは無効よ」

「え!? 言い忘れてた!?」

「言い忘れてた自分が悪いのよ。さ、早く振りなさい」

「うー......ま、一位にはならないだろうけど、最下位にならなければ問題ないわね。あ、出目は2ね。マスの効果は『次の順番の人とマスの位置を変わる』ね」

「......あ、私ですね。フラン様ではなくて残念でしたね、お嬢様」

「んー......でも前に進めてはいるから得はしているわね。じゃ、次の人振っちゃってー」

 

十週目 フラン

 

「後五マスでゴールね」

「ずっと6しか出してないからもうゴールしそうねぇ......」

「いえ、ここは6以外を出してゴールしないはずです! まだフランが一位にならない可能性も──」

「あ、お姉様、6出たよ。ゴールしちゃった」

「......最下位にならなければ問題ないはずです......」

「ふふ、えぇ、そうねぇ」

「どうして笑っているのですか、お姉様は。......何故か嫌な予感しかしないんですが」

「気のせいじゃないかしら? じゃ、次は美鈴ね。それにしても、私もさっさとゴールして終わらせたいわねぇ」

「ゴールしない方がこちらとしては嬉しいんですけどね」

 

十一週目 レミリア

 

「3! これでゴールして二位ね」

「フラン様に続き、お嬢様もゴールしちゃいましたね」

「この姉妹、運が良いのね。一人を除いて」

「このままだと最下位になりそうです......」

「レナ様、安心して下さい。まだ私もいますから......」

「次は私ですね。出目は1、マスの効果は『八マス進む』ですね。......あ、ゴールしました」

「お姉様、おかしくないですか?」

「え? 何が?」

「普通、マスの効果でゴールなんて駄目なのでは?」

「普通って言っても、今回が初めてだし、いいでしょ? それとも、ゴール出来ないからって何か不満でも?」

「......すいません、ないです」

「それならよろしい」

 

十三週目 パチュリー

 

「3、ゴールしたわね」

「これで残りは私とレナ様と小悪魔さんですか......」

「美鈴、レナ、小悪魔の順番ね。と言っても、美鈴も含めて差はほとんどないから、誰が最下位になるか分からないわねぇ」

「誰が最下位になるのかなー」

「フラン、私を見ながら言われても困ります......」

「みんなに何を命令するかは決まってるけど、一番聞いて欲しい命令はお姉様に対してだからねー」

「うー、嫌な予感しかしません......」

 

十七週目 美鈴

 

「5! ようやくゴール出来ました!」

「レナはゴールまで後5マス、小悪魔は9マス。これはレナが有利かしら?」

「お姉様に負けて欲しいんだけどな〜」

「私は負けたくないですけどね。コロコロっと、あ、1でした......。マスの効果は何もありません......」

「あ、私も1ですね。マスの効果は......あ、『八マス進む』ですね」

「......あ、あれ? さっき咲夜が止まったマスと同じですよね?」

「あ、やったー! ゴール出来ましたー!」

「やったー! お姉様に命令出来るー!」

 

うっ、勝てると思ったんだけどなぁ。......でもまぁ、紅魔館のみんなと一緒にこういうのが出来て楽しかったからいっか。

 

「一位フラン、二位は私、三位は咲夜、四位はパチュリー、五位は美鈴、六位は小悪魔。そして、最下位はレナね。さぁ、フラン。どんな命令でもしていいわよ」

「うー......フラン、出来れば、優しい命令にして下さい。お願いします」

「お姉様、大丈夫だよ。全然難しくないから。ただ、明日だけ、一日中私と一緒に居るだけでいいから」

「......え? それだけですか?」

「うん、それだけだよ。ね? 全然難しくないでしょ?」

 

......どういうことだろう? 毎日一緒に居ると思うけど......いや、咲夜に料理を教えたり、図書館に一人で行ったりしてるから、確かに一日中ではないけど。

 

「えぇ、まぁ、そうですけど......何か裏がありそうです」

「裏なんてないよ。ただ一緒に居るだけ。それだけだよ」

「むぅ......まぁ、拒否権は無いですし、命令を聞くしかないですね」

「ふふ、ありがとう。お姉様」

 

そう言って満面の笑みを見せるフランの顔は、久しぶりに見た気がした────

 

 

 

 

 

side Remilia Scarlet

 

──少し時間は過ぎて 紅魔館(レミリアの部屋)

 

「レミィ、少しいいかしら?」

「あら、パチェじゃない。どうしたの? 双六大会の後片付けならもう終わってるから、手伝いならいいわよ?」

「私が手伝うと思うの? まぁ、それはいいわ。それよりも、どうして『フランを勝たせた』のか聞きに来たのよ」

「......あら、いつ気付いたの?」

「あまりにも出来すぎてる気がしたから、そうなのかなって思っただけよ」

「流石私の親友ね。その通りよ。フランを勝たせた理由は簡単よ。最近、レナも忙しくてね。フランの相手を出来てなかったから、フランが寂しそうにしてたのよ。あの娘は人一倍寂しがり屋だからねぇ」

「ふーん......意外と優しいのね。貴女って。でも、代わりに貴女が居ればいいなじゃないの? 貴女もあの娘の姉でしょ?」

「それもそうなんだけどね......私よりも、レナに懐いている気がするから......やっぱり、一緒に居る時間が短いからかしら?」

「......違うと思うわよ。はぁ、あんた達姉妹って本当に鈍感というか、馬鹿というか......。懐いている懐いていないの問題じゃないわよ。貴女も明日、フランと一緒に居なさい」

「え、でも──」

「でもじゃない。さ、今からでも行きなさい。じゃ、私は寝るから。また明後日」

 

そう言って、パチェは部屋に戻って行った。

 

「......まぁ、今日も遊んだだけだし、一日や二日くらいいっか......」

 

そう思い、私はフランの部屋へと足を運んだ────




なお、本編は火曜日に投稿します()

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