ロリコンが魔道士になるらしいです〜もう1つの大罪〜 作:サツキとハヅキ
「ふぅ…やっと終わったか…」
崩壊現象の発症源を見つけて、その発症源を壊すと言う命令が下って俺1人で崩壊現象を止めに行っていたところだ。
メイガスモードを解く、すると普段は1枚だけだがポケットからどんどん写真が減っていく。
「嘘だろ!?ちょっと待って!!」
ポケットに入っていた数百枚もの写真は次々と粉々になっていく。
「待て!!これだけはこれだけは!!!」
と守っていた写真も
パサァァ
と粉になって消えていった。
そうしているとポケットに入っていた写真は全て消えた。
「何故だ!!1枚じゃなかったのかよ!!ルア!!」
『今回はかなり負担かかったからな。その分だ』
「理不尽だ!!」
……だが、まだ希望はある。
なぜなら本当のお気に入りのトップ10は別のポケットのポーチの中に厳重に保管してあるからだ。
「これなら…これならまだあるはず!!」
慌てて中を見ると…
パサァァ…
と全て粉々になって消えていた。
「オワッタ…ナニモカモオワッタ……オレハイキテイルイミヲウシナッタ…」
「もうおしまいだ…」
◇
「起きなさい!!!」
「どふぉあぅあ!!」
気がつくと俺の部屋の天井、隣にはリリスがいる。
「リリスがここまで運んでくれたのか?」
「寝ぼけてるんですか?シュウは普通に学園で学習して普通に部屋に戻って行ったでしょう?」
俺は慌ててポケットの中を漁った。
その中には幼女の写真が数百枚全てあり、特別な写真もしっかりとあった。
「ゆ……夢だったのか…?」
『散々な夢だったな』
「ん?ルアは俺の夢を知ってんのか?」
『まあ契約してるからな、多少は』
「いやー、でもよかったぁ……ほんとによかった……」
俺は写真を眺めながら言った。
「どんな夢見てたんですか…シュウは…」
リリスは呆れた顔で話しかける。
まあ答えないが、これが現実だと考えるだけで凄く身震いがする。
だって手元にある写真がどんどん消えていくんだぞ……恐怖でしかないだろ……
「いやー寝顔バッチリでしたよー」
と隣りから聞いたことある声が聞こえた。
その声の方向を向くとなんと俺の部屋には忍者さんとセリナがいた。
「何故ここにいるのだ…」
「色々聞きたくて!」
とセリナは言う。
が、俺に何を聞くんだ。何も無いと思うが……
「ユイもいるよー!」
とベッドの下からニョキっと女の子が出てきた。
「どわぁ!!」
俺はビックリしてベッドから飛び起きた。
「……誰?」
「酷いなー、ユイだよー」
「ユイ……?」
俺はあのバイオリンを引いている女の子を思い浮かべた。
でも、あのユイは確かに16歳ぐらいだった気が……
「ユイさんは夢と現実で姿が違うんっすよ」
忍者さんがご丁寧に説明してくれた。
なるほど、夢の世界では大人びた姿になってるが現実ではロリと……
俺はユイの姿を眺める。
そして出た答えが………
「50点!!!」
「えー…なんでー…?」
「きっと歳は14だろ?俺の範囲内だからそこは100点」
「14は正解!でも何で50点減点なのー?」
「そのけしからん大きな胸が減点対象だ」
「お兄さんはアラタお兄さんと違って小さい方が好きなのか…」
「ご名答。だから50点」
「がっくし…」
まあ可愛いけどな!!
「ちなみに!私は何点ですかー?」
セリナが手を上げて聞いてきた。
んー、考えてみようかー。
ツインテール、背が小さい、胸も小さい…………
「70点!!」
「ホントですか!?ユイさんに勝ったー!ワーイ」
「30点分はまあ胸だわな、もう少しペッタンコだったら100点!」
「勝ったけどあんまり嬉しくない…」
あれ?なんかどこからか熱が伝わってくるんだが……
「やめなさい!!!!」
リリスが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「リリス先生こういうの弱いっスからねー、ちなみにリリス先生は何点っスか?」
忍者がノリで聞いてきた。
「ちょっと!レヴィさん!」
「おや?知りなくないんスか?」
「それは……」
「という訳でシュウさん、よろしくっス」
なるほどな、リリスね……
「0点」
「えぇ!?」
リリスは驚くように声を上げた。
そこに素早く忍者さんがツッコむ。
「あれ?リリス先生。結構期待してました?」
「いや、別にそんな……」
「あはは、ハッキリ言ってもいいっスけどねー」
「ちなみに0点の理由は?」
とセリナが聞いてきた。
まあ、それは分かりきったことだが、
「まあまず胸で-50点、性格、歳、ポジション、その他もろもろ全て合わせて-50点だ」
「なるほど、つまり全くもって興味がないってことですね」
セリナがまとめてくれた。その通りである。
「ちょぉぉっとまったぁぁぁぁ!!!!」
なんか遠くから叫び声が……
「リリスが0点ってどーゆーことだ!?」
この話を聞いていたらしく、怒ったアラタが現れた。
「人それぞれってやつよ」
正論を言ってあげた。
するとアラタは「まあいいや」とすぐ冷めた。
『よ、アスティルの写本』
ここでやっとルアが出てきた。
【ソラでいいって言ってんのに聞かない奴だなルアは】
ソラがこの前の雰囲気とは全く別に友人のように軽く話している。
「いつの間にかこいつら仲良くなったな」
アラタがそういうので俺はそだなと適当に流しておいた。
そしてこんな感じの生活がずっと続いたらいいなと願うがそうもいかなくなることをまだこの時の俺達は知らない…
ご覧いただきありがとうございます!
たまにはこんな話もいいかなということで日常回です。
え?レヴィの点数はいくつかって?
いずれか出るかもしれませんね…
【出るかも】\_(・ω・`)ココ重要!
そして知り合いにルアちゃんの擬人化のイラストを描いてもらいました(自分では描けないので…)
【挿絵表示】
可愛いですね(確信)
誤字などあった際はコメントでおねがいします。