ロリコンが魔道士になるらしいです〜もう1つの大罪〜   作:サツキとハヅキ

13 / 13
遅くなりましたm(__)m


ロリコン謎を解く!!2

「レヴィさんが偽物?」

 

リリスがリピートするとみんなレヴィの方を向く。

レヴィは戸惑った顔をしていた。

 

「いくらなんでも考えすぎではありませんか?」

 

ミラはこう言うが、この答えになったのはもう一つ理由がある。

 

「まあ、そうも考えたんだがな?この状況考えてくれ。ユイが居ないだろ?」

 

「ユイさんは寝込んでしまってってさっきも言いましたよ?」

 

リリスはユイがいない理由を話したがそれが違うんだ。

 

「今日、俺らがレヴィの部屋に行った時ユイが居ただろ?」

「確か……レヴィさんの横にいてベッドにうつ伏せになってましたね」

「それだ、その時みんなはショックだったんだなと感じる。が実際はショックで落ち込んでいたんじゃなくて、気を失っていたんだ」

 

「ホントにそうか?」

 

アキオが出てきた。

 

「アタシたちはシュウが外に出た時にユイを運んだ時、目を瞑ってはいたが泣いていたんだぞ?」

「まあ、ユイのことは俺の憶測でしかない。だが、こういうことだと完璧に繋がらないか?」

 

俺はそのまま話を続ける。

 

「昨日だ、ルアの悪魔がお前は負けたと言った。その時嫌な雰囲気がしたとルアもソラも言っている。つまり、あの場には誰か居たんだ。ルアの存在を知っている誰かが、その誰かがルアの中にいる悪魔を呼び覚ましてレヴィの力を()()()()()()んだ。悪魔はレヴィに接触した時レヴィに結界を張った。そして夜に作戦を実行した。つまり、レヴィは今何処かの結界から出れなくなっているんじゃないかって思う。だがあのレヴィだ、もしかしたら昨日のうちに異変に気づいて結界を解いているかもしれない」

 

「でもルアの中にいた悪魔だ。そう簡単には解けない、それに解けたとしてもここに何故いないのかっていう疑問が出てくるな」

 

アラタが俺の代わりに言う。アラタはこの状況を大体把握したようだ。流石魔王候補様。

 

「レヴィが結界から抜け出して敵と鉢合わせしたとも考えられますよ?」

 

ミラが俺が言いたかったことを言ってくれた。感謝です!

 

「あぁ、俺はそう考えている」

 

「何故です?もしかしたら結界を解けないでいるかもしれませんよ?」

 

リリスが問い詰める。

 

「だが、ユイは気絶していたとするとこう繋がると思うんだ。夜ユイはレヴィが心配になってレヴィの部屋へ行ってみた。すると結界が張られていてレヴィに近づけなかった。そしてレヴィの力を奪おうとする誰かがユイに気づき、気絶させた」

 

「まあ確かに繋がる気はするが…」

 

アキオが腕を組みながら言う。

 

「それで、結界に閉じ込めたレヴィに代わってこいつがレヴィの姿をしているって考えだ。んでどーなのよ、実際にお前は誰だ?」

 

「……すみません。何を言ってるのか分からないんです…」

 

まーだ粘るかコイツ…しぶとそうだな…あー幼女はいないかなー。

写真はお楽しみで残しておるからさぁ…

 

「それにアレだろ」

 

アラタが口を開く。

 

「ほっといてくれませんか?って言ったの、姿の維持に限界が来てたからだろ?」

 

アラタ、お前頭良すぎだわ。そこまで考えてなかったっすよ…

 

「よくわからんな…」

 

アキオ、ミラ、リリスは話について来れないだろうな。

っていうかリーゼは?

まああの人のことだからどっか行ってるんだろ。こんな大事な時に…

それかリーゼはもしかしたら……

 

「そろそろ姿を現したらいいんじゃないんすか…なんでそんなに粘るのよ、作戦ですかね?」

 

俺が丁寧口調で言ってみたが戸惑っているだけ。

うーむ…難しいですねぇ。

 

「ちょっと待ってください」

 

リリスが俺の考えに不満があるのか質問してきた。

 

「それではレヴィさんはどこに閉じ込められてるんですか?」

 

そう聞かれると困る。だって分かんないもん…

 

「……ここッスよ」

 

聞き覚えのある声が窓の外から聞こえた。

その途端に窓ガラスがパリィン!!と割れて、レヴィ(本物)が入ってきた。

 

「逃げても無駄です」

 

後からなんかやばそうな銀髪さんが入ってきた。胸デケェ…なんでこんなに大きい人たちが多いんですか?

 

「流石にユイさんに手助けされていても光速の速さを持つ者には適わないっすね…」

 

あれ?結界に閉じ込められてないの?

 

「シュウ、あなたすごい勘違いしてましたね」

 

リリスに痛いとこ付かれた。俺の憶測がまるっきり違かったのか…かなりショック…

 

「ゴホン…ということだ。姿を現したらいいんじゃないか?」

 

と俺は言うとレヴィ(偽物)は笑い始めた。

 

「アッハハハ、まさか結界を破って来るなんてね、予想外だったなー」

 

そしてレヴィ(偽物)は魔術を解いたのか本当の姿を現した。

 

「……リーゼか」

 

アラタが言った。

まあですよねー。ルアのこと知ってて、レヴィの力を奪おうとする犯人なんてリーゼしかいませんよね。大体ここにいない時点で予想ついてました、はい。

 

「んで、リーゼさんよ。今回はなんでこんなにめんどくさいことを?」

 

リーゼに聞いてみる。

 

「結局アタシは魔王候補だから強い力を欲したのよ。それで今のアタシじゃあ忍者に絶対勝てないじゃない?だから結界を展開してもらったの」

 

「んで、ルアに悪魔がいることをなぜ知っていた?」

 

「新人くんに会った時よ、その魔導書には何か強大な力が宿っていた。ルアちゃんとは別のね」

 

コイツバケモンか?いや、バケモンか。

 

「新人くん…いや、シュウくんに1つ言っておくわ」

 

「なんだ?」

 

「少しずつだけど、ルアちゃんに乗り移られてるわよ…」




ご覧頂きありがとうございます。
更新遅れてすみません。最近忙しくて…ブツブツ
まあそんなことは置いておいて、今回はロリコンが盛大にミスりました。
次回は戦闘メインにしたいと思います。
宜しくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。