東方世界録   作:猫のみこ

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こんにちわ、のみこです!!

ああああ 戦闘書くのは苦手です

今回もシリアス気味回だとおもいます

それではごゆっくり!




感動の再会?

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

「ふいーあぶないあぶない、当たる所だった。とりあえず作戦成功だな」

 

今俺は森の中の茂みで身を潜めている

えっ?どうやって夢想封印を避けたか?

まぁ聞かんでくれ

 

「にしてもとんでもない威力だな。

木っ端微塵になる所だった……」

 

『珍しい 正解だ この後はどうするんだ?

っといってもやる事は決まっているか』

 

「ああ。こんな暗い所は闇討ちがピッタリだと思うだろ?」

 

『そうだな 唯斗 

不意打ちをする時の心得えを覚えているか?』

 

「゛初撃より次が大切゛だろ?敵の虚を突くことは簡単な事じゃない 決まらないことだってあるし逆にピンチになる事だってある。不意打ちをする時は失敗したときの事を念入りに考えろ。 

まぁ今回は殺し合いじゃないし、いらんような気がするけど」

 

『そうだな さてお喋りはここまでにして霊夢に近づくとしよう』

 

「おーけーおーけー」

 

『くれぐれむ音はたてないようにな』

 

「分かってるって」

 

空を見て霊夢が降りていたところ確認し気配を消して動き始まる

さて、どうするかな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

あの男に襲われていた少女の所に降りてきた。

 

「大丈夫?怪我は?」

 

悲鳴が聞こえてからかなり時間が経過していた。

何かあの男から攻撃を受けたんじゃないかと私は思い、少女に尋ねる、

 

「あ、いえ、大丈夫です……。」

少女が答える。

 

(それにしても全く、ついてないわね……。)

 

私は人里の里長から「畑を荒らす妖怪を退治してほしい」と頼まれ夜な夜な張り込み、眠い目を擦りながら退治し終わって帰路の途中だった。

そんな時若い女の人の悲鳴が聞こえたので、博霊の巫女として見過ごすわけにはいかない。

 

「あ、あの。さっきの男の子は?」

 

そんな私の気も知らず少女は尋ねてくる。

 

「さぁ。加減しなかったから今頃は三途の川かもしれないわね。」

 

「……っ!!そ、そうですか……。」

 

少女は凄く悲しそうな顔をして俯く

助けてあげたのになんかスッキリしないわね。

 

「怪我はないって、足挫いてるんじゃない」

 

「えっ?」

 

「立ち方、少しだけど変よ。

そんなに私のお世話になるのが嫌?」

 

「い、いえ!そんなことないです!」

 

「そう。足、出しなさい」

 

「はい?」

 

皮肉めいた言葉を放ち、私は少女の足にお札を貼り付ける

そのお札は足に貼ると白く光り剥がれ落ちた

 

「わ、足が楽になった!」

 

「少しすれば問題なく歩けるわ。もうこれに懲りたらこんな夜中に出かけないことね」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

少女はまだ浮かない顔をしている

あーもうめんどくさいわね。

 

 

 

「どうしたの―――――!!

 

 

 

ガサッガサッ!! 後方の茂みから大きな音がする

私は咄嗟に後ろを振り向く

誰もいない……。

 

 

(さっきの男?他の妖怪?どっちにしても早く帰らせてほしいわ……)

 

 

そんな事を考えた一瞬の時、後ろから光る弾幕のような物が頬の横を通過する。

それが飛んできた方から声がしてきた。

 

 

「昔言わなかったか?

敵の息を確かめるまで油断するなって」

 

 

私はゆっくり振り返る 

どこかで聞いた懐かしい声

 

 

『唯斗 それはお前にも言えることだぞ』

 

 

こちらも聞いたことがある声だ

唯斗?確かにそう聞こえた

 

「別にいいじゃん。今生きてるんだし」

 

 

丁度振り向き直ったところで私はその声の元を確認する

先ほどの黒い服装の男が立っている

黒い服の男はゆっくり頭に被さる布を取り、顔が丁度見えたところで微笑みながら口を開いた

 

 

「久しぶりだな。 霊夢」

 

 

 

その男は三年前、私の前からいなくなった友人 

神威 唯斗だった

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

霊夢は信じられないと言っているような顔をしている、これがまさに鳩が豆鉄砲って奴か

 

「申し訳ないね。

色々あって帰ってこれんかった」

 

俺は続けて喋る、

 

「それにしても相変わらず冷たいな、霊夢は。

そんなんだから神社に人が集まらないんだぞ?」

 

笑いながら喋る俺 上手く笑えてるのかは分からない

嬉しいんだけどどこが心ぐるしい。

そんな感情渦巻いてでる言葉

俺はちゃんと喋れているのだろうか

 

 

「あ……あっ………!!」

 

 

霊夢は弱った声を出す

 

そして少し間があって黙ったまま俺に近づいてくる

 

 

「俺の顔に何かついてるか?」

 

 

そう問いかけるも反応しない 

 

 

「ん?なに?」

 

 

ちょうど俺の前で止まったところで俯く

そして

 

 

バシンッ!!!!! 

 

 

なにをされたか分からなかった。 張り手?いやビンタか。

そりゃ怒ってて当然だよな ずっと帰らなかったんだし

俺が謝ろうと口を開こうとすると霊夢の声でかき消される

 

 

 

 

「ずっど!!しんぱいしてたんだからぁ!!」

 

 

 

霊夢は泣いていた。

 

「ごめん。心配かけて。」

 

その言葉しか見つからない

なんと言おうか考えたけどそれ以外見つからなかった謝ることしかできなかった。

すると、霊夢は俺のことを力いっぱい抱きしめてきた。

 

 

 

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!うわぁぁぁぁん!」

 

 

 

霊夢の泣き声だけが響く。

若干体が痛いけどそんなのは気にしない。

 

やっと思いついた 霊夢に言いたかった言葉を。

 

 

 

「ただいま。霊夢」

 

「どれだけまだせるのよぉ……! 

おかえりなさい、唯斗……!」

 

 

 

 

 







誤字脱字ってどうやって、直るんでしょう?

見直しをしても気づかないのに投稿後に気づくことが度々あります。

難しい・・・

次回もよかったら読みにきてください!それじゃ!!
バイビ!

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