こんにちわのみこです!!
最近花粉が凄いですねーー、私は自宅での仕事が多いのですが換気のために窓を開けるとそりゃもうかゆいことかゆいこと………。
これからは更に花粉も多くなっていくと思いますのでみなさん頑張りましょう汗
それではごゆっくり!
―――――博霊神社 居間
「―――――本っ当にごめんなさい!! 」
大きな声を張り上げて平謝りをする霊夢。前にも言ったけど霊夢がこんなにも謝るなんて事はそう無いことだ、そう思うと何だか少し優越感という奴に浸ってしまうな。
「まぁ霊夢も悪気があってやった訳じゃないんだから別に気にしなくてもいいぞ?」
「で、でも…………」
見たところ被害は服が少し汚れて程度だ、そんなに深々と謝罪をされるとこっちまで何か申し訳無くなってくる。
ん?何でこんな事になってるのかって?
それじゃ今ままでの流れをさらっと説明するとするか 。
まず前回俺は熟睡している霊夢にタックル紛いの事をして起こしちゃったわけだな…………わざとじゃないぞ?
そんでもってまぁ予想通り霊夢が怒っちゃってさ。 んで逆鱗に触れた霊夢が聞く耳を持つはずもなく境内に殴り飛ばされたところで終わったんだよな。
それからそれを見ていた魔理沙と紫さんが霊夢を抑え込んで、事情を説明したってわけ。そして誤解が解かれて今に至るってことだ。
ところで自分で言っといてなんだけど前回ってどういう事だろ? 俺にとってはついさっきの話なんだけど………まぁいいか。
「つってもあの威力やばかったぜ?平気なのか?」
「へーきへーき」
「いやお前軽く10mは吹っ飛んでたぜ………?」
「ほら俺、丈夫だしね」
「ハハ……そ、そうか………」
「もう霊夢ったら早とちりなんだからー
唯斗が可哀想ですわ」
「ハァ~!?どの口がいってるのよ!?
元はというと紫!! あんたのせいでしょうが!! 」
「あら、直接手を下したのは霊夢じゃない」
「…………ッ!!やっぱり一回お灸を据えなきゃいけないようね!!!」
立ち上がって懐にあったスペルカードを構える霊夢。こんな所でスペカ宣言でもしたら見ているだけの俺と魔理沙もタダではすまない。
戦闘体勢に入っている霊夢を見て慌てて紫さんが、
「ひぃ!!冗談よ冗談!!
私が悪かったから早くそのスペカをしまって下さい! お願いします」
「まぁほら、紫さんも反省してるみたいだし今回は水が流れるって事で。 な?霊夢」
『゛水に流す゛だぞ唯斗』
「ハァ……あんたがそれで良いって言うんなら私は何も言わないけど………
次またなんかしたら土に埋めてやるんだから」
「あなたが言うと冗談に聞こえないわよ………?」
「冗談じゃないもの」
「…………」
「そんな事より早くご飯食べちゃおうぜ? お粥が冷めちゃうぞ?」
霊夢も大分落ちついた所で魔理沙がそう提案した
色んな事がありすぎてつい忘れていたが、俺達はまだ昼ごはんを食べていなかった
「 一件落着って事でご飯するか!」
「……そうね。 何か私もお腹空いてきちゃった
昼は唯斗が作ってくれたのよね? その……ありがと」
「おお、どういたしまして」
「私も作るの手伝ったんだぜ?
魔理沙さんにも何か言うことがあるんじゃないか?」
「魔理沙はご飯を集ってる側じゃない。
食べさせてあげるんだからあんたが感謝しなさいよ」
「へいへい、それじゃいただきまーす!」
「いただきまーす」
「私もお腹ペコペコよー 朝から何にも食べてきてないだから
さーて私のお皿どれかしら?」
「あんたの分があるわけないでしょうがッ!!!!」
――――――……・・・
ザー
いつまでも降り続ける雨
先程までの晴天が嘘かと思えるほどの土砂降りだ。夕立………って奴でもないよな?今まだ昼だし……。だと昼立ちになるのか? よくわからん……
昼食を取り終えた俺達四人はゴロゴロと寝転がる。
「暇で暇で死にそうなんだぜー……」
「雨降ってきたしな。これじゃ外にも出れんし……」」
晴れていたら弾幕ごっこやどこかに出かけるという暇潰しが出来るが雨だとそういう訳にもいかない。 ただただボーっと時間が流れていくのを待つだけの俺達。
そんな俺達を見かねて紫さんが1つ提案をしてくれた
「そうねー…それじゃートランプでもする?」
「おおいいなっ! ナイスアイディアだぜ! 紫!!」
「“とらんぷ“って、カードの奴だっけ?」
「そうだぜ!! やったことあるだろ?」
「あるけど……ルールとか覚えてないぞ、俺」
「大丈夫大丈夫っ! この魔理沙さんが手取り足取り教えてやるんだぜ!
ところで何やるんだ? やっぱ定番のババ抜きか?」
「………やっぱりトランプはやめにしましょう………!!
あんなくだらないものは子供の娯楽ですわ……!!」ゴゴゴ
「べ、別の!別のゲームにしよう魔理沙!」
「え………何でだよ~……トランプっていったらまずはババ抜きだろ?」
「ふんぬっ!!」ビリビリッ
「ああっ! 紫さん!“とらんぷ“破くのやめて下さい! 」
「いや唯斗! それはジョーカーのカードだっ!
紫の奴、あんな事言っときながらヤル気満々じゃないか! こりゃ私も気合いいれてかないとだぜ!」
「魔理沙、一回口閉じてくれ……お願いだから………」
「うるっさいわね!!!
あんたらここ誰の家だと思ってるのよ!! 少しは静かにしなさい!!」
「「「す、すみません」」」
俺達の会話には入らないでゴロゴロとしていた霊夢が、痺れを切らして怒鳴ってきた。 正直凄く怖い
「紫、あんた何しにきたのよ? 用がないんならさっさと帰りなさい」
「“唯斗の顔を見に来ただけ“って言ったらどうなるのかしら?」
「埋めるわ」
「あらあら……お客さんも歓迎できない巫女だから参拝客も集まらないんじゃなくて?」
「な、なんですって………!!」
「落ち着け落ち着け。またヒートアップしてるぜ? 霊夢」
「で、何でどういう用件だったんですか? 紫さん」
博霊神社に来た理由を紫さんに聞く俺達。
いつも神出鬼没な紫さんが自分から出てくる時は決まって何か理由があるからだ。今日もただただ暇潰しに来たというわけでは無いのだろう。
「昨日伝え忘れた事があったんですわ」
「昨日……香霖堂の時ですか?」
「そうそう、私ったらうっかりしちゃってて……
もう! ゆかりんったらドジッ子なんだから! 」テヘッ
「鳥肌たったわ」
「私もだぜ霊夢」
「さっさと用件を言いなさいよ」
「今日来た理由!それは!! 神社で宴会を開くことを伝えに来たのよ!!」
「「「宴会?」」」
「こりゃまた何でこんな時にやるんだ?
異変を解決したわけでもないし……めでたいことがあったわけでもないぜ?」
「何を言ってるの! おめでたい事ならあったじゃない!!」
「…………ああ!! そういう事か!」
「どうしたのよ、魔理沙まで」
「ほら! 唯斗が帰ってきただろ!!! 」
「ようは俺の生還お祝いって事?」
「あー…なるほどね、それで宴会をしようと…
っていうか私の承諾も無く勝手に神社を会場にしないでよ!! 」
「あら、ここ以外宴会を開く場所があるかしら?」
「うぐっ………。そ、そうだとしても私に一言かけてからにしなさいよ……」
どうやら紫さんがここに来た理由は宴会の事を俺達に伝えるためだったようだ。 何でも俺のために開いてくれるらしい
霊夢も不満こそありそうだが宴会自体には賛成みたいだな、魔理沙は言うまでもない。
人に何かをしてもらうなんて外にいた頃はそう無かったので何か嬉しくなるな………
「それでいつやるんだ? 今日か? 今日なのか!?」
「さすがに今日はやらないわよ、色々と準備もあるし。でも近いうちには開こうと思ってますわ」
「おお! 待ち遠しいんだぜ!!」
「ハァ……後始末は私がやるのよねー…」
「じゃー話も一段落ついたとこだし、みんなで“とらんぷ“でもするか! 霊夢もやるでしょ?」
「やらないわ」
「四人で出来るババ抜き以外のゲームって魔理沙知ってるの?」
「おうともさ! たくさん知ってるぜ! まず大富豪だろー?」
「やらないって言ってるでしょうが!!」
「もしかして霊夢、負けるのが怖いのかしら?」
「なるほど……霊夢は腰抜けってことか…なるほどなぁ………」
「いっつも霊夢は口だけなんだぜ、しょーがない……三人で――
「上等じゃない!!! あんた達まとめて叩きのめしてあげるわ!!」
―――……・・・
この話は当初予定した内容とは大幅に改変しました。ほとんど最初から書き上げたので更新が遅れて申し訳ないです……汗
一番はゲームに熱中していたのが原因なんですけどね………。
それでは次回!! ばいび!!