もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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今回も修行回てです。 文字数が少ないのはキノセイデスヨ。


修行は続く

 

 

今日も、トランクスと悟飯は修行をしていた。

超サイヤ人のまま組み手をして、筋トレや腹筋のような基礎を0からやり直していた。

 

悟飯は腹筋をして、トランクスは以前に作られた剣を降って素振りをしている。

実はこの剣は色々な鉱石で作っているのでかなり重い、トランクスが持っていた剣よりも。

その重さに馴れるために素振りを重ねている。

 

悟飯がゆっくりと立ち上がり、トランクスに向かって気功波を打つ。

突然。まともに受けてしまってもトランクスを攻める者はいないだろう。

 

しかし、トランクスはそれを。

 

「だあぁ!!」

 

剣で真っ二つに斬って見せたのだ。

 

「なかなか、馴れたんじゃないか?トランクス」

 

「はい、剣は使いやすいので」

 

悟飯とトランクスはその会話が終わるとお互いに向き合って構えた。

 

「トランクスッ!剣を使って俺を倒してみろっ!」

 

雄叫びをあげて、超サイヤ人に変身する悟飯。

 

「剣を使って……はいっ!分かりましたっ!」

 

剣を構えて超サイヤ人に変身するトランクス。

 

この状況だと戦闘力が高くても悟飯の方が不利であるが、悟飯は本気ではなく、殺す気で向かい合っていることで互角に立つことができる。

 

「はあぁぁ!」

 

まるで、イリュージョンをやっているかのように消えるトランクス。

それでじわじわと悟飯に近づく。

 

「殺気を消せっ!見えているぞっ!」

 

殺気によって場所を感じ取って、後ろに回し蹴りをするとトランクスがその場所から現れて吹き飛んでいく。

 

「殺気でバレるなんて思いもしませんでした。

でも、次は…!」

 

今度は殺気を消して、高速移動を始める。

 

「そこだぁ!!」

 

「うおおぉぉ!!」

 

悟飯がトランクスの方向に拳を突き出すとそれを紙一重でトランクスが避けて、悟飯の向かって剣で振るう。

 

 

「俺の勝ち…ですね」

 

「あぁ、本当に実力をあげたな」

 

コツン と悟飯の胸に剣の頭の部分を推し当てると勝負は終わったようだ。

 

今回はトランクス勝利に収まった。

 

組み手を終えると基礎の練習を再開し、それが終わると修行止めて飯を食べる。

 

飯と言っても、海に潜って魚をとって、それを焼くだけの物だが。

ブルマは最初は若干嫌がっていたが、今では文句も言わず食べている。

 

魚を取りに行くときも人造人間に気をつけないといけない。

 

人造人間はじわじわと地球人を殺している。

元々は同じ人間なのになぜ、そのような事をするのだろうか?

 

暇だから楽しむため?

強い人と闘うため?

それとも、自分達を誘拐して改造をしたDr.ゲロのせいで自分達を以外の人間が嫌いになったのか?

恐れているのだろうか?若い頃に自分達を鼠やモルモットのような扱いをしてきたDr.ゲロを…。

もうすでに、Dr.ゲロは殺しているのに…物足りないのか?

 

そうだとすれば、二人は可哀想なのかもしれない。

 

もし、それを知っても トランクスと悟飯は許せないだろう。

自分達の血縁を殺されたのだから。

 

この時代に幸せな者はいないだろう。

 

残された二人はどう闘うのか。

 

二人がこの事を知る事はあるのだろうか?

 

知った所でどうなるかは分からない。

でも、知ってほしい。

この事を……。

 

 

悟飯とトランクスは修行を続ける。

しかし、超サイヤ人を越えるのは容易くない。

二人はずっと修行を続けていても、まだ突破口は見えない。

修行する場所はあるが、時間がない。

時間がない事は二人は分かっているが、それでも急ぐことはない。

焦ることは得策ではない。

一歩一歩ゆっくりと超サイヤ人の壁に近づいているのだ。

 

超サイヤ人を越えるため、日々修行を重ねる悟飯とトランクス。

しかし、修行しているのに戦闘力はそこまで上がらず、伸び悩んでいた。

 

なにかないものか?と二人は精神を統一して気を張り巡らしていた。

 

その時、一つの気を感じ取った。

それは、自分達の戦闘力より低く 並の人間よりかなり高い気を…。

それも邪悪な気ではない。

 

二人はその気を感じる方に向かった。

 

空に………。

 





二人は向かう。
気の方向に……。


人造人間編も折り返し地点です。
がんばって、いきましょー

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