や、やっと、出したい技が出せたぁぁぁ!
その技のおかげで10分で書きれたぜ!
クオリティ?……
「セルッ!!」
「トランクスっ!!」
二人の拳は重なり、ぶつかり合う。
その瞬間に大きな爆発音が辺りに響き渡る。
「やりおるなぁ。トランクス!」
「喋っていると舌を噛むぞっ!」
「ぬうっ!?」
セルが喋っていると、その瞬間に間合いを詰めアゴをアッパーが打ち抜いた。
「ぐぬぅ!!貴様っ!」
「がっ!?だあぁ!!」
あまりの痛さに驚いたセルは、トランクスに向かって拳を叩きつけた。
その攻撃でダメージを受けたものの、体勢を立て直し仕返しの蹴りを入れると、二人は距離を離し様子を見る。
今の状況では、トランクスが優勢に見える。
しかし、セルはそれでもまだ笑っていた。
「ふははは、楽しいぞ!トランクスっ!貴様なら本気を出せそうだ!」
「…なに…?まだ本気じゃなかったのか…なら俺も本気でいこう」
お互いこれほどの戦いをして、まだ本気ではないようだ。
「だあぁぁぁぁ!!」
「ぬあぁぁぁぁ!!」
二人は距離を置いたまま、気を高め始めた。
トランクスは黄金の気に包み込まれ、セルは紫色の気に包み込まれた。
「さあぁ!!こい!」
「だあぁ!!」
どちらかが攻撃を仕掛けると防御し、こんどは違う方が攻撃をする。
「そこだあぁ!!」
「遅いっ!」
いっこうに確実なダメージが入らない。
拳を拳で相殺して、気功波は気功波で防ぐ。
攻防戦が続く。
「トランクス!貴様私と互角の力を持っているようだな!しかし!私には技量がある!見せてやろう!」
「良いだろう!全て防いでやる!」
攻防戦に痺れを切らし、距離をあける。
そして、技での攻撃をするようだ。
「これはちょっと危ないぞぉ?……太陽拳!」
「なっ!??め、目が!?」
セルの太陽拳をまともに受けてしまった、トランクスは目を押さえている。
これではセルの位置は掴めない。
「しねぇ!トランクスっ!」
「………そこだあぁ!!」
「なあっ!!?」
目を使えないトランクスに蹴りを仕掛けるが、後ろに回られて手刀で叩き落とされる。
トランクスは気を読み取りセルの位置を特定したのだ。
「くっ!次だっ!」
「そうはさせるかっ!」
セルが次の技を仕掛けようとすると、視力が戻ったトランクスがそれを止めにかかる。
「ふっ、もう遅い!気功砲っ!」
「がっ!?」
次にセルの仕掛けた技は、天津飯の使う技気功砲。
動きを封じ、ダメージを与える技。
本来は命と体力を削り取る技だが、セルは汗一つかいていない。
「確かに天津飯の技だが、自己流に改造を加えたのさ」
「な、なんだとっ!く、くそっ!」
「ふん、そんな気功波無駄だ」
セルの気功砲から抜け出そうと、気功波を打つがそれは気功砲によって作られた奈落の底に沈んでいった。
「このまま終わらせてやろう」
「く、くそおおぉ!!……残念だったな!操気弾っ!」
「ぬ、ぬうっ!?」
Z戦士達の技を使えるのは、セルだけではない。
未来に一度行ったことのある、トランクスだって使えるのだ。
トランクスは未来にいった際に、Z戦士達に色々な技を教えて貰っていたのだ。
しかし、気功砲を何発か受けてしまって、もう体はボロボロになっている。
「ふははは!良いだろう!やはり使いやすいのはこの技だっ!」
「その構えは…かめはめ波かっ!」
セルが次にとった構えは、亀仙流奥義 かめはめ波。
実力のあるものなら、簡単に真似できて威力も高い技。
「そうだ!貴様も撃ってくるがいい!かめはめっ!!」
セルの手のひらには、青い球体が作り上げられている。
「…父さんの技と悟飯さんから教えて貰った技」
手のひらを前に突き出し、そして、後ろに引く。
「ふっ!なんだか知らんが!喰らうがいい!波っー!!」
セルは、トランクスの技など気にせずにかめはめ波を放った。
『ファイナル……かめはめ波ぁーー!!!』
トランクスの手から放たれたのは、父 べジータのファイナルフラッシュと師匠 孫悟飯のかめはめ波を合わせた必殺技。
蒼の閃光と紫の閃光が混じり幻想的な色の閃光が生み出される。
セルのかめはめ波とぶつかるが、どんどんと押してゆく。
「なっ!!?私のかめはめ波を越えるだとっ!?その技は、なんなんだっー!!?」
セルの言葉はトランクスの放ったファイナルかめはめ波に飲み込まれた。
ファイナルかめはめ波が過ぎ去った後には、ボロボロになったセルが立っていた。
「俺の勝ちだ セル」
いやー、良いですねぇ。ファイナルかめはめ波。
この作品を書き始めた頃から出すって決めてたんです。
なんというか、夢が叶いました!